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2007年11月29日 (木)

ウダイヤのカスバと大西洋

ハッサンの塔から延々とブーレグレグ川を眺めつつたどり着いたのが、ウダイヤのカスバである。あまり期待はしていなかったのだが、こんな感じ。

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<路地>MZ3/35mm/E100VS

カスバの住宅はブルーと白に塗り分けられ、一瞬シャウエンや旅の最後に訪れるであろうエッサウィラを思い起こす。あまり良い写真がなくて失礼しますが。まあ、それほどの観光的要素がないので、意外にも小ぎれいなカスバだなと思う程度だったが、カスバのどん詰まりまで行ったところ、はっきりいって息を飲んだ。

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<サレを望む>MZ3/50mm/E100VS

そこには、大西洋が広がっていたのである。ウダイヤのカスバを突っ切っていくと、大西洋が望める展望台のようになっていた。ブーレグレグ川の河口を挟み、ラバトの双子都市ともいえるサレも見える。サグレス以来の大西洋。

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2007年11月27日 (火)

ハッサンの塔とムハンマド5世の霊廟

ラバトの観光名所といえば、まずはハッサンの塔ですか。ついに完成することのなかった塔ですが、高さは44mあるそうです。けっこう見上げる形になるかな。で、ここは、2代前のモロッコ国王、ムハンマド5世の霊廟と同じ敷地内にあります。まあ、もともとあったハッサンの塔の敷地内に、霊廟を建てたということです。

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<入口の衛兵>MZ3/20mm/E100VS

ハッサンの塔は敷地内でなくても、近くからは見ることが可能。近くで見るには2箇所の入口から入ることになる。その入口には2名の馬に乗った衛兵がいる。つまり合計4名。上の画像はラバトとサレを分けるブーレグレグ川に面していない方、西側の門にいる衛兵コンビ。

こちらは西日にさらされているにもかかわらず、かなり愛想がよくて、観光客がカメラを構えたり、記念撮影にも気軽に応じている。シャッターのタイミングに合わせて馬の足を上げさせたりと、サービスいいですよ。こちらは、白馬。やはり訪れる人が多いからかも。白馬は見栄えがいいし。

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<東側の衛兵>MZ3/35mm/E100VS

こちらはほとんど来る人がいないです。暇そうだよなあ。衛兵どうし前を見ながら実は小声でおしゃべりしているし。馬もごく普通の黒毛です。そそ、ここからはハッサンの塔が見えますね。

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<ハッサンの塔>MZ3/20mm/E100VS

超広角なので、塔自体が低く見えてしまいますが…。44mのミナレットはイスラム世界では、セビーリャのヒラルダの塔、マラケシュのクトゥビアに続くものだとか。で、塔のまわりにはこのような柱が林立しています。かつてはローマ時代の遺跡があったかどうか。

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2007年11月25日 (日)

鉄道でラバトへ

フェズから次の目的地ラバトへは鉄道を利用した。2等利用で76DH。フェズ8:50-11:42ラバト・ヴィルの予定。

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<入線してくる114列車>MZ3/50mm/E100VS

すでに入線している列車があり、地元の人にきく。入線しているのはどうやら反対方面のウジダ行き。自分が乗るのはマラケシュ行きである。ようやくマラケシュ方面から列車がやってくる。始発なので、まずはいい席を確保したいところ。

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<車内>GRD

乗り込んだ車両はコンパートメントではなく、サロン式。4席のボックスシートが通路を挟んで向かい合っている。進行方向の窓側を確保。2等は指定席ではないので座ってしまえばこっちのもの。やがて席は満員に。

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<ラバトへ>MZ3/50mm/E100VS

土曜日ということもあってか、乗客の入れ替えはかなり頻繁。それでも、途中まではなんとか空席もあったようだが、タンジェとの乗り換え地点シディ・カセムあたりから通路に立つ人も増えてきた。

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2007年11月23日 (金)

フェズの夕食後編-高級タジン

フェズ最後の夕食は新市街の中心部まで足を伸ばす。

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<観光馬車>MZ3/35mm/E100VS

夕刻のフェズ新市街。観光馬車がちらほら。地元モロッコ人も利用する模様。観光馬車はメディナでは狭すぎて走れず、もっぱら新市街の中心にいます。この時は、ひげそりのシェービングフォームと歯磨きのチューブがなくなってしまったので、新市街のスーパーまで足を伸ばしたがかなり遠かった。

