カテゴリー「04e UK」の14件の記事

2022年12月13日 (火)

On the Border

陸路・海路の国境越え<1>

イミグレーションの通過にはある程度の緊張感が生まれるものです。それが特に、空路ではなく地続きの国境であるとなると、すぐそこに隣国があるというのに、様々な手続きがあったりして感慨深いものだったりします。

一時、このような国境越えを趣味のようにしていたこともあって、空路以外の国境越えは40回近く行っておりました。

ということで、不定期連載。一応、海路も含めますね。

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<P&Oフェリー>K-7/DA16-50mm

今回のルートは、フランスのカレーから、イギリスのドーバーへ向かうルート。交通手段は、ユーロトンネルを使う高速鉄道のユーロスターと、ドーバー海峡を渡るフェリーの2種類ですね。

当然ながら、安いほうのフェリーを使います。

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<カレーのバス停>K-7/DA16-50mm

パリからTGVでカレー・ヴィルまで。これより先はドーバー海峡に面するので、終着駅となりますか。とはいっても、とても小さな駅で、ここでいいのかという感じも致します。でも、カレーの中心みたいです。

ちなみに、TGVは高速専用線だけでなく、在来線にも乗り入れています。こういう時、鉄道の軌間が同一だと便利ですね。日本はそうじゃないですし。

また、カレー・ヴィルの一つ手前にカレー・フレタンという駅があり、もしかするとこちらで降りたほうがフェリーターミナルへのアクセスが便利だったかもしれません。

駅のすぐ脇にフェリーターミナル行きのバス停を見つけました。しかし、1時間待ちです。ほとんど利用者はなく、みんなタクシーでフェリー民なるに向かうものと思われます。

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<フェリーターミナル>K-7/DA16-50mm

何とかたどり着きました。バス料金2.0ユーロ。おそらく今でも現金しか利用できないと思います。

さて、フェリーは3社あるのですが、footpassengerが利用できるのはP&Oフェリーのみです。

2014年当時、イギリスはEUに加盟してましたが、イギリスがシェンゲン条約の適用国ではないため、EU内からの移動であっても、パスポートチェックを行います。

チケットを購入し(これが高い)、まずはEU出国のイミグレーションです。こちら難なく通過。そして、次に現れたのが、イギリスのイミグレーションでした。沢木耕太郎氏の時代には、ドーバーでチェックを行ったという記述があります。そこでは、中東系の旅行者が書類の不備などで追い返されたとありますし、沢木氏も非常に時間のかかるチェックを行われました。

ワタクシにも本日の宿泊所の名前と、職業をきかれ、帰りのチケットも確認されました。e-ticketの写しはキャリーバッグの中にあり、ちょっと面倒でしたが。

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<出入国スタンプ>PowerShot

右がEUの出国スタンプ。左がイギリスの入国スタンプです。ちなみに、イギリスは出国時にパスポートチェックはありますが、スタンプは押されません。アメリカと同じですね。

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<フェリーのチケット>GR DIGITAL

これで無事に船上の人となるはずですが、なんといっても巨大な船です。船にはバスで向かうのでした。

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<巨大な昇降口>K-7/DA16-50mm

中はスロープになっていたので重い荷物を抱えずに済みました。

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<売店>K-7/DA16-50mm

船内はひとり用のソファーを並べたような区画と、丸テーブルが点在するラウンジのような区画に分かれてました。まあ、基本どこにいても構わないのですが。

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<ホワイトクリフ>K-7/DA16-50mm

フェリーは2時間程度でドーバーに到着です。

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<再びスロープ>K-7/DA16-50mm

ここを通って外に出る人は少なかったです。ほとんどがマイカーあるいは輸送用のトラックなどでやってきているようでした。

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<無料バス>K-7/DA16-50mm

そして、港の外に出るには徒歩というわけではなく、こちらを利用します。

港の外からは、地元のバスで、ドーバー・プライオリー駅まで向かうのでした。

ちなみに、このルート(パリーカレーードーバー)で最も安上がりなのは、沢木さんが利用した国際バス(おそらくEurolines)でしょう。最も高いのはドーバートンネルを使うユーロスターでしょう。ユーロスターの場合、パリ北駅にEUとイギリスのイミグレーションがあります。

