カテゴリー「01c Macau」の6件の記事

2022年12月26日 (月)

色違いの出入国スタンプ

陸路・海路の国境越え<2>

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<啓徳空港の出入国スタンプ>PowerShot

こちら、かつての香港の国際空港、啓徳空港(Kai Tak Airport)で押された出入国スタンプです。啓徳空港は香港の中国返還後、1998年に新空港であるチェクラプコク空港ができ、空港としての役目を終えました。

基本的に香港の出入国スタンプの形状はこの形でした。「でした」というのは、近年、出入国スタンプが廃止され、パスポート上には何も残りません。その代わり、イミグレーションでは入国時にパスポート番号と氏名が記入された紙片を渡されます。マカオも同様です。

自分の場合でいうと、2015年の12月に香港からマカオに行ったとき、スタンプは押されませんでした。実施されたのは2013年7月(マカオ)だそうです。

話が長くなりましたが、今回は出入国スタンプのあった時代のケースについて記事にいたします。

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<ターボジェット>K-7/DA21mm

さて、香港・マカオ間の移動ですが、ヘリコプターが1ルート結ぶ以外はすべてフェリーの利用となります。

通常は香港の上環にある港澳嗎頭(マカオフェリーターミナル)とマカオの外港にある外港客運嗎頭(外港フェリーターミナル)を利用するのが普通でしょう。深夜特急の「私」(主人公)も、このルートを利用しています。深夜特急ではマカオに向かうとき、現在とほぼ同じ水中翼船を利用していますが、戻りは普通の船となっています。現在は普通の船は廃止され、噴射飛航(Turbo JET)という、ジェットフォイルが運行されるのみです。

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<マカオ出入国スタンプ>PowerShot

在りし日のマカオ出入国スタンプです。入国スタンプ(上)はつぶれてしまって判読が難しいですが、外港フェリーターミナルでの入国となります。滞在可能日数は香港と違いたったの21日ですね(2000年当時)。現在は香港と同じく90日間となっています。

香港と違い、イミグレーションの場所が明記されています。この他、中国の珠海市との間に2か所行き来のできるイミグレーションがあります。また、内港から珠海市までの船がありましたが、現在は廃止されたようです。もっとも、外国人には解放されていないルートではないかと思いますが。

そして、なんと2018年には港珠澳大橋というものができ、珠海と香港のランタオ島およびマカオを結ぶ「世界最長の海上橋」ができてしまいました。バス移動も可能だとのことです。

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<無料バス>PowerShot

さて、外港とマカオの中心部は離れていますので、一般的にはタクシーを使ったり、ホテルの送迎バスを使ったりしたものです。ですが、外国資本のカジノホテルがマカオに乱立すると、カジノホテルが無料バスを走らせるようになりました。一応、誰もが利用可能ですが、ちょっと離れたところまで行くバスはなかなか来ないんですよね。

マカオで宿泊するのならば、リスボア近辺にとどめておいたほうがいいでしょう。その便が最も多いです。

さて、香港への戻りです。2007年の春の滞在では、尖沙咀のYMCA(現在はYMCAではなく別名のホテルになりました)に宿泊予定だったので、上環のマカオフェリーターミナル(香港島)ではなく、九龍の中港客運嗎頭(チャイナフェリーターミナル)へ向かう船を利用しました。

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<当時のファーストフェリー>MZ-3/FA35mm

こちらは水中翼船ではなく普通の船で時間はかなりかかります。まあ、上環から地下鉄やスターフェリーを使い九龍側に移動することを考えたら、同じくらいの時間でしょうか。

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<船内>RICOH GR DIGITAL

こちらは、自由席。しかも、船内を動き回れるので、いかにも船旅という感じがします。

速度は遅いですが、Turbo JETのような揺れではなくゆったりとしたローリングとピッチングを繰り返します。

そして、尖沙咀のイミグレーションでスタンプを押されます。

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<緑のスタンプ>PowerShot

それがこちら。画像が切れていますが、黒の楕円形がチェクラプコクでの出国スタンプです。中港城(尖沙咀)でのスタンプは緑ということになります。

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<紺スタンプ>PowerShot

同じく上の紺の楕円形が上環のマカオフェリーターミナルでの出国スタンプです。なるほど、香港では出入国地点によってスタンプの色を変えていることがわかります。

でも、現在はスタンプ自体が廃止なので、そういった面の面白味は半減しました。

また、このルートは健在ですが、現在はファーストフェリーではなく、Turbo JETが運航しているとのこと。

そして、その後香港・マカオ間のフェリーのルートはもっと増えました。

まずはチェクラプコクからマカオに直接向かうフェリーができました。この場合、香港は入国扱いにならず、マカオでの入国となります。

また、マカオのタイパ島に臨時客運嗎頭(タイパ・テンポラリー・フェリーターミナル)ができ、上環、尖沙咀とチェクラプコクからそれぞれ便があります。これはコタイ地区に進出した外国資本のカジノホテルがあることからできたものですね。

