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2009年11月30日 (月)

スファックスのお勧めレストラン

スファックス2日目、ようやくまともなレストランを見つけることができた。初日はスピークイージーもどきの隠れ酒場のような店に潜り込んでタコ料理をようやく食べることができた。その店はガイドブックに載っていたものの、重そうな木の扉で内部が見えず、入り込んでみるとチュニジア人が酒をかっくらうところなのだった。

2日目の夕食はLe Corailという、やはりガイドブックに載っていた店だが、8.0ディナールでツーリストメニューがあるとのことであった。ただ情報が古いのか、ツーリストメニューは25ディナールとかなりの値上がり具合だが、店の内装から判断するとこれは仕方ないくらいの高級店なのであった。肉にするか魚にするかたずねられ、魚のコースを選ぶ。

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<小鉢セット>GR DIGITAL

まず出されたのが、このような小鉢のセット。手前左から時計回りに、ハリサ、唐辛子ペースト、ピーマンペースト、オリーブの実である。まずはこれをパンとともに味わい料理が出てくるのを待つ。

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<サラダ>GR DIGITAL

やはりというか、ツナの入ったサラダ。他には、茹でジャガイモや焼きサラダも入る。やや豪華ヴァージョンのサラダである。これまた量が多いが、比較的高級な店ではこんな感じなのか。

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<ブリック>GR DIGITAL

これもまたおなじみのブリック。もう何度目かわからなくなってきた。しかし、ナイフを入れると、中から現れたのは、卵とともにエビなのであった。やや小さめのエビだが、それが何尾も入っているばかりか、カットしたイカも混じるという具合である。さすがに海に面したスファックスである。これは美味かった。

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<焼き魚>GR DIGITAL

そしていよいよメイン。焼き魚である。焼きすぎのような感もあるが、特製のソースとともに味わうと、アジのような食感があった。ボラなのだろうか。とにかく美味い。

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<デザート>GR DIGITAL

25ディナールの値段は嘘をつかないというか、食後のデザートとコーヒーまで付く。アイスクリームである。メロンとバニラ味だったと思う。コーヒーはもちろん、エスプレッソ。

料金は25ディナールプラス飲み物代。実は泊まっている宿の1泊料金とほぼ同じ。チュニジアでもっとも奮発した食事だったかもしれないが、美味しかった。

Le Corail 日曜休み。 営業時間 12:45-16:00/19:00-23:00

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2009年11月28日 (土)

スファックス旧市街

スファックスにももちろんメディナはある。宿に投宿後、しばらくして訪れてみたが、閑散としていた。

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<馬が引く荷物>MZ-3/35mm/RVP100

スファックスのメディナにある商店街は月曜日が休み。メインゲートであるディワン門にある小さな売店を除き、ことごとく商店は閉まっていて、人通りもまばらである。まったく面白味のない中、反対側の門まで歩くが、わずかに馬が荷物を引く場面に遭遇しただけだった。

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<荷車を押す男性>MZ-3/50mm/RVP100

明けて翌日、エル・ジェムから戻り宿で一休みしたあとの夕刻手前、もう一度出かけてみると、ふだんの活気が戻っていた。商店はすべて開かれ、たくさんの人通りである。

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<パン屋>MZ-3/50mm/RVP100

スファックスのメディナは世界遺産ではない。だが、人の営みは世界遺産であろうがなかろうが同じである。ちょうど夕刻。パンを選ぶ人も多い。ここでは、フランス風のバゲットだが、アラブ風の平たいパンもあるはず。

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<二人の老人>MZ-3/50mm/RVP100

ディワン門に戻る。日中は嫌になるくらいの暑さのスファックスだが、陽も落ちつつあり涼しくなってきた時間帯だ。ディワン門のあたりには夕涼みに出てくる。そんな中からいい表情をしていた老人二人に声をかけ、写真を撮らせてもらった。

んー、にしても表情堅いなあ。おまけに目をつぶってしまっているし。「しょうがねえな。この外国人。まあ、いいけど心まで撮されたくない」みたいな感じでしょうか。

まあ、こういう例もあるってことです。少し残念でありました。

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2009年11月23日 (月)

