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2008年6月28日 (土)

ロバ

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<シャウエンの路地>GR1s/28mm/Neopan Acros

ロバは使役動物。いつだって人間にこき使われる。

モロッコを旅すると、ロバを目にする機会が多い。都市化の進んだ東アジアやヨーロッパではあまりなじみのない動物である。だが、それ以外の地域では最も人間にとって都合のよい、使い勝手のよい動物なのではなかろうか。

トルファンではロバのタクシーを見かけたし、ペトラではエド・ディルまでの足としてやはりタクシー代わりに利用されていた。

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2008年6月26日 (木)

タイ国鉄

タイの鉄道には何度か乗っているものの、いずれも短距離で当日飛び込みで購入した三等乗車券ばかりである。

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<フアランポーン駅>MZ-3/50mm/EB

タイの鉄道は、バンコクのフアランポーン駅(通称、正式にはバンコク中央駅)を基点に、チェンマイまでの北本線、ノーンカイまでの東北本線、アランヤプラテートまでの東本線、マレーシアやシンガポールまで行くことのできる南本線がある(その他支線もいくつか)。

初めて乗ったのは、アユタヤからロッブリーの間。行きはまあ、少し車両を移動すれば、空席が見つかり、座ることができた。ただし、エアコンはもちろんなく、1時間ちょっとのあまり、むわっとした空気の中、眠気をこらえるのが辛かった。帰りは、ロッブリーの窓口で「普通(オーディナリー)よりも速い列車がある」といわれ、ちょっと割高の乗車券を購入したが、乗り込んでみたら空席などまったくなく、ひたすら立っていた。その間を車内販売も容赦なく行き来する。こちらの方がさらに辛かった。

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2008年6月21日 (土)

青空

関東地方は梅雨空のまま。さほど雨続きではないと思うが、はっきりしない天気が続く。そんなときには、旅で訪れた地域の青空が恋しくなる。

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<ロンボクのアウトリガー>MZ-3/35mm/E100VS

今まではほとんど雨が降らない地域と季節を選んで旅をしてきた。降ったとしてもたいしたことのない雨量である。日本が夏なら南ヨーロッパ。日本が冬ならアジア。

次の旅はその逆を敢行する。日本の夏にモンスーンの影響が確実にあるインドシナ半島のメコンをさかのぼろうとしている。間違いなく雨にたたられるだろう。

だが、タイやラオスの雨季は一日中雨が降り続くわけでもないらしい。雨の合間に晴れ上がった空が見える。その時の一瞬を逃さないようにしたいものだ。

雨の時のフィルム選びはどうしようかな。もちろん、リバーサルで。比較的低価格のEBXあたり、香港でいい発色をしてくれたんだが。晴れていたら、E100VSやRVP100で決まりかなあ。いいアドバイスありましたら、お願いします。

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2008年6月17日 (火)

モノクロームのパリ

3年前、ローマからパリを目指す旅に出た。移動はすべて鉄道でカタツムリのような移動。この区間を夜行を使えば、おそらく1日あれば移動できる。元々南欧が肌に合うと信じていたものの、パリは最終目的地に過ぎず、ほとんど興味がなかった。まあ仕方ないといった感じで、パリをざっと歩いてみたが、はっきりいって面白かった。ところが、フィルムが底をついてしまった。もちろん、パリで2本だけカラーネガを購入したのだが、36枚撮りで5.0ユーロ位したと思った。それも撮りきってしまったのだが、バッグの底にはモノクロがもしものために1本だけ用意されていた。

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<コンコルド広場のオベリスク>MZ-3/35mm/Neopan Presto

パリは、それ以前にポルトガルやモロッコへの乗り継ぎで1泊ずつしたことがあった。当時は、シャルル・ド・ゴールから直接飛ぶことができずに、オルリー空港からの便であった。その合間に、こわごわパリを散歩したことがあるのだが、その時歩いたのが凱旋門からコンコルド広場なのである。

旅の最後、ここを歩いてみようと思った。

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2008年6月13日 (金)

台湾の儀仗兵

台北には忠烈祠、國父紀念館、中正紀念堂(現在は台湾民主紀念館)といった、戦没者や歴史上重要な人物を祀るところがあり、儀仗兵が1時間おきに交代式を行っていたものである。

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<忠烈祠の交代式>Pentax MZ-M/35-85mmZoom

