カテゴリー「05a Morocco」の14件の記事

2018年6月13日 (水)

青の時代

かすてら音楽夜話Vol.51

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<青い扉>MZ-3/FA35mm

前のエントリーでリバーサルのモロッコを紹介してみようと、つぶやきました。2010年にメインカメラをデジイチにし、その後はリバーサルどころかフィルム自体も壊滅状態です。

リバーサルフィルムというのはスライド用に作られたフィルムで、現像するとほぼ見たままの色がフィルムにでます。いわゆる印画紙に焼いた写真はフィルムの状態では色が反転しています。そのためネガティブフィルムと呼ばれています。

まあ、そんな蘊蓄はどうでもいいのですが、リバーサルで撮るとネガカラーよりも色が断然強く出るのです。そのために、10年年以上前の写真にこだわるブロガーはリバーサルを愛用していたのですね。

つーことで、今回紹介するのはモロッコの中でも「青」が特に印象的なシャウエンというところです。

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<シャウエンの街角>MZ-3/FA35mm

シャウエンとは正式にはChef Chaouenという、山の中にある小都市です。地元民も「Chef」は省略してます。

ここの旧市街は城壁に囲まれていて、そこにある住居をはじめとした建築物はほとんど青く着色されているんです。スペインの白壁の街とかはありますが、世界を見渡しても青はなかなかありません。

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<青いギャラリー>MZ-3/FA35mm

ね、どうすか?行ってみたくなったでしょ。リバーサルは特に強烈な日差しの下で色合いが特に強く出るような気がします。ま、それはデジタルカメラでも同じですけど。

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<シャウエンの少年>GR DIGITAL

デジタルで撮るとこんな具合。やや薄めです。まあ、GR DIGITALの特性かもしれません。今度機会があったら、デジイチでも撮ってみたいですが。

この頃のカメラはあまり機能が高くありませんでしたが、露出をピンポイントに絞ることで、ピントもピシッと決まったような気がします。

でも、画像のスキャンにやたらと時間がかかるので、もう戻ることはないでしょう。それにリバーサルフィルムは1本1000円程度します。頑張って撮っても37カットきり。それに現像代を合わせるとやはり1000円以上するわけで、フィルムを20本、30本と持参すれば、下手な航空券分くらい出ちゃうわけですよ。

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<リトルギャング>MZ-3/FA35mm

あの頃、よくぞブログが続いたもの。ともかく、ここシャウエン、こんな素敵なところなのに、世界遺産じゃありません。おそらくは歴史的建造物がほぼないからでしょう。

そんなシャウエンにぴったりの曲がこちら。

もともとはKinKi Kids(堂本剛&堂本光一)がリリースした曲ですね。バラエティ番組「LOVE LOVEあいしてる」のテーマソング「全部抱きしめて」とのカップリングの両A面ですが、堂本剛主演のドラマ「青の時代」の主題歌でもあります。

それを作ったのが映像の「canna」というデュオです。KinKi Kidsのリリースが1998年。cannaのメジャーデビューが1999年。つまりはデビュー前に提供された曲のセルフカバーということになります。

cannaの二人ですが、メインのヴォーカルが谷中たかし。キーボードとバックコーラスが周水。デビュー前の青田買いなんですが、これには秘密があります。周水の父親が小杉理宇造といい、現在ジャニーズエンターテイメントの代表取締役です。

小杉氏は長年山下達郎のバックアップなどをしていて、山下の所属するアルファムーンレーベルやスマイルカンパニーの代表などを務めていました。スマイルカンパニーとジャニーズ事務所がつながったわけです。ちなみにKinKi Kidsのデビュー曲「硝子の少年」は作曲山下達郎です。

周水ですが、ステージでもサングラスなんですが、別に格好をつけているわけでもなく、眼に障害があるらしいです。日光に弱いとかの。ま、そんなわけで苦労もしているし、誤解や偏見もあったようですね。

KinKi Kidsもジャニーズ事務所の中ではかなり音楽性が高く、歌も上手いんですが、cannaと比べるとかすんじゃいますね。cannaの二人は数年で活動休止しましたが、数年前から活動再開しているようです。