チケット売り場にて

エル・ジェムからの帰りにもルアージュを利用する。鉄道は時間が合わなかったことと、バスターミナルを見つけられなかったからだ。エル・ジェムのルアージュステーションは、小さいながらもチケット売り場があり、スファックスまでのチケットを求めると、窓口のオヤジは「ルアージュで払うように。それに3時までは来ない」というようなことを、身振りを交えて伝えてくれた。

「それより、ルアージュが来るまでここで待っていたら?」という勧めに、小さな小屋のようなところで待つことにした。傍らにいた若者が椅子を持ってきてくれる。それにしても、間が持たないな。売り場のオヤジは外国人慣れしているのか、アラビア語とフランス語、そして身振りを駆使していろいろと話しかけてくる。

そんなときに役に立ったのが、「旅の指さし会話帳・アラビア語(チュニジア方言編)」であった。はじめは、こちらがイラストとカタカナを参考に話していたのだが、この本に目をとめたオヤジが本を借りると、そこから矢継ぎ早の質問が飛んできたのである。

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<本に目をやるオヤジ>GR DIGITAL

この本は、単語を誰にでもわかるようなイラストで解説し、その下に、アラビア文字とカタカナで読みが書いてある。まことにわかりやすいものなのである。このオヤジも瞬時にその仕組みを理解し、活用したのだ。はっきりいって、自分が読むよりも活用してもらえたと思う。

昨年、ルアンパバーンで泊まった宿では従業員がこのラオス語版を活用して、日本語を学習していた。もちろん、日本語は読めないので、ラオス人従業員がイラストを指さして、こちらに日本語の発音をしてもらうというもので、暇な時に格好のレッスン相手になったことがある。その宿のマネージャー代行みたいな若い男性は、ある程度日本語ができ、若手にも教育を施そうということらしかった。

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<胸を張るおじさん>GR DIGITAL

「ノキアの携帯電話は日本でいくらするか」とか、「チュニジアまで来るのにいくらかかるか」といった質問が飛ぶ。「チュニジアの料理は何が好きか」、「これは食べたか」、「あれは好きか」等々。

いささかくたびれてきた頃、ようやくルアージュがやってきた。「それじゃ、また」と挨拶だけは覚え立てのアラビア語で返し、ようやく車上の人となった。帰りのルアージュは1時間ぴったりでスファックスに到着した。ほどよい疲れが残った。

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2009年11月21日 (土)

シュワルマとブロシェット

マグレブでのお手軽料理は肉を焼いたものだろうか。チュニジアではシュワルマとブロシェットを食べた。

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<シュワルマ>GR DIGITAL

チュニス旧市街で昼食に食べたシュワルマ。それほど腹が空いてなく、普通のレストランに入るには時間が惜しい。そんなときに見つけた地元の人向けらしい食堂へ。こういうところではサイドメニューを頼む必要がない。

モロッコで食べたシュワルマは薄いパンに包まれたサンドイッチのようなものだった。しかし、ここでは、バゲットのついた一品料理のようだった。一皿に、肉とサラダ、フライドポテトまでが付いてくる。

肉はもちろん羊肉。だが臭みはほどよく消され、肉もまたジューシーなのだ。肉もかたまりを小さく切ったものではなく、トルコでよく見られるドネルケバブのようなものだと思う。飲み物と合わせて4.5ディナールとお手軽。

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<ブロシェット>GR DIGITAL

ブロシェットは肉を串に刺して焼いた料理。トルコではシシケバブということになる。こちらも肉はもちろん羊肉。香辛料を効かせ、こちらも臭みはない。ただ、冷めてしまうと美味しくない。

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<炭火で>MZ-3/35mm/RVP100

この店では焼き物をよく扱うようで、その場合は厨房ではなく店頭でデモンストレーションのようにして焼いていた。

ブロシェットはモロッコではパンに挟んで食べるとも聞いていたのだが、この店もバゲットを出してくるので、その方法では食べられない。串焼き料理は焼く時には串に刺していても、客に提供する時には串を抜くこともあるが、この店はそのままだった。