そして、フランスからイギリスに向かう船のルートはダンケルク、ルアーブル、サンマロなどいくつものルートがあります。自分の場合は沢木ルートとして、カレーードーバー以外は考えらえませんでしたが。

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2022年9月20日 (火)

September 19th London

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<ポンド紙幣>PowerShot

昨日、エリザベス2世の国葬がテレビで放送されておりました。

今回は国葬がどうのこうのではなく、アフターエリザベスのことを勝手に語っていきたいと思います。

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<ホースガーズ>K-7/DA16-50mm

エリザベス2世はグレートブリテンおよび北アイルランド連合王国の君主でしたが、英連邦王国の元首でもあったわけです。このあたりは連日報道されていましたので、かなり理解されてきたと思いますが。

エリザベス2世が君主であった70年の間には、中東戦争があり、旧植民地の独立、フォークランド紛争、ダイアナ妃の悲劇、香港の中国返還、スコットランド独立運動、そしてEUからの離脱などなど、諸問題が山のようにありました。

まあ、イギリスは絶対王政ではないので、これらはイギリスの君主が直接関係することではないのですけど。

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<カンタベリー>K-7/DA16-50mm

ただ、それらの諸問題を抱えながらも、危ういところでイギリスをつなぎとめてきたのが、エリザベス2世であったのだと思います。彼女の人柄も大いに関係したと思います。

現在はエリザベス2世を悼むムードに包まれておりますが、これからが大変だと思いますね。

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<リバプール大聖堂>K-7/DA16-50mm

現王室もいろいろ問題を抱えています。はたして、チャールズ新国王は母親であったエリザベス2世のように、イギリス国民に寄り添うことができるでしょうかね。

ここからは王室の問題ではありませんが、近年のヨーロッパでは、EUのようなヨーロッパとしてのまとまりよりも、自国ファースト、結束よりも分断、異人種の排斥という極右、民族主義も台頭してきております。

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<ダブルデッカー>K-7/DA16-50mm

イギリス国内でもスコットランドの独立運動、まさかのEU離脱という動きがありました。そんなところから前首相のジョンソンや現首相のトラス(まだ、評価は定まっていませんが)という人物が出てきたのですけど。

これからのイギリスは結構辛いものがありますね。

とはいえ、展示品のほとんどが略奪品であり、のらりくらりと返還運動をすり抜けていく、したたかなイギリスですから何とかなっちゃうかもしれないんだけど。

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2021年11月 5日 (金)

SUBWAYのめんどくさいサンドイッチ

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<レンヌ駅>K-7/DA16-50mm

こんな列車で、サンマロというところに日帰りしました。

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<漁師>K-7/DA16-50mm

そこは海辺の町で、旧市街が素敵らしい。らしいというのは、ほとんどガイドブックを開かずに散策してしまったから。

どうも、駅を出てから道をひとつ間違えたらしいです。

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<牡蠣>K-7/DA16-50mm

こういうものもあります。季節は夏の8月。あちらでは「牡蠣はRの付く月以外は食べてはいけない」といわれていますが、août(8月)でも水揚げされてますし、モンサンミッシェルでは生牡蠣を提供してました。各地でもオイスターバーはありましたね。

食べてみたいですが我慢だな。

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<陸揚げされたボート>K-7/DA16-50mm

彷徨っておりましたが、わからないなりにまあ、楽しめました。さあ、レンヌに戻ろうか。でも、昼食がまだだな。

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<SUBWAY>GR DIGITAL

駅前に戻り、レンヌ行きのチケットを購入したものの、1時間待ちです。ちょうど駅前にサンドイッチのSUBWAY(以下カタカナ表記です)があり、ここで軽く食べていくことにしました。

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<ハムチーズサンド>GR DIGITAL

あちらでは、飲み物を頼まないと人間じゃないような目で見られますので、PESCA(ぺスカ)と呼ばれるほのかに桃の味のするリプトンのお茶のペットを付けました。

でも、こんなので6.2ユーロします。

サブウェイですから、パンはバゲットではなく柔らかいです。果たして、これがフランス人に受け入れられるのでしょうか。

わたしゃ、近くにこの店がないので入ったこともありませんでしたが、名称のSUBWAYとはこのパンの形が潜水艦型(Submarine Sandwich)を客の好み(Your way)で提供することから付けられたとのことです。決して地下鉄ではなかったんですね。