さらに、新界の屯門と外港を結ぶ便もできたとのこと。こちらは、まず外国人は使わないと思いますが。

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<マカオの夜>K-7/DA21mm

なお、今現在香港入国に関してはちょっと前までの日本の水際対策みたいな感じが取られています。PCRまたは抗原検査が必要。自主観察期間はあるものの隔離はなしです。

マカオは厳しいですよ。何しろ、台湾・香港・中国本土からの入国には規制がかかり、つまりは空路で来いと。入国(入境)時に検査あり。入国後5日間は毎日抗原検査を実施し、結果をアップロードせよとあります。

こりゃ、せっかくのカジノが閑古鳥ですな。

とはいえ、中国自体がゼロコロナ政策をやめたというか、放棄してますので、今後あっちゅう間に大陸の中国人が以前のように世界中に出ていくなんてこともなくはない…。

ま、個人的には香港とマカオには当分行かないと思いますが。

<2022/12/27追記>
その後、facebookで情報が寄せられました。香港のスタンプですが。

「黒」は空港(かつての啓徳空港と現在のチェクラプコク空港)。

「紺」は上環(マカオフェリーターミナルとヘリポート。ヘリポートもマカオフェリーターミナルの上階にあります)。

「緑」は尖沙咀(中港城および公海上をクルーズする巨大カジノ船)。

もうひとつ、「赤」があったそうです。九広鉄路の羅湖または落馬洲から深圳に抜ける場合。あるいは直接広州にアクセスする列車などでは車内かあるいは始発のホンハムでスタンプが押されたと思われます。

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2021年10月19日 (火)

マカオでおススメの世界遺産

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<媽閣廟>K-7/DA21mm

マカオは世界文化遺産に30の物件が登録されています。

すべてがマカオ地区の南部にあり、だいたい集中しているのでいい散歩コースですね。

また、画像の媽閣廟とバラ広場は隣接しているし、3つくらいかたまっているところもありますね。そんなに頑張らなくとも見て回れるんですけど、30もあるといささかうんざりしてくるのも事実です。