ジャニーズ事務所もスマイルカンパニーもかなり著作権にはうるさく、YouTubeでは所属のタレントやミュージシャンのものがすぐに消されますね。でも、この映像はcannaが自分たちで上げたものですから大丈夫ですね。

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2018年6月11日 (月)

続・泣かせる街だぜエッサウィラ

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<オーソン・ウェルズ・スクエア>MZ-3/FA28-105mm

エッサウィラにはオーソン・ウェルズのレリーフがありました。なんでも、映画「オセロ」をこの地でロケしたとか。2年後泊まったホテルにはやはりオーソン・ウェルズの記念館みたいな部屋がありました。

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<海鮮屋台>MZ-3/FA28-105mm

港町であり、海産物も豊富。きちっとしたレストランもありますが、港の近くには量り売りでいろいろなものを食べさせる屋台がありました。

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<シャコ丸焼き>Ixy Digital500

エビとかもありましたが、安かったのでシャコを焼いてもらいます。殻をはがすと身は結構小さくて。まあ、しょうがないです。とはいえ、わが人生でこれだけのシャコを頂いたのは後にも先にもこの時だけです。

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<海鮮サンド>Ixy Digital500

物足りなかったので、ドネルではないサンドイッチも食べます。モロッコのパンはかなり美味しいです。そこはフランス仕込みもあるでしょう。もっと平べったいアラブパンもあり、こちらも美味しいです。タジンによく合います。

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<ボート>MZ-3/FA28-105mm

この時メインで使っていたカメラは、フィルム式の一眼レフです。よくリバーサルを利用していましたが、経済的に苦しい場合はカラーネガを使っていました。

この時はカラーネガです。でも、かなりいい色が出ていますね。今度はリバーサルでのモロッコを紹介してみます。

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<ファティマの手>MZ-3/FA28-105mm

ノッカーですが、モロッコというかマグレブ諸国(モロッコ・アルジェリア・チュニジア)にはこのタイプが多いです。魔除けの意味もありますね。

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<夜の通り>MZ-3/FA28-105mm

ノーフラッシュ撮影。ISO100のフィルムですが、よく撮れています。シャッター速度1/15秒くらいですかね。

夜もにぎやかです。夜もエッサウィラはまあまあ歩けます。

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<土産物屋>Ixy Digital500

ホテルの向かいにあった土産物屋です。ワタクシを見かけると「日本人?」とたずねてきました。なんでも、店で使っているDVDプレイヤーが調子が悪く、音しか出ないとのことでした。

よく見ると、韓国製。「やっぱり、日本製じゃないと」という共通意見でした。この男性、結構面白く、2年後に訪ねてみたら「彼はもうどこかに行って我々も知らない」とのことでした。

出会えたらよかったですけど。

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2018年6月10日 (日)

泣かせる街だぜエッサウィラ

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<エッサウィラ>MZ-3/FA28-105mm

アガディールからエッサウィラにやってきました。2005年のことです。相変わらずネタがありませんので、古い写真から引っ張ってきました。

エッサウィラは2回訪れています。この時の印象が良かったので、2年後の2007年にも訪れました。この時の初回の訪問は冬でした。でも、大西洋岸で凍えるようなことはありませんでした。

2回目は真夏です。暑いですが、風が吹き抜けるので爽やかです。つまりは、あまり季節を問わないところですね。旧市街は世界遺産に指定されています。その旧市街の土産物屋などにはアンティークが並び、雰囲気のあるカフェもたくさんあります。そういうところは、ヨーロッパ人がたくさんやってくるので、ハイシーズンは宿の予約も大変ですね。初回はハイシーズンから外れていて、飛び込みで宿を決めました。2回目はマラケシュから電話して予約しました。数件断られましたね。

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<Hotel Souiri>Ixy Digital500

ここに泊まりました。バックパックが見えますが、当時はこのスタイルです。今はもう無理かな。バックパックは約10年使いました。最後に使ったのが2012年です。2009年に小型のキャリーバッグを購入ししばらくはバックパックと併用していました。