忠烈祠は日中戦争や中国共産党との戦いの中で亡くなった人を祀った廟で、軍の管理下にある。ここの交代式は歩く距離も長く、参加する儀仗兵も相当な数。儀仗兵たちは相当な訓練を積んでいるらしく、5人の儀仗兵が縦に並んだり、扇形に開いたりして行進を行う。なかなか見物のパフォーマンスなのである。交代の際に銃剣をくるくる回すパフォーマンスも、なかなかの迫力であった。

ところで、この時はPentax MZ-Mというカメラを使っていました。MZシリーズなのですが、マニュアルフォーカスの一眼レフです。インドでEOS1000sを壊し、かつて使っていたPentaxのマニュアルフォーカスレンズを生かしてみようと、やっつけで購入したもの。オートフォーカスはないものの、フィルムはオートローディング。モードは全自動、絞り優先オート、シャッター優先オート、フルマニュアルとかなり安い割には結構使えた。

ただ、ピントはマニュアルなので、シャッターチャンスを逃すことがかなり多く、結局MZ-3を購入したという。MZ-Mは押し入れなどで眠ったままだが、壊れてはいない。

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2008年6月 9日 (月)

船のエレベーター

中国で長江を下るクルーズ船に乗ったことがある。早朝重慶を出て3泊4日で武漢までの長丁場である。その間に、鬼城という名の地獄巡り、劉備終焉の地白帝城、三峡下り、洞庭湖などのポイントがあり、三峡下り以外は船を下りて観光することとなる。

当時は悠久の大河長江という趣があったのだが、それでも、長江を開発するというプロジェクトは進行中であり、それが三峡ダムなのである。三峡ダムの完成予定は2009年だというが、完成して長江の水位が上がると、水没してしまう観光名所も出てくる。また、このプロジェクトにより、水没する町もあり、強制的に移住を余儀なくされる住民は100万人以上だともいわれる。生態系の影響も大きく、工事による水質汚染によりヨウスコウカワイルカやチョウザメの絶滅も危惧されている。

まあ、そんなものは中国の国家的プロジェクトにとっては、どうでもいいことなんだろう。完成すれば、世界最大の水力発電所となり、中国の電力消費量の1割がまかなえるのだ。船に乗り込んだ中国側のダムに関する発言では、「新たな景観が見ることができる」、「小舟でしか行かれなかった小三峡まで、大型船でさかのぼることができる」、「水位が上昇し、上海からそのまま超大型船で重慶よりも奥に行くことができる」などというものであった。

当時は三峡ダムはほとんど形もなかったのだが、三峡から少し下流にある、宜昌という都市にも水力発電所を兼ねる葛州覇ダムがあった。このダムは長江のすべてをせき止めてしまうものではなく、分流も作ってあった。ただし、船舶はどうしてもこのダムを通らなくてはならず、パナマ運河と同じく閘門式の水門を持ち、水位を上下動させて、船を通過させる面白いものであった。いわば、船のエレベーターである。

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<閘門へ導かれる船>EOS1000s/28-105mmZoom/RD

我々の乗ったクルーズ船は船室が5層になったような大型船である。上の画像は船尾からのもの。さらに同じような船が続いて入ってくる。閘門もかなりの大きさで、同タイプの船が3隻は入ることができた。また、ダムの閘門もひとつではなく、3つの閘門があるという規模のダムである。

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2008年6月 7日 (土)

Just Married

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<新婚カップル>MZ-3/35mm/RVP F

シンガポールのシティホールから宿に戻ろうとしたところ、突然現れた新婚のカップル。付き添いもなく、たった二人。これからどこへ向かおうとしているのか。

旅をしていると結婚式に遭遇することも多い。中には、遺跡で式を挙げるような人たちもいる。

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<アンコール・ワットにて>MZ-3/28-105mmZoom

1月のアンコール遺跡は、乾季といえどもひたすら暑い。そんな中、正装をして式に臨んだあとなのか、それともこれからなのか。また、このカップルは新郎を除き地元民ではなさそうである。

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2008年6月 4日 (水)

バンコク・王室御座船博物館

バンコクのチャオプラヤー川沿いにある王室御座船博物館。ここにある船は、おそらく特別なボートで、晴れの行事などに限り、出動するものだろう。場所は、ノーイ運河にあり、一度シリラート病院から徒歩で訪れてみようとしたが、よくわからず断念したことがある。

