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2012年3月30日 (金)

フィエーゾレで夕陽を見る

当初まったく予定になかったフィエーゾレへ行くことにした。それは、ガイドブックにある、「フィレンツェを見下ろす展望台」という一言が決め手であった。

フィレンツェからは市内バスで行くことができる。前の日、アレッツォに行く前に駅のキオスクでバスチケット(1回券)を複数購入してあった。もう一度ミケランジェロ広場にも行くつもりだったが、これはかなわなかった。

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<市内バス>K7/DA21

フィレンツェには何度も来ているが、市内バスに乗るのは初めてだった。サンマルコ広場発のこのバスには何名か観光客も乗り込んでいる。自分の他にも日本人夫妻が乗っていた。

バスは30分ほどで丘の麓にたどり着いた。丘の上にはいかにも歩きたくなるような町並みが広がっているのが見えた。それがフィエーゾレだった。それからさらに15分ほど丘を登り、終点に到着した。

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<フィエーゾレのドゥオモ>K7/DA21

このドゥオモのある広場が街の中心地らしい。フィエーゾレはフィレンツェの一部なのだと思っていたが、独立したコムーネであるらしい。ドゥオモとは司教座のある聖堂という意味だが、イタリアでもドゥオモと呼ばずカテドラーレと呼ぶところもある。

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<主祭壇付近>K7/DA21

とても簡素なドゥオモですぐに見終わるかと思ったが、こんな素晴らしいものもある。だから、イタリアは侮れない。

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<サンフランチェスコ教会>K7/DA21

ドゥオモ脇の急坂を上がると、ここにたどり着いた。小さな町なのに観光客が鈴なりである。明らかに欧米人にはここが知れ渡っているということだ。小さなコムーネながらヴィンチなど問題にならない。

ここも中は素晴らしいものがあったが、ここでは割愛。坂を下るとさらに素晴らしいものがあったのだ。それは…。

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<トスカーナの夕暮れ>K7/DA21

素晴らしい夕陽だった。いや、実はサンフランチェスコ教会に上がっていく途中、フィレンツェを見下ろす展望台のようなところに人が鈴なりになっていることに気づいていて、数枚写真を撮っておいたのだが、できは今ひとつだった。

教会の見学が終わり、戻ってくるといい具合になっていたのだった。この夕陽が2011年最後の夕陽でないのが残念なのだが、まあ2012年の初めての夕陽。初日の出でもないところが自分らしくていい。

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<スリに注意>GR DIGITAL

このあと、フィエーゾレの町をぶらついたものの、ローマ遺跡などにはついにたどり着けず、バスに乗って戻ってきた。そのバスの中で見つけたビクトグラム。結構ローカルなバスや鉄道では、必要以上に身体を密着させるやつがいるんですよね。

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2012年3月28日 (水)

ミサの教会と巨匠の宿探し

深夜特急の足跡を追うVol.5

ベッキオ橋をわたり、サント・スピリト地区へ。

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<サント・スピリト教会>K7/DA15

何とも簡素なファサード。地元住民が入っていくのについて入ろうとしたら、現在ミサ中であとで来るようにいわれた。

「深夜特急」6の南ヨーロッパ・ロンドンではイタリアから話が始まる。沢木耕太郎はギリシアのパトラスからブリンディシに上陸し、プルマンを乗り継ぎローマを経てフィレンツェへとやってくる。そして、このあたりを歩いているはず。

 おまけにこのペンションからだと、ドゥオーモを中心にしたアルノ右岸ばかりでなく、橋を渡った左岸へ行くのにも便利だった。とりわけ夜は、安いレストランを求めて、サント・スピリト教会からサンタ・マリア・デル・カルミネ教会にかけての一帯を歩くことが多かった。

(沢木耕太郎「深夜特急」より引用)

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<こんなリストランテか>K7/DA21

ドゥオモと異なり、このあたりの小さな教会はいずれもミサをやっていた。ミサでも入れてくれるところもあり、それはそれでよいのだが、カメラを持ってバシャバシャと撮りまくるわけにはいかない。ちょっと困惑である。

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<サンタ・マリア・デル・カルミネ教会>K7/DA21

ここも質素な作りだが、中は素晴らしい。でも写真はないです。また午後に出直すかとも考えたものの、午後からはフィエーゾレに行くことにしている。残念ながらタイムアウト。

