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2011年10月 9日 (日)

インドからネパールへ

インドからネパールへはポールトラベルという旅行社がやっているツーリストバスを利用することにした。ヴァラナシーからスノウリを経由しカトマンズかポカラまでというルートである。パンフレットによると集合時の朝食とスノウリ1泊の料金は含まれて800ルピーで行けることになっている。

パンフレットによればルンビニまでも運行するらしいが、ルンビニに泊まってしまうとあとのルートが面倒なことになるため、スノウリかその先のバイラワで泊まり、次のバスを見つけようと考えていた。スノウリまでなら500ルピーである。チケットを買うことになり、ポールトラベルの男がいうことには、スノウリからルンビニ往復、スノウリ2泊でポカラまでというチケットを勧められた。これで1200ルピー。

あとで値段を計算するとどうも腑に落ちない点があったが、旅行社のそばにはツーリストバスらしいものが数台並んでいたので、まあスムーズに行けるものだと思っていた。ちなみに、バスはガイドブックによれば毎日運行とあったが、この時期は客が少ないためか、指定の曜日には出ず、翌日にすることになった。

そして、当日。ポールトラベルに集合。チケットを確認去され、朝食券をもらう。次第に旅行者が集まってくる。オートリキシャが2台。現れたのは韓国人の若いパッカー…ではなくて、話しかけると日本の大学生だった。もう1台からはニュージーランド人の男女。

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<これが朝食>GR DIGITAL

指定の食堂のそばで待つ。旅行者はぽつぽつと集まってきて、今度は本当の韓国人のバックパッカー、イタリア人の男1人女2人というグループ、最後にかなり大柄なスペイン人3人の男というのが、この日乗るメンバーとなった。

レストランからは具を挟んだトーストとチャイが配られる。これだけ。出発時間をかなりすぎてようやくバスが動き出す。しかしそれは大型のものではなく、タータ製のミニバンであった。荷物は屋根に積む。一番の懸念はこのことだった。今回ザックカバーを持参するのを忘れ、荷物が濡れてしまうのが一番いやだった。

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<車内>GR DIGITAL

最後列のシートに座る。あとで思い知ったが、一番よいのは運転席の後ろあたり。とにかく狭い。だが、反対側にはスペイン人の中でも最も大柄な男が来ただけなので、荷物を置く余裕があった。

最前列に運転手と案内役なのか正体不明のインド人女性が座る。この人は出発間際にやってきて、何か注意をアナウンスしたあとはただ乗っているだけの人だった。荷物もなく、食事にも同席しない。

ミニバンはようやく出発したが、まずはガソリンを入れ、そのあとタイヤの空気を入れる。ちなみに、タイヤの空気はガソリンスタンドではなく別のところで行った。そんな具合なので1時間たってもまだヴァラナシー郊外らしかった。都市や町の境目にはちょっとした市場のようなものがあり、ここにクルマやバス、リキシャや荷車が混在し、かなりの渋滞となる。これを何回繰り返しただろうか。昼を過ぎてしばらくしやっと初めての休憩となる。

ここではヨーロッパ組は旺盛な食欲を見せていたが、日本人の大学生はかなり具合が悪いらしく、飲み物を取ったのみ。トイレにも何回も行きたがっていたようだ。韓国人はターリーを食べていたが、具合はよくないようであった。ま、そういう自分も飲み物だけをオーダーしたのみ。すっかり回復していたのだが、ぶり返しが怖かったので食べないことにしたのだ。

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<2度目の休憩>K7/FA35

午後の行程もあまり芳しくなかった。地図上で見ると、ヴァラナシーとスノウリのほぼ中間にある、ゴーラクプールに到着したのが、17:00近く。300kmくらいを8時間かかっている。そろそろ休憩が欲しいところだが、18:00過ぎにようやく2度目のストップ。ここでトイレを済まし、飲み物とビスケットを買う。

ここからは交通量が減り、ややスピードアップする。車窓の左側には大きな夕陽が見える。普通の状態だったら、カメラを構えるところだが、身体が動かない。精神的に疲れ切っている。

ミニバンは20:00ちょっと前にスノウリの国境に到着。ミニバンはここまで。あとは歩いて国境を越えるのだ。インド側の国境には今夜泊まる宿の人間が案内を兼ねてやってきていた。この国境はインド人とネパール人には行き来が自由なのである。

このあと宿へ。まるで南京虫が出そうなところで、夜だというのに、暑くてかなわない宿である。ここで、アジア組に入れられ、3人で泊まることになったが、自分は翌日もあるので、ひとり部屋に変更させてもらう。100ネパールルピーの追加。

ヨーロッパ組は元気にもりもりと食事を取っている。日本人の大学生と韓国人は元気がなく、今日は何も食べずに寝るだけらしい。

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<久しぶりのビール>GR DIGITAL

かなり腹が減っている。トーストとビスケットだけでは当たり前である。ビールとチベットの焼きそば、チョウメンをオーダー。ビールはツボルグのストロングというやつで、かなり強く感じた。だが、日本を出て飛行機の中で飲む以来のアルコールなので、これは仕方ないのかもしれない。

