カテゴリー「06a Mexico」の18件の記事

2006年11月30日 (木)

メキシコ:死を賭けたゲーム

メキシコ最後の訪問地は、チチェン・イッザであった。もちろん世界遺産で、内部は新旧のエリアに別れる。チチェン・イッザは7世紀頃最盛期を迎え、いったん衰退する。しかし、10世紀に中央高原の覇権を握ったトルテカ人と手を組み、マヤ・トルテカ文明をおこし復活する。なかなかしぶといのである。

入場してしばらくは森の中を進むが、開けてきて最初に目に飛び込んでくるのは、エル・カスティージョと呼ばれる大ピラミッドである。意味は城とか城壁であるが、その通りかなりの迫力である。

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<エル・カスティージョ>by MZ-3/FA28-105mm F3.2-4.5(SRM)

画像で見るとあまり大したことないがこの石段を見上げるとなかなかの角度である。高さ、25メートルなので、小さなビルくらいはあるか。ちなみに、アンコールワットの中央祠堂に登ったことがある人ならば、大丈夫。こちらの方が条件的に楽である。

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<見下ろすと>by MZ-3/FA28-105mm F3.2-4.5(SRM)

このピラミッドは4面どこからでも登ることができる。さすがに眺望はいいです。

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2006年11月28日 (火)

メキシコ:5つの遺跡巡り

旅の終盤ユカタン州の州都メリダを拠点に遺跡巡りをした。ユカタンのマヤの遺跡で有名なものは、チチェン・イッザとウシュマルであるが、前者はメリダとカンクンを結ぶ幹線の間にある。ここはどちらかの都市から1日がかりで回るのが通常。ちなみに、チチェン・イッザの入口には荷物預かりもあるので、移動の途上で見学することも可能である。

さて、メリダ周辺の遺跡には、世界遺産ウシュマルの他、カバー、サイル、シュラパック、ラブナという遺跡がある。これらはマヤ・プウク様式の遺跡であり、都合がいいことに、このすべてを回るツアーバスがあるのだ。これは、メリダの2等バスターミナルからATS社のTour a la Ruta Puucという周遊バス。当時の料金113ペソ。基本的に2等バスなので、都市間を移動する1等バスよりは乗り心地が劣るかも。

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<ATS社の周遊バス>by MZ-3/FA28-105mm F3.2-4.5(SRM)

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2006年11月25日 (土)

メキシコ:野性の呼び声・ラ・ベンタ遺跡公園

ベラクルスからビジャエルモッサへ移動。ビジャエルモッサはタバスコ州の州都だが、その規模は小さい。そのまま、バスを乗り換えてマヤの遺跡のあるパレンケまで行こうとしたが、力尽きそのままバスターミナルに隣接する宿へ。

翌朝、あらためてパレンケを目指そうとしたが、あいにくとバスが満員で午後の便しか取れなかった。それまでの時間つぶしに市内にあるラ・ベンタ遺跡公園へ行く。ここはオルメカ文明と呼ばれる、アフリカからの影響の残る遺跡を集めたもの。公園内には動物園も併設されている。

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<オルメカ・ヘッド>by MZ-3/FA28-105mm F3.2-4.5(SRM)

オルメカ文明とは、紀元前12世紀頃にメキシコ湾岸に栄えた文明で、マヤやアステカ以前の古い文明である。この公園には出土品を整備してジャングルの中で公開してある。

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2006年11月21日 (火)

メキシコ:イグアナ

メキシコには古代遺跡が多い。いずれも先住民の築いたものであり、現在ある都市からは離れた場所にあることが多い。

メキシコを旅した時には、徐々に南下し各地の遺跡を見て回った。メキシコ市からはティオティワカン、オアハカではモンテ・アルバンとミトラ。ビジャエルモッサからは遠征してパレンケ。カンペチェではエズナー。カンクンではトゥルム。メリダからはウシュマルとチチェン・イッザなどである。

ティオティワカンは中央高原にあり、標高も2000メートルを超えているので、どちらかというと涼しいくらいである。日本でいうと東北地方くらいの感覚か。そういうところには、あまり生物が存在しない。せいぜい小さなトカゲくらいである。