今回フィレンツェに6泊。以前の宿泊数と合わせると、2週間以上の滞在となるものの、このような小さな教会を訪れることはなかった。次からはこうしたところを回ることにしよう。

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<オーニッサンティ教会>K7/DA21

今度は違う橋を渡り戻る。そこにあったのが、この教会。

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<教会内部>K7/DA21

ここもミサ中だったものの、天井の絵と中央祭壇あたりが綺麗だったので、入口近くからこっそりと撮影。フィレンツェとはいえ、こうしたものが小さな教会にもごろごろしているイタリアはやはりすごい。

このあとは、沢木耕太郎が泊まったあたりを探訪してみる。「深夜特急」では印象的な宿の描写が良く出てきますが、イタリアではそれがなくなります。香港の重慶大厦、ソンクラーのサミラーホテル、ベナンの同楽旅社、シンガポールの明星楼くらいはっきりしているとよいのですが、描写は以下の通りです。

 私のペンションはドゥオーモからは少し離れていたが、どこへ歩いていくにも格別の不自由はなかった。
 フィレンツェを流れるアルノ河にはいくつもの橋が架かっている。とりわけ有名なのはフィレンツェ最古の橋といわれるヴェッキオ橋だが、そのひとつ下流にサンタ・トリニタ橋というのが架かっている。私が見つけたペンションは、そのサンタ・トリニタ橋に近い、アルノ河とポルタ・ロッソ通りに挟まれた裏通りの三階にあった。部屋の窓からは向かいの建物の壁しか見えなかったが、トイレとシャワーがついているのがありがたかった。

(沢木耕太郎「深夜特急」より引用)

さあ、これが頼り。その、アルノ川とポルタ・ロッソ通りの間には、実は通りが二つあり、くまなく歩いてみました。こんなところにホテルがあるのかと思いましたが、意外にあります。実はこの近くには、ブルガリやフェラガモ、プラダのある通りが近いのですが、テルメ通りもサンティ・アポストリ通りも建物に遮られて薄暗い印象がありました。

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<Hotel Cestelli>K7/DA21

ざっと歩くと何もなさそうな通り。商店もなく、すべて建物に入った住宅のように見えてしまう。このような一つ星か二つ星のホテルが数軒。また、知る人ぞ知る隠れ家ホテルなのか結構グレードの高い宿もありました。

ま、あれから30数年たっているので、沢木さんが泊まった宿もグレードアップしていたり、廃業していたりする可能性はありますが、駅から離れたこんな閑静なところを選ぶ沢木さんの宿探しのカンというものはすごいのではないでしょうか。

だいたいフィレンツェに宿の予約なしで来て飛び込みで宿を決めるのは、駅東側一帯の安宿街だろうなと思うのですが。

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2012年3月25日 (日)

宴の後

また間隔が開いてしまいました。すいません。とりあえず一段落したので、しばらくはコンスタントな更新ができると思います。

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<中央市場付近>K7/DA21

2012年は静寂とともに始まった。前夜の馬鹿騒ぎが嘘のようにフィレンツェはひっそりしていた。宿のセルフの食堂はちゃんとやっていた。以前年越しをしたスパルタの宿では朝食付きにもかかわらず、「新年だから」という理由で何も用意されず、バスターミナルの揚げパンみたいなものを食べたくらいである。それに比べればマシ。

とはいえ、宿を出るとこんな感じでゴミが散乱している。

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<清掃車>K7/DA21

人通りは少なかったものの、朝も早くから清掃車が登場している。イタリア人は享楽的で働かないというのは、もう昔のことなのだろうか。そういえば、鉄道でも始発ではゴミ箱を片づける作業があり、ちょっと驚かされたものだったが。イタリアも変わりつつあるのかもしれない。

ドゥオモはまだやっていなくて、付近を歩くと靴の底がべったりした感じがした。ワインであろう液体がまだ乾いてなくて、そうなったのだと思われる。いったい、何をしたのだろうか。

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<爆竹>K7/DA21

新市場のロッジアあたりの路上はこんな感じで、爆竹がたくさん落ちていた。イタリアという国は、たとえゴミが落ちていようと、それを石畳が吸収してしまうような感じがあって、ほとんど気にならないのだが、ここまでゴミが散乱しているというのは、ナポリ駅前くらいしか知らない。