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<ドア近くの洗面台>Ixy Digital500

意外に清潔です。タオルもきっちりあったし。ただし部屋がやや狭いですね。

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<トイレ>Ixy Digital500

一部にカーテンが見えますが、そこにシャワースペースとなっています。この宿は共同シャワー・トイレの部屋もありましたが。トイレは西洋式です。モロッコ式というかアラブ式のしゃがむタイプのトイレがモロッコではデフォルトです。ま、我々が泊まるような宿ではほぼ洋式だと思います。

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<窓>Ixy Digital500

ステンドグラスっぽい窓でした。ベランダはありません。この前が土産物屋などが並ぶにぎやかなところでした。

ここは無料の朝食が付きました。

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<昼食>Ixy Digital500

簡単に昼食です。ビールが欲しいところですがこの店にはなく改めて探すことになります。エッサウィラは港町なので、海産物は豊富ですね。

モロッコにはほぼ10年以上行っていません。そろそろ行きたいところですが、やっぱり航空券が高いですね。行くとなると、直行便がないので、パリ乗り換え(エールフランスの場合)となります。成田深夜発でカサブランカ到着が次の日の午後くらいになります。まさに長旅です。

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2018年6月 3日 (日)

バー・カサブランカ

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<ポスター>Ixy Digital500

今から13年前のお話。その冬、モロッコを旅しました。アフリカ大陸にある国ながらかなり寒かったです。

例によって途中の宿は飛び込みでゲット。いや、最初の宿さえ決めてなくて駅前にあるイビスに飛び込みました(帰国直前の宿は予約しましたが)。

まあ、安宿泊まり歩きです。食事はそのあたりの食堂で食べますが、ムスリムの国なのでアルコール類が置いてありません。ちなみに、モロッコでは国産のフラッグというビールを生産しています。ワインもあるよな。ブドウが取れますし。

そんな旅を続け、旅の最後にまたカサブランカに戻ってきました。ビールを飲みたいなというのもありましたが、カサブランカの某高級ホテルに「Bar Casablanca」があり、そこに行くことにしました。

もうお分かりでしょうが、ここはハンフリー・ボガート&イングリッド・バーグマン主演の1942年のアメリカ映画「カサブランカ」をテーマにしたバーなのです。

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<久しぶり~>Ixy Digital500

頼むのはフラッグの生です。美味いわやっぱり。

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<つまみ類>Ixy Digital500

こういうものが無料でついてくるんです。といっても、結構なお値段なんですが。

で、バー・カサブランカではかつてボギー(ハンフリー・ボガートの愛称)の格好をした店員がいて、その人がサーブしたりしていました。また、フランス植民地警察のルノー署長役のクロード・レインズの格好の人もいました。当時のモロッコはフランス植民地でありながら本国はナチスドイツに占領され傀儡政権ができていたんです。なので、ドイツ軍の将校なども入り乱れるという複雑な状況であります。

ですが、すでにコスプレ店員は姿を消していました。

その代わりにおいてあったのがボギーのコートやら帽子やらで、客が自らコスプレしなさいということでした。

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<ピアノ前のポスター>Ixy Digital500

映画の中ではボギーがカサブランカで営業するカフェ・アメリカンでバーグマンと再会することになります。アフリカ系のピアノ弾き「サム」とバーグマンがパリでの思い出の曲を弾いてほしいと懇願するシーン。

でも、その曲「As Time Goes By」はボギーの方針から演奏禁止なんですね。つまり、ボギーとバーグマンのパリでの思い出ということに触れるからですね。でも、サムは結局負けて弾いてしまいます。そして、そこでボギーの登場となります。

さすがにピアノを弾くアフリカ系男性はいませんでしたが。バックミュージックで流れていたとは思います。

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2017年6月18日 (日)

モロッコ・アガディールでシーフード

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<アガディールの海岸>MZ-3/FA28-105mm

今から12年ほど前のモロッコ話。冬場でしたが割と長く休むことができて、カサブランカからマラケシュ、ワルザザード、タルーダントと立ち寄り、大西洋岸のアガディールまでやって来ました。