その帰り、Isla Blancaというレストランのメニューを眺めているとウエイターが出てきて手招き。クレジットカードを利用できることを確認してから入店。

(2)Isla Blanca編

住所、電話 不明。ハッサン2世通りの大型ホテルに隣接。イスラ・ブランカとは白い島のこと。比較的金のある外国人ツーリストが利用しているようである。ちなみに、「地球の歩き方」「ロンリー・プラネット」ともに記述なし。新しい店なのかも知れない。

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<飲み物>GRD

ここもアルコール類あります。この時はストイックにノンアルコールで通してしまった。

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<バゲット>GRD

モロッコパンではなく、フランス式のバゲット。かなり美味しかった。

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<ハリラ>GRD

ここはミートボール入り。あるいはケフタか。パンとよく合う。美味しいです。

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2007年11月22日 (木)

フェズの夕食前編-ハリラとタジン

フェズの夕食で食べたものをざっと紹介。

(1)La Cheminee編

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<雰囲気のあるテーブル>GRD

ラ・シュミネー 住所 6Ave. Lalla Asmae 電話 035-62-49-02 営業時間 12:00-14:30/18:30-22:30 無休

ラ・シュミネーは鉄道駅に近いレストランで、宿から近いので2晩通う。…というか、落ち着いて食べたかったので、庶民的な店を敬遠した結果である。他に見つけることができなかったのである。店内の入口に近いテーブルは、上の画像のように照明が落とされて、ランプだけで雰囲気を味わう感じ。しかし、個人的には決して格式が高いとは思わない。なぜならば、店内には大きなテレビモニターがあり、ここでテレビや映画を流しているからである。

どうもモロカンはモニターを眺めつつ、食事を楽しむものらしい。カフェなどでもこれは同じで、でかいモニターがあるほど人気があるような感じも。一方、照明が暗いので、何を食べているのかよくわからない感じもした。ちょっと気取ったウエイターたちは、入口の一角に来てはタバコを一服。ちょっとこれはだめでしょう。また、入口にはクレジットカード使用可能の表示があったが、わたしは拒否されました。たぶん、支払金額が少なすぎるということなんだろうが。

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<まずはハリラを>GRD

フェズに来てようやくハリラを頼むことができた。ハリラとはモロッコの定番スープで、ひよこ豆などでとろみをつけているらしい。トマトベースでもあり、個人的にはとても好き。ラ・シュミネーのハリラは、米が入っていた。

レモンを搾り入れ、まず一口。モロッコパンが進む。さらには、オリーブなどもあると、かなり腹が満ちてくる。朝食としても完成品です。それにしても、ティトアンとシャウエンではハリラはメニューにあっても、「今日はできない」などといわれたのだが、夏場のものではないのだろうか。

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2007年11月20日 (火)

フェズの門前町

フェズには由緒あるモスクやマドラサもあるが、一番気に入ったのは、ザウィア・ムーレイ・イドリス廟であった。ザウィアとは修道院の意味であり、内部にはイドリス2世の墓が残る。とはいえ、やっぱり、非ムスリムは入場できない。だが、内部は垣間見ることが可能。

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<垣間見たザウィア・ムーレイ・イドリス廟>MZ3/50mm/E100VS

もちろん内部には入れないのだが、この界隈は門前町の雰囲気がある。そこが何とも好きである。

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<ろうそくの店>MZ3/50mm/E100VS

ここは内部で使われるさまざまなものが売られていた。いわば宗教グッズのスークである。それらを撮らせて欲しいとたずねると快く頷いてくれた。ろうそくは内部で灯すもの。このろうそくの他にもさらに巨大なものもあった。また、線香などもあり、聞くとネパールからもたらされたサンダルウッドのものだという。

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<ファティマの手>MZ3/35mm/E100VS

以前紹介したファティマの手は、かなりリアルな手の形をしていたが、このような抽象的なものも、ファティマの手である。やはりノッカーをはじめとして、トルコのナサール・ボンジューのように邪視としての使われ方が一般的。

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<供え物>MZ3/35mm/E100VS

果たして供え物と書いたものの、本当のところはわからない。廟の内部で結局は食べてしまうものかも。

この近くにはネジャーリン広場があり、ネジャーリン・フンドゥークというかつての隊商宿もあります。ザウィア・ムーレイ・イドリス廟もネジャーリン広場もかなり込み入ったところなので、なかなかたどり着けなかったりしますが。