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<ギアの要塞とギア灯台、ギア教会>K-7/FA35mm

ここはぽつんと離れています。

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<カーサ庭園>K-7/FA35mm

こことプロテスタント墓地、カモンエス広場はほとんど同じような場所にあります。

でも、この3か所はやや離れたところにあります。媽閣廟をスタート地点とすると、セナド広場が中間点、サンパウロ天主堂跡あたりでやり切った感が出てきますかね。

ああ、まだあるの?みたいな。

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<ドンペドロ5世劇場>K-7/DA21mm

おススメはここ。

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<劇場二階席>K-7/DA21mm

1860年に作られた中国で初の西洋式劇場です。こちら、300の座席があります。

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<一階席>K-7/DA21mm

こうしてみるとステージは小さいですね。

一階席は床がフラット。二階席はステージに向かって湾曲した作りながら、後部がだんだんと高くなる、ホールやシアターの定石を踏襲してます。さて、どちらが見やすいのか。

現在、劇などは演じられていないようですが、催事や祝賀会に利用されているとマカオ政府観光局のサイトには説明がありました。

閉館日(火曜)以外は自由に見学できます。もちろん料金はかかりません。

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<民政總署>K-7/FA35mm

そしてもうひとつは、セナド広場向かいのこちら。

ポルトガル植民地時代からマカオ市の市庁舎であり、現在もマカオ特別行政区の役所です。ここも入れるんですね。

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<クラシックな雰囲気>K-7/DA21mm

マカオでは香港のように民主化運動が盛んではないので、大丈夫だとは思うのですが、中国側が警戒してここも自由に入れなくなっている可能性はありますね。

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<歴代総督の写真>K-7/DA21mm

歴史を感じますね。

また、中庭も結構いい感じです。

ここはロケーションもいいので、かなりの数の観光客がいて、あまりいい写真が撮れませんでした。

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<かつての花街>K-7/DA21mm

福隆新街というところで、ここは世界遺産じゃないです。

でも、通りの建物は扉や窓の木製の部分は赤く塗られています。これはここがかつて花街だったことに由来するようです。

現在は健全な店が並ぶところです。雰囲気は日中もかなりいいです。ワタクシが宿泊したホテルはこの近くにありました。

世界遺産の登録物件ですが、訪れてみると「え?これが」というものも少なくありません。マカオにもありまして、ただの壁であったり古臭い廟であったりしますけど。

一応全部回りましたが、もう一度ゆっくりと散策してみたいですね。マカオもどういうわけか冬しか訪れてないので、気候のいい時期に明るい陽の下で写真を撮ってみたいですね。

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2021年9月28日 (火)

マカオで食料難民化する

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<マカオ>K-7/DA21mm

2015年の年末にマカオを訪れました。2007年以来なので8年ぶりということになります。

これは、何を意味するのか。

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<ドン・ペドロ5世劇場>K-7/DA21mm

この8年の間にものすごく観光客が増えていたんですね。

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<ターボジェット>K-7/DA21mm

この時は香港(上環)からホバー船で向かったのですが、まずチケットの購入から時間がかかりました。

チケットの購入から乗船するまでに1時間以上かかり、以前だったらその時間だけでマカオに到着していたはずです。それだけ観光客が増えたということですね。まあ、年末ということもあったかもしれません。

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<サンパウロ天主堂跡>K-7/FA35mm

そして、マカオフェリーターミナルも大混雑で入国(入域)にやたらと時間がかかり、これまた1時間待ち。移動のバスはカジノの無料バスを利用しましたが、宿方面へのバスがなかなか来なかったので、リスボア行きのバスであとはキャリーバッグを引きずり歩く始末でした。

そして、セナド広場からこの天主堂にかけてはとんでもない人混みでした。まるで、コロナ禍前の新宿か渋谷のメインストリートのような賑わいでした。

中にはキャリーバッグを引きずりながら観光する連中もたくさんいました。そして、やたらと記念撮影をして立ち止まる。その撮影時間が半端じゃない。

わかりますよね。香港人ではない大陸からの観光客が以前の100倍近くになっていたのです。

夜はその人混みもなぜか消え失せ、レストランなどにも入れる状況です。でも、予約で今日はダメということもありました。そんなに有名店じゃないんですけど。

昼食はかなり厳しいですね。テイクアウェーなどでしのぎましたけども、仕方なく日式ラーメンということもありました。

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<地獄とんこつラーメン>GR DIGITAL

日食堂(深夜食堂)というところのやたらごてごてしたラーメン。75パタカは高い。

どうせ麺を頂くのなら、いくらでも店はあるのですが、彼らで埋まってるんですよ。ペナンならばやがて淘汰されるような店ですけど、自分のような落ちこぼれ客が来るので、それでも経営ができるんでしょうかね。

そして、マカオの朝は遅いです。香港でも早朝から粥麺専家などは営業しているんですが、セナド広場あたりの麺の店は7時くらいに行っても空いてなくて、いったん宿に戻って出直してやっと食べることができたということもあります。

そして、マカオを経つのは元旦でした。これは、さらに店がやってなかろうと、雑貨店で購入したのがこちら。

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<出前一丁>GR DIGITAL*画像は香港のものです

出前一丁でございます。香港のインスタントラーメン界では不動のナンバーワン。ま、ホテルでは袋麺は調理できないのでカップ麺となりましたが。

一緒に購入したのが菠蘿包と呼ばれる、パイナップルパン。パイナップルは全く入ってないのに、その味がするという人気のパンです。

ホテルに電気ポットがあって助かりました。

さてさて、現在エコの流れを受けてカップ麺に黙って割りばしやプラのフォークはつけてもらえないでしょうね。言葉を覚えなくてはならないな。

おまけ

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<JAFステッカー>PowerShot

先日JAFの会員証が送られてきました。5年ごとなのかな。そしたらこんなステッカーも同封されていたと。入会30年のメンバーってことなんすけど、正確には1992年入会です。来年送ってくれないかな。

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2021年9月 7日 (火)