タルーダントからアガディールまではグランタクシーに乗りました。グランタクシーとは大型のメルセデス(といっても10年落ち以上のポンコツ)に客を6名乗せる乗り物です。ごく普通のセダンなので、定員は5名で運転席を除くと4名分しかシートがないのですが、そこに無理矢理6名積み込みます。

後ろの3名分のシートに4名。助手席に2名という具合。モロッコ人、決して小柄ではありません。わたしゃ、助手席に座りましたが、大柄な男性と席をシェアし、ドアに押しつけられるようにしてアガディールまで耐えました。発進するとき、中からはドアが閉まりません。ドライバーが降りて外からドアを閉めます。

そんな苦労をしながらでしたが、宿もまあまあのところが見つかります。

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<客室>IXY DIGITAL 500

正真正銘のシングルルームです。洗面台とビデが見えます。その横のドアはシャワー室につながっているのですが、トイレだけは外で共同です。

こういうところ多いんですよね。シャワーも外で共同というところがありますが、冬場のモロッコはかなり冷え込みますから、中でシャワーを使えるだけでもありがたいですか。

このあと、2年後にもモロッコを訪れていますが、あまり変わりません。2回共同シャワーの宿を使いましたが、鍵を借りるのが面倒です。オマケに使用料を支払います。これ以来、共同シャワーは使っていませんし、部屋にシャワーのある宿を取るようにしています。今じゃどうなんでしょうね。

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<昼食>IXY DIGITAL 500

海に面していますから、ちょっと豪華に昼食とします。レストランなんですが、ビールは置いてありません。従って、アラビア文字の書かれたコカコーラです。

パンは美味いです。モロッコはフランスの影響があるのか、美味いパンを作ります。元々あるアラブパンも美味いです。

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<魚介スープ>IXY DIGITAL 500

何を使っているのかまったく見当も付かないスープです。すべてがミキサーですりつぶされています。

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<焼いたバゲットとチーズ>IXY DIGITAL 500

それをこれで食べます。これがいけるんです。

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<焼き魚>IXY DIGITAL 500

シンプルにオリーブ油で焼いたものです。魚の種類はなんでしょうね。今となっては忘れましたが、白身の魚です。

宿も1泊2000円程度だったかな。料理も1000円しないと思いました。

今だったら、コストパフォーマンスを追い求めますが。

この時の旅行では最後のカサブランカの宿しか予約していません。あとはすべて飛び込みです。最初に到着したカサブランカでも、駅前のIbisに飛び込みでした。

まあ、当時は日本人に知られた宿の予約サイトはアップルワールドくらいで、かなり情報が少なかったです。今じゃ、ゴロゴロ出てくるでしょうが。

☆まさにネタ切れ。たまに、こんな旅も紹介するかもしれません。

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2011年7月10日 (日)

暑さの記憶

毎日暑い日が続きます。関東地方、梅雨明けしたそうですが、自分にしては暑さの感覚は梅雨明け前でも梅雨明けしてもあまり変わりありません。暑くてたまらないんですよ。

日本の都市部がヒートアイランド現象に見舞われるようになってどのくらい立つだろうか。真夏に軽井沢などに向かい、涼を取ろうと思ったところ、ここでも暑くてたまらなかった記憶がある。

その点海外に行くと、たとえ真夏で、それが熱帯地方でも木陰が涼しかったり、夜になると涼しくなったりすることが多いが、そうではなかった記憶から呼び戻そうと思う。

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<フィレンツェ>MZ-3/FA35

2001年夏のイタリア。ローマもフィレンツェもヴェネツィアも至る所で暑かった。だいたいが当時のイタリアはかなりの物価高で、かなりの倹約旅行を強いられた。泊まる宿はほとんどエアコンがなく、風がぴたりとやむと眠れたものではなかった。