ところが、オアハカ以降次第に増えてきたのが、イグアナなのである。オアハカのイグアナは比較的小さく数も少ない。遺跡見学をしても、あ、イグアナがいたくらいのものである。ところが、パレンケからは灼熱の熱帯となり、南下するほど数が増え、その体長も次第に大きくなっていくのであった。

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<エズナー遺跡のイグアナ>by MZ-3/FA28-105mm F3.2-4.5(SRM)

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2006年11月19日 (日)

毎日がお祭り・ベラクルス

オアハカからベラクルスに移動。メキシコ湾岸にある港町で、エルナン・コルテスが上陸した地点でもある。それまでのメキシコは内陸だったため、8月のこの時期は雨も多く天気も安定しなかったが、バスを降りた途端に空気が違うなと思った。ここはすでに熱帯に属する。アフリカ系の血を引いている人たちもいるようである。

宿をなんとかみつけた。アルマス広場に面したHotel Concha Dorada。しかし、部屋は狭く、息苦しい。すぐに外に出て目についたカフェで飲み物を頼む。セルベッサを頼むがすぐに飲み干してしまい、コーラを追加注文。

カフェのすぐ前に何故かマリンバが置いてあった。これだけ大きなものだと持って移動するということができない。これは、ここで演奏をするんだなと思ったが、すぐに演奏者がやってきて曲を演奏していた。もちろん、観光客から金を取る。こちらはそばでただ聴きしているのみである。

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<マリンバの演奏>by MZ-3/FA28-105mm F3.2-4.5(SRM)

それにしても、こうして連弾するものとは思わなかった。さすがにプロである。

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2006年11月17日 (金)

メキシコ:オアハカ名物

オアハカの名物には、モーレソースの他にチーズが上げられる。このチーズは、黙っていても発酵の進む生タイプである。また、このチーズは特に弾力性があり、市場では細長く作ったものをぐるぐる巻きにしたボール状にして売られている。

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<オアハカのチーズ>by MZ-3/FA28-105mm F3.2-4.5(SRM)

このチーズを使った料理に、Cazuela de Quesoがある。土鍋にこのチーズ溶かし込み、具を入れたものである。

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<Cazuela de Queso>by GR1s

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2006年11月15日 (水)

メキシコ:モーレ料理

メキシコの料理にはソースをかけたものが多い。その代表的なものがモーレソース。原材料は、唐辛子、アーモンド、胡麻、干しぶどう、チョコレート、シナモン、トマトなどだそうである。これらから作られたソースは、茶色または黒に近い。このソースは七面鳥や鶏肉にかけて食べることが多い。

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<Pollo en Mole Poblano/鶏肉のプエブラ風モーレソース掛け>by GR1s

これは食の都プエブラで味わったモーレ料理。メインは鶏肉のはずだが、ソースでひたひた。まるで、脇役のはずのソースがメインとなっているかのような料理である。ソースはさすがに濃厚で、鶏本来の味もソースの甘くてちょっと苦い味に打ち消されているようである。やはり、モーレ料理というくらいなので、これはモーレそのものを味わうものなのだろうか。

さて、モーレソースだが、プエブラに負けず劣らず有名なのが、オアハカである。オアハカはチョコレートの産地であり、これを利用してモーレソースが作られている。しかも、オアハカのモーレには、黒、赤、黄色があり、それぞれに風味が違うという。まあ、オアハカのモーレも鶏肉などにかけて味わうのであるが。

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2006年11月13日 (月)

メキシコ:トルティージャ

メキシコ人の主食はパンでも米でもなく、トウモロコシなのである。その正体は、タコスでお馴染みのトルティージャ。「Tortilla」というスペイン語。スペインでは、トルティージャというと具の入った厚焼き卵(スペイン風オムレツ:わたしゃオムレツとは思わないですが)という料理になる。これは、スペインでもかなりよく食べられる食べ物。