フェズはもう少し続きます。

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2007年11月18日 (日)

メクネス観光

食事を終えてまずはメディナへ。メクネスのメディナは、グランモスクが中心。だが、ここは外からは見えないような作りである。その点はフェズに似ている。メディナの中には、ブー・イナニア・マドラサがあり、ここは非ムスリムでも入ることができる。入場料10DH。

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<グランモスクのミナレット>MZ3/35mm/RVP F

マドラサとは神学校のこと。実はフェズにも同名のマドラサがある。入ると、見事なパティオがあり、その周りには学生たちの部屋が並ぶが、窓もなくとても狭いスペース。メクネスのブー・イナニア・マドラサは上の階に上がることができた。そこも、学生たちの部屋があるのだが、さらに上へ通じる階段があり、登ってみると屋上に出た。

緑のミナレットがある。これこそ、グランモスクのミナレットである。決してメディナの路上ではお目にかかれないミナレットである。

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2007年11月17日 (土)

エディム広場でシュワルマ

グランタクシーはメクネスへ。マンスール門のところで降ろしてもらうように言う。そして、約1時間で到着。ドライバーのじいさんとは手を振って別れる。

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<マンスール門>MZ3/35mm/RVP F

でかい。ここもメクネスを代表する門のひとつで、北アフリカ随一の美しさだというが。門の向こう側は王都のエリア。こちら側はメディナに繋がり、エディム広場が広がる。かなりの人出だ。さて、腹が減った。何を食べようか。

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<アーモンドジュースとシュワルマ>GRD

グランタクシーのチャーターに400DHも使ってしまったので、安上がりなランチとする。エディム広場にはオープンテラス式のカフェが何軒もあり、どこに入ろうか迷ってしまうほど。その中のひとつで、アーモンド・ジュースとシュワルマを頼む。ジュースが8DH、シュワルマが20DH。

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<シュワルマ>GRD

アーモンドジュースは意外に美味しい。ただ、砕けたアーモンドがストローに詰まるのが難点。ま、直接グラスから飲めばいいのだが。

シュワルマはバゲットの中身をくりぬいて、具を詰めたサンドイッチ。肉はチキンだったか、マトンだったか。いずれにせよボリューム満点でこれまた美味い。昼食としてはこれ以上ない安さで、イージー&クイック。毎日でもいいなと思った。夕食は勘弁だけど。

さあ、腹もたまったし、メクネスの観光と行きましょうか。

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2007年11月16日 (金)

駆け足でヴォルビリス

ムーレイ・イドリスを訪れたあとは、ローマ遺跡であるヴォルビリスへ。グランタクシーではたったの10分ほどの移動時間。しかし、ヴォルビリスへ行く公共交通機関がないため、筋金入りのバックパッカーはこの道のりを歩くそうだが。

だが、自分に割り当てられた所要時間はたった1時間である。広い遺跡エリアをどうやって回るか。結局考えたことは、とにかく素早くポイントを押さえて回ること。ぼやぼやする時間はないし、レンズ交換する時間も惜しい。そのため、ここでは万能レンズである、35mmだけを使うことに決める。

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<カラカラ帝の凱旋門>MZ3/35mm/RVP F

かなり形のいい門が保存状態もよく残っている。天気も上々でRVP Fも色がよくのっていると思う。それにしても、こういうところにいると、モロッコという感じがしない。ここから北へ。

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<床に残るモザイク>MZ3/35mm/RVP F

遺跡に残る建物の床には、見事なモザイク画が残されている。それぞれの建物には、名前があるが、照合して見て回ったわけではないので、特徴的なもの以外は今でも判然としない。このモザイクはどこのものだったか。いずれにせよ、ほとんどの床には何かしらのモザイク画を見つけることができるはずだ。

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<タンジェ門>MZ3/35mm/RVP F

ここが遺跡の北のはずれ。その先も発掘を続けているかどうか。未確認である。引き返して、入口近くの遺跡を見学。

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<フォーラム>MZ3/35mm/RVP F

この先では、テレビカメラが入り、撮影を行っていた。駆け足というか、実際は早歩き程度であったものの、気温40度近い暑さに汗びっしょりであった。グランタクシーに戻ると、じいさんは段ボールを敷いて、昼寝中。さあ、メクネスに戻ろう。腹も減ったし。

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2007年11月14日 (水)

