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2012年2月26日 (日)

肉との格闘、Tボーンステーキ500g

フィレンツェ名物、第2段。Tボーンステーキでございます。フィレンツェのあるトスカーナ州にはキアーナ牛というものがあり、これを豪快に骨付きのまま焼いたステーキが、フィレンツェ名物。フィレとロースが一緒になったもので、最低でも厚さ3cm、重さ500gという大型ステーキです。

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<まずは定番赤ワイン>GR DIGITAL

例によって、ガリバルディに出かけます。一応、メニュー表で値段は確かめておきました。いつもの赤にミネラルウォーターも付けちゃう。何たって今日は戦いだから、喉を通らなくなると困りますから。

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<海のサラダ>GR DIGITAL

アンティパストというか、第1皿には海のサラダを。タコ、イカ、ムール貝のボイルにオリーブ油で味付けしたもの。軽い感じでさくさく行けます。しかも美味い。個人的には新鮮な海の幸があれば、肉は必要ないとは思うのですが、これから肉に取り組むに当たり、別の味を求めたくもなるでしょう。

500gの肉に挑むのに、こんなもの食べてもいいのかと思われる方もいるでしょうが、昼はドネルケバブのパニーノで軽く済ませたので大丈夫。財布にも優しかったです。

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<Tボーン登場>GR DIGITAL

そうこうするうちに、肉が登場。さすがにすごい肉の塊。ぐずぐずしていると肉が冷め切って、まるで歯が立たなくなりそうです。

フィレンツェのTボーンステーキ。ビステッカ・アラ・フィオレンティーナ。BSEで世間が騒然となったときには、これがメニューから消え、骨なしのステーキばかりとなってしまったようですが、騒動もすっかり忘れ去られ、牛の管理もしっかりしてきて、復活となりました。

予算的にも苦しい人には、ふつうのビステッカ、骨なしのステーキもあります。ただし、部位はどこになるかわかりませんが、薄く切った肉の方が、日本人にはなじみ深そうだし、かえって美味しくいただけそうな気もします。

個人的にはこの肉、塩こしょうを少し欲しい感じもしましたが、久しぶりに牛肉食ったという感じを深く味わいました。

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<戦の跡>GR DIGITAL

そんなわけで完食です。これだけ骨があるのですから、正味肉300g、骨200gといったところでしょうか。これだけ厚いと、中央部分はレアなんですね。

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<三層のジェラート>GR DIGITAL

ほとんど満腹なのですが、ここまで来たら、フルコース行ってやろうと思いまして、食後のドルチェも頼んじゃいました。ジェラートを頼むとこんな三層構造。これも美味い。

そして、エスプレッソを追加し、しめてお値段、46.9ユーロ。まあ、しょうがないですよね。たまにはいいじゃん。

中には、1kgという肉もありますが、これはおそらく数名で来て、切り分けてもらいシェアするものかと。でも、中にはこれを食べていく猛者もいるようです。

Trattoria Pizzeria da Garibardi

Address:Piazza del Mercato Centrale, 38r.

Tel:055-21-22-67

www.garibardi.it E-mail:info@garibardi.it

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2012年2月24日 (金)

レオナルドの村

フィレンツェ3日目はヴィンチに行く。行き方はピサ方面の列車に乗り、エンポリでプルマンに乗り換えである。エンポリというところは、イタリアサッカーのセリエAに所属するチームのあるところなのだが、ごく小さな地方都市である。

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<エンポリのプルマン>K7/DA21

エンポリまで約30分。駅を出るとそこがプルマン乗り場になっているが、チケット売り場がわからない。いろいろ聞いて駅のキオスクで売っていることがわかり、無事購入。こちらも聞いたが、中国人に間違われて、あちら在住の中国人になにやら聞かれたりもした。イタリアには中国人がかなり多いです。

さて、チケットを手に無事出てきたものの、ヴィンチ行きの乗り場がわからず、またもや人に聞いてようやく判明。なんと、次の便は1時間後。しょうがないので、駅前からエンポリの街をちょっと撮影し、駅のバールでカプチーノなどを飲んで時間をつぶす。