ここまでひどいからこそ、清掃車の出番なんだろうが。

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<新市場のロッジアのイノシシ像>K7/DA21

こんな日の朝早くからで歩いているのは観光客だけ。とりわけ日本人は多かった。

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<アルノ川とベッキオ橋>K7/DA21

この日はどこにも出歩かずに、フィレンツェにいることに決めたのだが、すさまじいゴミに川を渡った、サント・スピリト地区に行くことにした。

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2012年3月18日 (日)

2011最後のディナーと夜歩きフィレンツェ

アレッツォから戻るとすでに夕刻。行きのアレッツォ行きは閑散とした車内だったが、帰りは大混雑。フィレンツェに戻ると駅前も大混雑。人が増えている。

こんな時はリストランテも早めに行ってしまうのがよいのだが、宿に戻ってPCなんぞをいじっていたら、遅くなってしまい、頼みのガリバルディもディナー仕様になっていて、入りにくい感じがしたので、La Pamparaに出かけた。ここも大混雑だが、ひとり座るだけのスペースはあった。

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<ポルチーニのタリアテッレ>GR DIGITAL

テーブルの間はかなり詰められていて、従業員がひっきりなしに行き交うのだが、こちらからアピールしないと気づいてくれない感じ。それでも何とか、注文はすます。周りを見ていると、カウントダウンをしにフィレンツェにやってきたと思われるいかにも青年という集団ばかり。もちろん女性も混じっています。

タリアテッレは生パスタということになっているが、どうやらこのタリアテッレも生ではない模様。スーパーなどで売っていました。ローマで食べたポルチーニのタリアテッレはすごく美味しかったが、値段も涙が出るくらい高かった。ここのは経済的メニュー。

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<ポークリブ>GR DIGITAL

2皿目はこちら。豚のリブステーキ。骨との間にある脂身が何とも美味しい。肉も良く焼けていて、ワインが進みます。

ガス入りの水と赤ワイン500mlを加えて、32ユーロ。肉料理の分高めかも。だが、特別メニューにはなっていなかったのが幸い。まあ、ここでぼやぼやしていてもしょうがないので、このあとは、ドゥオモ付近まで行ってみた。

駅前はすごい人出で、周辺の道路はすべて通行止め。いつの間にか、スクリーンができていて、バンド演奏なども始まっている。

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<何をするでもなく歩く>K7/DA21

何しろクルマが通らないわけだが、ひどく歩きにくかった。人々が無秩序に歩き回る。

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<ワインを手に歩く>K7/DA21

こんな感じで、エノテカやスーパーで買ってきたワインをボトルごともって、仲間で回し飲みです。また、こういう日を当て込んで、街角でワインを売る人なんかもいるんですね。

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<深夜のドゥオモ>K7/DA21

ま、1年に1度きりだし、その年最後と思えば、花の聖母様も笑って許してくれるんでしょう。

ちなみに、寒くて最期まで見届けることはできず、バールでエスプレッソを飲んで帰ってきました。そのバールも、普段1.0ユーロのところ、1.3ユーロしました。宿の部屋からはかすかに、爆竹や花火の音がしたような。

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2012年3月17日 (土)

アレッツォの蚤の市

このところ更新頻度が低くなっているのは人並みに年度末の忙しさがぐっと我が身にも降りかかっているからです。そんなわけでこのところは、週末の更新ばかりですいません。

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<アレッツォ>K7/DA21

フィレンツェから最後に訪れたのは、アレッツォ。世界遺産でもなんでもなく、フィレンツェから1時間程度で到着するだけというアクセスの良さから行くことにした。

fsに乗っていてわかったのは、ローマからフィレンツェに向かう路線上にアレッツォがあるのだが、新線と旧線があることだった。行きは2時間近くかかってしまった。駅にも良く止まる。一方帰りは駅にほとんど止まらず、だからといって、車窓からは駅が出てこない。こちらは、1時間程度で到着した。

さて、アレッツォの駅を出ると、駅前からの上り坂が中心部に向かうことがわかった。人出もかなり多くなってきて、にぎやかだなと思ったら、たくさんの露店が続いている。

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<書籍関係の店>K7/DA21

坂はまだまだ続き、露店も途切れることなく続いている。

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<軍需品放出>K7/DA21

ちょっと見た目には、レトロな鍵を並べているようだが、手前の方にあるのは空砲だろうが、ロケット砲ではなかろうか。事実、ケータイで話をしているオヤジさんの近くには、戦車みたいなものまであった。