従って、パンの種類とサイズ、ドレッシングと呼ばれる調味料を好きなように選べるのでした。

しかし、この店舗ではどれと選んだ記憶がないです。

なんでも、アメリカのサンドイッチは同じように客の選択肢がいろいろあって、注文が面倒らしいですけど。

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<ジョージタウン>KP/DA18-50mm

サブウェイは経営が苦しく店舗を縮小しているような話が数年前にありましたが。それは日本だけなのかな。

それでも、世界でサブウェイは結構見ております。

ジョージタウンではペナン通りにかつての市電の線路が残るところがあります。画像の右手の建物に、サブウェイが入っていました。写真がなくてすいません。

もちろん、ペナンですから、わざわざアメリカ生まれのサンドイッチを食べる必要がないので、店舗にすら足を踏み入れておりませんが。

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<カンタベリー大聖堂>K-7/DA16-50mm

この厳かな町にもサブウェイはありました。

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<イギリスのサンドイッチ>GR DIGITAL

本家イギリスのサンドイッチはいわゆる食パンの耳を落としたタイプですね。

あのサブマリンサンドイッチが受け入れられるのか。苦戦していると思いますね。

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<こりゃだめだ>K-7/DA16-50mm

だって、こんなことをやって集客しているくらいですから。

ちなみに、サンマロのサブウェイ、トイレを借りると4桁の暗証番号を教えられました。ワタクシがドアを開けると、それまで我慢していた人が数名立ち上がったでございます。

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2021年8月 6日 (金)

ドーバーの中華

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<ドーバーのパブ>K-7/DA16-50mm

7年前、2014年の話です。

フランスからドーバー海峡をフェリーで渡り、ドーバーに到着しました。その2泊目です。

泊まっていたホステルでは朝食が出ました。昼食は出かけたカンタベリーで食べたので、またドーバーに戻って夕食を食べることになります。

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<海岸沿い>K-7/DA16-50mm

到着した前日にはイングランド料理を出すファミレスのような作りの店で済ませました。この日もここが頼りでしたが、なんと休業でした。

ドーバーというのは小さな規模の都市で、ヨーロッパへの玄関口とは思えないような田舎町です。マクドナルドが1軒ありますが、できたらあそこは避けたい。と、なるとパブでしょうか。

待てよ、中華屋があった。

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<青島とえびせん>GR DIGITAL

ということで順福楼、英語名New Moon Flowerへ。客はちらほらいました。いずれも中国人ではなく家族連れです。

ま、日本ではひとりでレストランに入るのに躊躇するところがありますが、海外では全然臆しません。なんといってもこれで食いっぱぐれると、スーパーで購入したサンドイッチとか、飲んだくれの中でフィッシュアンドチップスあたりになるという最悪の結果になるからです。特にパブは食事を取るといってもせいぜい夕方まででしょう。

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<なぜかフィンガーボウル付き>

オーダーしたものはイカの生姜炒めとシンガポールヌードルです。メニューには漢字も振ってあったと思いますが、もう覚えてません。

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<おかず>GR DIGITAL

ちょうどいいサイズです。香港にしろ、中国にしろ、その他の国でも中華だと1皿を数名でシェアすることが前提ですから、とんでもない量になりますが、いい感じですわ。

生姜が効いていて美味いです。シンプルなことにイカの他はタマネギとピーマンだけという潔さです。特にイカは海が近いためか柔らかく新鮮さを感じました。

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<焼きそば>GR DIGITAL

シンガポールヌードルなるもの、よくわからなかったんですが、外れではなかったですね。

海老、卵、見えてませんがチャーシューをカットしたものも入ってます。卵は炒飯の要領で麺と一緒に鍋で炒めたのでしょう。そういう形状です。

麺は米粉ではなく中華麺でした。それに、ほのかにカレー味が付いてます。そのあたりがシンガポールなのかどうか。

麺は割と量がありましたが、麺好きなので多少多くても大丈夫です。

結構満足しました。お会計は17.3ポンド。ま、ビールも飲んでいるし。でも、イギリスは物価が高い。

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<リバプールの中華街>K-7/DA16-50mm

イギリスは中国系の移民が多く、まずどこに行っても中華料理はあります。

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<スープ麺>GR DIGITAL

イギリスの中華にあって他のヨーロッパ諸国の中華にないものがスープに入った麺です。おそらく、麺を食べるときに音が出てしまうからだと思いますが。

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2021年7月20日 (火)

