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2008年11月20日 (木)

モチ種とストーンズ

かすてら音楽夜話Vol.11

Tl0322

<カオニャオ>IXY DIGITAL500

東アジア半月孤では主食である米は餅米であることが多い。これがまたおこわのような味でたとえおかず一品であっても、美味しくいただける。ところで、餅米とはそのデンプンの成分がアミロペクチンのみのものである。うるち米にはアミロペクチンの他、2割ほどアミロースが含まれている。そして、アミロペクチンこそが粘りけの成分なのである。

Mk0942

<ムラサキトウモロコシ>MZ-3/35mm/RVP100

ところで、トウモロコシにもモチ種があることをご存じだろうか。今回味わえなかったものの、前回の時に味わったトウモロコシはモチモチしていた。そのトウモロコシのデンプンもほとんどがアミロペクチンだけだそうである。上の写真のムラサキトウモロコシがそのモチ種。

ところで、モチ種は突然変異なのだそうだ。東アジア半月孤ではそのモチモチ感を好み、突然変異で現れたモチ種を掛け合わせ、餅米やムラサキトウモロコシを作り出していったということらしい。このあたりのくだりは、佐々木高明の著作に記述がある。まあたいした努力なのである。

ところでレストランのメニューなどでの「餅米」の表記はSticky Riceとなる。Stickyとは、「べたべたした」「やっかいな」といった意味である。もちろん、Sticky Riceは、「粘りけのある米」となる。

Stickyfingers

Sticky Fingers/The Rolling Stones

Stickyという言葉、初めて覚えたのは、ストーンズのアルバム、『Sticky Fingers』が初めてのこと。アンディ・ウォーホルが手がけたこのジャケットには、実際にジッパーつきというもの(LP盤)。ローリング・ストーンズがデッカレコードから独立し、独自レーベル、ローリング・ストーンズ・レコードを立ち上げた第1作がこのアルバムである。

この作品からは「Brown Sugar」、「Wild Horses」がシングルカットされ、前者はビルボードシングルチャート1位に輝いている。今でも色あせない作品である。

さて、アルバムタイトルだが、直訳すると「べたべたした指」…なにやらアルバムジャケットおよびストーンズの当時のライフスタイルと相まって意味深な感じもするが、"He Has Sticky Fingers."という表現になると「やつは手癖が悪い」という意味になる。まあ、このあたりは、ストーンズお得意のダブルミーニングでもあるのだろうが。

The Rolling Stonesは結成40年以上。アルバム『Steel Wheels』リリース後、初のというか、待ちに待った日本公演が行われている。それ以来ストーンズは4回来日し、うち2回を見に行っている。残念だったのはベースを担当するオリジナルメンバーのビル・ワイマンがすでに脱退していたことなのだが、ようやくという感じで見に行くことができた。ミック、キース、チャーリーはいうに及ばず、ロン・ウッドも還暦をすでに迎え、老化は見逃せないところだが、2時間の公演、1年以上にも及ぶワールドツアーを何度もこなしてきた近年まれに見るロックバンドなのである。曲の合間にはミックのMCもあるものの、ほぼ曲紹介にとどまり、ノンストップでエンディングに突き進む。こんなことは、あのオアシスにだって実現できていない。

あと、何回ワールドツアーがあるかわからないところだが、チャンスは確実に少なくなってきているはずだ。次の公演があるならば、やっぱり見に行くだろうなあ。でも、ツアーが持ち上がるとなぜか、日本ではストーンズファンが増えちゃうんだよなあ。

ストーンズも、息の長いバンドだが、その出自はアメリカのアフリカ系音楽(ブラックミュージック、リズム&ブルース)の愛好家が始めたもの。やがてオリジナル曲をやるようになるが、チャーリーのドラムとキースのリズムギターの絡み、そこに被さるようなビルのベースというパターンはやみつきになる。もちろん、ミックの独特の声もある。ストーンズもイングランドに現れた突然変異みたいなものだったのかもしれない。今や、餅米がごく普通の食べ物であるかのように。

