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2010年4月25日 (日)

チュニジア版タジン

ケロアンでの夕食は、昼食のレストランと場所を変えたものの、同じようなセットものが主流だった。トマトサラダ、タジン、ヨーグルトのセット。飲み物をつけて10ディナール。

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<トマトサラダ>GR DIGITAL

トマトとタマネギのサラダ。やっぱりツナがのっている。バジリコ風のものがかけられ、オリーブオイルがドレッシング代わり。一見、地中海の北側にある国々のサラダにも似ているが、あちらは客がオリーブオイルとバルサミコ酢を自分の好みでかける。こちらは、あらかじめかかっている。だが、まあ味は似たようなものだ。

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<チュニジアのタジン>GR DIGITAL

さて、メインディッシュのタジン。「えっ、タジンってタジン鍋で煮込んだ料理じゃないの?」という声も聞こえてきそうですが。チュニジアのタジンはこれなんです。

肉と野菜をミンチにして固めて焼いたもの。味も作り方もモロッコのタジンとは似てもにつかない料理。なぜこうなったのかはよくわかりませんが。ともかく、このカラワンというレストランでこの料理が初めてメニューにあったので頼んでみました。

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<モロッコのタジン>GR DIGITAL

ついでなので、モロッコの正統タジンを紹介しておきます。モロッコではタジン鍋で煮込んだ料理はすべてタジンという名前が付きます。素材がなんであれ、タジン。モロッコでは料理のバリエーションが少なく、メインはほぼタジンであると断言していいほど。ただ、タジンとひとくくりにしても店や素材によって味はかなりの違いがあり、タジンの食べ比べという楽しみもある。

一方、チュニジアのタジンはそうそうバリエーションはないだろうし、そんなに一般的な料理でもなさそう。そして、チュニジアにはカムニーヤやオジャというものもあり、モロッコよりは毎日違ったものが食べられそう。

ま、タジンについては断然モロッコの方が美味いと思うけど。

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2010年4月21日 (水)

ケロアンの昼下がり

昼食を取り、ケロアンを歩く。

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<香辛料>MZ-3/35mm/RVP100

ケロアンのメディナはショハダ門からチュニス門までは比較的短く、500m程度だろうか。このあたりは、商店や露店も出ていて、にぎわいがある。

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<アーケード>MZ-3/35mm/RVP100

途中に短いアーケードがあり、明かり取りようの部分から陽が差し込んでいる。そのためちょっと面白い写真が撮れた。

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<チュニス門>MZ-3/35mm/RVP100

しかし、このメインストリートは実に短い。あっという間にメディナの反対側に出てしまう。ガイドブックの地図を見ると、ケロアンのメディナはこの方向と対角に広がりを見せている。それではそちらに行ってみることにしよう。

しかし、ここからが迷走の始まりであった。

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<白のメディナ>MZ-3/35mm/RVP100

グランモスク方面に歩いているつもりだったが、いつの間にかどこともわからないところに迷い込んでいた。先ほどのメインストリートには買い物客などもいたが、ここではほとんど人に出会わない。住居のドアもぴたりと閉ざされているばかり。

ケロアンの昼下がり。シエスタの習慣でもあるのか、ここは無人の世界と化していた。

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<路地裏の子猫>MZ-3/35mm/RVP100

さまよっているうちに猫がひょっこり出てきた。猫は警戒心が強い動物で、カメラを向けてもたいていは逃げられてしまうことが多いのだが、このときはうまくいった。猫も人気のないメディナをさまよって出会った人間に親しみを感じていたのかもしれない。

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<グランモスク付近のベン・アリの肖像画>MZ-3/35mm/RVP100

猫の導きがあったのか、その30分後、何とかグランモスクに到着した。しかし、この時間帯はモスクが開いてないので、結局この日はメディナを延々と散策するだけに終わった。

ケロアンのメディナは世界遺産に登録されているものの、規模は今まで回ってきたチュニスやスファックス、スースのメディナに比べて小さい。そして、観光客相手の店が少ないなど、かなりローカル色が強い。店ばかりでなく、チケットを購入してみて回るような観光スポットも比較的早く終わってしまうのだ。

そういうこともあって、翌日はかなり早く行動することとなったのだが。話は続く。

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2010年4月17日 (土)

囚われのラクダ

ケロアンにある伝統的な井戸には、ラクダがつながれている。ラクダは井戸から水をくみ上げるポンプの代わりを担わされていて、かなり哀れな様子を漂わせている。

もっとも今では、井戸の番人が観光客がやってくるとラクダを歩かせるという観光的なものになっているのだが、哀れなことには違いない。

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<ビル・バルータのラクダ>MZ-3/20mm/RVP100