リバプールでイタリアン

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<レノン像>K-7/DA16-50mm

7年前のリバプールです。

初めて訪れたのは2000年。全体的にくすんだような色合いの都市で、4人の「カブトムシ」がここから輩出しなければ絶対に訪れなかったと思われるところですね。

しかも、雨が降り寒くて、それでも歩く人たちは決して傘を差さず、パーカーのフードを被って行き来するようなところでした。

当時、外食事情はインド料理か中華に頼るばかりでした。ま、イギリスで安い料理となるとパブになり、それが嫌なら選択肢はどうしてもそうなります。

14年後、また来てしまいました。その間にイギリスの経済は著しく発展し、デフレが身についている日本人にはものすごい物価高に感じられました。とはいえ、街中の事情はハード面はそれほど変化なしです。雨が降っていたら以前と同じようなものだったでしょう。食事事情も同様です。

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<ワイン>GR DIGITAL

2014年のリバプール1泊目。ホテルに荷を置き、食事を取れる店を探します。

やはり目立つのは中華かインド料理。ドーバーでイングランド料理の店を見つけ、味にはまったく期待しなかったものの、別の料理があるんじゃないかと駅方面に歩いておりました。

ところが、雨が降ってきました。そろそろ決めないと。

リバプール・ライムストリート駅近くにイタリア料理のレストランがありました。Belliniというイタリア語の名前ですね。以前はこういう店はまずなかったです。ここにしますか。

何はなくともワイン。Pasquaというブランド、近頃大型スーパーでも見かけます。ただ、ラベル形状が違っていて格上のタイプかも。375mlというハーフボトルです。イギリスのヤード・ポンド法では飲み物はパイントが単位となりますが、ほぼ輸入ものなのでメートル法の表示ですね。

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<カプレーゼ>GR DIGITAL

単にトマトとモッツァレラを薄く切ってオリーブ油を垂らしただけの一品です。

だいたい、トマトがフレッシュかつ熟していないと駄目な料理なんですが、合格でした。

イギリスでもトマトは作っていますが、サラダにすることはせず、軽くソテーした「フライドトマト」を朝食で出します。かえって酸味が強調されるんですけどね。

トマトは輸入物かも。とはいえ、当時EU圏内でしたから関税はかからず、ワインだって安く手に入ったのでしょうね。

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<第二皿>GR DIGITAL

こちら、鶏肉とポルチーニをクリームソースで仕上げたもの。これは期待以上に美味かったです。

やるじゃないか。

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<グリッシーニ>GR DIGITAL

イギリス以外の国では食卓にはかごに入ったパンが置かれていますが、パンは別会計。頼まなくてはなりません。結局注文を忘れ、パン代わりに置かれていたグリッシーニで腹を満たすことに。

グリッシーニはイタリアでもテーブルに置かれている店が多いです。原料は小麦だからパン代わりといえばそれまでですが。味は太めのプリッツですね。

パンは残念ですが、イギリスでおいしいイタリアンを頂けるとは。

その後、ロンドンに移動しましたが、イタリアンレストランはかなりありました。美食を追求するイギリス人も出現してきたようです。

また、近年ではイギリスでワインも作っているんだそうです。

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<ギネス>GR DIGITAL

その後、ホテルのすぐそばにあるVernon Armsというパブでお口直しをしました。

ところで、イギリス、コロナ対策をやめるようです。ワクチン接種が進んでいるからだそうで。マスク着用もソーシャルディスタンスもいらんのだと。「これをやれるのは今しかない」からだそうです。コロナも普通の病気になってきたってことですか。入院者は日本よりも少ないみたいですけど。

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2019年7月27日 (土)