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<オリベッティのタイプライター>K7/DA21

パソコンとワープロソフトの普及によりほとんど需要のなくなってしまったと思われる、タイプライター。今でも使う人はいるのだろうか。ちなみに、今もオリベッティという会社はあるようだが、一時手を出していたパソコン事業は手放し、パソコンネットワークのシステムソリューション事業などを手がけているようだ。しかも、親会社は一時ルクセンブルグの企業になっていたが、現在はイタリア・テレコムが買収し、イタリアに戻ってきた。

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<カメラ>K7/DA21

ここだけはじっくりと見てきた。もちろんデジタルカメラではなく、すべてフィルムカメラである。とはいえ、ライカなどはなくて、ロシア製だったり、ヨーロッパのローカルメーカーだったり。左上には、我がペンタックス製品も見える。

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<丘の上より>K7/DA21

この露店街を通り抜けるとやがて丘の上に着いた。この間にも観光はしたが、これというものがない。

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<キリストの磔刑図>K7/DA15

印象的だったのは、チマブーエ作の「キリストの磔刑図」。本当に十字架の形の作品である。サン・ドメニコ教会という小さなところにあった。

それにしてもアレッツォは寒かった。丘の上から下っていくと路面が薄く凍っているくらいである。フィレンツェ以上に盆地で寒さもきついということだろうか。

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2012年3月11日 (日)

フィレンツェの宿

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<二つ星>GR DIGITAL

実はイタリア語ではホテルHotel"ではなく、"Albergo"なんですね。地方に行くとこのホテルではなく、アルベルゴを名乗っている宿がたなのくさんあります。イタリアホテル協会なんてものがあるかどうか知りませんが、ホテルカテゴリーのところにはこのマークがあります。

フィレンツェで泊まった宿はやはりAgodaで見つけましたが、二つ星。年末年始料金で結構高かったですが、快適でした。

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<客室>GR DIGITAL

宿の名前は、Collodi。ピノキオの作者のペンネームで、ルッカから東に20kmのところに、同名の村があります。作者の母親の生まれ故郷だそうで、現在はピノキオ公園があるようです。

かなり小さな宿で、階段を上がったところにあった部屋があてがわれました。

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<エントランス>GR DIGITAL

右側に見える送風機みたいなのが暖房で、これがかなり強力。洗濯物などは一晩で乾いてしまうほどで、ここにいる限り寒さは感じませんでした。

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<天井>K7/DA21

天井はこんな感じで、行きつけのガリバルディもこんな感じ。これが、フィレンツェの民家の作りなのでしょうね。味があります。

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<バスルーム>GR DIGITAL

シャワーオンリーのバスルームですが、ヨーロッパではバスタブ付きの部屋を探す方が難しいと思われます。シャワーで十分です。

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<無線LAN機器>GR DIGITAL

もちろん、WiFi完備で、部屋ごとにIDとパスワードが異なり、セキュリティも万全。あまりにさくさく動くので、いくつも記事を書いてしまいました。

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<朝食>GR DIGITAL

朝食はフロントのある階の一室にて、セルフサービスです。飲み物はコーヒー類はマシンでいれて、ジュースは用意されているものから注ぐ。パンその他は好きなだけ取っていく。まあ、朝からドカ食いはしないので、これで十分です。

宿は中年のおじさんとアルバイトらしき女性が切り盛り。なお、鍵はチェックアウトまで客が持っているシステム。夜、玄関を閉ざしてしまいますが、その脇のドアの鍵も付いていて、ここから自由に入ることができます。これで夜通し遊んでもOK。

場所は、中央市場のすぐ北側。駅からも、10分ほどで到着するし、ドゥオモまでも10分くらい。アクセスいうことなしです。これで値段が安ければ、さらによいのですが、もしまたフィレンツェを訪れるようなことがあれば、また泊まりたいです。

Hotel Collodi

Address:Via Taddea,6

Tel:390-5529-1317

info@hotelcollodi.com www.hotelcollodi,com

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2012年3月 9日 (金)

ファストフードはこれで決まり

イタリアの緯度は北緯37度から46度あたり。ヨーロッパでは比較的南に位置するものの、冬の日照時間はやはり短いです。そんな時期に観光すると、昼食時間も惜しいために、ついお手軽に済ませてしまいます。