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<ヴィンチ>K7/DA21

割と早めにでたつもりだったのだが、もう正午である。降り立ったヴィンチはまさに村という感じ。ここは、レオナルド・ダ・ヴィンチの生まれ故郷だが、レオナルドの生家はここから3kmほど離れたところだという。生家も残されているのだが、当てもなく歩くわけにもいかず、このあたりをぶらついた。

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<レオナルドへのオマージュ>K7/DA21

バス通りから小高くなったところがあり、この一帯がレオナルドにあやかったようなところだった。レオナルド博物館はなんと、雨による浸水のため臨時休館(英語で説明があった)。そのほか、やはりレオナルドの名前を冠した私設の博物館もあったが、このあたりをぶらついている方を選ぶ。

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<謎のオブジェ>K7/DA15

と、いってもくまなく歩いても30分もかからないというようなところである。ちょっとした広場には、オブジェ風のものがあり、レオナルドの発明に関係したような感じのものだった。

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<永久時計>K7/DA21

土産物屋もあり、ここにはレオナルドが関係したのかどうか、バッテリーやぜんまいを使わずとも勝手に動く時計があった。

いやもう、これ以外何もないといってよいところなのだが、結局開いていたリストランテで昼食を食べ、ブルマンに乗って戻ってきたのみ。

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<門扉>K7/DA21

だが、ヴィンチの人にとっては、レオナルドは誇りなのだろうなあということがわかる。ほんのちょっと歩いただけだが、ここにはリストランテが数軒とバールが1軒くらいで、ホテルはない。でも、物好きそうな観光客はいた。とはいえ、みんなクルマで来ていて、プルマン利用の観光客は皆無だった。

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2012年2月22日 (水)

駆け足のルッカ

今回の旅では、フィレンツェを基点にルッカ、プラート、ヴィンチ、ピストイア、アレッツォを回ってきた。また、ローマからはティヴォリにも足を伸ばしている。

いずれも小さな都市で中には村みたいなところもあった。しかし、イタリアではローマのような大都市でもヴィンチのような山の中の村みたいなところでも「コムーネ」という行政単位なのである。

今回はこんな具合に結構移動が多かったので、ひとつのコムーネをあまりじっくり見ていない。ローマもフィレンツェもこんな具合で、じっくり腰を落ち着けて回ったのはアッシジくらいのものである。なので、「これ」というものを決めてピンポイントで回ってきた。

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<ルッカの城壁>K7/DA21

ルッカに到着したのは昼を回った頃で、最初はフィレンツェからバス(プルマン)で行こうとしたのだが、結局は鉄道となった。いい時間帯のものがなかったからだが、時間を食ってしまった。冬のヨーロッパの日没は早く、残された時間はあまりない。

ルッカの駅から中心部にはこんな城壁を抜けていく。城壁の前には小川が流れ、非常にのどかである。夏に訪れたときにはここで昼寝をしている人もいたくらいで、ローマやフィレンツェとは全く違う雰囲気だ。

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<ドゥオモ>K7/DA15

まず現れるのがドゥオモ。ファサードがアーチ型でちょっと他では見ない形。

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<グイジーニの塔>K7/DA21

グイジーニという人がルッカでの名士らしい。グイジーニの塔はピサの斜塔やマンジャの塔などに比べれば、歴史的価値がほとんどないもので、ほとんど私設博物館的ではあるが。ここにはかつて登ったことがあるので、すっ飛ばしました。塔の上には樹齢100年以上という木が茂っている。登ればルッカが俯瞰できるのでそれなりには楽しめます。

なお、ルッカ出身の有名人としては、「蝶々夫人」のプッチーニがいます。

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<サン・ミケーレ・イン・フォロ教会>K7/DA15

何とも荘厳なファサードを持つ教会。だが、訪れた時間帯は内部が公開されていなかった。よって外観のみ。

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<サン・フレディアーノ教会のモザイク>K7/FA50

実はここも内部を覗くことさえできなかったのですが、この素晴らしいモザイクだけでも見ることができてよかった。以前訪れたときには、なんと修復中でまったく見ることもできなかったのです。ここがルッカのハイライトなのかもしれない。

ま、写真とまわり方は一致していませんが、こんな感じで回りました。さて、その帰途。駅に戻ろうとしたら、署名を集めている二人組が出てきました。やたら愛想がよく、「ショメイ、エイズ」などといっていましたが、無視。フィレンツェに戻り、ガイドブックを開くと、こうした署名を行うと強制的に20ユーロくらいの寄付を迫られてしまうようです。イタリア旅行を考えている方、要注意です。