移動も、当時のイタリア鉄道(fs)では、普通列車にはエアコンがなく、その中にいると暑くてだんだんとぼんやりしてくるような始末であった。

極めつけはペルーじゃ駅前にあった格安のホテルで、西日の差し込む角部屋は風が通り抜けなかった。それでも宿替えしたり、次の目的地に向かうようなことはせず、ここに3泊もしてしまった自分はなんて我慢強いんだろうと思ったくらいである。

地中海性気候ってものはさわやかなはずというのは、この年のイタリアには当てはまらなかった。多分異常気象だったんだろう。

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<シャウエン>MZ-3/FA35/RVP100

スペインアンダルシア地方も暑かった。夜になっても気温が下がらず、外に出てみると石畳が焼ける異様な匂いがした。

それよりもさらに暑さを感じたのは夏のモロッコである。間違いなく気温は40度を超えている。アルヘシラスからフェリーに乗り、モロッコのタンジェに到着する。船を下りるとスペインとは比べものにならない強烈な日差しにさらされることになった。

それから、グランタクシーにぎゅう詰めにされ、ティトゥアンに到着した。本来なら、その先にあるシャウエンまで行きたかったのだが、ここでギブアップ。宿はなかなか見つからず、非常に苦しい思いをしたのを覚えている。夜も気温が下がらなかったな。ティトゥアンはこの1日だけであきらめ、翌朝早々にシャウエンに向かった。

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<ドゥッガ遺跡>MZ-3/FA35/RVP100

チュニジアではチュニスやタバルカなどの都市部ではそんなに暑さを感じなかった。だが、ドゥッガ遺跡などのある中央部の乾燥したところでは、日差しを遮るものは何もなく、優に気温40度を超えていたと思う。こんなところを観光して回るのは遺跡好きの日本人くらいで、ほとんど客はいなかった。

その翌日、チュニジア南部に向かった。さらに日差しが強烈になったと思った。宿にもちろんエアコンはなく、寝苦しい夜が続いた。

まあこんなものですが、やはり日本の夏は暑いと思う。これをエアコンナシで乗り切れという方がどんな熱帯地方に行くよりも厳しいことだろうと思うが。

さて、インドの旅が近づいてきています。昨日ようやく旅行保険にネットで入り、到着地と出発地の宿を予約してきました。探すとまあまあ、宿にWiFiのあるところもあるようです。無理なようだったら、ネットカフェとなりますけど、現地レポはできそうです。

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2008年7月 8日 (火)

人物との距離感

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<フェズの青年>MZ-3/35mm/RVP F

旅の中で人物のいい表情をとらえることは、かなり難しい。自分の撮影スタイルからすると、カメラを抱え、ほっつき歩いて、気になるものを発作的に撮すといったところだろうか。いちいちレンズ交換することもないだろうし、とりあえずはその時についているレンズで撮ることになる。

いうまでもないことだが、望遠レンズをつけていれば、少し離れたところでも人物をアップで撮ることもできる。だが、自分の場合はほとんど35mmがデフォルトのため、かなり近づかないとそれは難しい。

モロッコでは、人々が比較的撮られ好きなので、上の画像のように近づいて撮ることが可能となる。フェズのカラウィン・モスクの前で、声をかけられ、例によってなめし革作業を見ないかといわれたことをきっかけに、この男性を撮影することに成功した。

ヨーロッパでは、個人主義の国のためか、こうした機会が訪れることは相当難しい。

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2008年6月28日 (土)

ロバ

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<シャウエンの路地>GR1s/28mm/Neopan Acros

ロバは使役動物。いつだって人間にこき使われる。

モロッコを旅すると、ロバを目にする機会が多い。都市化の進んだ東アジアやヨーロッパではあまりなじみのない動物である。だが、それ以外の地域では最も人間にとって都合のよい、使い勝手のよい動物なのではなかろうか。

トルファンではロバのタクシーを見かけたし、ペトラではエド・ディルまでの足としてやはりタクシー代わりに利用されていた。

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2008年5月14日 (水)

コシのないスパゲッティ

8月のモロッコはとんでもない暑さである。日中は暑くてぐったりしてくる。腹は減るがレストランに入っても、タジンやクスクスが看板料理なので、これはかなりヘビーである。そんなときに、たまたまメニューにあったスパゲッティを頼んでみた。