井戸の名前はビル・バルータ。井戸なのに、建物の二階に位置している。初日に訪れたものの、こんな構造になっているとは思いもよらず、やっとの事で井戸にたどり着くと、番人がラクダを歩かせ始めた。この調子ではチップを要求されると思い、一通り見ただけで写真は撮らずに出てきた。

翌日の朝出直した。昨日の感じからシグマの20mmレンズをつけ、チップを要求される前にさっと撮って引き返すという作戦。見事に成功。しかし、取れたのはこのカットのみ。

それにしても観光地なんだから、もうちょっと気の許せる観光スポットであって欲しいのだが。

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2010年4月15日 (木)

ブリック&クシャ

ケロアンに到着し、荷物整理のあと、街を少しだけ歩いてみた。だが、暑くてほとんど人々の活動が見られず、昼食を取ることにする。

手招きで客を誘うローカル食堂。9.0ディナールのセットメニューのみという店。客もチュニジア人が多い。その中から、定番のブリックとクシャという煮込み料理を選んだ。

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<アラブパン>GR DIGITAL

パンはバゲットを切ったものではなく、こんな感じのアラブパン。これで約半分。本来の形は円盤形。アラブパンと便宜上書いたが、モロッコなどではこちらが主流。やはりチュニジアでもこのタイプはあると思うのだが、今までの食事ではこれが出てくることはなかった。

夕刻、街を歩いていたら、人々がパンを買って家路につくところを見かけた。そのうち半分くらいはバゲットを買い物かごに入れていたが、半分はアラブパンであった。古都ケロアンではこちらのパンを好むのかもしれない。モロッコのパンも同様だが、これはバゲット以上に美味しいパンなのである。

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<ブリック>GR DIGITAL

もはや説明不要のブリック。中の具がなんだったのかはもはや忘れた。すいません。それにしても、これは腹に結構たまる。

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<クシャ>GR DIGITAL

クシャというのは羊肉の煮込み料理。羊肉の他に大きなシシトウとジャガイモが入る。煮込みのベースとなるソースはトマト味。とびきりというわけではないが、まあまあ美味い。それに、ソースを先ほどのアラブパンに付けて食べるとまた味が引き立つ。

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<デザート>GR DIGITAL

スイカとメロンがデザート。メロンが出るのは珍しいが、あまりみずみずしくなかった。スイカは水分を多く含み、かなりの美味さである。個人的にはスイカだけでいい感じもする。それにしても、これだけの値段で、デザート付き。ケロアンは物価も安いみたいだ。また、食事をする店ではどこも同じ感じで、メニューの数はあまり多くない。そのかわり、こんな感じのセットにしたものが多かった。

ま、もともとチュニジア料理は品数が豊富ではないが。

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2010年4月11日 (日)

チュニジア・ホテル

少しだけスキャンできたので、チュニジアの話。それでも、ここではリバーサル画像は登場しないのだけれど。

スースからケロアンに移動。ケロアンは内陸部にある都市だが、イスラム教にとっては聖地のひとつである。鉄道はなく、バスで向かう。長距離バスでタバルカ往復のような感じなのかと思ったら、料金をドライバーに払う乗り合いバスだったので拍子抜け。しかも、たったの1時間で到着してしまった。

バスターミナルは町はずれにあるので、タクシーを利用する。「チュニジア・ホテルに行ってくれ」と告げた。当てがあったわけではないが、ケロアンではここにすると決めていたのだ。宿はメディナにあるわけでもないが、ドライバーはメディナの正門に当たるショハダ門にクルマを止め、「ここから先は歩いてくれ」ということになった。道が入り組んでいるわけでもないだろうが、交通の流れを見ていると一方通行が多いようだ。

宿は歩いてもたいした距離ではなかった。ドアを開け、空室をたずねる。緊張するこの一瞬。スースでは強欲な宿の主人に対決をし、このときばかりは油断がならない感じである。だが、相手に出た宿の主人は非常に温厚そうな顔つきであった。部屋を見てから決めることにし、メイド(といってもおばさんだが)に部屋に案内される。

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<チュニジア・ホテル120号室>GR DIGITAL

どうということのないシングルルーム。天井には巨大なファンがあり、これは動くのかとスイッチを入れようとすると、「ルック」と指さすメイド。そこにはエアコンがあったのだ。

