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2006年11月22日 (水)

旅先購入の日本語本

このところ旅行には文庫本を3冊持参している。たいていは寝付くまでに読むことにしているが、たいがいは旅行中に読み切ってしまう。本のカテゴリーは、推理小説やミステリー、紀行もの、ノンフィクションが多く、小説は滅多にない。

まあ、読み切ってしまってもたいていは再読に耐えうるものなので、困ることはないが、たまには別のものを読みたくなってしまうことがある。そうした場合、日本語の貸本屋がある都市もあるが、利用したことはない。ちなみに、カトマンズやウブドにはこれがあった。また、ちゃんとした日本語の本を販売している都市もある。経験があるのは、台北とバンコク。

台湾には、新光三越というデパートがあり、もちろん日本の三越と関係がある。この中に書店があり覗いてみると、日本語の書籍も置いてあった。そこで見つけたのが宮脇俊三の「台湾鉄路1000公里」という角川書店の文庫本であった。署名からして台湾の鉄道を扱ったもので、思わず購入。202元(ニュー台湾ドル:当時1元およそ3.8円)もしたので、日本で同じものを買うより倍近い値付けということになる。しかし、これは日本でほとんど見つけることのできない希少本であったので、購入して良かったと思っている。データはかなり古い。何しろ、狭軌の鉄道が花蓮と台東の間を走っていた記録になっている。しかし、阿里山森林鉄道の部分を読んで、実際に乗りたくなり、また台湾を訪れたくらいだから。

さて、バンコクのケースだが、ここにはエリート・ユーズド・ブックス、紀伊國屋書店、東京堂書店がある。エリート・ユーズド・ブックスは古本の売買らしい。前を通りかかったことはあるが店内に入ったことはない。紀伊國屋書店は、日本語本が充実している。とはいえ、きちんとタイ語の本も販売されていて、タイ人と日本人両方の需要がありそう。東京堂書店はほとんど日本語専門店のような感じであり、客はほとんど日本人である。

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そんな東京堂書店を覗いていたら、やはり日本では取り扱いをやめてしまったらしい文庫本を見つけた。前川健一の「いくたびか、アジアの街を通り過ぎ」と「アジア・旅の五十音」という2冊である。2冊で840バーツだったか。もちろん、日本の価格よりも幾分上乗せされているが、これまた希少本なので、とても得した気分だった。

前川健一はこの手のバックパッカーものとしては、幾分ハードボイルド口調で語られるが、リアリティがあっていい。前川氏はタイ(バンコク)で部屋を間借りしてまで路上観察をライフワークのようにしていて、アジアの衣食住や生活習慣に関してきちんと役立つものを記してくれている。旅に関して幾分ウェッティな下川裕治や自らの体験を元に旅行をくだけた口調で語る蔵前仁一とはかなり違う。

東京堂書店で買い物をしたのが、1月のことだったので、最近では珍しくなった手帳をプレゼントしてくれた。元旦から大晦日まで区切りの入ったポケットサイズのもの。2007年の1月にもバンコクを訪れるつもりなので、また東京堂書店で珍しい本でも購入してみようか。2008年版の手帳も楽しみである。

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コメント

余談ですがバンコクの東京堂書店の社長さんの半生をテレビで紹介されている事がありました。今は仕事の傍らタイでお相撲を教えられているそうです。いろいろと波瀾万丈の人生だったようです(笑)

投稿: ヤブ | 2006年11月23日 (木) 13時26分

ヤブさん、こんにちは。
社長さん、そんなことをやっているのですか。
その番組見たかったです。
今時手帳をくれるというのも、かなり実直なポリシーを感じますね。

投稿: ヒョウちゃん | 2006年11月23日 (木) 14時17分

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