The Knackの演奏スタイルやファッションを見ていると、「ビートルズの再来」と評価されたのがよくわかりますね。プロモーションビデオではありますが、「Good Girls Don't」で1本のマイクを二人で使うなど、明らかに影響が見て取れます。
このあたりも、チャップマンの強い指示があったのではないでしょうか。
Exileの「Kiss You All Over」の下りでもわかるように、チャップマンはミュージシャンにかなり高圧的に接するところがあるので、ミュージシャン側からも強い反発があったのではないかと思われます。The Knackも3枚目のアルバムからはプロデューサーを変更してしまい、そして、1981年という早い段階で最初の解散をしてしまいました。
それにしても、The Knackのデビューアルバム、『Get The Knack』(アルバムチャート1位、1979年の年間チャート16位、ダブルプラチナ)はかなり出来のいいアルバムで、たったの2枚しかシングルカットがないのが謎です。
腐れ縁
チャップマンが最も多くのプロデュースをしたのがBlondie(ブロンディ)です。
1978年のアルバム『Pararell Lines』(6位、年間9位)、1979年の『Eat To The Beat』(17位、1980年年間8位)、1980年の『Auto American』(7位、1981年年間28位)、1982年の『The Hunter』(33位)まで仕事を共にしました。
Styxは1990年に再結成しますが、トミーがDamn Yankees(ダム・ヤンキース)に所属していて不参加となります。この活動は短期間に終わりました。1995年にトミーも復帰します。このころ、ドラムのジョンが過度の飲酒による不調で参加が難しくなり翌年亡くなります。また、ベースのチャックもHIVによる影響で活動が制限されツアーではほぼ演奏できなくなっていきます(ただし、現在もメンバーではあります)。そして、1999年に『Brave New World』というアルバムをリリースしますが、デニスがインフルエンザなどによる体調の不良でその後のツアーへ参加できなくなったことから、ついにバンドから解雇されます。
松原みきさんは将来を期待されて、渡辺プロダクションの寮に住んでいたスター候補生でした。その後、渡辺プロダクションのマネージャーの菊地哲榮(きくち・あきひで)さんが会社をやめてからポケットパークという事務所を新たに作り、松原みきさんのマネージメントを始めたんです。 (伊藤銀次著『伊藤銀次自伝 MY LIFE, POP LIFE』シンコーミュージックより引用)
女って、本当にすごい。強い!これだけ傷口から血が出ているのをまじまじと眺めながら、それを歌にしてしまえる……それも、歌曲として見事な完成品にして、濁りのない声で爽快に歌ってしまえるなんて、やっぱり女性には生理とか出産とか、生命を産み出す作業としての"前向きな血なま臭さ"が、日常の中に存在しているからなんだろうか……と、妙なことまで考えてしまう。 (アルバム『Lerning To Crawl』の湯川れい子氏の解説より、抜粋)
GRAPEVINEというグループ名の由来ですが、アメリカのヒット曲「I Heard It Throug The Grapevine」(邦題「悲しい噂」)からとられております。同シングルはGradis Knight & The Pips版がビルボード2位、Marvin Gay版が1位になっております。単語名自体は「ブドウのつる」という意味です。
しかし、J.D.サウザーは結構腰の重い人というか裏方に徹するようなタイプらしく、自分の名前を関したソロデビューアルバムをリリースした後は、Chris Hilman(クリス・ヒルマン、ex The Byirds)、Richie Furay(リッチー・フューレイ、ex Buffalo Springfield)とバンドを組み2枚アルバムをリリースした後は、またもや裏方に戻ってしまいます。
ですが、彼はやはりイーグルスとの縁が深く、イーグルスには楽曲提供をしたり、バックコーラスを務めました。そんな中で、共作ではあるものの、3曲のナンバーワンヒットを提供しました。すなわち、「Best Of My Love」(邦題「我が愛の至上」1974年)、「New Kid In Town」(1976年)、「Heartache Tonight」(1979年)です。
JD自身が歌う「New Kid In Town」。実は「隠れたイーグルス」などともいわれていました。グレン・フライの没後、まだJDが元気なうちにイーグルスに加わっていたならば…なんて想像もしてしまいます。
題名が『Starting Over』、1974年9月のリリースで前作『Side 3』から1年置いての作品となりました。Billboard Hot 200(アルバムチャート)では、143位。
2枚のシングルが含まれていて、「Overntight Sensetion(Hit Record) c/w Hands On You」がBillboard Hot 100(シングルチャート)で18位。これは、「I Wanna Be With You」以来となるTop 20入りしたスマッシュヒットになりました。次作の「Cruising Music c/w Party's Over」は残念ながらチャートインしませんでした。
あれ?でも、なんか違う。あ、メンバー変わってんじゃん!みたいな違和感もあったのかどうか。今回アップはしませんが、YouTube上にはこの最終メンバーで「Go All The Way」を演奏する映像が上がっていまして、エリックはギターを持たず、マイクをスタンドごと振り回すようにヴォーカルに専念するものでした。しかも、エリックの衣装はざっくりと胸のあたりを見せるようなジャンプスーツ風なもので、これに酷似するのは…フレディ・マーキュリーです。
リリースしたシングルは、「Tonight c/w Hard To Get Over A Heartbreak」がビルボードHot100(シングルチャート)で69位。「I'm A Rocker c/w Money Down」が94位。「Ecstasy c/w Don't Want To Say Goodbye」はチャートインしませんでした(Cash Boxでは116位)。
3枚のシングルをリリースしてますが、「Ecstasy」のB面にデビューシングルの「Don't Want To Say Goodbye」を持ってくるなど、ちょっとした迷いも感じられます。
そして、このアルバムは前の2枚と違って、とっつきにくいものだったのかもしれません。と、いうのは、「Tonight」や「Ecstasy」は「Go All The Way」~「I Wanna Be With You」の路線を踏襲してはいるものの、他の曲が明らかによりハードな曲調になっているのです。シングルとなった2曲も演奏がハード路線で、これまでの「ソフトロック」から本格的なロックへと転換したアルバムであるといえましょう。
この曲のカップリングがまた「Don't Want To Say Goodbye」になったのは、「Tonight」のB面が「Hard To Get Over A Heartbreak」がデイヴの曲であること。セカンドシングルの「I'm A Rocker」のB面、「Money Down」がウォリーの曲ということで、できるだけ均等に扱おうということではないかと推測します。
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