松山軍用隧道

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<サンパウロ天主堂跡>K-7/DA21mm

2014年、マカオの話です。

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<ギアの要塞>K-7/DA21mm

この時のマカオでは路上のB級グルメを探すとともに、世界遺産の登録物件を歩いて回るということをやっておりました。

ほとんどの登録物件は散歩しているうちに次が現れるという具合で、非常に楽なのですが、このギアの要塞及びギアの灯台のみがぽつんと離れたところにあります。

とはいえ、マカオですので徒歩圏内にあります。でも、ここだけが一番後回しになりました。

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<公園の一角>K-7/DA21mm

ギアの要塞はマカオで最も高いところにあります。その帰り、来た道を戻るのも芸がないので、別のルートを歩いてみようと、山を回るようにして降りていこうとしました。

すると、このような入口があったのです。

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<内部>K-7/DA21mm

狭い通路に飾られた写真はどうやら第二次世界大戦時のものです。

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<発電機>K-7/DA21mm

このようなものも残されていました。

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<ジオラマ>K-7/DA21mm

内部の説明文を見ていると「日本軍」の文字がありました。

その時はここまで日本軍がやってきてこの地下壕を掘ったのかとも思いましたが、もともと見晴らしのいい場所で、ギアの要塞もあったことからマカオ側というか旧宗主国のポルトガルが作ったものかもしれません。

日本は香港を一時占領しましたが、マカオは中立の立場にあり、日本軍であったとしても大掛かりな工事は行っていない可能性があります。

ここはガイドブックにも載ってません。ネットでやっと引っかかったのが1930年に作られたものということで、それを日本軍が利用したという可能性はありますね。

もっときちんと説明文を読んでくればよかったのですが、やはり内部は息苦しくすぐに出てきてしまいました。

ま、わずかに10メートルほどの地下壕だったんですがね。

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<カジノ>K-7/DA21mm

このような負の遺産ですが、またマカオに行けることができるならばもう一度きちんと訪れてみたい場所の一つです。

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2007年3月25日 (日)

アヘン戦争の名残・銅鑼灣の午炮

さて、火曜日から香港・マカオに行ってきます。それについては、この記事の最後にちょこっと触れます。

香港島銅鑼灣にある、1基の大砲。毎日正午に空砲が放たれる。これは19世紀半ばに香港経済を牛耳っていたジャーディン・マセソン社が自社の船舶が入港する際に祝砲を撃っていたものである。だが、この近くを航行していた英国海軍船がこの祝砲に驚き、一企業が祝砲を撃つとはとクレームをつけ、これを禁止するとともに、懲罰として毎日正午に1日も欠かさず1発だけ号砲を撃たせることにしたのが始まり。

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<Noon Day Gun>GR1s

ところで、ジャーディン・マセソン社ってその昔アヘン貿易で利益をむさぼった企業なんですよね。この号砲をNoon Day Gun(午炮)と呼んでいます。ここへの行き方は、エクセルシオールというホテルと世界貿易中心ビルの間にある地下通路を使うのが便利。迷っていたら、エクセルシオールのインド人ドアマン(シーク教徒)が教えてくれましたが。

続きを読む "アヘン戦争の名残・銅鑼灣の午炮"

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2007年2月23日 (金)

来月は香港・マカオ

ミャンマー関係で上げたい記事はあるんですが、いかんせん、画像のスキャンが追いつきません。ということで、ここで予告。

来月最終週に香港・マカオに行ってきます。今年度の休暇の残りの消化を考えていましたが、うまく、NWのマイレージで航空券が取れたのです。

  • 03/27 成田→香港  香港泊
  • 03/28 香港→マカオ マカオ泊
  • 03/29 マカオ泊
  • 03/30 マカオ→香港 香港泊
  • 03/31 香港泊
  • 04/01 香港→成田  帰国

という予定です。実に2000年以来7年ぶりの香港・マカオです。食い倒れるか、観光三昧か、まさかショッピング、実はギャンブルだろう…。いろいろありますが、地域の特殊性から、いろいろな要素を含んだごった煮のような感じになるのでは。

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<ピークタワーのアトラクション>GR1s

ともあれ、NWなので、初日と最終日は飛行機に乗っているだけ。正味4日間の旅です。ですが、今回もリバーサル+MZ-3がメインの使用機材。レンズは35mm、50mm、77mmと、久しぶりに28mm内蔵のRicho GR1sを使ってやろうかと画策中です。この組み合わせならば、軽くなるかと思って。

フィルムはリバーサルオンリーですが、まだどれにするか決めていません。ただ、ミャンマーで使い残したRVP100が2本あるのですが、色が濃すぎた感もあるので、ベルビア100F(RVP F)かE100VSか、どれにしようかというところ。これってやつありますかねえ。

さて、現地に行くまでにミャンマーレポートは終了しているかなあ。

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