また、ルッカの帰りにプラートに立ち寄りましたが、記事になるようなものがなかったので、割愛します。ま、ここもざっと見ただけでしたけど。

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2012年2月19日 (日)

野菜とポルチーニ

今回はフィレンツェの名物料理なのかどうか。ただ、イタリアでの定番料理とはいえると思います。

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<ヴィーノ・ロッソとパーネ>GR DIGITAL

さて、今夜はどの店に入ろうか。このあたりは店の混み具合、値段、雰囲気などから総合的に判断して決めることになる。今夜はナツィナオーレ通りに面した、La Pamparaである。

この界隈は中央市場も含めて、フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅西側の安宿街に入る。その中でも席数がかなりあり、値段も安いという店。ここは迷わずにハウスワインの赤と行こう。

まずは野菜盛り合わせ。だが、直訳すれば、オイル漬けの野菜みたいな感じである。

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<野菜盛り合わせ>GR DIGITAL

夏のローマではアンティパスト・アラ・ロマーナと呼ばれる、野菜各種のソテーが定番なのだが、それとは少し違う。これもある程度ソテーしたものだろうが、さらにオリーブ油になじませているのである。

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<ピーマン>GR DIGITAL

赤と黄色の彩りが綺麗である。食べてみるとオイルの質がよいのか、それほど脂っぽくはない。

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<乾燥なす>GR DIGITAL

乾燥なすとは書いてみたものの、実態はよくわからず。味はやや酸っぱい感じ。生のなすはそれほど持たないだろうが、なすをまるで干し柿のようにして、つり下げて乾燥させたものを中東からヨーロッパにかけては見かけることがある。その保存食品を水で戻したものだろうと想像する。

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<アーティーチョーク>GR DIGITAL

これまた、油漬け。アーティーチョークもイタリアではよく食べられる野菜で、肉の付け合わせなどに用いられる。ここまで野菜ばかりなのだが、いずれも美味く、飽きがこない。

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<ズッキーニ>GR DIGITAL

キュウリに見えるが、ズッキーニ。ま、味はキュウリみたいなものか。

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<薄切り肉のソテー>GR DIGITAL

2品目。Scaloppineと呼ばれる肉の薄切りをソテーした一品。これのポルチーニソース仕立てである。肉は豚。ほとんどレストランのメニューには挙がってこないと思われる料理。

この料理を知ったのは、モロッコのエッサウィラで、たまたま入ったイタリア料理レストランで、レモン仕立てのスカロッピーネを味わった。それがここでは、ポルチーニのソースとは。贅沢である。

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<追加のフォカッチャ>GR DIGITAL

こんなソースが出てきたものだから、パンをあらかた食べてしまった。すると、カメリエーレが気を利かせて、持ってきたのが、このフォカッチャ。要するに、ピザ釜で焼いたピザ生地である。こんがりしていて、最初のパンより絶対に美味しい。

だいたい、イタリアではパンは美味しくないのが定番なのだが、このピザ生地は今まで食べたイタリアのパンの中で一番美味しかった。

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<リモンチェッロ>GR DIGITAL

さらにはこんなサービスも。レモンから作った蒸留酒である。食後酒としてはこれほどのものはない。レモンということで、イタリア南部、特にナポリのあるカンパーニャのものが有名。

これだけ飲み食いして、29.0ユーロでした。コペルト(席料)ありだと思いましたが、もちろんパンとリモンチェッロの代金はついていない。こんなサービスがありましたが、大晦日は大混雑で料理を頼むのも大変な混みようでした。テーブルの間がやや狭いのと、混雑する可能性があるのが難点かも。でも、お勧めです。

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2012年2月16日 (木)

