カテゴリー「Camera」の15件の記事

2008年12月 9日 (火)

辺境に生きる

雲南のほぼ最南端にあるモンラー。ラオスとの国境まで約50kmというところにある辺境の町である。町の作りは中央の大通りを中心に市街が形成され、そこからやや離れたところにモーハンまで伸びるハイウェイがある。その周辺部がおそらく少数民族の住むエリアであろう。

観光地としては望天樹という自然公園もあるが、市街には何もなく、移住した漢民族の住むエリアが広がるばかり。それでも市街を散策し、市場を冷やかしてもみた。ここではモンラーで撮った写真をランダムにピックアップしてみる。

Mk1177

<市場の番人>MZ-3/35mm/RVP100

昼下がりの市場。大半の売り物は片づいてしまい、わずかに生きたままの鶏やアヒルが籠に入れられて売られていた。だが、なぜかこの雄の鶏だけは足を紐でつながれたまま、籠の上にちょこんと乗っている。まるで、店番のようでもある。

Mk1178

<酒の量り売り>MZ-3/35mm/RVP100

酒屋がないわけではなかろうが、酒の量り売りがあった。右手のものはコーリャン酒とあり、中国ならではのもの。ちなみに、中国ではコウジカビではなくクモノスカビを媒介として酒造りを行う。そのために独特の風味があるという。また、上の写真だが、カメラを見せて撮ってもいいかと確認したものです。売り手のおじさんと兄ちゃんはカメラから顔を背けている。見てくれたらよかったんだけどな。

Mk1160

<足踏みミシン>MZ-3/35mm/RVP100

前のエントリーで泣き出した子供のいたところにミシンで縫い物や修繕を行う一角があった。ずらりと並ぶミシンも壮観だったが、アップで撮ってみる。使い込まれてはいるが、施された装飾も美しく、ミシン自体も磨き込まれている。今や、日本では足踏みミシンなど見かけることもないが、これはカメラにたとえると完全にマニュアル式のもの。ミシンの由来通り機械としての美しさがある。

続きを読む "辺境に生きる"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年6月13日 (金)

台湾の儀仗兵

台北には忠烈祠、國父紀念館、中正紀念堂(現在は台湾民主紀念館)といった、戦没者や歴史上重要な人物を祀るところがあり、儀仗兵が1時間おきに交代式を行っていたものである。

Tw260

<忠烈祠の交代式>Pentax MZ-M/35-85mmZoom

忠烈祠は日中戦争や中国共産党との戦いの中で亡くなった人を祀った廟で、軍の管理下にある。ここの交代式は歩く距離も長く、参加する儀仗兵も相当な数。儀仗兵たちは相当な訓練を積んでいるらしく、5人の儀仗兵が縦に並んだり、扇形に開いたりして行進を行う。なかなか見物のパフォーマンスなのである。交代の際に銃剣をくるくる回すパフォーマンスも、なかなかの迫力であった。

ところで、この時はPentax MZ-Mというカメラを使っていました。MZシリーズなのですが、マニュアルフォーカスの一眼レフです。インドでEOS1000sを壊し、かつて使っていたPentaxのマニュアルフォーカスレンズを生かしてみようと、やっつけで購入したもの。オートフォーカスはないものの、フィルムはオートローディング。モードは全自動、絞り優先オート、シャッター優先オート、フルマニュアルとかなり安い割には結構使えた。

ただ、ピントはマニュアルなので、シャッターチャンスを逃すことがかなり多く、結局MZ-3を購入したという。MZ-Mは押し入れなどで眠ったままだが、壊れてはいない。

続きを読む "台湾の儀仗兵"

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008年3月19日 (水)

チベットはどうなるのか

今日は、シンガポール&マレーシアを離れ、チベットについて書きたいと思います。

Tb561

<ポタラ宮>Pentax P30/28mm/Fujichrome

今から16年前の1992年にチベットを訪れた。当時は秘境を中心に回っていて、はじめから個人旅行をするなんて考えはまったくない。ツアーに乗っかるのである。もちろん、チベットもツアーなのだが、以前シルクロードを訪れたときに知り合った人のつてで、中国関係のプロ添が主催するツアーの打診を受けて、参加することに決めたのである。

参加してみると、シルクロードの時にいた参加者がいて、この人とは同室になった。その後も、この手のツアーは数回主催されていて、計4回ほど参加したことになる。今でも、連絡を取り合うような仲間がこのツアーを通じてでき、ツアーに参加するたび、再会を祝すような間柄となった。

