旅行者の南北問題・ベトナム
<ホー・チ・ミン像>K-7/DA50-200mm
ここ最近、ミャンマーだのインドネシアだの、インドだのについて、書いているのは、「近い将来行くとしたら」何が問題なのか、どうすればいいのかという、戯言でもあります。
もっと、突き詰めればネタがないことにつきます。
<ハノイ大聖堂>K-7/DA50-200mm
ベトナムにも南北問題があります。
ベトナムはこれまで2回訪れています。最初はホーチミン往復チケットで、ホーチミンとカントーだけに泊まりました。ま、その周辺のところにもちょこちょこと出かけてはいるのですが。
2度目はバンコクからカンボジアを経由し、ホーチミンにたどり着き、国内線でハノイを往復しました。
ベトナムはビザのいる国ですが日本人は15日以内の滞在にはビザ免除となります。ただし、これはベトナム入国の条件として、空路で入り、出国するチケットを持っている場合に限られます。表向きはそうなっています。
表向きというのは、陸路入国をした場合のことです。ホーチミンのタンソンニャット国際空港やハノイのノイバイ国際空港で入国した場合、必ず帰りの航空券のチェックがあるとのことです。つまり片道ではビザ免除になりません。でも、カンボジアやラオスから陸路で入国すると、滞在日数のチェックはありますが、航空券の確認はありません。つまりはいったん入ってそのまま15日以内に陸路で出ていくことも可能です。(もちろん、ベトナムでチケットを購入して空路出国も可能です。)
考えてみれば、中国から国際列車があります。金正恩がハノイ入りしたやつと一緒ですね。中国やカンボジア、ラオスからの旅行者というか近隣住民に配慮しているのではないでしょうか。ただ、このルール、また厄介なことにいったん出国するとある程度の期間を置かないと、次に入国ができないそうです。これは、陸路・空路関係ないみたいです。
以前、アンコール遺跡観光で、ベトナムにいったん入ってシェムリアップに行くというルートがありました。アンコール遺跡観光を終えたらまた、ハノイなりホーチミンなりに戻るという手段です。これができなくなっていますね。ま、戻った時に入国しないチケットを作れば可能でしょうが。
<バイクタクシー>K-7/DA50-200mm
で、15日間のビザ免除に戻ります。
ベトナムは南北に長い国です。そして、ハノイとホーチミンは北海道と九州くらい離れています。その間にホイアン、ダナン、フエなどがあります。おそらくはオープンジョーのチケットで南下するか北上するかですが、途中数泊しながらだと、15日間ではかなり厳しいのではないかと思います。
これがワタクシのいう南北問題です。あの、沢木耕太郎はキムカフェのオープンツアーバスで途中1泊程度しながらホーチミンからハノイまで行ってますが、「バスに乗っていればいい」という旅ですから、ほとんど観光はしていないはず。そして、ホーチミンの先にはカントーなどのデルタ地帯、ハノイの先にはハイフォンやサパなどもありますので、国土が狭い割には旅がせわしなくなりそうですね。
これはもう覚悟を決めて、ベトナムビザを取って思いっきりベトナムに浸るのが一番かと。
裏ワザとしては、香港あたりから中国南部を通り、陸路でベトナム北部に入り、ハノイを中心として見て回り空路か陸路で出ていくという手もありますね。
<フォーボー>GR DIGITAL
ベトナムは料理が美味しいです。日本人の口に合います。そして、地域ごとに異なった料理もありますので、いろいろと回るのが楽しいでしょうね。
結構奥深いベトナムです。いつか、ビザ取って思い切り回りたいですね。
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