そして、やはり一皿にすべてがつく。飲み物と合わせて10.5ディナールとちょっと高め。ま、エル・ジェムの円形闘技場前という場所のせいもあるだろうが、食後のサービスとして熱々のミントティーが出てきた。

時間がない時、それほどたくさん食べたくない時、この二つの肉料理はもっともお手軽に食べることができるのではないだろうか。

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2009年11月19日 (木)

エル・ジェムの円形闘技場

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<円形闘技場>MZ-3/20mm/RVP100

スファックスで両替に手間取ったり、ここまでへの交通機関を探すのに手間取ったり、さらには渋滞もあったりして、到着したのは11:00になっていた。あたりをつけて闘技場への道を急ぐが、遠くからでもはっきりとわかる外観が迫ってくる。

チュニジア入国以来4つ目の世界遺産。ローマのコロッセオと同じく、剣闘士(グラディエーター)や猛獣の戦いの場がこの円形闘技場である。かなり大きいものに感じたが、規模の上ではコロッセオにはわずかに及ばないようだ。それでも大きい。

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<外観>MZ-3/50mm/RVP100

入場料7.0ディナール、カメラチケット1.0ディナール。相当の規模だが、エル・ジェムはやや辺鄙な場所にあるためか、観光客は少ない。その分落ち着いて見ることができる。それでは内部へ。

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<楕円形の内部>MZ-3/20mm/RVP100

実はローマのコロッセオは何度もその前を歩いているのだが、入ったことがない。コロッセオが一般公開されるようになったのは比較的最近のことだ。それは、血なまぐさい戦いがスペクタクルとしては人気がなくなってからというもの、コロッセオは格好の石材提供の場となっていたために、内部の状態がひどいものだったという。

それに比べるとエル・ジェムの円形闘技場はかなり整備されていると思う。だが、スタンド部分は片方に敷かなく、もう一方は現存しない。しかし、その背後にある部分が残り、ここでものが販売されたり、人々の社交場であったはずだ。きちんと階段があり、かなり上部まで上がることができた。

円形闘技場としては、エル・ジェムは比較的よい状態を保っている。フランスのアルルにある円形闘技場はさらに状態がよく、今でも闘牛が行われている。アルルの闘技場ではかすかに牛の匂いがしたほどだ。

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<地下部分>MZ-3/35mm/RVP100

闘技場のフィールド部分に金網で覆われたところがあるが、そこが剣闘士や猛獣の待機場所になっている。ここには降りていくことができるが、もちろん獣の匂いはしない。ただし、人がいたことを証明する痕跡は残っていた。

それにしても、大きな建築物だった。Sigmaの20mmレンズを多用したことでその大きさがわかってもらえるだろうか。1枚目の写真は実は最初に訪れた時のものではない。出てきて食事をしていた時のものだ。

たまたま、遺跡を見渡せる食堂があり、その前に観光用のラクダが飼われていた。「これは絵になる」と思い、カメラを構えていたら、以下にもチュニジアという服装の女性が通りかかり、近づくのを待ってシャッターを押したもの。自分としてはその時満足のいくものではあったが、ぎりぎりで食堂の観葉植物が写り込んでしまった。ま、椅子に座ったままという安直な姿勢だったので、しょうがないともいえるが。

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2009年11月17日 (火)

ルアージュ

スファックスから世界遺産にもなっている円形闘技場で知られるエル・ジェムへの往復はルアージュを利用することとなった。ルアージュとはチュニジア独自の乗り物で、役割的にはモロッコにおけるグランタクシーのようなものだ。

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<タバルカにて>MZ-3/20mm/RVP100

モロッコのグランタクシーは、旧式のメルセデスやプジョーなどの大型セダンを使い、後席に4名、助手席に2名の客を乗せ、基本的に近距離にある都市間を結ぶ乗り合いタクシーである。「この角を曲がったところが、自分の家だからちょっとそこ曲がってよ」ということはできず、基本的にグランタクシーのたまり場から目的地のグランタクシーのたまり場までを走る。ただし、任意の場所で降ろしてもらうことはできる。

ルアージュはごらんの通り、ミニバンを使う。基本的な役割はほぼモロッコと同様。こちらもまた詰め込まれるのかなと思ってある程度の覚悟を決めていたが、座席数以上人を詰め込むということはなかった。