ムーレイ・イドリスへ

フェズ滞在3日目は、ムーレイ・イドリスとヴォルビリス、メクネスへと足を伸ばす。こういうことがあるので、駅前の宿に滞在していたのだが、あいにくと起きるのがちょっと遅く、列車には間に合わない。ちなみに、モロッコの鉄道ONCF(Office National des Chemin de Fer)のタイムテーブルはほとんどどこも2時間に1本。これはまっていられないので、やはり駅の近くにある、グランタクシー乗り場に向かう。やはり駅前の宿は便利だ。

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<フェズのグランタクシー乗り場>MZ3/50mm/RVP F

上の画像は、乗ったものではないです。念のため。フェズとメクネスは直線距離で50~60kmほど。だが、主要幹線まで出るのにけっこう距離があるので、この時はメクネスのグランタクシー乗り場まで1時間10分ほどかかった。料金は20DH。乗客は6名すぐに集まった。今回もかなりきちきちであったが、この程度なら我慢できる。それに、メクネスに近づくに連れ、客がどんどん降りていき、最後はチャーターみたいになってしまった。

メクネスでは、メディナ近くのクミス門近くに到着。ここでまた別のグランタクシーを探す。今度はチャーターなのだが、おおよその相場よりも若干高く払うこととなる。要するに、ムーレイ・イドリスとヴォルビリスを3時間で回って400DHとのことで言い値払い。わたしゃ、速攻払いしてしまいましたが、交渉の余地はあると思います。値切りましょう。ドライバーははっきりいって老人だったが、かなりしゃれたおじいさんといった感じ。

さらば、メクネスよ。また戻ってくるからな。…というわけで、これからムーレイ・イドリスとヴォルビリスにショートトリップ。じいさんによると、まずはムーレイ・イドリスに向かうという。そして、郊外のガソリンスタンドで給油。

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2007年11月11日 (日)

モノクロームのフェズ

久しぶりにRicho GR1sで撮ったモノクローム写真を紹介してみよう。フェズでは思い出したように、被写体を見つけては撮っていった。

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<味のあるクルマ>GR1s/28mm/Neopan Acros

フェズ・エル・ジェディドにて撮影。たぶん、シトロエンではないかと思うのだが、よくわからない。モロッコでは旧宗主国であるフランスのクルマが多い。でも、グランタクシーはメルセデスの独壇場だけど。プチタクシーはフランス車が圧倒的です。日本車はあまり見なかったが、軽のワゴンはたまに見かける。

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<マネキン>GR1s/28mm/Neopan Acros

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<マネキンその2>GR1s/28mm/Neopan Acros

通りを歩いて見つけたマネキン2体。けっこうインパクトありますね。目が大きく、口元もはっきり。もちろん表情はない。モノクロには適しているなと思った。

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<フェズの少年>GR1s/28mm/Neopan Acros

この少年もカメラを見つけてフォトというので撮らせてもらった。そのあと、見返りを要求してきたが。しっかりポーズをつけてくれますね。これまた、「男子」系のものとなった。やや薄暗い場所だったので、内蔵ストロボを使ったと思う。

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<メディナのロバ>GR1s/28mm/Neopan Acros

ブー・ジュルード門からカラウィン・モスクを目指す途中にて。もっと寄ればよかったです。

さて、本サイトでは、このイベリア&モロッコ旅行記を「サウダーデ&ラビリンス」と題して、連載中です。ようやく、イベリア半島は終了して、モロッコに到達しました。こちらも見てください。感想なども書き込んでいただけるととても嬉しいです。

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2007年11月10日 (土)

サラダというより野菜フルコース+クスクス

フェズのメディナ歩きに疲れ、レストランへ。食後もメディナにいるつもりだったので、メディナの中にあるレストランにする。Dar Saadaという屋敷のようなレストラン。150DHのセットメニューとし、メインはクスクスとする。

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<アンティークなソファ>MZ3/35mm/E100VS

Dar Saadaの内部。やはり高級レストラン風。とはいえ、客はほとんど入っていなかった。なので、勝手に撮影してみる。自分の案内された席は、これほど豪華ではなく、やや実用的ではあるものの、サロン風であり、低くかなり大きな丸テーブルなのであった。ちなみに、前の日の夕方からフィルムをKodak Ektachrome E100VS(E100VS)に換えた。