揺れるイギリス

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<シャーロック・ホームズ像>K-7/DA16-50mm

イギリスが揺れています。EU離脱。ま、我々にはどうでもいいことなんですが。こういうことでイギリス・EUともに共倒れでスターリングポンドやユーロの下落でもあれば、旅行で出向くなんて気が起こるかもしれませんけど。

もともとはキャメロン政権の下で「EU離脱についての国民投票」を実施し、離脱に賛成が上回ってこういう事態になりました。この結果、キャメロンは首相の座をメイに譲ることになります。ここからが泥沼。離脱に関する合意がEUとの間にまとまらず、メイも辞任し、現在のジョンソンへと首相は交代ですね。

EU離脱以前にもスコットランド独立に関する国民投票を実施しています。独立反対が上回り、イギリスは面目を保ちましたが。スコットランド沖の北海には油田があり、ここはどうしても手放せないでしょうね。

この国民投票も過半数で成立したもので、圧倒的な世論というわけではなかったようです。つまりは国がひとつにまとまっていないということでしょうか。

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<マシューストリート>K-7/DA16-50mm

歴史的な建造物は当然多い国です。2000年に訪れたロンドンとリバプールは不景気の真っ最中みたいな感じでした。街中は全然活気がなく、インフラなども日本に比べて遅れているような感じでした。

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<グレイビーソースの味しかしないパイ>GR DIGITAL

2014年は再びロンドンとリバプールの同じようなところを訪れましたが、景気は回復していたようで、まさに物価高を感じました。街はやや活気が出てきたような感じでしたが、長居する国じゃないなと思いましたね。

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<ホースガーズ>K-7/DA16-50mm

伝統はかなりかたくなに守られています。よくわからない習慣も結構あります。

そう、イギリスは大陸とつながっていないんですよね。空路は別にして、他国とはフェリーと海底トンネルを通る鉄道とで結ばれています。それらを利用すれば、アイルランド、オランダ、ベルギー、フランスなどに渡ることができます。

EUを離脱すると、それらのイミグレーションの手続きはどうなってしまうんでしょうかね。2014年の旅ではカレーとドーバーの間をフェリーで渡りました。EU内の移動であれば普通制限はないはずですが、イギリスでは入国スタンプのほかに簡単な質問があります。条件を満たしていないと、入国が認められませんが。

フェリーではカレーにEUの出国ポイントがあり、そのすぐあとにイギリスの入国チェックがありました。出るのはあまりチェックしないが、入国時のチェックはさらに厳しくなりますかね。ま、空路ならば問題ないでしょうが。

その先のアイルランドは昔から行ってみたいところでした。小さい国は割と好きなんで。でも、行くとなると、直接空路ではなく、イギリスと絡める気がします。その日は来るのかどうか。

ともかく、現在のイギリスは状況をちょっと見守る必要があるでしょうね。

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2018年7月 1日 (日)

UKで麺料理

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<マシューストリート>K-7/DA16-50mm

イングランドのリバプールです。

ビートルズのメンバーの出身地でして、今でもこの小さい通りにはビートルズ詣でをする人たちが見かけられます。また、リバプールには「ストロベリーフィールド」という、孤児院もあり、「Strawberry Fields Forever」という曲の元になってます。これは「Penny Lane」という曲との両A面だったのですが、これまた「ペニーレイン」という通りもあるんです。

ま、それだけビートルズファンには聖地みたいなものです。でも、イギリスにいるとお金がかかってしょうがないです。

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<ワンタンメン>GR DIGITAL

そこで、中華に走るわけですが、スープ入りワンタンメンとコーラで6.9ポンドもしました。味は悪くないです。イギリスにいると、ほぼ味なしの料理が待ち受けていて、客は備え付けのビネガーや塩、ブラックソースなどをこれでもかとかけまくります。

ま、それよりはいいですかね。でも、高すぎだ。

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<ブライトン>K-7/DA16-50mm

ロンドンから南へ列車で1時間程度のブライトンに行きました。海があり、リゾートタウンとして知られていますが、海水は冷たそうでした。8月でしたけどね。

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<フィッシュボールヌードル>GR DIGITAL

ツミレの麺です。お茶はフリーですが、6.65ポンドです。高っけー。

イギリスはかなり中国人の移民が多いですね。インド人も多いですが。

イタリアも中国人移民が多くかなりの中華レストランがあります。でも、かなり現地の習慣に同化しているようで、ナイフ、スプーン、フォークが出てきますし、スープ麺がメニューには存在しないようです。