パフォーマーたち

ヨーロッパは比較的大道芸人が多いところで、特に夏場は観光地などによく出没するのだが、冬のトスカーナでも健在であった。

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<路上のモナリザ描き>K7/DA21

よく見ると描いているのはまだ少年。巧いとは思うものの、お手本を見ながらなんですね。

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<似顔絵描き>K7/DA21

あの少年も上達したところで、このような似顔絵描きになるのがせいぜいなのかも。ミケランジェロやダ・ヴィンチになるまではさらなる修行が必要そう。

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<天使もどき>K7/DA21

こちらは、ウフィツィ美術館前によくいるパフォーマーの一人。じっと動かずにひたすら待っていて、お金を投げ込まれると動くというもの。

衣装と露出した顔や皮膚を特定の色に塗り、あたかも作り物のように見せかけます。それにしても、冬場のウフィツィ前は陽が差さないので、さぞかし寒かろうと思います。

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<スフィンクスもどき>K7/DA21

こんなパターンもあります。あとよく見かけるのは、ダースベイダーなどのよく知られたキャラクターに扮するもの。夏のヴェネツィアでもよく見かける。最も多かったのは、フランスのカンヌやアヴィニョンあたり。カンヌは映画祭でも有名で国際的な保養地だし、アヴィニョンは夏の間に大道芸のフェスティバルがある。

ウフィツィ前では6年前かなり過激なパフォーマンスを目撃したことがあった。道化に扮した男が通行人を捕まえて、顔に白いものを塗りたくるというもの。

あとは、レプブリカ広場では、火を使ったダンスを行う女性などもいたが、やはり冬場なのでパフォーマーたちもそれほどたくさんじゃなかったと思います。

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<プラートの花嫁>K7/DA15

冬場でじっと動かずに同じポーズを決めているのもかなりの重労働だとは思います。本業だとは思わないものの、趣味でやっているとしてもかなり辛いですよね。

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2012年2月13日 (月)

円形劇場跡とJT、キャロル・キング

かすてら音楽夜話Vol.28

フィレンツェから1時間30分、ルッカにやってきました。プッチーニの生まれたところでもあり、かつてはナポレオンがヨーロッパの覇権を握っていた頃、ナポレオンの妹、エリザ・ボナパルトが治めた地でもある。

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<円形劇場跡>K7/DA21

まあ、イタリアを訪れる観光客のほとんどが見逃してしまう小都市なのだが、今回はルッカをはじめとしていくつかの小都市を回ることになった。ルッカの近くにはピサがあり、鉄道で30分くらい。

観光名所的にはほとんど何もないといってよいのだが、2001年の夏に訪れたことがあり、10年ぶりに行ってみることにした。

そのルッカの中で見落としてしまいそうになるのが、ローマ時代の円形劇場である。なぜなら、観客席も舞台も取り払われていて、残った円形の広場のまわりには、建物がびっしりとあるところだからだ。

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<観光馬車>K7/DA15

超広角のDA15mm limitedレンズを付けて、ようやくその広さと円い形がわかってもらえるか。いずれにしても雰囲気のよいところなので、時間があったら、ここで食事などしてみたかったのだが。

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<ジェームズ・テイラー>K7/DA21

円形劇場跡にも貼ってあった、JTのポスター。3月に公演があるらしいが、あの円形劇場ではないみたいである。

それにしても、ずいぶんと頭髪が後退したものである。JTといえば、「You've Got A Friend」。しかし、この曲はキャロル・キングのオリジナルで、アルバム『Tapestry』(つづれおり)に収録されていて、JTのものはそのカバーなのだが、アメリカのシングルチャートで1位を獲得している。

YouTubeの映像は、そのキャロル・キングもデュエットしていて、かなり最近のもののようである。40年たっても、色あせない名作なのだ。

キャロル・キングは1970年にシンガーとしてデビューしたが、1968年にThe Cityというグループでもアルバムを出している。それ以前に1960年代前半からソングライターとして数多くのヒットを生み出している。「ロコ・モーション」とか「ナチュラル・ウーマン」などが有名だろう。

この曲の入った、アルバム『Tapestry』も、名作揃いで、わたしゃ「It's Too Late」「So Far Away」なんてところが好きですねえ。このアルバムは306週にわたってチャートインしたメガヒットアルバムなのである。そして、キャロル・キングもグラミー賞4部門受賞と相成った。アルバム部門、最優秀女性ヴォーカル、最優秀レコード(「It's Too Late」)、最優秀楽曲(「You've Got A Friend」)、すごいものである。たぶんほかにはこんな例はない。

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2012年2月11日 (土)

