揺れるイギリス
<シャーロック・ホームズ像>K-7/DA16-50mm
イギリスが揺れています。EU離脱。ま、我々にはどうでもいいことなんですが。こういうことでイギリス・EUともに共倒れでスターリングポンドやユーロの下落でもあれば、旅行で出向くなんて気が起こるかもしれませんけど。
もともとはキャメロン政権の下で「EU離脱についての国民投票」を実施し、離脱に賛成が上回ってこういう事態になりました。この結果、キャメロンは首相の座をメイに譲ることになります。ここからが泥沼。離脱に関する合意がEUとの間にまとまらず、メイも辞任し、現在のジョンソンへと首相は交代ですね。
EU離脱以前にもスコットランド独立に関する国民投票を実施しています。独立反対が上回り、イギリスは面目を保ちましたが。スコットランド沖の北海には油田があり、ここはどうしても手放せないでしょうね。
この国民投票も過半数で成立したもので、圧倒的な世論というわけではなかったようです。つまりは国がひとつにまとまっていないということでしょうか。
<マシューストリート>K-7/DA16-50mm
歴史的な建造物は当然多い国です。2000年に訪れたロンドンとリバプールは不景気の真っ最中みたいな感じでした。街中は全然活気がなく、インフラなども日本に比べて遅れているような感じでした。
<グレイビーソースの味しかしないパイ>GR DIGITAL
2014年は再びロンドンとリバプールの同じようなところを訪れましたが、景気は回復していたようで、まさに物価高を感じました。街はやや活気が出てきたような感じでしたが、長居する国じゃないなと思いましたね。
<ホースガーズ>K-7/DA16-50mm
伝統はかなりかたくなに守られています。よくわからない習慣も結構あります。
そう、イギリスは大陸とつながっていないんですよね。空路は別にして、他国とはフェリーと海底トンネルを通る鉄道とで結ばれています。それらを利用すれば、アイルランド、オランダ、ベルギー、フランスなどに渡ることができます。
EUを離脱すると、それらのイミグレーションの手続きはどうなってしまうんでしょうかね。2014年の旅ではカレーとドーバーの間をフェリーで渡りました。EU内の移動であれば普通制限はないはずですが、イギリスでは入国スタンプのほかに簡単な質問があります。条件を満たしていないと、入国が認められませんが。
フェリーではカレーにEUの出国ポイントがあり、そのすぐあとにイギリスの入国チェックがありました。出るのはあまりチェックしないが、入国時のチェックはさらに厳しくなりますかね。ま、空路ならば問題ないでしょうが。
その先のアイルランドは昔から行ってみたいところでした。小さい国は割と好きなんで。でも、行くとなると、直接空路ではなく、イギリスと絡める気がします。その日は来るのかどうか。
ともかく、現在のイギリスは状況をちょっと見守る必要があるでしょうね。
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