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<イタリア風ドーナツ>GR DIGITAL

ルッカで食べたドーナツ風のもの。値段、1.5ユーロ。中に餡が入っているわけでもなく、揚げた生地に砂糖がまぶしてあるだけ。とはいえ、クルマを改造した屋台で売っていたこれは、揚げたてで結構美味かった。

かなり大きかったので、満腹にはなりましたが、毎日これじゃあちょっと寂しいです。

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<ドネルケバブ>GR DIGITAL

ピストイアに行ったときの帰り、電車の待ち時間がちょっとあり、駅前をぶらついていると、「ドネル」の文字が目に入り、思わず注文していたドネルケバブ。値段はちょっと高くて、3.5ユーロ。

その後、アレッツォ、フィレンツェでも食べました。やはり単品で3.5ユーロ。本場トルコの値段の3~4倍するんじゃないでしょうか。それでもまあ、大混雑の割にはまったく日本と味の変わらないマクドナルドのバーガーなどよりも経済的で美味しいです。

本当はトルコのエキメッキというずんぐりした形のパンでこれを作ると最高に美味いのですが。エキメッキはフランスのバゲットにも匹敵するもちもち感のあるパンなのです。それでも、ハラル処理された羊肉は美味いですから、イタリアのショボイパンでも、かなりの美味さとなります。満腹感もいうまでもないです。

これ、トルコ以外でも、マルセイユなんかで食べてますし、もちろん、イスラム圏のモロッコやチュニジアなんかでも頂きました。沢木耕太郎もマルセイユで食べたと深夜特急にはあるので、そのころからトルコ人やアラブ人がヨーロッパに出稼ぎに来ていたと考えてよいでしょう。それにしても、なぜ日本では渋谷くらいにしかないのだろうか。

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<切り売りピザ>GR DIGITAL

Spizzicoというファストフード系のピザの店がイタリアにはあって、ひとり分1/4カットの大きさで各種ピザを味わうことができます。これはマルゲリータで飲み物と合わせて5.9ユーロ。ちょっと高めですが、美味いです。

作り置きをレンジで温め直すだけですが、製法と材料だけは本格的なので、結構いけます。

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<バールのフォカッチャ>GR DIGITAL

こちらは、フィレンツェ到着後に食べたフォカッチャ。フォカッチャとはピザのような生地に具をのせたものですが、リグーリア州のあるジェノヴァあたりが本場。とはいえ、フィレンツェのバールではこれをピザと称していましたが。

これまた、レンジで温めなおしたものですけど、スピッツィコには負けてるかな。これ自体は2.5ユーロでしたが、飲み物が高い。それでも結構立ち食いの人はいます。

ま、こんな感じで、いろいろ試してきましたが、コストパフォーマンス的にも味的にも、満腹感でも、ドネルケバブの圧勝だと思います。

いちお、お店では「ドネルケバブ」「パニーノ」といわないと、通じないかも。ドネルの店はドネルケバブだけでなくていろいろやっているし、ドネルケバブだけでも数パターンの料理をやっているからですね。

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2012年3月 3日 (土)

ローマの隠れ家ホテル

今回の宿はほとんどをAgodaで予約した。元々はシンガポールの会社らしいが、日本語対応もばっちりだし、「フリーWiFi」とか、「インターネット可能」などのフィルターをかけるとイタリアでもほぼ希望にかなう宿がずらずら出てきた。

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<Target Innの客室>GR DIGITAL

ローマでの宿はTarget Innという、英語名のところだった。テルミニから地下鉄A線でバチカン方面に1駅のレプブリカというところにあったが、テルミニから十分徒歩の範囲である。場所も三越のすぐそばで何とかたどり着いたものの、宿のレセプションは道に面したところにはなく、看板もでていない。ではどうするかというと、建物の入り口で呼び鈴を押しマイクを通して客であることを告げ、ドアを解錠してもらうのである。

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<年代物のエレベーター>GR DIGITAL

さて、建物に無事入ることができたら、年代物のエレベーターで上がる。ホテル入り口を解錠してもらい、たどり着くといった具合である。

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<バスルーム>GR DIGITAL

部屋はシンプルながらも広く感じた。もちろんフリーWiFi付きで、快適インターネットができる。

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<朝食セット>GR DIGITAL

朝食は部屋に持ってきて食べるシステムで、他のゲストと顔を会わす必要性がほとんどない。オレンジジュースにコルネット(クロワッサンタイプのあん入りパン)、袋入りの乾パンみたいなやつとカプチーノで、飲み物は選べる。ヨーグルトも付いていて、まあこれで十分である。