フィレンツェの内蔵料理

フィレンツェの宿は中央市場のすぐそば。中央市場はフィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅にも近く、ロケーションはいうことなし。このあたりには手頃なリストランテが数多く、選び放題なのだが、基本的には2軒の店を交互に訪れることになった。

最初の晩に訪れたのが、ガリバルディという店で、カジュアルな感じのトラットリアだった。店に入ると独特の匂いがした。加齢臭のような感じなのだが、生ハムと赤ワインが混ざった匂いだとわかる。その後ここには2回ほど訪れたのだが、そのころには匂いを感じなくなっていた。イタリアに慣れてしまったということだろうか。

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<トマトのブルスケッタ>GR DIGITAL

前菜にはトマトのブルスケッタである。ふつう2~3切れのブルスケッタが来るものだが、ガリバルディは大きなブルスケッタであった。刻んだだけのトマトだが、何ともジューシーな感じがする。イタリアのトマトは冬でも美味しいのである。

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<トリッパとサラダ>GR DIGITAL

メインはトリッパ・アラ・フィオレンティーノ。フィレンツェ風内臓の煮込みである。このときはきちんとコントルノにインサラータ・ヴェルデ、レタスのサラダを付けた。

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<サラダの友>GR DIGITAL

イタリアではサラダを頼むと必ず、オリーブ油とバルサミコ酢を持ってくる。これがないと始まらない。イタリア人はサラダにはドレッシングではなくこれを自分の好みで配合する。実際美味いサラダができあがるはず。

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<トリッパ>GR DIGITAL

早い話がホルモンである。こうしたモツ料理は日本だけでなく結構あって、ポルトガルのポルトではトリパスと呼ばれるし、調べてみたら、フランスにもあった。トルコにもありますね。

とりわけ、フィレンツェのトリッパは有名で、トマトで煮込んだ牛の胃である。臭みは全くなく、こりこりしているものの柔らかく美味い。これはパンが進む。

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<ティラミス>GR DIGITAL

かつて日本で一大ブームを起こしたティラミス。イタリアじゃありふれたデザート。このあと、エスプレッソとも思ったが、外のバールで飲んだ方が安いので、それは割愛。

ハウスワインの赤、500mlと合わせて、28.5ユーロ。まあ、安いんじゃないかなあ。ここは気さくな店員がいて、また来たくなる雰囲気。ただ、安宿街でもあるので、19:00過ぎに行くと結構混んでいた。味は確かなので早めに入ることですかねえ。

また、中央市場の中にはトリッパのパニーノを売る店があり、さらに安く楽しめます。でも、結構並んでいるんですよね。

まずは、名物料理のひとつ目終了。

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2012年2月 8日 (水)

夕刻のミケランジェロ広場

シエナからフィレンツェに到着したのは、正午前だったが、宿で荷物整理をしたり、昼飯を食べたりで、あまり観光的なところには行っていない。一応、花のドゥオモには行ってみたのだが、このシーズンは正面の祭壇付近を囲って一般観光客が入れなくしてあったため、挨拶程度にとどまった。バチカンのサン・ピエトロ大聖堂もそんな感じだったので、これはどうしようもないことなのかもしれない。

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<ミケランジェロ広場のダビデ像>K7/DA21

この時期のヨーロッパは日照時間が短く陽が沈むのが早い。なので、ミケランジェロ広場を目指した。

ミケランジェロ広場とはあの、システィーナ礼拝堂の「最後の審判」、サン・ピエトロ大聖堂の「ピエタ」、アカデミア美術館にある「ダビデ像」の作者、ミケランジェロ・ブオナロッティの名前を冠したアルノ川左岸、つまりフィレンツェの中心部から川を渡った丘の上にある広場である。

ここはミケランジェロとはほとんど関係ないが、ダビデ像のコピーが置いてあり、フィレンツェで挙式したものは必ずここにやってくるというところである。まあ、ここで夕陽でも眺めようと思ったわけです。

ちなみに、ダビデ像はコピーを含めて3体あり、ミケランジェロ広場のものはかなり青味がかっている。もう一つのコピーはシニョーリア広場のベッキオ宮入口にある。

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<夕刻のフィレンツェ>K7/FA50

小高い丘の上にあるわけで、フィレンツェ中心部の眺めは最高である。上の画像でいうと、右のクーポラを持つのがドゥオモで、左の塔のある建物がベッキオ宮。ここでは写っていないものの、さらに右にはサンタ・クローチェ教会の優雅な姿も確認できる。