でも、イギリスでは結構オリジナルに近い麺料理があります。

それにしても、この値段何とかしてよ。

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2017年5月25日 (木)

それでも安いってどこか狂ってるよ

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<ロンドン>K-7/DA16-50mm

イギリスのマンチェスターで無差別テロが起こりました。悲しいことです。

もう3年たってしまったロンドンの話。毎日ネタ探しです。それでもよく続くのは撮りためた写真があるからですが、そろそろ苦しくなってきました。

次の旅立ちまで2ヶ月あまり。2日に1回更新するとして、あと30余りの記事を書くことになります。こりゃ大変です。

つーことで、一度アップしたようなことをくどくど書き綴ることもありましょうが、笑って許してやってください。

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<外観>K-7/DA16-50mm

ロンドンの宿はヴィクトリア駅近くにありました。ここはヴィクトリア・コーチステーションにも近く、交通の便がいいのです。

当時、1ポンドが180円くらいでしたか。どこかへ行くのに地下鉄ひと乗り4.5ポンドですから、バスや鉄道の始発近くでどれだけ節約できることでしょうか。

Comfort Inn Buckingham Palace Roadというホテルです。もともとこういう場所ですから、安宿街ということになっています。でも、1泊12000円強ですよ。中級、高級ホテルだといくらになってしまうのでしょうか。

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<狭い部屋>GR DIGITAL

正真正銘シングルベッドです。キャスターを広げるくらいの広さはありました。デスクでPC作業もできます。

部屋は4階(日本風にいうと5階)にありました。なぜかエレベーターが3階までしかなく、階段をひとつ上がることになります。その分いくらか安いのでしょうか。

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<ヴィクトリア駅>K-7/DA16-50mm

バッキンガム・パレス通りはヴィクトリア駅をまたぐように走り、ちょうどホテルのあたりは跨線橋のようになっていました。このようにヴィクトリア駅構内を見渡せます。

ヴィクトリア駅は終着駅なので列車が疾走することはなく、それほどうるさくはありませんでした。でも、ひっきりなしに通るんですよね。振動はなかったです。

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<狭いがゆえの工夫>GR DIGITAL

電気ポットはこんなところにあります。地震も起きないのでできる工夫ですか。

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<トイレ>GR DIGITAL

狭いです。トイレ脇に洗面台です。

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<シャワーブース>GR DIGITAL

トイレと向かい合うようにブースが作ってありました。香港・界限街の宿やドーバーのホステルほどではありませんが、料金とは釣り合わない狭さです。

バンコクの安宿でもこれより広いです。

朝食は付きません。6ポンドプラスすると朝食も出すとのことでした。しょうがないので外に食べに行きますが、6ポンド以下だと、マクドナルドのセットメニューくらいしかありませんでした。

まったくなんてところなんだ。

高額なのはわかっていましたが、ここまで円が弱いとは。その後ポンド安になり、現在1ポンド144円とか。でもなあ、高いよ。

その前のヨーロッパ、イタリアなどもユーロが140円とかそれ以上の時に行ったことがあります。

こりゃ当分行けませんね。せいぜい、スペインかポルトガルくらいかな。治安の問題もあるし。

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2015年7月 2日 (木)

シャーロック

ロンドンのべーカー・ストリート。もちろん、コナン・ドイル作の名探偵シャーロック・ホームズが医師のワトスンと共同生活をしていた下宿があったことになっていたところです。

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<ホームズ像>K-7/DA16-50mm

ロンドン地下鉄でいうと、べーカー・ルー線、サークル線、ジュビリー線など5つの路線が交差するべーカー・ストリート駅が最寄り駅です。地下鉄を出ると、ホームズのブロンズ像が出迎えてくれます。

共同生活をしたことになっていた下宿の住所はべーカー街221Bとなっていますが、この住所は実は存在しないことになっていました。ところが、コナン・ドイルが亡くなったのと同じ1930年に、区画整理によって、221番地が誕生しました。