16年前であるから、デジタルカメラなんてものはなく、記録媒体はすべてフィルムのカメラ。すでにオートフォーカス一眼レフは出ていたものの、自分はまだ持ってなくて、同室になった人のEOSをうらやましく思った次第である。もちろん、カメラを複数台持って行くなんてことはなく、当時もっとも安かったPentaxのP30という、シンプルなマニュアル一眼レフと28mm/50mmの2本のレンズのみでメシ写真から記念撮影までまかなってきた。詰めたフィルムは忘れてしまったが、フジのリバーサルであった。ラサでフィルムが足りなくなり、買い足した覚えもある。余談だが、P30という機種は、いささか操作がしにくいもののの、シャッター優先AE/絞り優先AEが両方ともできた。ただし、フルオートAEはできなかったのだが。

続きを読む "チベットはどうなるのか"

| | コメント (8) | トラックバック (1)

2008年3月13日 (木)

モノクロームのバトゥ・パハ

今度の旅でも、RichoのGR1sという、単焦点コンパクトカメラを持参する。このカメラは、モロッコでついに故障してしまったのだが、修理に出して戻ってきたものである。これには、Neopan Acrosという、ISO100のモノクロームを装填し、たまに撮ってきたものである。ただし、修理に出したついでに、店が気を利かせてか、Offにしておいた、デート写し込みまでOnにされてしまった。とうとう、最後まで気づかないという失敗があり、すべての写真に日付が写っている。その点は我慢してくださいませ。

Sm0330

<日本人倶楽部>GR1s/28mm/Neopan Acros

この建物は、1階部分に店舗も入っていたものの、なぜか休業中のところばかりで、ほとんど人気が感じられなかった。

Sm0331

<日本人倶楽部・横位置ヴァージョン>GR1s/28mm/Neopan Acros

28mmレンズなので、この程度の建物は収まります。ただ、ファインダーがやや見づらい。一眼レフやレンジファインダーではないので、実際に写る画像とファインダーで覗くものとは、若干のずれがある。近距離ではその補整のため、また別のフレームがあり、慣れないと混乱しそうなのだ。たまに、使用するため、このカメラでは28mmの画角を把握してなく、同じ範囲が写る、GR DIGITALを持ち出しては、確認するなんてこともあった。

続きを読む "モノクロームのバトゥ・パハ"

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2008年1月 5日 (土)

シンガポール&マレーシアより戻りました

もうすでに、昨日コメントを入れているのでお気づきでしょうが、昨日の夜に戻ってきました。以前アップした、日程とほとんど変わりませんが、こんな感じでした。

  • 12/27 成田国際空港-(NH111)-シンガポール・チャンギ国際空港~Fragrance Hotel Ruby泊
  • 12/28 シンガポール・マラッカ・コーチターミナル-(Delima)-マラッカ・セントラル・バスターミナル~Renaissance Melaka Hotel泊
  • 12/29 マラッカ市内観光~Renaissance Melaka Hotel泊
  • 12/30 マラッカ・セントラル・バスターミナル-(Orchid Malaysia)-バトゥ・パハ-(Orchid Malaysia)-マラッカ・セントラル・バスターミナル~Renaissance Melaka Hotel泊
  • 12/31 マラッカ市内観光~Renaissance Melaka Hotel泊
  • 01/01 マラッカ・セントラル・バスターミナル-(Jebat Ekspres)-ジョホールバル・ラーキン・バスターミナル~The Puteri Pacific Johor Bahru泊
  • 01/02 ジョホールバル駅-(KTM)-シンガポール駅~Fragrance Hotel Ruby泊
  • 01/03 シンガポール市内観光~Fragrance Hotel Ruby泊
  • 01/04 シンガポール・チャンギ国際空港-(NH112)-成田国際空港

とりあえず、概要編ということで、初日は夕飯を食べたくらいで何もなし。最終日も6時に空港に向かうので何もなし。正味1週間の旅でした。持っていったリバーサルフィルム、EBXとRVP F合計15本とNeopan Acros1本を使用。まだ、現像に持ち込んでいないので、紹介できるのはデジ画像くらいです。そのデジも、すべて3:2modeで撮りました。念のために予備の1GBのSDカードを持っていきましたが、そこまでは必要なかったです。とはいえ、長旅となると必要な感じもします。