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<チョウメン>GR DIGITAL

チョウメンは味がしなかった。宿の係が持ってきた赤と緑のペーストをつけるとまあまあになる。だが、空腹を満たすだけ。

変更した部屋だが、天井にファンがあるのみ。トイレにはシャワーもついていたが、お湯は出ない。んー、この部屋で2泊か。

と、いうわけで、インド・ネパールの陸路国境越えに成功しました。個人的にはこれでよかったのですが、インドからルンビニを目指す人以外にはお勧めできません。ポールトラベルは、チケット確認の時にインドルピーはネパールでは使えないようなことをいって、両替させようとします。もちろん、ネパールでも使えます。ただ、建前上はインドルピーの国外持ち出しは不可となっています。

そして、スノウリの国境ですが、インド側に両替所があり、かなり悪いレートで両替することになります。ここではあまり両替しない方がいいでしょう。ネパール側も両替は至る所でやっていますが、やはりレートはよくないです。

宿でチケットのチェックが行われましたが、ルンビニと聞くとクルマ手配を持ちかけられました。1300ネパールルピーでしたが、割高です。面倒なのでOKしましたが、ニュージーランド人のカップルのようにチケットはスノウリまで、ここでは泊まらずに自分で宿を探すなどの方法の方が、より快適な旅ができそうです。

国境のイミグレーションですが、ここは緩い。書類に不備があっても、大丈夫みたいです。ネパールビザ用の写真とUSドルがあれば、楽々です。

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コメント

11時間ですか?
うーん、けっこうきついですね(^_^;)
途中の町で一泊します

投稿: kimcafe | 2011年10月 9日 (日) 21時00分

karaokekimcafeさん、こんにちは。
いちお、鉄道では、ヴァラナシーからゴーラクプールに出て、すし詰めのジープで向かうようです。狭い上に10人以上詰め込まれるとのことで、まだポールトラベルの方が、その日に到着するのとひとり分の座席が確保されていることから、マシなのかもしれません。
めでたく、インド・ネパールの国境も通過したので、別ルートでの国境越えはもうしないと思いますけど。

投稿: ヒョウちゃん | 2011年10月 9日 (日) 21時47分

なかなか大変な国境こえでしたね。国境こえを楽しみできているからまぁいいですが。それでも路線バスに乗るよりはよかったのかも。もっと大変だったでしょうから。

スノウリの宿、でてきましたね。こりゃ、泊まるのが大変。ここで2泊したのですね。1泊できりあげたいところですが、どこだったかいらっしゃる都合で2泊だったのでしたね。

投稿: とんび | 2011年10月10日 (月) 08時39分

私はブッダの足跡をたどりたかったので順序は逆になりますがクシナガール(入滅の地)に宿泊し,翌日にバスでゴラクプール→スノウリ国境→ルンビニ(生誕の地)と移動しました。インド国内は問題なく移動できますが,ネパールに入ってからはけっこう苦労することになります。不慣れな場合はツアーバスの方が良いと思います。

もちろんインドルピーしか持っておらず,ルンビニの宿で固定レート(1インド・ルピー=1.6ネパール・ルピー)で両替してもらいました。カトマンドゥでも同じように両替は可能でしょう。この逆両替,つまりネパール・ルピーをインド・ルピーに両替するのはかなり難しいのでドルから両替するにしても,インドルピーと組み合わせて余らないようにするのが良いですね。

投稿: 亜細亜育ち | 2011年10月10日 (月) 09時53分

chickとんびさん、こんにちは。
言葉にするとこんなものかとなってしまいますが、かなりきつかったです。
なんといっても、休憩が2回だけですから。
スノウリの宿ですが、これはまた別の記事でちゃんと起こしますので、よろしくです。
なんたって、写真をアップしていませんからね。

投稿: ヒョウちゃん | 2011年10月10日 (月) 13時10分

pisces亜細亜育ちさん、こんにちは。
自分の場合ネパールでの移動は、スノウリ-ポカラとポカラ-カトマンズだけですね。
ちょっと調べたら、ゴールデントラベルのツーリストバスがポカラとスノウリを運行しているんですね。
でも、見かけなかったな。
次のポカラ行きは一応ポールトラベルの料金に含まれているんですが、ツーリストバスやミニバンではなくて、ローカルバスなんです。こちらも、あとで記事にしますので、お楽しみに。

ルンビニに直接入られたのですね。
それは賢明なのかもしれません。
スノウリは旅行者からどうやって金を巻き上げようかというような連中が渦巻いているところです。
両替のレートは決して固定相場ではなくて、何も知らない旅行者をだますような仕組みです。レート表さえありません。
数年前の旅行記(スノウリ→インド)などを見ると、ローカルバスで行こうとした旅行者に対し、脅迫とも暴力的ともいえる手段でツーリストバスに乗せようとするものがけっこう出てきます。
ルンビニあるいはネパールのどこに行っても、スノウリ以外はごく当たり前のところだと思います。
あと、現地のお金ですが、自分の場合は再両替の必要ない程度に換えるのですが、また来る場合も考えて、現地の通貨を持ち帰りますよ。ま、いつになるかわからないのですけどね。

投稿: ヒョウちゃん | 2011年10月10日 (月) 13時32分

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