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コメント

 ムラサキトウモロコシ、初めて見ました。へー、こんな色のトウモロコシがあるのですねー。一度、食べてみたいな。

投稿: マサエ。 | 2008年11月21日 (金) 14時31分

catマサエ。さん、こんにちは。
トウモロコシの原産地は南米から中米にかけてみたいですね。
あちらにも、紫色のトウモロコシがあるようです。
ただ、アミロースを含まず、アミロペクチンを多く含むトウモロコシを作っているのは東アジア半月孤の国々と日本にもあるようですよ。
伝来が16世紀らしいですが、モチ種を作り出すのは早かったようですね。

投稿: ヒョウちゃん | 2008年11月21日 (金) 20時10分

はじめまして。
紫モチトウモロコシ素敵ですね。
撮影地はどこですか?
いつか訪ねてみたいです。

家庭菜園やっています。
タイではカオポートカオニャオというそうです。

投稿: リバーサイド | 2009年4月14日 (火) 21時31分

riceballリバーサイドさん、こんにちは&はじめまして。
この前後のエントリーを読み取っていただけるとわかると思いますが、撮影地は中国雲南省シーサンパンナタイ族自治州の景洪市に含まれるモンハンというところです。
別名、ガンランパ。
興味を持っていただきありがとうございます。
タイ語の名称も教えていただきありがとうございます。
また、来て、お気軽に書き込んでください。

投稿: ヒョウちゃん | 2009年4月14日 (火) 22時30分

やはりタイ族ですか。
タイの女性と結婚した方から白いモチトウモロコシを貰った
ことがあります。

モチに関しては阪本寧男著『モチの文化誌』で知りました。
『モチ種は1908年に上海に派遣された宣教師のJ・M・W・
ファンハムさんが中国で集めて合衆国農務省植物導入局へ送っ
たトウモロコシのわずかなサンプルの中で発見されました。』

日本在来種に関しては『また1951年農林省の統計によると、
モチ性の在来品種が、宮城、山形、福島、愛知、京都で合計7
系統記録されてる。』 そうです。


ところで、タイのモチトウモロコシの写真、拝借できませんか?
mixiでモチのコミュを立てており紹介したいのです。

投稿: リバーサイド | 2009年4月19日 (日) 23時56分

riceballリバーサイドさん、こんにちは。
わたしが、シーサンパンナで食べたモチトウモロコシは色合いとか忘れてしまいましたね。何しろ、一昔ではきかないもので。
昨年訪れた時には、食べる機会がなかったです。

画像ならば、どうぞ。そのかわり、出所を書いておいてください。ブログ名とかURLもお願いします。
いちお、こちらもmixiはやっています。
あちらでも、この名前で登録されているので、そのコミュニティを拝見したいです。

投稿: ヒョウちゃん | 2009年4月20日 (月) 22時10分

ありがとうございます。
早速アップします。mixiのコミュ入会も歓迎します。

栽培して、紫は収穫時期になると色つくので判りやすいです。

昨日オークションで台湾の黒と白モチのタネを落札しました。
台湾出身の方が出品しているようです。あちらでは焼いて屋台
で売っているんですね。出かける手間が省けました(笑)

投稿: リバーサイド | 2009年4月21日 (火) 21時26分

riceballリバーサイドさん、お役に立ててよかったです。
ところで、mixiのコミュニティ名がわかりません。
できたら教えてください。

それほどディープではないのですが、アジアはまあまあ訪れている地域です。
とはいえ、餅米が根付いているところは、タイ、ラオス、雲南あたりしか経験ないですね。
いちお、今レポートしている、ベトナムでも、餅米は作っていて、加工食品は、実際に見てきて、試食もしました。あとでアップしますが。
でも、餅米じたいは食べていませんね。

投稿: ヒョウちゃん | 2009年4月22日 (水) 21時04分

コミュは『モチトウモロコシ』で検索するとわかります。

韓国在住の方から白いモチトウモロロコシも頂きました。
交配されたのか粒がとっても大きいです。

あと、北京のデパート?カルフールの野菜売り場にはスイート
種と並んでモチ種も売っているそうです。


投稿: リバーサイド | 2009年4月22日 (水) 23時41分

riceballリバーサイドさん、こんにちは。
おかげさまで、参加いたしました。
ありがとうございます。
やはり、mixiのコミュとなると、情報が濃いですね。
今度はあちらでお会いしましょう。

投稿: ヒョウちゃん | 2009年4月23日 (木) 21時07分

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