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<ルアージュ内部>GR DIGITAL

ただ、定員が10名以上であるため、客の集まりはけっこう時間がかかる。また、スファックスのルアージュステーションではチケット売り場があり、レシートのようなチケットを持って、ルアージュのドライバーにこれを見せて乗り込む。はじめはこれがよくわからなかった。乗り込む人の観察をしていて、チケットが必要だということがわかったのだ。

モロッコの場合はたまり場で行き先を連呼していれば、座席に余裕のあるグランタクシーに案内され、やがて係が現金を徴収にやってくる。違いはこのあたりだろうか。ただし例外もあり、エル・ジェムからの帰りはチケット売り場はあったものの、料金はドライバーに支払うようにといわれた。ま、ケースバイケースである。

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<スファックスにて>MZ-3/35mm/RVP100

ルアージュは基本的に白い車体だが、赤や青、黄色のラインが入っている。一定の都市間を結ぶ際の色が決められているのだろうと思う。そして、どこにも行き先の表示がないように思える。とにかくフロントグラスなどにも表示はない。ルアージュステーションではおそらく方面別に区分けされているのだろうが、そこはアラビア語の世界、よくわからない。

それでも、チュニジア人は親切なので、きけば案内してくれるだろう。

このルアージュもエアコンはない。渋滞にはまるとかなり暑いのだが、たいていは国道やハイウェイをかっ飛ばしていくので、走行中はそれほどの暑さは感じない。汗ばんだシャツも乾いてしまうほどなのだから、それはそれで暑いのだろうけど。

ルアージュはこの時を含めて3回利用した。特に、ケロアンでバスが見つからず、チュニスまで乗ったクルマはなんと1時間20分でチュニスに着いてしまった。絶対にバスよりも速い。グランタクシーもそれなりのセダンなので速いことは速いが、何しろ居住空間が息苦しい。苦行を積むような乗り物なのだが、ルアージュはそれほどのことはないので、利用する価値はあると思う。また、チュニスからジェルバ島までなどというとてつもなく長距離を走るものもある。慣れてくると便利な乗り物なのかもしれない。

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2009年11月14日 (土)

南へ

オフは終わった。明けて翌日、朝食の場でとんびさんに別れを告げ、一路南へ行く。行く方法はバス、ルアージュ、鉄道とあるが、是非とも鉄道に乗ってみたかった。まだこのあとの予定は決めていないものの、とりあえずは鉄道でスファックスに行ってみることにした。

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<チュニス鉄道駅>MZ-3/50mm/RVP100

宿をチェックアウトし、ここまでは歩く。近いので問題ないし、前日に下見をしておいた。時刻表ももらっておいた。

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<チケット売り場>GR DIGITAL

9:40発のトズール行き。トズールは鉄道で行けるチュニジア最果ての地ともいえる。スファックスまで2等で12.5ディナール。ちょっと並んだものの、問題なくチケットを手に入れる。近郊線に関してはまた別の窓口がある。では、早速構内へ。

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<プラットフォーム>MZ-3/50mm/RVP100

改札があり、チケットチェックをされてから構内へ。さらにプラットフォーム手前にも係がいて再チェックされる。すでに入線していたこの列車なのかと思ったら、そうではなかった。さらに待って、別の列車がやってきた。

チケットには乗車する号車番号と座席番号が書いてあるが、2等は基本的に自由席なのであった。どのあたりに乗るかわからなかったので、中程にいた。列車が入ってくるとグリッシーニ売りに席を案内された。しょうがないのでひとつ購入する。

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<車内>GR DIGITAL

グリッシーニとはイタリアでパン代わりに食べられる棒状の食品である。案内料として1.0ディナールグリッシーニ売りには払ったが、まるで問題なく空いていたので悔しい思いをした。

座席は向きの変えられないタイプで、車両の中央から半分にわけられて、すべて車両の中央方向を向いていた。中央の通路を挟み、2席ずつが並ぶ。窓にはブラインドがかけられ、あまり車窓を楽しむようにはできていない。