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<店の内装>GRD 3:2mode

Dar Saadaの内装。GR-DigitalのISO感度を800くらいに上げてのノーフラッシュ撮影。内装も手がかかっていますね。

まずはサラダが運ばれる。いつものモロカンサラダかと思っていたら、みるみるうちに皿数が増えて、こんな状態に。

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<野菜フルコース>GRD

全8皿。全部食べてしまうとあとのクスクスが入らないような感じである。少しずつつまむことにするが。以下画像が多くなります。

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2007年11月 8日 (木)

アンダルース・モスクとタンネリ

フェズには、業種ごとのものの売り場スークがあるほか、職種ごとの物作り地区がある。その中で最も有名なのが、タンネリ。またの名を、スーク・ダッパーギーン。なめし革染色職人街である。

フェズは2回目なので、もちろん訪れたことがあるのだが、その時は総勢30名以上にものぼるツアーだったため、ほとんど印象がないか記憶が薄れている。ちなみに、このあと訪れる、ムーレイ・イドリス、ヴォルビリス、メクネス、ラバトについても同じことがいえる。ともかく、タンネリは匂いが強烈といわれる。なめし革が匂うのだ。

ともかく、タンネリを見るため、フェズのメディナを歩き回る。そうしていると、「タンネリを見ないか」というお誘いもあるのだが、あとでいちいちチップがめんどくさい。なので、自力で行ってみようとしたのだが、すっかり迷ってしまった。おかげで、後日訪れようとした、アンダルース・モスクの前に出たというおまけも付いたのだが。

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<アンダルース・モスク>MZ3/50mm/RVP F

フェズのメディナの中で唯一、外観が見えるモスク。とはいえ、内部にはムスリム以外立ち入ることはできない。名称の通り、レコンキスタ以降スペインのアンダルシア地方を追われたアラブ人がフェズに渡ってきて住み着いた地区にある。

さて、再びタンネリを目指す。先ほどは曲がる路地を間違ったらしい。かなり狭い通り。未着色の革製品が山と積まれたところで、簡単な加工が行われている。やや匂う。

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<未加工のなめし革>MZ3/35mm/RVP F

ここまで来ればもう間違いない。なめし革は未加工品がロバや馬によって持ち込まれ、この場で簡単な加工を加えられてから、染色されるのである。これから見ようとするのは、染色用の桶がたくさん並ぶところで、いくつもある皮革製品の店から見下ろすことになる。

店といっても、3~4階建ての建物の中にあり、入口前では客引きが待っている。その客引きに声をかけて案内してもらった。見学料の相場はガイドブックによると10DHらしいが、自分用のベルトを購入するつもりでいたので、はっきりしたことはわからない。

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2007年11月 6日 (火)

ロバのあとをついていくと…

フェズ・エル・バリを歩く。フェズ・エル・バリはモロッコで、いや、世界中の都市の中で最も複雑なラビリンスなのである。ともあれ、カラウィン・モスクまでは、ガイドブックの案内図通りに歩く。メインストリートといえども、かなりの狭さで、その中を搬入・搬出用の馬やロバが通っていく。人があふれ、通行人で渋滞する。まさか、モロッコまで来てこれほどの人いきれを感じるとは。

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<メディナを闊歩する馬>MZ3/35mm/RVP F

フェズ・エル・バリのメディナではわずかに陽がさすものの、青空とは無縁。あまり暑さも感じない。馬やロバを操る男は、かけ声を出して人をどかす。ようやく、サファリーン広場に到着。一息つくが、この喧噪は収まりそうもない。広場のどこかで怒鳴り声が聞こえる。喧嘩が始まってしまったようだ。

さて、どうしようか。と、ロバが通りかかる。今まで通ったことのない路地に消えていく。よし、あのロバを追ってみようか。

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2007年11月 4日 (日)

フェズ・エル・バリへ

フェズの朝は、カフェで始まった。宿の周辺は、何軒かのカフェがあり、ほぼ毎日ここで朝食を食べた。宿に朝食が含まれていることに気づいたのは何と最終日であった。

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<カフェの朝食セット>GRD

プチ・デジュネとカウンターで話すと理解してくれ、カフェオレ、オレンジジュース、クロワッサンのセットを運ばれた。絞りたてオレンジジュースはやはり美味い。これで、20DHと都会的な値段。ティトアンやシャウエンでは10DH程度であった。オレンジジュースがかなりするようで、クロワッサンとミント茶の組み合わせでは10DHである。

