アッシジの思い出
本当なら、同一日に連続エントリーするのは本意ではないが、今日は書かせていただく。
イタリアで大規模な地震があった。地震が起きたのは、ローマの北東100kmほどのラクイラという小都市である。ほとんど地球の歩き方をはじめとするガイドブックには記述のない都市。…と、いうか、アブルッツォ州じたいが記述がないのである。
とはいえ、ここはシチリア王国支配下の都市であり、観光的資源がかなりあるらしい。また、日本人のラグビープレーヤーとして、伊藤宏明(大工大高-明治大)が所属していたクラブチームがあるところである。
イタリアの地震というと、アッシジを思い起こす。初めて訪れたイタリアはツアーであった。ローマの次にペルージャを訪れる。ちょうどこの年中田英寿がペルージャに移籍したばかりで、「どんなところか知りたくて来た」という日本人がたくさんいた。ペルージャの眺めのよい丘の上で、アッシジの方を指さし、「いいところなんだけど、地震の被害がひどくて」という話を聞いた。
3年たち、今度は個人旅行者としてペルージャとアッシジを訪れた。あの時の話が引っかかっていたのである。
<サンフランチェスコ聖堂>MZ-M/35-85mmZoom/Fujicolor400
アッシジの象徴サンフランチェスコ聖堂は綺麗に修復されていた。内部では荘厳なミサの様子も見ることができた。だが、有名なフレスコ画は一部が欠けていた。地震のためである。
<修道女>MZ-M/35-85mmZoom/Fujicolor400
アッシジの町にはたくさんの観光客がいて、すっかり地震から立ち直ったようにも見えた。表面的には地震の被害はないようにも見えた。町には宗教関係者が歩き、どこか特別な町に感じられたものである。
<奥の建物に注目>MZ-M/35-85mmZoom/Fujicolor400
だが、よく見てみると、修復中のところもかなりあった。噴水の向こう側の建物は、木材で補強してある。その上のバルコニーのような場所も、工事現場のような感じだ。
<路地>MZ-M/35-85mmZoom/Fujicolor400
何気ない路地にも、地震の被害が及んでいたようである。このようなつっかえ棒をしないと、崩れてしまうのだろう。
残念ながらその後アッシジを訪れることはなかったが、地震から9年過ぎた2006年にようやく、サンフランチェスコ聖堂のフレスコ画が修復を終えたのだそうだ。
長い時間を要してしまったが、アッシジの復興もある。どうか、ラクイラの被害もこれ以上拡大しないことを願って止まないし、早期の復旧を願いたい。歩き方には載っていない都市ですが、調べてみたら何となく興味がわいてきました。今すぐとはいわないが、近い将来ラクイラを訪れることができるよう頑張って欲しい。イタリア、頑張れ。
Postscript この当時、使っていたEOSをだめにしてしまい、手持ちのレンズ資産を生かそうとPentaxのマニュアルカメラをわざわざ購入して使っていました。それが、MZ-Mというカメラ。交換レンズに、28mmと50mmを持って行きましたが、ほとんどはズームだけで撮っていましたね。しかも、なぜかイタリアではフィルムをケチって、カラーネガのみという状況。まだ、イタリアではリバーサルを使ったことがありません。またイタリアに行って、リバーサルで撮してみたいという欲求はかなりあります。
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