メキシコのトルティージャはトウモロコシをアルカリ性の水溶液につけて表皮を剥がし、残った粒をすりつぶして丸く焼いたものである。初めて入ったメキシコ料理レストランで、トルティージャが出されたはずなのだが、わたしは丸形の薄いパン(も運ばれてきた)をトルティージャと思い食べていた始末である。この時はあとで判明したのだが、円形の容器の中にトルティージャが冷めないように保温されていたのであった。

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<ある宿の朝食/トルティージャと保温容器>by GR1s

この保温容器はプラスチック製だったり、発砲スチロール製だったりする。最初見た時(初めてメキシコ料理のレストランに入った時)、ここに食べていたトルティージャと思っていたパンをのせておくものだとばかり思っていた。ああ、勘違いである。

トルティージャはパンのように味わうものではなく、それ自体にはあまり味がない。これに、ソース主体の料理をのせて自分で巻いて食べるというのが、メキシコ人のやり方。自分はあまり得意ではなかったです。

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2006年11月12日 (日)

メキシコ:ゲラゲッツァ

オアハカは、メキシコ初の先住民族出身大統領、ベニート・フアレスが幼少期を過ごした地である。彼は、先住民サポテカ人であり、オアハカに出てくるまではスペイン語を話せなかったという。そのオアハカでは、現在教職員組合のストライキをきっかけに州政府との対立からついには死者を出す騒動に発展し、現在も係争中であるらしい。こうした事態をベニート・フアレスが知ったらなんて思うだろうか。(ちなみに、ペニート・ファレスではなく、ベニート・フアレスBenito Juarezである。)

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<ベニート・フアレスが暮らした家>by MZ-3/FA28-105mm F3.2-4.5(SRM)

自分が訪れた時にはそんなこともなく、のどかなところであった。街中では音楽が流れ、広場ではマリアッチが曲を演奏する。

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<ソカロのマリアッチ>by GR1s

マリアッチは数名から時には10数名に上る楽団で、客のリクエストに応じて曲を演奏する。必ずしも観光名物ではなく、ちょっとしたレストランなどにも現れ、地元の人なども楽しんでリクエストするほどである。

ところで、この騒動のお陰で、夏に2回あるゲラゲッツァという、先住民の踊りを元にした祭りも中止になってしまったそうである。残念なことだ。

本当のゲラゲッツァは見ることはできなかったものの、オアハカのホテルやレストランではゲラゲッツァのショーを見せるところがある。自分も宿泊したHotel Monte Albanも、その一つで、宿泊者は料金がいらない(当たり前だ)。

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2006年11月11日 (土)

メキシコ:コロニアル様式の宿

メキシコでは最初の宿のみ予約してきたが、あとは現地でガイドブックを参考にしながら直接交渉して宿を決めた。この旅では、メキシコ市~クエルナバカ~プエブラ~オアハカ~ベラクルス~ビジャエルモッサ~カンペチェ~カンクン~メリダと移動する。9つの宿を利用したが、3つの宿では宿の中に中庭(パティオ)があり、これを取り囲むようにして客室が設けられていた。これがメキシコ・コロニアル様式というものらしい。

そのような宿に最初にであったのが、プエブラであった。プエブラにはクエルナバカからバスで移動。バスターミナルはプエブラの中心から離れ、プリペイドタクシーに乗って中心部まで行く。バスターミナルでは宿を紹介してもらうが、行ってみると「満室」と断られ、その場で困ってしまう。やって来た人物を見てそのようにのたまうケースは時々ある。リスボンが顕著であったし、スペインでも1回あった。イタリアは比較的オープン。

タクシーは行ってしまったし、どうしようかと思ったら目についたのが、Hotel Virrey Mendozaという宿。ここは管理人が一応いるものの、客への対応は管理を委託された旅行者が英語などで対応していた。なんだかよくわからない。部屋は安い方の上階にあるものを選ぶ。一応、ホットシャワー、トイレ付き。200ペソ。

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<客室>by GR1s

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<パティオ>by MZ-3/FA28-105mm F3.2-4.5(SRM)

夜になると、明らかに泊まっていた北欧風の人物が鍵を渡してくれた。

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