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<検札>GR DIGITAL

列車は5分ほど送れて出発した。チュニスにはたくさんの乗客がいたが、まだ少し空席があった。チュニスからしばらくはゆっくりした走りである。しばらくすると検札が現れる。

一応、車両にはエアコンがついていた。窓の開かない作りなのでこれは当然だろう。しばらくすると隣に乗客が座るようになり、やがて満席に。しばらくまどろむと、スース。チュニスから150km弱南に下ってきたわけだが、もはや太陽の輝きはチュニスと比べものにならないくらいぎらぎらしたように感じる。

スースでは半分くらいの乗客が降りたが、それ以上の乗客が乗り込んだ。そして、列車は方向を変え、元来たチュニス方面へと動いていく。「なんだ」と思ったが、スースはローマのテルミニのような行き止まりの構造だったのだ。

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<スファックス到着>MZ-3/50mm/RVP100

スースを過ぎるとエアコンの効きが悪くなった。それだけ暑いということか。円形闘技場で有名なエル・ジェムを過ぎ、あとわずか。ここはまたあとで来るつもりである。

列車は約30分遅れでスファックスに到着した。ちなみに、チュニジアの鉄道は、北部の路線はヨーロッパと同じ標準軌道なのだが、その他の路線はタイやマレーシアと同じメーターゲージなのである。道理でスピードが出ないわけだ。半分サウナみたいな車両からようやく開放される。乗客もどっと降りた。チュニスから約250km。さすがに暑い。これから宿探しである。

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2009年11月11日 (水)

緑と黄色ののドリンク

チュニジアに限らず、ほぼどこの国に行ってもミネラルウォーターというものは安いものである。だが、旅慣れてくるとより安い水を求めてしまうようになる。確実な方法はスーパーマーケットで購入することである。

もう一段階進んだ方法として、350mlや500mlのペットボトルは捨てずに取っておき、1500mlや2000mlなどの容量のあるものを購入し、取っておいたボトルに詰め替え、現地で行動する時に使うというものがある。そうすることにより、コストパフォーマンスの高い水の買い方ができる。

ま、そんなわけで旅の最中にもスーパーにはよく通うのだ。そんなことを繰り返している間に、旅で使う歯磨き用のチューブやカミソリ、シェービングフォームなども現地調達へと傾いていく。ちなみに一番消費率の高いシャンプーだけは日本から持参ですが。

前置きが長くなった。スーパーに通い、水をチェックするうちにソフトドリンクにも手を出したくなってくることがある。チュニジアは暑く、宿の部屋にエアコンがないことが普通だから、水の他にもコーラなどをやたらと摂取していた。しかし、コカコーラやペプシではない地元産の飲み物にも興味が湧いてきて購入に踏み切ったものが以下の画像のもの。

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<BOGA>GR DIGITAL

ボガという清涼飲料。緑のボトルが涼しげで、冷やしていなかったものの、購入してみた。ミントとあるのでそんな味のするスプライトのように透き通ったものだとばかり思っていたが、グラスに空けてみてびっくり。中身も緑なのだ。もちろんミント味だが、これがまた強烈なのである。

それにしても、色合いも強烈。これはまるでモンダミンやリステリンのようにも見えてしまう。そして、飲んだあとはいつまでもミント味が口の中に残るような感じだった。1500mlのボトルを購入してやや後悔。

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<黄色いボガ>GR DIGITAL

もう、ボガは買うまいと注意していた。そして、灼熱のドゥッガ遺跡。遺跡観光を終え、入り口の売店を覗くと冷えた飲み物を売っていた。種類はかなりありよりどりみどりである。その中の黄色い缶飲料を手に取る。だが、これがボガなのであった。

でも、サイダーとあるし、強烈ミントじゃないよなあと思いつつ飲んでみたら…。バナナ味のサイダーなのであった。ボガ、侮れん。

その後、ミント味とバナナ味のボガには気をつけるようにしていた。探してみるとボガにはまた別の種類もあり、色の付いていないものもありました。それにしても、この二つのボガは強烈だったな。

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2009年11月 9日 (月)

チュニスでイタメシ

遺跡から無事チュニスに戻り、部屋でしばしの休憩後、二人して夕食に出る。当初は歩き方に載っていた「チュニジア版居酒屋」に出かけたのだが、店が開く気配がなく、路線変更。