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<ゆですぎスパゲッティ>GR Digital

出てきたのは、ゆですぎたスパゲッティ。イタリア以外の国ではよくあることなので別に驚かなかった。味も期待していない。

乾麺のはずなのに、やけに色が白い。なんとチーズまであらかじめのっている。モロッコのチーズを柔らかくなるまで煮込んだものなのだろうか。ソースはミートソース風。でも、羊の肉なんだろうなあ。一口。やはり、煮込みすぎ。ふにゃふにゃで、アルデンテにはほど遠い代物。ゆでるのに塩も使っていないようである。

だが、暑さでやられているツーリストには、とても美味しく感じられた。何しろ、胃にずしんと来ないのである。軽い感じですいすいと食べることができた。コシのないスパゲッティにこのような効用があるとは。意外だった。

今までたくさんの麺料理を紹介してきたが、やはり麺好きです。アジアの麺も大好きだが、イタリアのパスタも同じくらい好き。イタリア滞在日数ものべ2ヶ月くらいになり、各地のパスタを味わってきたので、自慢じゃないがイタリアの味にはうるさい。だが、猛烈な暑さの中では、このふにゃふにゃのスパゲッティにかなうものはなかったと感じる。

イタリアも夏はかなり暑いが、はっきりいって食欲を失うほどじゃないので、あちらでは本格的なパスタがよい。

沢木耕太郎も深夜特急の中で、イタリアではポモドーロを常食としていたと書いている。イタリアを出て、たまたま立ち寄ったモナコでレストランのメニューにスパゲッティがあったので頼んでみたら、ゆですぎのうどんみたいだったとの記述もあるくらいだ。

自分も経験がある。ギリシアはイタリアとは海を挟んだ隣国という関係で、文化も近い。レストランのメニューにもスパゲッティがあるほどだが、これがまたゆですぎの麺だったり、はたまたオーブンで焼いてあったりと、多種多様。どうして国が近いのに、ここまで調理法が異なってしまうのかというほどである。

また、メキシコでも期待して入ったイタリアンレストランでは、モロッコで食べたようなスパゲッティを味わうことになった。こちらは、きちんとパルメジャーノ・レッジャーノ(いわゆるパルマのチーズ、パルメザン・チーズ)がすり下ろされているのだが、味は二の次であった。ピザ窯まである店だったのだが。

そう考えると、日本で出てくるスパゲッティをはじめとするパスタは、かなりレベルが高いのではなかろうか。

後日、フェズでもやはり暑くてスパゲッティを食べたのはいうまでもない。ちょっと異なった感じだったけどね。

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2008年5月10日 (土)

ホントはディズニー好き

人間誰しもが、人に知られたくない秘密があるものである。知られてしまうと、「あの人がこんなことを」といったことが露呈されて、とんでもない意外性が明らかになってしまう。そんなことである。

ということで、モロッコでこんな壁のアートを見たときには意外に思ったものである。

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<ドナルド>GR1s/28mm/Neopan Acros

ディズニーは、いかにもアメリカの文化。アメリカを否定するイスラム諸国の指導部。いかにもこんな図式が思い浮かんでしまった。これが描かれていたのは、メクネスの旧市街。あたりは、モスクやマドラサがあるような、いかにも保守的な感じのたたずまいであった。

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<ミッキーとプルート>MZ-3/35mm/E100VS

そして、数日後またしても見つけてしまったディズニーのキャラクター。こちらは、ラバトの旧市街。まあ、モロッコの首都なので、こうしたキャラ好きな人もいないでもないような。

こうした壁のアートも、モロッコだったから可能だったのかもしれない。イスラム諸国の中でも純粋アラブではなく、スペインやフランスの影響を残したまま、独立国となった近代のモロッコだからこそ、ディズニーのアニメもあったろうし、壁に落書きめいたアートを残すことも、ラテンなヨーロッパからの影響ならではという気もする。

それでも壁にこのようなものを残すことは、かなりの決心のいることなのかもしれないが。

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