たどり着いたのは、チャオプラヤー・エクスプレス・ボートのツーリスト専用ボートに乗り、バンランプーという船着き場から出るシャトルボートを利用した。

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<チャオプラヤー・エクスプレス・ボート>MZ-3/35mm/E100VS

チャオプラヤー・エクスプレス・ボートはチャオプラヤー川沿いに点在する船着き場を結ぶ乗り合いの船で、料金は基本的にはゾーン制。急行が2種類、各駅停車があり、止まる場所は微妙に違う。赤い旗の急行は距離に関係なく一律11バーツ(2006年1月)。また、ツーリスト専用ボートは、75バーツでその後、ボートに乗り放題となる(2006年1月)。ツーリスト専用ボートを区間利用する場合は一律15バーツ。

ツーリスト専用船には、英語を話すガイドが乗り込んでいます。カウンターで料金を払うと、ミネラルウォーター1本がついてくる。100バーツ払った者は、胸のシールが目印。高いので、やはり空いています。自分の場合は、間違って乗り込んで、地図を見るとバンランプーに行くことがわかったので、そこで降りてみた。バンランプーはツーリスト専用船だけが止まる。

さて、バンランプーで降りると、シャトルボートが待っている。この船着き場にも、バンコクの市内バスやチャオプラヤー・エクスプレス・ボートにいる、料金徴収係(車掌)と同じスタイルの女性がいて、どこに行くかきかれる。「王宮御座船博物館」というと、料金40バーツを請求された。胸にシールのある100バーツ払った人は、もちろん無料。だが、王宮御座船博物館にだけ行こうとする場合は、計55バーツ。こちらが安上がり。もちろん帰りも乗せてくれます。そういえば、同じ目的地に向かう、カップルがいくら払ったのかきいてきたなあ。やはり、西洋人のバックパッカーは徹底的に金を使いたがらないようです。

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2008年6月 1日 (日)

ネパール王室

ネパールの議会がついに王政廃止に踏み切ったという。ネパールの王朝はシャー朝といい、1769年の王国統一から続いていたものである。

今から10年前、念願のネパールにたどり着くことができた。首都カトマンズの空港はトリブバンといい第8代国王の名前を冠したものである。空港名も変わるのだろうか。

トリブバンの息子第9代国王マヘンドラが、1960年に憲法を停止し議会・内閣を解散し、政府要人を逮捕した。その後、政党の禁止をうたった新憲法を公布し、絶対王政にネパールは突入する。マヘンドラの息子第10代国王ビレンドラは、民主化の声を受け、1990年に複数政党制を認める新憲法を発布し、ネパールは立憲君主制になる。自分がネパールを訪れたのは、その頃に当たる。

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<ビレンドラの像>EOS1000s/28-105mmZoom/SRS

ビレンドラは比較的穏健で国民の間に人気もあったようだった。ちょうど訪れた期間に12月28日の国王誕生日にあたり、旧王宮のあたりでは、騎馬隊のパレードも行われていた。

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<騎馬隊>EOS1000s/28-105mmZoom/SRS

その2年半後、ビレンドラは王宮の中で長男のディペンドラ皇太子に一家もろとも銃撃され、死亡する。ディペンドラも事件後に自殺を図ったとされ、意識不明のまま、第11代国王に即位したが、3日後に死去。第12代国王に即位したのが、ビレンドラの弟ギャネンドラである。

ネパール王族殺害事件の真相は闇の中であるが、事件当時ギャネンドラはポカラに滞在していたという。また、ギャネンドラの家族だけが事件の中で生き延びていて、実は宮廷クーデターなのではないかということが推測されている。

その後、ギャネンドラは下院を解散。首相を解任し、直接統治を宣言。その後、地方などでは内戦状態となっていく。度重なるデモの中で、ビレンドラは直接統治を断念し、議会を復活させる。その後、総選挙。ついに、ネパール王政は廃止となった次第である。

まだ、ギャネンドラは王宮にいるみたいですが。ともあれ、マオイストも参加する形となった現在のネパール議会。国内の安定をこれからどこまでやっていけるか。個人的には、いつかはトレッキングもやってみたいので、まだ数年は見守っていくしかないのか。早期の安定を望みたいものです。

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