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2008年6月26日 (木)

タイ国鉄

タイの鉄道には何度か乗っているものの、いずれも短距離で当日飛び込みで購入した三等乗車券ばかりである。

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<フアランポーン駅>MZ-3/50mm/EB

タイの鉄道は、バンコクのフアランポーン駅(通称、正式にはバンコク中央駅)を基点に、チェンマイまでの北本線、ノーンカイまでの東北本線、アランヤプラテートまでの東本線、マレーシアやシンガポールまで行くことのできる南本線がある(その他支線もいくつか)。

初めて乗ったのは、アユタヤからロッブリーの間。行きはまあ、少し車両を移動すれば、空席が見つかり、座ることができた。ただし、エアコンはもちろんなく、1時間ちょっとのあまり、むわっとした空気の中、眠気をこらえるのが辛かった。帰りは、ロッブリーの窓口で「普通(オーディナリー)よりも速い列車がある」といわれ、ちょっと割高の乗車券を購入したが、乗り込んでみたら空席などまったくなく、ひたすら立っていた。その間を車内販売も容赦なく行き来する。こちらの方がさらに辛かった。

始発などでは座れることもあるが、三等乗車券でも座席指定のある長距離列車に乗ったときは、何度も席を移動させられたものである。それでも席があるのはまあ許せる。とかく、タイの鉄道では始発以外から乗り込むときには、席がないことも覚悟する必要がある。相当しんどいです。

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<満員の車内>GR DIGITAL

アユタヤからバンコクに向かう列車。これまた長距離路線で空席なんかない。バンコクが近くなり、偶然降りる人がいて、座ることができた。座席の端っこに腰を引っかけている欧米系の外国人も。「こいつ、座ることができて…」という表情が見て取れます。

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<長距離列車>MZ-3/50mm/RVP100

タイの鉄道は、日本のJRや多くの私鉄と同じ1,067mm(3フィート6インチ)の狭軌なのだろうと思っていた。タイの鉄道車両には日本製のものもあるので、そう思いこんでいたのだが、なんと1,000mmちょうどのメーターゲージなのだそうだ。マレー鉄道などもこのメーターゲージで、タイ国内にはかつて1,435mm(4フィート8.5インチ)の標準軌もあったそうだが、利便性を考慮してメーターゲージに統一されたとのこと。

しかし、軌道が狭いとスピード的には不利なのである。まあ、インドのように1676mm(5フィート6インチ)の広軌でも、保線状態が悪くて、まったく遅い国もあるのだが。

さて、今度の旅では、ラオス国境に向かうため、バンコクから鉄道を利用しようとしていた。そこで、バンコクにある旅行社で鉄道のチケットを取ってもらおうとした。A社では、ノーンカイまでの夜行寝台を手配してもらおうとした。だが、未だに反応がなく、そのうち考えが変わってきた。ルートを検討し、逆回りの方がバス便などの接続が便利そうなのであった。そこで、B社にチェンマイまでのスプリンターと呼ばれる急行を手配してもらう。ところが、すでに満席だとのこと。このスプリンターはチェンマイまで約11時間。東北線と違い、早朝バンコクを発ち、夜も遅くない時間にチェンマイに着くもの。もちろん夜行もあるが、荷物や貴重品のリスクを回避したつもりであったのだが。

スプリンターが混雑していた事情はたぶん、週末だからだろう。日をずらせば、取れたかもしれないが、もう手配に時間を費やすことはできず、ネットでチェンマイまでの航空券をゲットしてしまった。どうもタイの国鉄には縁がなさそう。とはいえ、戻ってくるときに使うかもしれないが。

…と、いうことで、「すべて陸路オンリー」は崩れ去りました。とはいえ、チェンマイからは地続きの旅を楽しみたいです。

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コメント

 タイの国鉄には、はまってしまう人も多いようです。
 乗ってみたら日本で使われていた車両だったというようなこともありますが、私はタイには行ったことがありません(笑)。
 かつての標準軌ですが、これはタイ国鉄にドイツの影響力が大きかった時代の産物ですね。その後、イギリスの影響力が強くなり、シンガポールからも直通出来るようにメーターゲージを推進しました。もっとも、標準軌では建設費がかかるので鉄道の伸長がなかなか進まなかったという事情もあって、当初は標準軌で建設された区間も改軌されています。
 インドの広軌ですが、ある程度の重量の列車を通すためにレールを広くして、その分道床などをケチろうとして(笑)採用されたという面があるようです。ですので、もともとそんなに速くは走れなかったようですよ。それが、さらに遅くなっているみたいですが。

投稿: 伊 謄 | 2008年6月27日 (金) 00時04分

karaoke伊 謄さん、こんにちは。
個人的には、バスよりも鉄道で旅をしたいタイプです。
イタリアではほとんど鉄道を利用しました。
ですが、アジアでは鉄道が今ひとつ利用価値が低いようです。南北アメリカでもそのようです。
バンコクのフアランポーン駅のチャイナタウン側に測線がありまして、ここに客車などが待機しています。
ここで、日本のブルートレインを見ましたよ。行き先表示が「青森」などとなっていました。
インドの最速列車ですが、デリー-アグラ間の「世紀急行」ですね。これに、デリーからアグラの先、グワリオールまで乗ったことがありますが、すさまじく遅いです。おそらくJRの通勤電車の方が早そうですよ。

投稿: ヒョウちゃん | 2008年6月27日 (金) 20時35分

11月にタイにいきます!!
初めてのバンコクです。。。でも鉄道にのりたくて。。。
フアランボーンからアユタヤにいきたいのですが。。。
タイ語もまったくわかりません! 無事に着けるでしょうか? 最初はやっぱりツアーとかで行ったほうがいいのでしょうか。。こんなこと突然聞いてすみません でもせっかくタイに行くのにツアーばっかに頼りたくなくていろいろ見ていたら  すごく旅を楽しんでいる感じがして お伺いしてしまいました。

投稿: まつ | 2009年10月26日 (月) 00時44分

xmasまつさん、こんにちは&はじめまして。
いちお、フアランポーンのチケット窓口では簡単な英語が通じます。ま、英語じゃなくても、「アユタヤ」と言って、指を1本立てれば問題なくチケットを発行してくれるはずです。
心配はいらないでしょ。

老婆心ながら、時間帯によってはフアランポーン始発ではなく、MRT(地下鉄)との接続駅、バーン・スー始発の列車があるみたいで、それで行けといわれることもあるかもしれません。
他にアユタヤまでは、BTSのヴィクトリー・モニュメント(アヌサーワリー・チャイ、戦勝記念塔)からもミニバスが頻発していて、これが一番早いでしょう。
お勧めとしては、時刻表をよく調べてフアランポーン始発の列車でアユタヤに向かい、席を確実に取ることと、帰りは列車だと席がない可能性が高いので、バスかミニバスというのがいいのではないでしょうか。

世界のあちこちを旅しているといっても、現地語は話せるわけがないし、誰もが語学の達人ではないです。
それでも、旅をエンジョイしている人はたくさんいますから、要は何とかなるってことですよ。
わからなくなったら、チケットをそばにいるタイ人に見せれば教えてくれるだろうし、鉄道関係やバス関係の人にきくのも手です。いかめしい制服を着ていても、タイ人はかなり親切です。
かといって、安心しきっているとタイに限らず、悪い人はいるので、ある程度気を引き締めていけば、大丈夫ですよ。
楽しんできてください。
そして、気が向いたら、ここにも遊びに来てくださいませ。

投稿: ヒョウちゃん | 2009年10月26日 (月) 22時50分

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