イタリアの朝というとカプチーノみたいな感じがあってつい頼んでしまったが、カフェ・ラテを頼むという手があったな。カフェ・ラテだとコーヒーとミルクをたっぷり持ってきてくれるはずだから、大きめのカップでも3杯以上は楽しめるというものだ。

面した通りはクルマ1台がやっとというところで、往来もほとんどなく、騒音とは無縁。テルミニまでも10分程度で着くことから、もしかしたら、ローマの定宿となりそうな気もする。

ちなみに、ローマでは星の数に応じて滞在税が加算され、これは現金でチェックアウト時に払うシステムとなっていた。このクラスだと1泊4.0ユーロである。

Hotel Target Inn www.targetinn.com

Address Via Modena 5

Tel 06-474-5399

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2012年3月 1日 (木)

中世の名残、ピストイア

フィレンツェ4日目。ピストイアに出かけました。フィレンツェから日帰りできるところで、適当に回っていたのですが、当初ピストイアは予定になくて、ガイドブックを読んで出かけることにしました。

フィレンツェからルッカ方面に鉄道で小1時間。ガイドブックによれば「中世の忘れ物」なんてタイトルが付いていました。

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<サンタンドレア教会のステンドグラス>K7/DA21

鉄道駅から中心部まではまっすぐな道が続いていたため、ガイドブックに頼らずそのままどん詰まりまで歩いてしまいました。何か違うなと思って地図を見たら、まったく違う場所だったのですが、ちょうどそこにあった何気ない教会に入るとこんな感じ。

引き返して中心部へ。

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<ドゥオモ>K7/DA21

中心部がドゥオモ広場。ドゥオモと洗礼堂が並んでいます。

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<キリストの十字架>K7/DA21

ドゥオモの内部はかなり装飾品でいっぱい。本当は装飾品でもなんでもなく、宗教上のアイコンですよね。この年末の時期になると、ほとんどの教会は中央祭壇付近に近づけなくなったり、ミサなどをやっていて入場可能なものの、カトリックではない異教徒が観光気分でこうしたものを見て歩く雰囲気ではなくなっているのですが、ここは比較的寛容でした。

まあそれでも、ミサなどとは関係なく祈っている人もいるわけで、そうした気分をぶちこわさないためにも、ノーフラッシュ撮影が基本です。その点、最近のデジタル一眼は高感度撮影ができるのでこういったものもお手軽に撮れてしまいます。

以前使っていたフィルムカメラの一眼レフでは、ISO100の屋外用リバーサルフィルムが基本だったために、こうしたシチュエーションでは、ノーフラッシュだとしても被写体に何らかの明かりが差していないと撮ることができませんでした。絞りは思いっきり開放にし、シャッタースピードを1/2~1/4秒くらいにして、写っているよなと念じつつ、シャッターを切ったものです。

そうした撮影はかなり勉強になり、これならぎりぎり撮れるなどと経験が教えてくれたものですが、今はお手軽に撮れてしまうので、次第に安直になっていきますね。なので構図とか画角などを工夫すればよかったなとか、反省することしきりです。あるいは、今までのフィルムカメラにはなかった、ホワイトバランスの調整なども取り入れないとなと思っています。

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<洗礼堂>K7/DA15

こちらの洗礼堂は、内部がギャラリーになっていて、入場は無料。同じ洗礼堂でも、フィレンツェやピサでは入場料が必要です。まあそれだけごくふつうの洗礼堂なのでしょうが、内部よりも建物自体を感じ取れということでしょうか。

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<チェッポ病院>K7/DA15

この病院は13~14世紀に建てられ、この柱廊は16世紀に付け加えられたとあります。なんとまあ、鎌倉時代から室町時代のものが現役です。今ではかなり退色してますが、柱廊上部の飾りが綺麗ですね。

どうもこのあたりから、観光にあまりお金をかけなくなってきて、入場料のあるものには見向きもしなくなってきました。もともと美術館などは入らない傾向にありますが、歴史的なイタリアの建築物を切り取ってきましたみたいな感じになってきました。ヨーロッパ、しかも冬だとなかなか人物の写真が撮れません。やはり次はアジアかなと思ってしまいます。まだしばらくは、こんな感じの写真が続くと思いますが、おつきあいください。

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