到着したのは16時過ぎくらいだったが、すでに陽は傾きいい具合である。だが、勘違いをしていた。遠くの山やフィレンツェ市街はやや赤く染まってはいるものの、ここからは夕陽が見えないのである。夕陽はこの時期フィレンツェ市街を望む場所に沈まず、夕陽を入れようとするとフィレンツェ市街が入らない。

しょうがないので、フィレンツェ市街が赤く染まるのを待つ。

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<ピノキオ>K7/FA50

夕陽はこちら側に沈むのですね。ここには、ピノキオの人形も置いてあった。ピノキオの作者はペンネームをコッローディというのだが、フィレンツェの宿も同じ名前であった。

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<作為的な一枚>K7/FA50

本格的に陽が沈むまでまだ時間があったので、カメラ内で画像を処理してみた。コントラストを強くしてみたのである。これは…リバーサルフィルムで撮ってもここまで強いコントラストにはならず、不自然で気持ち悪い。

カメラがデジタルになっても、このあたりの調整はほとんどナチュラルというか、初期設定のままにして、絞りとシャッタースピードを調整し、露出をどこにするかが勝負になる。

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<赤く染まったフィレンツェ市街>K7/DA21

45分くらい待ち、陽が暮れてきた。シャッタースピードを速くし、絞りもできるだけ絞る。露出は空にあわせる。ようやく満足した写真が撮れた。

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<夕刻のアルノ川>K7/DA15

満足した写真が撮れたら、急速に暗くなってきた。丘を降り、川を渡る。上の写真は感度を上げているものの、特にシャッターや絞りはいじっていません。いい感じなんだけど、水平に撮れていない。これは長年の癖で、肝心なときにこれが出た。

PENTAX K7には、自動水準器があり、水平に撮してくれる機能も付いているのですが、ほとんどこれをオフにしているんですね。なぜなら、見上げるような構図ではこれが余計なことをしてくれるからですが。

こんな時くらい使ってみてもいいですよね。ちょっと勉強になりました。

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2012年2月 5日 (日)

シエナのドゥオモ

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<シエナのドゥオモ>K7/DA15

シエナは内陸にあるにもかかわらず、ピサ、ジェノヴァ、ヴェネツィアなどの港湾都市と貿易を通じて栄え、フィレンツェに対抗する都市でもあった。そのフィレンツェのサンタ・マリア・デル・フィオーリ(フィレンツェのドゥオモ)と覇を競い合うようにたてられたのが、シエナのドゥオモである。

このドゥオモはイタリアでは珍しく入場料が必要である。ここ単独の入場料は3.0ユーロらしいが、3日間有効の共通入場券が10ユーロで、ドゥオモ、ドゥオモ付属美術館、洗礼堂、クリプタ、サン・ベルナルディーノ祈祷堂を回ることができる。とはいえ、最後のサン・ベルナルディーノ祈祷堂はこの時期はやっていないので、ちょっと損した気分になるが。

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<バラ窓>K7/FA50

ファサード上段にあるバラ窓。美しいステンドグラスですが、成功するまで何回もシャッターを切った労作です。

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<床面装飾の絵>K7/DA21

シエナのドゥオモがほかと違う点は、このような床面の装飾があることだろうか。これは象眼細工によるもので、何とも素晴らしい。これはいくつかあるのだが、残念なことにそのいくつかは板で覆われていて、8月のみ公開されるという。

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<ピッコローミニ家の図書室>K7/DA21

ドゥオモに入って、左側の一室に、ピッコローミニ家の図書室と呼ばれる部屋がある。ピッコローミニ家とはなんだと調べてみましたが、よくわからず、ローマ教皇、ピウス2世が出た家系くらいしかわからなかった。

だが、このピウス2世はシエナ出身らしく、シエナのあちこちにピウス2世の胸像などがあった。

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<聖歌隊の楽譜>K7/DA21

この図書室にはこのような楽譜が展示されている。また、長方形の部屋の壁面と天井はフレスコ画でびっしりと覆われている素晴らしいものである。

シエナのドゥオモはたとえ有料でも、入る価値は十分。さあ、次はフィレンツェに移動。

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2012年2月 2日 (木)

