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2014年9月27日 (土)

沢木氏のパリ

深夜特急の足跡を追うVol.14

オペラから凱旋門に向かいます。この日、2つ目のミッションは沢木さんが滞在したアパートメントを探すことです。

オペラからルーブル美術館でメトロ1号線に乗り換えます。

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<メトロのミュージシャン>K-7/DA16-50mm

メトロには大道芸人やミュージシャンがいます。ほとんどは単独でギターなどをかき鳴らしているのですが、この時はオーケストラに近い編成でした。動画も撮ればよかったかも。

そして乗り換えた1号線。あとから乗り込んできた3人組がスリ集団でした。すぐに気づき、危うく難を逃れました。走り出すと、なんと日本語のアナウンスで携帯電話や財布を狙うグループがいる注意喚起が。

ジョルジュ・サンクで降ります。

 松田さんが貸してくれた部屋は、地下鉄をジョルジュ・サンクで降り、シャンゼリゼ大通りを凱旋門に向かって少し歩き、そこを曲がってすぐの古い建物にあった。シャンゼリゼの真裏といってもいいくらいのところだった。ベッドひとつ、ビニール製の簡易クローゼットがひとつ。これに洗面台がついているだけの狭い部屋だ。天井が斜めになっており、そこに窓がついている。トイレは階の奥にあり、共同だという。しかし、松田さんの部屋でのパーティーが終わり、鍵を貰ってその部屋に入った時の感激はなかなかのものだった。
(沢木耕太郎「深夜特急」より引用)

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<ここか>K-7/DA16-50mm

まずはジョルジュ・サンクのメトロ出入り口ですが、シャンゼリゼ通りを挟み左右にあります。自分の場合は凱旋門に向かい右側の出口と見当をつけます。右側の方が左側よりも少し高い位置にあり、最上階からエッフェル塔の先端が見えたとのことから、そうしてみました。

 それまでは、シャンゼリゼ大通りからそう遠くないところにあるアパートメントの小部屋を借りていた。本来の借り主からただ同然の金額で使わせてもらっていたのだ。その部屋は古い建物の五階にあった。屋根裏部屋ではあったが、窓からエッフェル塔のてっぺんが見えるのが気に入っていた。
(沢木耕太郎「深夜特急」より引用)

このあたりの建物はいずれも古いもので、どれも5階建てでした。まったくわかりません。これはもうギブアップなんですが、気を取り直して、凱旋門に向かいます。まあ、このあたりで過ごしたということでOKです。

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<凱旋門>K-7/DA16-50mm

次第と人だかりが多くなってきます。黄色いベロタクシーはノートルダム大聖堂あたりから見かけていました。パリは比較的平坦なところですが、シャンゼリゼは凱旋門に向かい上り坂です。

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<トゥクトゥク>K-7/DA16-50mm

こんなところでトゥクトゥクが客待ちしてます。よく見ると、運転席の上にあるはずの「TAXI」の印がなく、後席は向かい合わせで前後に座るようになっています。フアヒンではこのくらいの大きめのトゥクトゥクが走っていますが、直輸入というわけではなく、イタリアなどのメーカーのオート三輪を改造したものでしょう。

次にはエッフェル塔へ。

 明日はロンドンという前夜、いつも頭だけしか見ていなかったエッフェル塔に昇ろうと出かけた。しかし、エレベーターに乗るのに金を取られる。取られることは知っていたが、その額が予想外に高く思えたので、残念ながらエッフェル塔に昇るのはやめた。
(沢木耕太郎「深夜特急」より引用)

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<エッフェル塔>K-7/DA16-50mm

なぜかこの時期のパリのメトロは工事中が多く、路線は通じているものの、いくつかの駅を通過してしまったり、あるところ止まりだったりしました。そのため、距離にしてわずかなエッフェル塔までも大回りすることになりました。

相変わらずの人混み。おまけに雨が降ってきました。

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<ミッション完了>K-7/DA16-50mm

もういいことにしましょうか。この日だけで凄く歩きました。明日はいよいよドーバーを渡るんだし、続きはまたロンドンでもできますから。

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コメント

今はエッフェル塔もネットで予約受け付ける時代ですからねぇ。沢木さんの時代に比べて変わりました。

投稿: おりんぴあ | 2014年9月27日 (土) 23時28分

soccerおりんぴあさん、こんにちは。
マダム・タッソーもどこもネット受付ですね。
でも、大半はその日の気分でやってきて並ぶというパターンだと思います。
本質変わってないでしょ。
SNCFのチケットも簡単に自動券売機で買えますが、窓口には異様に長い列ができていたり。

投稿: ヒョウちゃん | 2014年9月28日 (日) 13時27分

画像が1枚あれば、なんとか探せそうですけど
これだけの文章では難しそうですね
スリ困ります
お尻のポケットに財布を入れるのは危険ですよね
でも、バッグに入れる習慣もないし・・・悩んでます(^^ゞ

投稿: kimcafe | 2014年9月28日 (日) 13時59分

karaokekimcafeさん、こんにちは。
普通の住宅なので、困難を極めました。
しょうがないですね。
わたしゃ、チェーン付きの財布を旅では使っているんですが、今回初めて役に立ちました。
kimcafeさんが、よく行くエリアではスリはほとんど出没しないのでは。

投稿: ヒョウちゃん | 2014年9月28日 (日) 15時57分

TUKTUKじゃなくてなんと言うお名前の
クルマ(クルマか?)なんでしょう?
どなたが運転してるのでしょう?
タイ人?フランス人?

投稿: trintrin | 2014年9月29日 (月) 08時32分

boutiquetrintrinさん、再びどうもです。
あの三輪車は明らかにトゥクトゥクを意識してます。
ただ、直輸入するとあまりにも高くつくので、手近なものを改造したのだと思います。
クルマにいたのはフランス人には見えませんでしたが、おそらく北アフリカあたりからの移民の二世か三世あたりでしょう。
タイ人ではありませんでした。

投稿: ヒョウちゃん | 2014年9月29日 (月) 21時49分

アパートメントの小部屋はやはり探し出せませんでしたか。
ホテルじゃないし普通のアパートメントですからもともと探すのが無理なんでしょうね。

読み込まれた感のある深夜特急6の文庫本。
持って行ったわけですね。

投稿: スクムビット | 2014年9月30日 (火) 21時07分

golfスクムビットさん、こんにちは。
建物にちょっとした違いがあるかと思いましたが、どれも屋根裏部屋を入れて5階建て(日本式に数えると6階建て)で、それ以上のディーテールはありませんでしたから、無理でした。
ワタクシの文庫版「深夜特急」はボロボロです。
なので、単行本3便購入しました。
一応、今回は資料として持参しました。次回からは新しいものを買おうと思います。

投稿: ヒョウちゃん | 2014年9月30日 (火) 23時03分

どの建物も似た感じの建物なので探すのも難しいですね。探し当てることはできませんでしたが、楽しくすごせたのがよかったです。

投稿: とんび | 2014年10月 6日 (月) 06時40分

chickとんびさん、こんにちは。
正直いって、ここは難しいなと思いましたが、チャレンジ精神です。
「深夜特急の足跡を追う」シリーズなんですが、最初の頃は偶然に訪れたところをあとから結構強引に結びつけて記事にしていました。
昨年くらいからは、割と意図的に取材のような形を取るようにしています。

投稿: ヒョウちゃん | 2014年10月 6日 (月) 20時45分

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