チュニスには比較的多くのレストランがあるのだが、どういうことか日曜日が休業のところが多い。ましてや、酒が飲めるところはかなり限られてしまう。と、いうことで、「カプリ」という店へ。名前の通り、イタリア料理だろう。と、いうことはワインがあるな。つーことで、訪れてみるとイタメシ屋というよりは、ピザ屋みたいな感じでした。とはいえ、数少ないながらもセットメニューと一品料理のイタリアンもありましたが。

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<まずは乾杯>GR DIGITAL

やはりイタメシにはワインが欠かせない。それに個人的なことになるが、チュニジアに来てまだアルコールを口にしていない。と、いうことで焦ってしまったか、シャトー・モーランというブランドのロゼを指さししていたらしい。口直しにはやはりミネラルウォーターでしょう。ノンガスの。ワインはフルボトルで10ディナール。水は1.5ディナール。

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<前菜類>GR DIGITAL

テーブルにつくと同時に運ばれてきたものは、パン、ハリサ、ブラックオリーブの実、そしてなぜかカットしたキュウリ。イタリアンではあるが、パンはフランス仕込みのバゲット。ハリサにはお約束ごとのようにツナが入っている。オリーブの実はチュニジアでもよく食べられることは他の地中海沿岸のエリアと変わることはない。ただ、ちょっと小ぶりな気もする。キュウリの役どころはよくわからないが、オーダーした料理が来るまでこれらをつまみつつ、ワインを傾けるのである。

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<季節のサラダ>GR DIGITAL

結局は二人とも8.0ディナールのツーリストメニューを頼んだ。2品とデザートからなるコースである。自分が頼んだのは季節のサラダ。サラダにはドレッシングがかかっていて、手前の黄色っぽいものはマヨネーズ。その下にゆで卵が隠れている。イタメシでこういうタイプのサラダは見たことがないので、やはりフレンチの影響下にあるものと推測する。やはり、イタリアのサラダはルッコラがあって、オリーブ油とバルサミコ酢で食べるものだと思うし。

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<とんびさんの前菜>GR DIGITAL

とんびさんは昼食に続きまたしてもブリックを選ぶ。「あれ?昼にも出ましたよね?」と申し出たところ、実質チュニジア初日なのでまだ料理がよくわからないとのことで、重複してしまったらしい。

夕食のブリックはどんな味がしたことだろうか。具も異なるのかどうか。

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<ミラノ風カツレツ>GR DIGITAL

そして、メイン。こちらはまさにイタリアン。牛肉のカツレツである。チュニジアはイスラム圏なので、ムスリムが食べてはいけない豚肉料理はないのかというと、実はあるらしい。イタリアンには欠かせない生ハムなどもあるとのことだ。ただ、これらはイタリアあたりからの輸入品かもしれない。いちお、ワインとビールは国産品もあるんですがね。

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<とんびさんのメイン>GR DIGITAL

とんびさんはカツレツではなくステーキを選ぶ。ま、カツレツの中身がステーキになったくらいで、付け合わせは変わらないな。あとできくと骨があって食べるところが少なかったらしい。もしかして、サイズ控えめのフィレンツェ風Tボーンステーキを意識したものかどうかは定かではない。

でもなあ。BSE問題以来フィレンツェでも骨は外して提供していると聞くが。

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<デザート>GR DIGITAL

ムース・デ・ショコラータ。チョコレート・ムースである。むちゃくちゃ甘いが疲れが取れるような気もする。とんびさんは、季節のフルーツでした。

ま、料理は今ひとつだったかもしれないが、ワインを傾けつつ、情報交換を行っていたので、あまり味のことは覚えていない。チュニス市内にはあと数軒のイタリアンレストランあり。ワインを気軽に飲めて、料金も安いので、行って損はないと思うが。ツーリストメニューは、3~4種類の前菜とメインの組み合わせが可能。パスタ類はなかったような気もしたが、ピザは売り物のようで、きちんとしたピザ窯があった。ピザの種類は豊富。

