グランタクシーでティトゥアンへ
タンジェで船を降り、モロッコ・ディルハム(DH)に両替。このあとは、シャウエンまで行こうという計画であった。港から出るとCTMという、モロッコ国営のバス会社のターミナルがあったが、かなりの混雑で、グランタクシーを使ってみようかと思った。
<シャウエンのグランタクシー>GR1s/28mm/Neopan Acros
グランタクシーは通常メルセデスなどの大型車が使われ、乗り合いタクシーとして都市間の中距離を走る。本来、5人乗りだが、後席に4人、助手席に2人とドライバーを合わせ、7人乗りでようやくスタートする。
2004/2005年の年末年始にタルーダントからアガディールまでバスの便が不便なため、グランタクシーを利用したことがある。その時は、助手席に190cmはありそうな大男と一緒に座ったが、ドアを自分では閉めることができず、外から閉めてもらったほどである。やはり窮屈。
タンジェのグランタクシー乗り場は民営バスターミナルに隣接していた。民営バスだと、シャウエン行きは15:00とあり、やはりグランタクシーに頼ることにする。しかし、シャウエン行きはなく、ティトアンで乗り換えることとなる。料金は25DH。よし、決めた。
<グランタクシー内>GRD
淡いブルーのメルセデス。グランタクシーは、所属する都市でその色が決まっているのだが、これはシャウエンのものではなさそうだ。シャウエンとマッチしているはずだが。自分が最後の客だった。混雑するタンジェ市内を抜けて、やがて山道へ。古いディーゼルエンジンのメルセデスだが、山道を快調に飛ばす。しかし、男ばかりの車内は異様にきつく、身動きが取れない。やがて渋滞もあり、ティトアンに到着する頃には、この日のシャウエン行きは断念した。しかし、ドライバーはこちらがシャウエンに行くことをしっかり覚えていて、シャウエン行きのグランタクシー乗り場で降ろされた。
ここはガイドブックには載っていないあたり。親切なモロッコ人が中心部への行き方を教えてくれたが、やはり迷い、プチタクシーに乗って、宿を当たる。しかし、どこも「コンプレ(満員)」とのことで、ひどく対応が悪い。
宿を探している間に自称ガイドが現れ、いろいろ歩いたあげく、ようやく宿を見つけることができた。まったく疲れた。着ていたTシャツはもうぐちゃぐちゃで、早速洗濯することとなった。では、ティトアンの観光に出かけることにしようか。
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