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2009年12月13日 (日)

車窓に思う~Desperado

かすてら音楽夜話Vol.19

スファックスからスースへとまたしても移動。結局バス便が見つけられず、同じルートで味わいがないものの、鉄道を使う。料金6.95ディナールの2等席である。

Tf0728

<スファックスに到着した列車>MZ-3/50mm/RVP100

トズール発チュニス行きの列車である。スファックス駅のプラットフォームにはずらりと乗客が並んでいたが、同じくらいの人数が降りたようで、無事座席を確保することができた。

チュニスからの列車では途中で空調が弱まってしまったが、乗り込んだ車両はその時よりもやや程度がよく、空調もばっちりだし、窓にもブラインドがかかってなかった。

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<乾いた風景>MZ-3/50mm/RVP100

チュニジアの南部はすべてがサハラというわけではないが、温帯とステップ気候の中間くらいだろうか。赤い大地にオリーブ、ウチワサボテンや竜舌蘭に似た植物が確認できる。

こうした風景を見ているうちに思い出したのが、大沢たかお主演で一昔前に放送された、「劇的紀行・深夜特急」のシーンである。

おそらくアジア編からシルクロード編に入る最後のシーンだったと思うが、パキスタンかイランあたりでヒッチしたトラックから不意に降ろされて途方に暮れる場面。それとともに「Desperado(ならず者)」が流れる。いうまでもなく、Eaglesの代表曲なのだが、ドラマで使われたのはLinda Ronstadtのヴァージョン。これが、乾いた大地にとてもよく合っていた。

というわけで、YouTubeのリンダ・ロンシュタットヴァージョンを持ってきてみました。ちゃんとバックもイーグルス。それも、ランディ・マイズナーとバーニー・リードンが在籍していた時のもの。これ、削除されてしまう可能性があるので、けっこう貴重かもしれない。

イーグルスの「Desperado」は、ドン・ヘンリーがリードヴォーカル。全盛時代じゃなかったものの、今から数年前、友人に誘われ、東京ドーム公演を見に行ったな。本家イーグルスが、リンダにカバーを許可したのはもちろん、イーグルスがリンダ・ロンシュタットのバックバンドとしてキャリアをスタートさせたから。デビューしたてのイーグルスはウエストコーストというよりアメリカ南部のカントリーロック寄りのバンドだったのだが、バーニーの脱退、ドン・フェルダー、ジョー・ウォルシュの加入などにより次第にロック色を強め、それがアルバム『Hotel California』に結実させた。

Tf0740

<スースに到着>MZ-3/50mm/RVP100

ま、車窓を眺めつつ、イーグルスの「ならず者」を聴いていたということもありますが、ともかく列車は無事スースに到着。さあ、これから宿探しである。

Postscript 大沢たかおのあのシーンも探してみたのですが、なかったです。エンドロールに被さるようでなかなかよかったんだけど。

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コメント

Desperado・・・久しぶりにリンダ・ロンシュタット・バージョンを聴きました。
みんな若いなぁ~

大沢たかおの深夜特急ですが、3話とも録画していますので、見て見ます。
たしか第2話の最後、大沢たかおがトラックを追いかけるシーンですね。
Desperadoでしかたか・・・すっかり忘れていますね・・・ハハハ

投稿: ogawa | 2009年12月13日 (日) 09時35分

cameraogawaさん、こんにちは。
この映像、バーニーがいて、ドン・フェルダーがいた頃のものですから、35年くらい前のものなんじゃないでしょうか。
今は、リンダも含めて、全員還暦過ぎているでしょうから、そりゃ若いですよねえ。
それにしても、お気に入りのミュージシャンたちがほとんどそんな年齢になってきているので、そりゃ歳取るわけですよねえ。

大沢たかおの深夜特急ですが、自分も録画しています。
たまに見るので、覚えているところも多いのですが、とりわけこのシーンだけは印象的でした。

投稿: ヒョウちゃん | 2009年12月13日 (日) 17時30分

劇的紀行・深夜特急の大沢たかおの置きざられシーン、確かに印象的でしたね。自分は当時はTVでは見ていなくて、後でビデオで買ってその後DVDでまた買って・・というパターンでした。

ビデオ版・DVD版はエンドロールの曲は、井上陽水の曲にすり替えられていたかと。ビートルズのロング・アンド・ワイディングロードもすり替えられてます。

版権の問題なんでしょうか。

投稿: lastsmile | 2009年12月15日 (火) 03時55分

musiclastsmileさん、こんにちは。
返事が遅れまして、すいません。
本職の方で多忙なものですから。

そうそう、のちに出たビデオでは版権の問題から、音楽がかなり差し替えてあるということは聞いたことがあります。
揚水の曲って「積み荷のない船」でしょうね。
でも、重苦しくて好きじゃないんですよね。

「Long And Winding Road」は、ロンドン到着した最後のシーンですよね。
あれも当たり前すぎて個人的にはどうかなと思いますが。

やはり、リンダの「Desperado」って、ぴったりだったですよね。
一応、名古屋テレビの開局記念番組だったのですが、下請けの制作会社が作ったドラマだと思います。
そこのディレクターか、その部下に音楽好きがいたんでしょうね。

投稿: ヒョウちゃん | 2009年12月17日 (木) 01時02分

長年の疑問が解けた本日。
深夜特急2話の大沢たかおの置きざられシーン。
このドラマ2話の途中からみて、ハマった。このラストは特に、デスペラードに感激。録画しなかったので、その後入手したVHS,DVD。はて曲か違うのでは。陽水の曲は重苦しい。私の記憶違いだったのかな?と思っていた。やはり記憶に誤りなし。TV放送の再放送がないのが残念。

投稿: ししまる | 2011年5月15日 (日) 01時08分

horseししまるさん、こんにちは。
初めましてでしょうか。
テレビのオリジナル版ではリンダのDesperadoなんです。自分にとっても、3話あるうちのエピソードの中でもっとも印象に残っているシーンですね。
もっとも、原作にはこんなシーンは登場しないのですが。
わたしゃ、放送当時にきちんと録画していました。3年がかりです。

投稿: ヒョウちゃん | 2011年5月16日 (月) 00時15分

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