料金:27.5ディナール。プラスチップ。

Capri

Address:34.Rue Mokhtar Attia Tel 98-221-896 12:00~23:00 毎日営業

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2009年11月 7日 (土)

ローマ以前と以降

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<リビコ・プュニック廟>MZ-3/35mm/RVP100

ドゥッガの南のはずれの斜面に立つひときわ高い塔が、リビコ・プュニックぬ廟だ。これは、ローマがやってくる以前の建築物で、内部にあった碑文によると、紀元前3世紀のヌミディアの指導者を記念したものらしい。

ただし、その碑文を大英帝国が持ち去った際にこの廟は崩壊してしまったらしく、現在の姿はフランス政府によって再建されたものという。ま、転がってあったパーツをくっつけたものなんだろうと推測する。

所詮大英博物館というものは、世界から略奪してきたものをそのまま展示した泥棒博物館のようなものだ。その被害はチュニジアにまで及んでいたんだな。略奪された現在の展示物は、被害にあった国から現在も返還要請がされているものの、イギリス政府は一切要求に従っていない。困ったものである。

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<キャピトル>MZ-3/50mm/RVP100

ローマ時代の中心地がこのキャピトル。屋根と外壁は見事に崩落しているが、柱はきちんと残っている。1700年経っても、この神殿はきっちり残っている。さすがのローマである。

大英帝国が持ち去ったものは、持ち去りやすいものに限られる。それがロゼッタ・ストーンであり、エジプトのミイラなどだが、さすがにこの神殿までは手が出なかったようだ。ただし、ギリシアのとある神殿は丸ごとそっくり大英博物館にある。

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<カエレスティス神殿>MZ-3/35mm/RVP100

こちらもローマ時代の神殿。やはり3世紀のもの。こちらは、西のはずれにあり、ここを見て入り口に引き返すことになった。

駆け足ではあったが、満足のドゥッガなのだった。限られた写真ではあったが、ドゥッガのすばらしさを伝えることができたかな。さあ、チュニスに戻ろう。

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2009年11月 6日 (金)

二つの凱旋門

ドゥッガ遺跡には案内板としてのサインボードがところどころにあるが、あまり整備されない小径もあり、我々の判断を微妙に誤らせる箇所もあった。起伏が多いということもその一因だろうか。

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<セプティミウス・セヴェルスの凱旋門>MZ-3/35mm/RVP100

道に迷いつつも、ローマ劇場の次にたどり着いたのはここだった。すっかり崩れ落ちてしまった凱旋門。ローマ帝国は各地にいくつもの凱旋門を作っている。

セプティミウス・セヴェルスとはアフリカ出身者としては初のローマ皇帝でその息子がカラカラなのである。また、彼を始祖として4代5名の皇帝を輩出するセヴェルス朝がしばらく続くことになる。

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<アレクサンデル・セヴェルスの凱旋門>MZ-3/50mm/RVP100

こちらは遺跡の終盤、帰り道に現れた凱旋門。やはり、セヴェルス朝の最後の皇帝、アレクサンデル・セヴェルスの名前を冠したものである。

セヴェルス朝とはいうもののその治世は42年間。その間に次々と皇帝が変わっていくのだが、大半は暗殺されている。ちょっとでも逸脱した皇帝だと謀反を起こされ謀殺されるというのがこの時代のローマ帝国なのだろうか。

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<貯水場跡>MZ-3/50mm/RVP100

こちらの凱旋門脇には貯水場の跡があった。さすがにローマは3世紀という時代にもかかわらず上下水道が完備されていたのである。

血なまぐさいこの時代のローマだが、もっとも先進的な国だったんだろうな。

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2009年11月 3日 (火)

世界遺産ドゥッガ

遺跡ツアー後半。クルマはいよいよこの日のハイライト、ドゥッガに到着。ドライバーを待たせるという時間的制約はあるものの、約1時間半の見て歩きとなる。

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<列柱>MZ-3/20mm/RVP100

テブルスークからドゥッガにやってくると最初に目にはいるのがサターン神殿だ。だが、実際の入り口からは遠く離れているため、実際に間近で見ることのできるのはローマ劇場からとなる。

