イノシシを食らう
悪夢のようなクリスマスが終わり、本来の旅ができると勇んでシエナのバスターミナルに向かったところ、「今日は休日なのでバスはない」といわれてしまいました。
それは聖ステファーノの日。かつて南イタリアでただの日曜日だったにも関わらず、私鉄がすべて運休してしまい身動きがとれなくなってしまったことを思い出しました。フィレンツェへの便はあるらしいが、世界遺産ピエンツァへの便はまったくなし。しょうがないので、シエナ観光やりました。
そんなわけでシエナに張り付きになってしまったわけですが、さすがに観光スポットはやっていて、お店も通常営業だったのが幸いです。
<トスカーナ風アンティパスト>GR DIGITAL
それでも、ほとんどのリストランテが19:00以降の営業だったため、店が開くまで寒いシエナの街を1時間あまりも散歩させられることになりました。
そしてようやく入った、リストランテ。正確にはリストランテではなく、オステリア。イタリアのきちんとした飲食店には、リストランテ、トラットリア、オステリアという名前が付いています。順番に格が落ちていくような記述もありますが、明確な違いがはっきりわかるわけでもありません。
オーダーしたのは、ミネラルウォーター、自家製赤ワイン、トスカーナ風前菜、トリッパ(内臓)の煮込みです。しばらくすると、カメリエーレが、「トリッパは今日はできない」と伝えてきたので、再びメニューを見て、あれがあったので頼むことにしました。
トスカーナ風の前菜とは、やはり生ハムやサラミとなりますね。南部カラブリア州の前菜もほぼ同じですけどね。ローマ風の前菜となるとこういうものではございません。
<鶏レバーのペースト>GR DIGITAL
前菜を食べながらワインを飲み、メインが来るのを待ちます。生ハムはともかく、サラミは3種類あり、脂分の多めのものが美味かった。やや生に近いんですね。あとのふたつは通常のドライサラミとハーブ入りのサラミ。
中央にあるのは鶏レバーのペーストをのせたブルスケッタ。ブルスケッタとはパンを少しあぶり、オリーブ油をかけて具をのせたもの。具は様々で、前菜ではたいてい出てくる料理ですね。これもまた美味い。
<イノシシ肉の煮込み>GR DIGITAL
そうして待つうちにやってきたのが、これ。メニューにCinghiale in umidoという文字を見つけていたのですね。チンギアーレというのが、イノシシ肉の名称。
結構ハーブが効かされているのですが、ワインでよく煮込んだと思われる肉は癖がなく、ナイフを使わなくても、フォークですーっと切れていく。前日のイノシシサラミのパニーノというやつもありましたが、本格的なイノシシ料理は初めてです。
癖はないけど、味もしっかりしていて美味いです。量的にも理想の一人分なのですが…。やはりイノシシ肉は身がしっかり詰まっているのか、ハイカロリーなのか翌日なかなか腹が空きませんでした。
恐るべしイノシシ肉。
ちなみに、このあとエスプレッソを頼み、しめて29.5ユーロでした。
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コメント
おいしそうですねぇ・・・・・・ヽ(´▽`)/
でもイタリアの難点は食事が高いことですね。スペインだともう少し安くあがるのですが(^。^)。
投稿: おりんぴあ | 2012年1月30日 (月) 01時33分
猪食べたい~(^^ゞ
イタリア食い倒れ旅もいいですね
寒い時は避けたいけど
投稿: kimcafe | 2012年1月30日 (月) 22時22分
もう、1ユーロが100円以下という知識があって、おお安いなあと思っていましたが、そんなもんですかねえ。
ちなみに、成田で両替したときにはまだ100円切ってなくて、103円くらいでしたけどね。
気になったので、2007年のデータを調べてみました。
ただ、スペインには滞在しているのですが、アルヘシラス1泊だけで、結構遅く到着したもので、まともなレストランには入っていないのですね。
なので、南ヨーロッパでもっとも物価の安いと思われるポルトガルのデータですが、夕食に同じようなものを頼み、20ユーロちょっとでした。
でも、当時のレートは1ユーロ、140円くらいしたんじゃないかなあ。
でも、やはり高いですかね。<イタリア
投稿: ヒョウちゃん | 2012年1月30日 (月) 22時41分
やはりイノシシはフランスでいうジビエですから、秋から冬にかけての食材ですねえ。
なので、こういう時期しか食べられないので、多少の寒さは我慢ですね。
イタリアでは食い倒れたといっていいと思いますが、胃腸にも財布にもきついものがあるので、途中から、昼食を軽いものにしています。
投稿: ヒョウちゃん | 2012年1月30日 (月) 22時44分
そういえば、先日近所の雪山をコドモといっしょにトレッキングするイベントで、イノシシの足跡を見ました。
ガイドしてくれた方曰く、「このあたりは学者さんはイノシシはいないはずだと言うのだけれど、実際足跡も見かけるし、時々獲ってくるひともいるんだよね」なんて言ってたっけ。
それにしても、おいしそうですねぇ。
投稿: にしざわ | 2012年1月31日 (火) 08時52分
東京の多摩地区なんかでも、住宅地に出没なんて話もたまにありますねえ。
うちの近所じゃ丹沢あたりに行くと名物になってますね。
イタリアなんてそれほど山深いとことは思えないのですが、ハムやサラミに加工されしかも、レストランで提供されるほどなので、イノシシがたくさんいるみたいです。
味はいうことありませんでした。
久しぶりに充実した夕食でしたよ。
また来てください。
投稿: ヒョウちゃん | 2012年1月31日 (火) 22時02分
猪の肉、美味しかったデスか。
伊豆には猪がたくさんいて、イノシシ村っていうのもあったくらいで、イノシシ料理はたくさんあって食べる機会もたくさんあったンですが、味噌鍋にしたりして、イノシシの匂いや肉のかたさに工夫していました。
でもね。やはりなかなか馴染めず・・。イノブタなら美味しかったりしましたが、それならブタの方が美味。
だもんでどちらかというと敬遠していたんで。イタリア料理店でイノシシの肉がどう変わったか興味津々です。
投稿: lastsmile | 2012年2月 4日 (土) 06時55分
伊豆のイノシシ村、聞いたことはありますが、立ち寄ったことはありません。
このイノシシ料理はワインで煮込んであって、かなり柔らかくなっています。癖もありません。
ただ、肉を毎日食べ続けるとしても、たまに食べるというものなんじゃないかなとも思います。
牛や豚や鶏に比べたら、食べる頻度はかなり少ないと思います。
何せ、腹にかなりずしっと堪えますからね。
でも、話の種に食べてみてもよい料理だと思いますね。
投稿: ヒョウちゃん | 2012年2月 4日 (土) 17時14分