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<シャーロック・ホームズ博物館>K-7/DA16-50mm

現在のべーカー街239番地には、こんな建物も。初めてロンドンを訪ねた2000年には楽勝で入場できましたが、昨年訪ねたら、長蛇の列で写真だけ撮ってきました。

この私設博物館は1990年にできたらしいですが、10年たった2000年の時点でも、あまり有名ではないらしく、べーカー・ストリート駅周辺にホームズの衣装を着た客引きがいたものです。

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<ホームズのイメージ>K-7/DA16-50mm

ホームズというと、鳥打ち帽にパイプというイメージです。べーカー・ストリート駅の壁面にもこのイメージをシルエットにしたホームズの横顔がタイルで埋め込まれているくらいで。

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<巨大鳥打ち帽>K-7/DA16-50mm

…のようにも見えますね。さすがはべーカー街です。でも、ここは…。

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<マダム・タッソーろう人形館>K-7/DA16-50mm

アインシュタインにピカソですか。右の見知らぬオバサンがタッソー夫人だそうで。ここも、長蛇の列です。どうも、ロンドンの有料パビリオンは予約なしで行くとまず入ることができません。

ちなみにバンコクにもこのろう人形館ができたそうです。香港のヴィクトリアピークにもあります。香港ではブルース・リーだけは入場しなくても対面できます。

2000年に訪れたときにはマダム・タッソー別館の「ロック・サーカス」というパビリオンがピカデリー・サーカスにあったのですが、既になくなっていました。ロック・サーカスは並ぶこともなく、楽勝でしたが。中では、ビートルズもストーンズもロッド・スチュワートもいました。さすがに、日本人のろう人形はありませんでしたが。

kimcafeさん、バンコクでPUNCHと対面できますよ…ってもう実際対面してますね。

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2015年6月29日 (月)

ペテロの右足・ロンドン編

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<ウエストミンスター大聖堂>K-7/DA16-50mm

ロンドンはヴィクトリア駅にほど近い、ウエストミンスター大聖堂です。世界遺産であるウエストミンスター寺院とは別物です。

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<内部>K-7/DA16-50mm

中はこんな感じでして、奥には司教座があります。つまりは、イングランド国教会ではなく、ローマ・カトリックの大聖堂で、イングランドとウェールズでは最も大きいカテドラルなんだそうです。

あの、ヨハネ・パウロ2世も公式訪問しミサを行ったとか。そしてエリザベス2世(現女王)も1995年に公式訪問し、典礼に参加したそうですが、それはイギリスの君主としてはヘンリー8世(6度結婚し、イングランド国教会をカトリックから分離させた張本人)以来というから、500年近く無視していたことになります。

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<聖ペテロ>K-7/DA16-50mm

で、こういう人物も像になっていました。頭に皿のようなものをのせているのは、「天使の輪」そのものでして、カトリックの聖人には輪っかができるのです。

ペテロはキリストの一番弟子で、後にローマまでたどり着いて亡くなり、その墓があった場所がサン・ピエトロ大聖堂となったとされています。

そのあたりの下りは、こちらを参照のこと。

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<ペテロの右足>K-7/DA16-50mm

サン・ピエトロ大聖堂の中にあるペテロ像には伝説があり、その右足に触れると幸せになれるとのことで、かなりすり減っています。もっとも、最近の画像をチェックすると、右足の摩耗がすごいためか、足にカバーのようなものをつけられています。

ロンドンのペテロも同じような効果があるのか、触っていく人がいるようです。ちょっと色が変化していますね。

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<右足拡大>K-7/DA16-50mm

ま、もともとカトリックの信者の少ないイギリスですから、ローマほどひどいことにはなっていないようです。

昨年のことですが、写真は撮りましたが、足には触れてこなかったな。今幸福度がいまいちなのはこのせいかも…。

インドに向けて
小物を調達中です。土産とかじゃなくて。今日は自転車用のダイヤル式ワイヤーロックを100均で購入してきました。これで大きい荷物を結びつければ、移動中のトイレも安心。いやいや、トイレじたいがやばい可能性も…。

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