そのローマ劇場だが、自然の地形を生かし、客席は丘の斜面を利用して作られている。入場できるのはステージ側からでそこには、壁面が崩落してしまったものの大きな列柱が立ち並ぶ。これはステージの反響板の役割を果たし、中央上部には時のローマ皇帝の胸像が掲げてあったはずだ。

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<ローマ劇場>MZ-3/20mm/RVP100

ドゥッガのローマ劇場は、かなり角度の開いた半円に近い形だった。カルタゴ遺跡のローマ劇場はもっと角度が狭く、そのかわり奥行きがあった。こちらはそれほどの高さはない。収容人数からいうと、どちらも同じくらいだろうか。

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<最上部より>MZ-3/20mm/RVP100

地中海沿いの地域には巨大なローマ帝国が支配した地域が広がり、いくつものローマ劇場が点在する。そんなローマ劇場の規模からいうと、シリアのボスラとフランスのオランジュのローマ劇場が双璧ではなかろうか。

ドゥッガのローマ劇場は中規模のものだが、地球の歩き方の写真ではかなり大きなものに見えてしまう。これは、おそらく一眼レフではなく中判から大判のカメラの広角レンズで撮ったからだと思うのだが。

劇場の規模にはちょっと落胆したものの、保存状態の良さには感心した。しかし、感心してばかりはいられない。ドゥッガは広範囲にわたり残り時間も限られている。次を急ごう。

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2009年11月 1日 (日)

閑話休題、遺跡メシ

ブラ・レジアを見終わり、午後のドゥッガの前に腹ごしらえである。クルマはテブルスークの町はずれにあるオテル・トゥッガへ。

「地球の歩き方」のブラ・レジアとドゥッガのツアーの囲み記事で書かれていることとまったく同じである。午前中ブラ・レジアを訪れ、オテル・トゥッガで昼食休憩後、ドゥッガへというもの。そして、このホテルのランチセットは旬の食材を使いかなり美味しいとあるがどんなもんだろうか。

とんびさんとともにダイニングルームに入ると客は我々だけであった。ま、その後客もやってきたのだが。

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<サラダ>GR DIGITAL

セットメニューのため我々が食べたいものを指定することはできない。まず出てきたのはサラダだった。いつものサラダ・チュニジアンや焼きサラダではなく、チュニジア以外の外国人が慣れ親しんだようなサラダ。ただし、ツナはしっかり入っている。

タマネギ、にんじん、キュウリ、トマト、レタス、茹でジャガイモなど。赤いのは赤カブ。美味しかったが、量が多く2/3ほどでギブアップ。

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<ブリック>GR DIGITAL

そして、ブリック。卵が入っているのはデフォルト。レストランでは半熟のような状態の卵だが、ここでは固ゆで状態。外国人の中には卵のレアっぽい感じを嫌う人がいるからだろうかと推測。

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<クシャ>GR DIGITAL

はじめはただの鶏肉のせご飯とばかり思っていたが、とんびさんの旅行記ではクシャとなっていたので、そう解釈することにする。

クシャとはマトンの肩肉をオーブンで焼きトマトソースをかけたものらしいが、ここでは鶏肉だった。これもまた、外国人の中に羊肉を嫌う人がいるためだろうか。マグレブに限らず、羊肉を常食する国では香辛料を上手に使い、臭みを感じさせない工夫がしてあるから、羊でもまったく問題なかったのだが。これまた、ご飯の量が半端じゃなく、かなり残した。

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<スイカ>GR DIGITAL

水分たっぷりのスイカ。これがデザート。夏といえばスイカがデザートとなるのは、アジアもマグレブも同じかも。このスイカはかなり美味い。カラカラになった身体にぴったりのデザート。

ところで、飲み物はどうしたかというと、普通のミネラルウォーターをオーダー。料金を取るかと思ったら、ただにしてくれた。やるな、オテル・トゥッガ。ちなみに、トゥッガとはヌミディア王国時代の旧名である。

このホテル、遺跡を満喫したい人にはぴったりかもしれない。料金はシングルで32ディナールから。遺跡までは5kmほどなので、歩いていけないこともない。また、秋から冬にかけてはイノシシ料理も出すらしい。

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