ま、おいおい紹介していきますので、本日はこんな感じで。

Sm0291

<夕刻のマラッカ・スタダイス>GRD 3:2mode

しばらくは、夏の旅のレポと混在状態になると思います。本格的に今度の旅をレポートするのは、現像が仕上がってきて、スキャンを進めてからとなる予定です。ま、しばらくはモロッコとなりそうですが。

ちなみに、上の画像は19:00くらいでしたか。GRDのISO感度を400に設定し、もちろんノーフラッシュで撮りました。マラッカでは陽の沈むのが、19:00くらいです。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007年11月11日 (日)

モノクロームのフェズ

久しぶりにRicho GR1sで撮ったモノクローム写真を紹介してみよう。フェズでは思い出したように、被写体を見つけては撮っていった。

Im1238

<味のあるクルマ>GR1s/28mm/Neopan Acros

フェズ・エル・ジェディドにて撮影。たぶん、シトロエンではないかと思うのだが、よくわからない。モロッコでは旧宗主国であるフランスのクルマが多い。でも、グランタクシーはメルセデスの独壇場だけど。プチタクシーはフランス車が圧倒的です。日本車はあまり見なかったが、軽のワゴンはたまに見かける。

Im0976

<マネキン>GR1s/28mm/Neopan Acros

Im1172

<マネキンその2>GR1s/28mm/Neopan Acros

通りを歩いて見つけたマネキン2体。けっこうインパクトありますね。目が大きく、口元もはっきり。もちろん表情はない。モノクロには適しているなと思った。

Im1198

<フェズの少年>GR1s/28mm/Neopan Acros

この少年もカメラを見つけてフォトというので撮らせてもらった。そのあと、見返りを要求してきたが。しっかりポーズをつけてくれますね。これまた、「男子」系のものとなった。やや薄暗い場所だったので、内蔵ストロボを使ったと思う。

Im0978

<メディナのロバ>GR1s/28mm/Neopan Acros

ブー・ジュルード門からカラウィン・モスクを目指す途中にて。もっと寄ればよかったです。

さて、本サイトでは、このイベリア&モロッコ旅行記を「サウダーデ&ラビリンス」と題して、連載中です。ようやく、イベリア半島は終了して、モロッコに到達しました。こちらも見てください。感想なども書き込んでいただけるととても嬉しいです。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007年10月31日 (水)

シャウエンの子供たち

モロッコ人というのは、写真好きなんだろうか。それとも、単に観光ズレしているのだろうか。ともかく、カメラを構えて人物を撮ろうとする時、モロッコでは比較的被写体になってくれるケースは多いと思う。

これが、ポルトガルあたりだったら、よほど運がよかったり、仲良くなる努力が必要だろう。事実として、ポルトガルでは人物のポートレートやスナップは皆無に等しい。

とはいえ、モロッコで「フォト、フォト」と行ってくる連中は何かの見返りを期待していることも多いので、そのあたりを見極める必要はあるが、まあ、ガードは緩いだろう。それでも、撮りやすいのは男性であり、子供や老人。撮りにくいのは女性、特に年配者である。風景として撮っているつもりでも、「自分を撮った」と騒がれることも。

さて、シャウエンのメディナでは子供たちがなかなか人なつっこい。いくつかスナップを撮ってきたので掲載してみる。

Im0845

<メディナの少年>MZ3/35mm/RVP F

メディナの裏門、マルーク門あたりで、放牧されていた羊やロバを撮って帰る途中に話しかけてきた少年。写真を撮らせてくれとお願いするとOKしてくれた。小学校高学年くらいかな。撮ったあとに、カメラの裏蓋を見せろという。もちろん、デジカメじゃないので、映像は見ることができない。じゃあということで、GRDでも撮らせてもらった。

Im0856

<やんちゃな2人組>MZ3/35mm/RVP F

上の写真のあとに、メディナを降りてきて出会った2人組。最初はこちらも撮る気はなかったのだが、「フォト、フォト」とあまりにもうるさいので、そこまでいうなら撮らせてもらおうと、2人並ばせたら、シャッターを切る瞬間こんなポーズを取ってくれた。このあとが大変。「1DH!キャンディ!△◇!」

ちょうど、フィルムが1本終わったところ。とてもフィルム交換なんてできやしない。GRDもGR1sも持っていたが、あまりにしつこくて、アイン門から逃げ出した。その後は追ってくることはなかったけど。メディナの中だけだったらいつまでも追いかけてきそうな雰囲気ではあった。

