辺境に生きる
雲南のほぼ最南端にあるモンラー。ラオスとの国境まで約50kmというところにある辺境の町である。町の作りは中央の大通りを中心に市街が形成され、そこからやや離れたところにモーハンまで伸びるハイウェイがある。その周辺部がおそらく少数民族の住むエリアであろう。
観光地としては望天樹という自然公園もあるが、市街には何もなく、移住した漢民族の住むエリアが広がるばかり。それでも市街を散策し、市場を冷やかしてもみた。ここではモンラーで撮った写真をランダムにピックアップしてみる。
<市場の番人>MZ-3/35mm/RVP100
昼下がりの市場。大半の売り物は片づいてしまい、わずかに生きたままの鶏やアヒルが籠に入れられて売られていた。だが、なぜかこの雄の鶏だけは足を紐でつながれたまま、籠の上にちょこんと乗っている。まるで、店番のようでもある。
<酒の量り売り>MZ-3/35mm/RVP100
酒屋がないわけではなかろうが、酒の量り売りがあった。右手のものはコーリャン酒とあり、中国ならではのもの。ちなみに、中国ではコウジカビではなくクモノスカビを媒介として酒造りを行う。そのために独特の風味があるという。また、上の写真だが、カメラを見せて撮ってもいいかと確認したものです。売り手のおじさんと兄ちゃんはカメラから顔を背けている。見てくれたらよかったんだけどな。
<足踏みミシン>MZ-3/35mm/RVP100
前のエントリーで泣き出した子供のいたところにミシンで縫い物や修繕を行う一角があった。ずらりと並ぶミシンも壮観だったが、アップで撮ってみる。使い込まれてはいるが、施された装飾も美しく、ミシン自体も磨き込まれている。今や、日本では足踏みミシンなど見かけることもないが、これはカメラにたとえると完全にマニュアル式のもの。ミシンの由来通り機械としての美しさがある。
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