カテゴリー「Book」の3件の記事

2008年10月25日 (土)

照葉樹林文化と市場

ルアンナムターの市場の続き。

話はずっと昔に飛ぶ。1994年仲間内の企画ツアーで雲南省を旅している。昆明~景洪~大理という旅である。その前年、日本は国内の米栽培が不作で、タイ米をはじめとする外米を緊急輸入することになり、そこから一連の米騒動に発展していったことも思い出される。

そのツアーではシーサンパンナを訪れるということで、照葉樹林文化がクローズアップされていた。これを強引に要約すると、日本の生活基盤をなす主な要素が中国雲南省を中心にする、東アジア半月孤に集中していて、日本にもたらされた文化はここを元にしていたのではないかというものである。

照葉樹林とはつやのある葉のことで、椿や椎、樫などである。共通する要素とは、焼き畑農業、陸稲栽培、餅米、麹菌を使った酒、納豆などに及ぶ。また、漆器やお歯黒、入れ墨、歌垣なども上げられている。現在の日本は、杉や檜などの人工林が山林に植えられてしまっているが、縄文時代の文化はこれにぴったりと符合するらしい。

話は多少旅とかけ離れてしまったが、右サイドバーのBooksに照葉樹林文化の著作を取り上げてみたので、雲南やラオスに興味のある方は、書店などで参照してみてもいいかも。

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<豆腐>GR DIGITAL

…ということで、ルアンナムターの市場に戻ります。ここにはラオスの加工食品も売られている。まずは、豆腐。豆腐や豆乳のたぐいは中国に近いので当然あります。ミャンマーの市場でも豆腐があったから、いまやアジアの至る所で見られるものかもしれない。豆腐を使ったラオス料理は遭遇できなかったものの、タイ料理で食べたことがあるな。厚揚げの入った麺とかもあるし。たらいが二つあるのは、固さの違いかも。

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<味噌>GR DIGITAL

いかにも南国の味噌という感じでしょ。色が濃い。ラオス料理には茹で野菜に味噌を付けて食べたり、茹でた魚に味噌を付けるものもありますね。さすがに味噌汁はないと思うけど。手前のビニールに小分けにしたもの、東南アジア独特の感覚ですね。彼らは、コーヒーなどもビニールに入れて、ストローを挿してテイクアウトしてしまうくらいだし。

この時は納豆は見つけられませんでしたが、いずれシーサンパンナに入れば、あるだろうという予兆のようなものが感じられました。

市場の食関係はあと少し続けさせてください。

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2008年3月11日 (火)

石と鑿-バトゥ・パハ

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<マレー蘭印紀行>GRD

放浪の詩人、金子光晴。日本を離れた彼が巡った紀行文を綴っているのが、「マレー蘭印紀行」である。もちろん、この旅にも持参し、たまに読み返したりした。金子がとりわけ愛着を持ったのが、バトゥ・パハ(文中の表記はバトパハ)であることは一目瞭然。

バトゥ・パハとは石と鑿(ノミ)の意味だという。かつてはスリ・メダンの鉱石の積み出しで人口がふくれあがったという。が、今はその栄光の時代とはまるで違うと聞くが、ここには金子も滞在した日本人倶楽部の建物が残り、やはりミーハーな日本人はバトゥ・パハに行ってみようと考える。

マラッカ・セントラルからOrkid Malaysia(またはOrchid Malaysia、両方の表記あり)社のバスに乗る。料金6.9RM、約2時間でバトゥ・パハ。高速道路を使わないバスで、途中ムアルという町に立ち寄ったあとがバトゥ・パハ。バスは最終的にはマレー鉄道の駅のあるクルアンまで走るようだ。

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2006年11月22日 (水)

旅先購入の日本語本

このところ旅行には文庫本を3冊持参している。たいていは寝付くまでに読むことにしているが、たいがいは旅行中に読み切ってしまう。本のカテゴリーは、推理小説やミステリー、紀行もの、ノンフィクションが多く、小説は滅多にない。

まあ、読み切ってしまってもたいていは再読に耐えうるものなので、困ることはないが、たまには別のものを読みたくなってしまうことがある。そうした場合、日本語の貸本屋がある都市もあるが、利用したことはない。ちなみに、カトマンズやウブドにはこれがあった。また、ちゃんとした日本語の本を販売している都市もある。経験があるのは、台北とバンコク。

台湾には、新光三越というデパートがあり、もちろん日本の三越と関係がある。この中に書店があり覗いてみると、日本語の書籍も置いてあった。そこで見つけたのが宮脇俊三の「台湾鉄路1000公里」という角川書店の文庫本であった。署名からして台湾の鉄道を扱ったもので、思わず購入。202元(ニュー台湾ドル:当時1元およそ3.8円)もしたので、日本で同じものを買うより倍近い値付けということになる。しかし、これは日本でほとんど見つけることのできない希少本であったので、購入して良かったと思っている。データはかなり古い。何しろ、狭軌の鉄道が花蓮と台東の間を走っていた記録になっている。しかし、阿里山森林鉄道の部分を読んで、実際に乗りたくなり、また台湾を訪れたくらいだから。

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