モロッコのカフェは男性ばかりの世界だが、フェズでは女性客も少なからずいた。名前のよくわからないところだが、駅前には何軒もあるので、どこも同じだとは思う。ここにいると、砂漠に行かないかと誘われたりもした。

腹も満ちたことだし、フェズ旧市街を目指す。バスもあるというが、歩いてみた。それほどの時間はかからない。

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<フェズ王宮>MZ3/35mm/RVP F

モロッコ国王がフェズに滞在する時に利用する王宮。内部は公開されてません。こちらの正門(?)は、写真撮影が黙認されているようです。一方、反対側にある地味な門は撮影禁止です。カメラを構えていたら、警官に注意されました。カメラの裏側を見せろといわれ、デジタルではないと確認され開放されましたが。デジタルだと、おそらくデータ消去でしょう。

王宮の脇の道を進んでいくと、フェズ・エル・ジェディドという、旧市街へ。

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2007年11月 3日 (土)

フェズへ-遅れたバスと味気ない料理

シャウエンからはCTMというモロッコ国営のバスでフェズに向かうことにした。シャウエンに到着した日の午後、バスターミナルまで行き、バスを予約する。2日後の13:15の便で、コンピュータ発券。それによると残席は2。危ないところだった。料金は72DH。

ついでなので、フェズの宿も電話予約。何の面白味もないが、フェズ駅の目の前にある、Hotel Ibis Moussafirという、フランス資本のチェーンホテルである。安宿が続いたので、久しぶりにまともな宿に泊まりたくなったということもある。また、フェズからはその後鉄道を使うことになるので、ここが便利だろうと考えたのである。

2日後、シャウエンの観光を切り上げ、宿で荷物をピックアップし、プチタクシーでバスターミナルに向かう。バスチケットを買いに行った時には歩いたものの、とんでもない坂道で、ここを荷物を持って歩くのが辛いのでそうした。CTMのブースに向かい、荷物を預ける。荷物料は5DH。2年前の冬に来た時には、預けた荷物はそのまま係がバスまでは混んでくれたのだが、今回はそうしてくれない。怪訝な表情をしていると、傍らの旅行者が「自分で運ぶんだよ」と教えてくれた。システムが変わったのか、ピークシーズンで人が足りないのか。荷物から解放されるためにCTMを選んだのだが。

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<この日の昼食>GRD

バスターミナルには早めに到着していた。売店でサンドイッチを購入。20DHとけっこう高い。ピクルスのような酸っぱい野菜が入っていて、塩がたくさんふりかけられている。まあ、こんなものか。傍らのベンチで食べてバスを待つ。

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2007年11月 2日 (金)

青い扉を探して…

シャウエンという魅力的な町の存在を知ったのは、3年ほど前のこととなる。名前を出して申し訳ないが、あづま川さんの彼の地への旅というサイトとKanochi Blogで紹介されていたのだ。

もちろん、ガイドブックにはシャウエンの記述はある。しかし、地球の歩き方でたった4ページ。しかも、カラーではなく、シャウエンのすばらしさはほとんど見過ごされてしまいかねない感じなので、ビジュアル的にもあづま川さんの紹介がなければ、ここを訪れたかどうかわからない。また、モロッコに限らず、とても素晴らしい内容なので、いろいろ参考にさせてもらっている。今回のルートも、かなり役立ってかなりインスパイアされたものということをお断りしておこう。

シャウエンのメディナ。インパクトのあるブルーを求めて彷徨う。

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<ファティマの手>MZ3/35mm/RVP F

ポルトガルのラーゴスで民泊した時にもあったファティマの手。こちらが本家本元です。

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<青い扉>MZ3/35mm/RVP F

ここにさしかかって、「彼の地への旅」と「Kanochi Blog」でも、紹介されていたドアだなと思った。そのくらい印象的。ここは比較的淡いブルー。あづま川さんも2度目のシャウエンでここにもう一回やってきたのだが、その時はドアを取り替えたばかりのようで、ブルーに塗られてはいなかったようだ。

メディナには都合3回訪れた。シャウエンのあと午後のバス便でフェズに向かうことになるのだが、その日の午前も、メディナを当てもなく歩き回る。今まで紹介したような路地や階段などを何度も通りかかり、そのたびにシャッターを切った。

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<メディナのメインストリート>MZ3/35mm/RVP F

バスの時間が迫っている。そろそろシャウエンに別れを告げる時間が来たようだ。

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