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2008年10月23日 (木)

市場の人々

ルアンナムター、ここも観光的なところは何一つない町。タイからラオスそして中国へと通じる交通の要所でしかない。また、ムアンシン、ムアンロー、シェンコックという中国とミャンマーに囲まれたようなさらに内陸に入った地域への拠点ともいえる町。

唯一面白そうなところが、市場なのであった。ルアンナムターに到着したのは昼過ぎであった。それから食事をして市場に向かったのだが、すでに3時を回っている。それでも、市場はにぎやかで、店じまいをする雰囲気などまったくなく、活況であった。

Mk0662

<市場>MZ-3/35mm/RVP100

ルアンナムターの市場は入り口側に衣料品などがあり、裏に回ると食品類となっている。裏と書いたが、食品類の方が種類も豊富だし、売り場面積も格段に広い。売り手は圧倒的に女性ばかり。その食品も肉や魚、野菜や果物、加工食品などに加え、簡単な屋台もある。

上の写真では珍しく男性が買い物をしているが、これは少数派。買い手も圧倒的に女性が多いのである。

Mk0677

<少数民族>GR DIGITAL

そして、少数民族も店を出していた。場所代が払えないためか、地面に商品を置いての商売だが、少なくともタイのように少数民族だからといって、あからさまな拒否されることはないようである。

このように人物を撮すことにおいては、被写体のカメラへの意識がコンデジの方が低いというか寛容である。つまり、撮りやすいといえよう。しかし、コンデジでも被写体に近づいてアップで撮ろうとすると寛容度は低くなるであろう。ましてや、RICHO GR  DIGITALは、35mmフィルム換算28mmという広角レンズなので、かなり踏み込むことになる。コンデジでは俯瞰で撮りやすいものの、あまり魅力的な写真にはなりにくいような感じである。

Mk0671

<野菜売りの親子>MZ-3/35mm/RVP100

だが、ラオスやタイはイスラム諸国の女性や個人主義の徹底した国よりは、撮らせてくれる機会が多い。上の写真の場合も、カメラを見せて撮りたい意志を相手に提示したもの。相手が視線をこちらに向けていない瞬間に素早く撮る2枚目のような写真よりも、カメラを意識させた方が、生きた写真が撮れると思う。

この場合も、右の娘さんはカメラに視線は来ていないものの、大いにカメラを意識していて、いい表情だとは思いませんか。今回の旅では、「撮りますよ」「撮ってもいいかな」というジェスチャーを交えながら、かなり多くの人物を撮影してきたと思う。これはその一端である。

ルアンナムターの市場についてはまだ続きます。

Postscript この旅の旅行記をホームページで更新中です。「雨とメコンと少数民族」。

メコンの流れ:フアイサイ

快適国道3号線:ルアンナムター

珍しく2編更新しました。これまた珍しく、ブログよりも旅行記が先行してしまいました。ここしばらくのブログエントリーも、旅行記にある事柄が続きますが、ちょっと視点が変えてあるので、よろしかったらお暇なときにでも読んでもらえると嬉しいです。

<2008/10/26追記>

ガイドブックである「地球の歩き方・ラオス」の巻末に、ラオスの少数民族のコラムがあり、それによると、ラオスの65%はラオ族とされてます。だが、ルアンナムターのようなラオス北部ではあまりラオ族は住んでいなくて、アカ族の約25%が民族構成比第1位。続いてカム族約24%、ルー族約12%と続くそうで、まさに少数民族がモザイク状に分布しているようです。

従って、市場の売り手たちも少数民族なんだろうと思われます。市場の端っこで細々とものを売っていた人たちは、さらにマイナーな民族だったのかも。近隣の村からここにやってきて、現金収入を得て戻っていくのかもしれません。

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コメント

市場ってその土地の生活全てが映し出される生活基盤でもあって、なによりその土地を知ることが出来て好きです。
並んでいる商品ももちろんだけど、売ってる人、買ってる人たち、そこに街の飾らぬ息吹が感じられますね。

ホームページの旅行記も読ませてもらいますね☆

投稿: lastsmile | 2008年10月24日 (金) 05時28分

musiclastsmileさん、こんにちは。
日本の市場は都市生活者が訪れにくいところにありますよね。あるいは築地のように大きなところしかなくて、近所にはまったくないとかですね。
ラオスに限らず、外国では市場は生活と密着していますね。香港にもありますし、フィレンツェにだってあります。
市場巡りは個人的に好きですけど、それよりは観光的なところを優先的に見ますよね。
今回の旅ではあまりツーリスティックなところをたくさん回らなかったので、こんな写真が続出しそうです。

ルアンナムターの市場の続編は商品に迫る予定。

投稿: ヒョウちゃん | 2008年10月24日 (金) 20時25分

ラオスも北部に来ると、人の顔が東アジア系に近くなりますね。
だんだん日本に近くなっていることが分かる。
それが分かると、世界はつながっているんだな、と感じます。
なぜか嬉しくなりますよね。

投稿: HARU | 2008年10月25日 (土) 00時27分

sagittariusHARUさん、こんにちは。
一昔前の話題となりますが、このあたりは照葉樹林文化ということで、食べ物や習慣などが日本に近いものがあるという地域ですね。
顔つきも似てくるのかな。
ま、このあたりはまた記事に取り上げますので、よろしくです。

投稿: ヒョウちゃん | 2008年10月25日 (土) 21時54分

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