シエナのスカイツリー

何とかと煙は高いところに登りたがるという一言がありますが、それはワタクシも同様なのかもしれません。

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<プッブリコ宮>K7/DA21

何度も登場しますが、シエナのランドマークのひとつ、カンポ広場にあるプッブリコ宮。この左手にある塔がマンジャの塔で、高さ102m。ここに登りました。実は2度目でやることないですからね。

このブログでも「マンジャの塔に登る」というレポートをいたしております。

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<ポデスタの中庭>K7/DA21

プッブリコ宮は市庁舎でもあると同時に美術館でもあり、この建物内部にある中庭にチケットオフィスがあります。美術館は簡単に入ることができますが、マンジャの塔は1回に10数名という人数制限があり、ここで足止めされることになります。

また、雨の日は公開されません。足場が悪いとかの理由があるのだと思いますが。

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<塔の上へ>K7/DA21

さあ、どうぞとなると狭い階段をぐるぐると上ったところに、小さなチケットオフィスがあり、手荷物をロッカーに収め、入場料の8.0ユーロを払い、登頂開始です。オフィスを出るとこんな感じ。ここから登りはじめます。

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<塔の内部>K7/DA21

螺旋階段ではないものの、次の踊り場から90度という感じで、四角く登っていきます。もちろん、エレベーターなどはないのですべて徒歩です。階段は狭いですが、入場制限のおかげで、降りてくる人とバッティングすることはまずありません。吹きさらしではないのが幸いです。

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<塔内部>K7/DA21

こんな感じでたまに開いている箇所もあり、どのくらい登ったかがわかります。

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<最上部の鐘>K7/DA21

10分から15分ほど登ると最上部に到着します。そのとき、この鐘がゴンゴンと鳴り始めました。

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<カンポ広場>K7/DA21

さすがに100m近い高さとなると、こんな眺望です。カンポ広場はやや変形した扇形といえます。

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<シエナの俯瞰>K7/FA50

前回登ったときには夏ということもあり、カメラに付けたレンズだけでしたが、今回は上着のポケットに中望遠であるFA50mm/f1.7を忍ばせていきました。

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<ドゥオモ>K7/FA50

反対側からは、ドゥオモが見えます。ドゥオモというのはイタリア独特の呼び名で、都市を代表する教会のことで、司教座のある大聖堂(カテドラーレ)とほぼ一致します。シエナのドゥオモは白黒の縞模様の鐘楼が目印です。

話はこれで終わりではなく、このドゥオモ近くにあるドゥオモ附属博物館からの眺望もどうぞ。ドゥオモの鐘楼から少し離れたところにある、ちょっと高い建物がそれ。

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<ドゥオモ附属博物館>K7/FA50

ここは美術館であるとともに、このアーチ型の建物からすばらしい眺めを堪能できます。元々は、ドゥオモを新しくする計画があり、そのときに作られたものらしいですが、結局はドゥオモの新計画は頓挫し、今のドゥオモがそのまま使われたらしいのですが、すでに建築されたこのアーチ型の建物が博物館になったと。

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<アーチを見上げる>K7/DA21

このアーチ型の建物には、博物館のある本館最上階からは行けず、最上階のひとつ下の展示室の奥から行くことになります。

上の写真を撮ったところからもかなりの眺望を楽しめますが、さらに登ってこのアーチのところまで行くことが可能。ただし、階段は狭く、特に入場制限はないので、譲り合いの精神が必要ですね。

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<マンジャの塔>K7/DA21

こんな感じですね。マンジャの塔よりは低いものの、ドゥオモのあるあたりがカンポ広場よりも高いためにマンジャの塔を見下ろす感じになります。あるいは目の錯覚なのかもしれませんが。

さて、冒頭にも書いたように、高いところ意外に好きですね。2006年のローマからパリに移動する旅では、この二つ以外にも、ボローニャの斜塔、ピサの斜塔、フィレンツェのドゥオモの鐘楼、アルルの法王庁宮殿、リヨンのフルビエール聖堂、締めにエッフェル塔に登っています。

まあ、今回はこれだけでしたが。

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