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<これはありがたい>GR DIGITAL

チュニジアは暑い。チュニスでは日本で予約してきた宿に泊まったので、ほぼ問題はなかったのだが、タバルカ、スファックス、スースと暑くて眠れない夜が何度かあった。特に、南部のスファックスは、ほとんど風の入らないような作りで、非常に苦しかった。ケロアンも内陸部にあり、やはり暑い。これはありがたい。

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<バルコニー>GR DIGITAL

さらにメイドが窓を開けるとそこにはバルコニーがあった。これで洗濯物も干せるではないか。もう迷わずチェックインする。二つ星のこの宿だが、1泊わずか25ディナール。それまでの安宿は料金をすぐ払ったり、翌日1泊ごとに精算するというところばかりだった。しかし、ここはまったくそういうそぶりも見せず、快適に過ごすことができたのだ。

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<朝食>GR DIGITAL

チュニジアでもパンとバター、ジャム、カフェオレだけのコンチネンタルスタイルのところが多い。我が、チュニジア・ホテルでもそうである。しかし、礼節をわきまえた男性従業員が丁寧にサーブしてくれるので、簡単なものでも美味しく感じてしまう。

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<キイ>GR DIGITAL

チュニジアのケロアンに行くなら、ここは是非ともお勧め。部屋にテレビはないものの、フロントにはある。もちろん、シャワー付き。シングルはそのあたりがやや狭い感じだが、あまり気にならなかった。

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2010年4月 4日 (日)

バンコクで日本食

はい、新年度に入りました。状況相変わらずです。よって、つなぎの記事です。

前のエントリーで、日本食を取り上げましたが、また続編です。今回紹介するのは、バンコクでも中心部に近く、大きな建物に入っているにもかかわらず、飲食税を取らない店です。その名は「やよい軒」。場所は、チットロムのセントラル・ワールドの対面にあるビッグCという、巨大スーパーの最上階にあります。

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<アイスグリーンティ>GR DIGITAL

ビッグCの上階にはフードコートもあるものの、あと数軒のレストランが入っています。日本人の感覚だと今やデパート内にあるレストランといっても、さほど負担に感じず利用するものでしょう。とはいえ、バンコクではこういうところにある店は街の食堂の数倍の料金が発生します。

きちっとした食事を取るなら、200バーツ以上かかるし、飲み物を頼めばかなりの料金。コンビニ料金の5倍近く取っているのではないかと思われます。さらには、これにかなり高額の飲食税がプラスされ、軽く500バーツくらいは飛んでいく計算になります。二人で行けば1000バーツ。バンコクでもそれなりの宿に泊まれますね。

やよい軒はこれがいっさい発生しません。さて、何を食べようか。飲み物は一番安い20バーツのお茶で決まり。冷やしてあるただの日本茶みたいな味。ところが、なくなってくるとウエイトレスがお変わりを持ってくるのですね。追加料金の発生はなし。いいですよね。

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<味噌カツセット>GR DIGITAL

この日頼んだのは、味噌カツセット。サラダ、お新香、味噌汁付き。120バーツ。味噌カツは鍋で供されまだじゅうじゅういっています。あわてて食べるとやけどするぜ。

この店は、実に簡便なシステムで、テーブルなどにはあまりお金をかけていません。でも、貧乏くさくないのは清潔感を保つように、客が席を立つと従業員がきれいに片づけテーブルも綺麗に拭いていくからだと思いますね。

メニューもほぼ日本食だけながら、タイ語とローマ字で表記されていて、ウエイトレスがてきぱきと伝票に記入していく。もしかすると、ボスシステムを使っているのかも。ウエイトレスはおそらく日本語はまったくできないと想像しますが、メニューだけは徹底して教育されている感じ。そのウエイトレスも3名くらいしかいなくて、注文を取る、料理の上げ下げ、レジと一人が何役もこなす。このあたりは日本式の社員教育なんでしょうねえ。

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<チキン照り焼きセット>GR DIGITAL

この店は、一昨年のタイ・ラオス・中国の旅の時に見つけました。ちょうど宿がこのあたりだったので、ビッグCで安いミネラルウォーターでも仕入れようとしたついでに上階を覗いて見つけました。

そのときに頼んだのはお茶と99バーツのチキン照り焼きセット。これまた、ハイカロリーな食事ですが、味はいうことありません。とにかく、味は保証済みだし、安い。これ以上安い日本食は、おそらく楽宮旅社のあった建物にある北京飯店だけではないかと思いますが。とにかく、そこらの街の食堂でタイ飯を食べるのとさほど変わらない料金でハイレベルの日本料理を食べることができるのはここだけではないかと思います。

だまされたと思って、行ってみてください。

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