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2007年7月 2日 (月)

グラニータ

蒸し暑い今日この頃。冷たいものが食べたくなりますね。イタリアだと、美味しいジェラートなんかがありますが、後味がさっぱりしないので、もっとすっきりしたものがいい…と、思っていたら、グラニータ(Granita)というものを見つけました。

ま、いわゆるかき氷なんですが、日本のものとはちょっと違います。普通は、バルなどで売られていて、グラニータの入った容器の中を一定の早さでかき混ぜる(あるいは氷を細かく砕く)ものが入っています。味はいろいろありますが、主にフルーツから抽出したもののようです。この味はあらかじめ氷に付いていて、あとからシロップでかけるようなことはありません。

プラスチックのカップに入れられ、やはりプラスチックのスプーン付きストローがついてきます。グラニータに出会ったのは、猛暑のフィレンツェで一口食べてやみつきになりました。確か、ミント味でかなり毒々しい緑色をしていました。氷はかなり柔らかいものの、脳髄までずきんと来る冷たさがあります。

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<グラニータ コーラ味>Ixy digital500

グラニータは地域性があります。ほぼイタリア全土で手軽に味わえると思いますが、ローマ以北ではカップは機内食の飲み物に使うようなタイプで、ミント、オレンジ、ブラッド・オレンジなど色鮮やかなものがあるはず。

ナポリあたりになると、カップもかなり安手のものとなり、スプーン兼用のストローではなく、そのどちらかです。味も南イタリアらしく、オレンジか南イタリア特産のレモンあたりに限定されるかも。まあ、これは、バルや街中でのスタンドなどで観察しただけなので、絶対ではありませんが。

ところで、画像のコーラ味、これは国境を越えたニース(フランス)で見つけたものです。南フランスにもグラニータがありました。同じラテン語圏といってもイタリア語とフランス語はかなり異なります。が、グラニータに関しては綴りも発音も同じでした。どちらかというと、フランスの方が味にこだわりがなく、何でもありみたいな感じですね。事実、街中で売られているグラニータの種類が豊富。ただし、味は人工的なものもありました。

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<Granita Azuro>Ixy digital500

これは、オランジュという南フランスの町で購入したものですが、とうとう何を使っているのかわかりませんでした。果物ではないはず。要するに「青のグラニータ」ですか。

グラニータの存在を知ってからちょっと調べてみたら、これは必ずしも街中で売られている手軽なスイーツではないことがわかりました。家庭でもデザートなどとして作り、食べられているそうで、中でもコーヒーから作ったものが絶品だとか。要するにスタンドやパルで売られているものは、工業製品みたいなものなんでしょう。

このままでは幻の味となるかと思われたコーヒーのグラニータですが、カゼルタという都市の世界遺産の庭園を訪れた時にそこのセルフサービスの食堂で発見しました。

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<コーヒーのグラニータ>Coolpix880

間違いなくミルクも入っていますが、エスプレッソベースの自分好みの味。かき氷っぽくなく、シャーベットとジェラートの中間くらいの感じです。とても上品な味で、見つけたら是非とも味わうものです。なかなかないと思いますが。

とはいえ、シチリアあたりではカフェやレストランで味わえるらしいし、あるところにはあるでしょう。他にも、特産の果実を使ったものもあるらしいし、スタンドやバルのチープなものと違い、絶品のデザートとなるかも。ちなみに、バルやスタンドは夏限定です。

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