Im0855

<パン運びの少女たち>MZ3/35mm/RVP F

こちらは、やんちゃな2人にまとわりつかれている途中でのスナップ。家の手伝いだろうが、パンを運びながらも、こちらをちらちら見ているので、まあ大丈夫だろうと撮ってみた。35mmじゃなくて、50mmだったらもっと大きく写っているだろうけど。シャッターチャンスはそうは多くないので、仕方ないことかも。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007年10月21日 (日)

青い誘惑-シャウエン

宿も決まったことだし、何はともあれシャウエンのメディナへ。シャウエンの存在を知ってから、絶対に訪れたいと思い続けてきた。今その時がやってくる。

Im0701

<アイン門>MZ3/35mm/RVP F

新市街側からメディナへの入口がこのアイン門。門の中には物売りがいて、一瞬光が遮られる。道は二手に分かれ、左の方に行ってみることにした。メディナの中では地図を見てもあまり意味がないので、道が分かれたら、なるべく左の方に行ってみようと思った。

Im0733

<メディナの通り>MZ3/35mm/RVP F

メディナの中は、建物の下半分から1/3くらいが薄いブルーに塗られている。狭い通りには、自動車が入ることができず、徒歩中心。バイクと自転車がやってくる場合もあるが、その数は少なく安全である。荷物などは荷車かロバが運ぶのだが、自分が選んだこの通りは、住宅街のようで、その数は少なかった。

続きを読む "青い誘惑-シャウエン"

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007年9月 2日 (日)

モノクローム・イベリア&モロッコ

リバーサルとモノクロの現像が仕上がってきました。ようやくスキャンを始め、モノクロは終了しました。このあと、リバーサルをスキャンしていきます。

カラフルな夏のポルトガルとモロッコですが、まずはスキャンした中から、ちょっと気に入ったものをご覧下さいませ。モノクロームですので、色はありません。

Im0544

<ラグーンにて>GR1s/28mm/Neopan Acros

Im1252

<とあるカフェ>GR1s/28mm/Neopan Acros

上がポルトガル、下がモロッコです。どこだかわかりますか?もったいぶるわけではありませんが、答えは「続き」をクリックしてみてください。

続きを読む "モノクローム・イベリア&モロッコ"

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2007年7月26日 (木)

旅の準備

昨日、新宿まで出る機会があり、ついでなのでヨドバシに寄ってフィルムを購入してきた。もちろん、今度の旅に使うものである。

リスボンからスペイン経由でジブラルタル海峡を渡り、カサブランカまでの旅。しかし、決まっているのは到着のリスボン3泊と最終日のカサブランカ1泊のみ。あとは気分次第。それでも、途中魅力的な町があちこちにあり、足跡をばらまいてくると思うのだが。

R0011189

<購入したフィルム>GRD

もちろん、使用するカメラは今回もPentax MZ-3。レンズは単焦点ばかり、20mm、35mm、50mm、77mmのフルセットである。まあ、全部持っていると重すぎるので、体調やその日予想される被写体によって1~2本に絞るかも知れないけど。

フィルムはもちろん今回もリバーサルで、FujiとKodakが半分ずつとなった。Fujiは今回初めて使う、RVP F(Velvia 100F)、20本セット。KodakはE100VS、8本セット2つと香港・マカオで好感触を得たEBXの5本セットである。合計41本。

わざわざ新宿のヨドバシを選んだのは、もしかしたらKodakの10本セットを売っているかも知れないと思ったからなのだが、地元のヨドバシ同様8本セットだった。ヨドバシのネット販売だったら、10本セットあるんですけどね。

初登場のRVP Fだが、ミャンマーと香港・マカオで使ったRVP100が今ひとつというか、濃く出すぎたから。まあ、曇天だったからかも知れないけど。E100VSは、タイやラオス、バリとロンボクでとてもよかった。今回行くのはアジアではないが、アジアにはぴったりなフィルムだと思う。EBXはあくまでも予備です。

さて、おそらく旅の前半と後半でFujiからKodakへ。あるいはその逆という使い方になると思うが、イベリア半島にRVP Fなのか、モロッコにKodakなのかも現在は未定。行くまでによく考えておきます。誰かいいアドバイスあったら、下さいませ。

カメラは、MZ-3がメインですが、もちろん、GR Digitalも、持って行く。メシ写真、記念撮影以外にも、夜景とかいろいろ役立ってくれるでしょう。これで画角が5種類になった。あと、GR1sには、モノクロでも詰めていくかも知れない。

準備編これはまだ続く。まあぼちぼちと。

| | コメント (6) | トラックバック (0)