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2006年9月17日 (日)

Ibu Okaのバビグリン

ウブド郊外の散歩から戻ってきて、王宮付近でたたずんでいると。こんな光景を見かけた。

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<何かを運ぶ男>by MZ-3/FA35mm F2.0(E100VS)

それにしてもいい匂いが漂っている。あ、男性が近づいてくる。頭上に掲げているのは、子豚の丸焼き。このウブド王宮のあたりには、子豚の丸焼き(バビグリン)を食べさせる、Ibu Okaという店がある。男性は、そのイブ・オカに消えていく。

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<焼きたてに包丁をふるう>by MZ-3/FA35mm F2.0(E100VS)

豚料理はムスリムの多いインドネシアでは普通あり得ないが、ヒンドゥ教徒が大多数を占める、バリ島ではなんてことのない食材。それでも、このバビグリンは祭事などに家庭でご馳走として作られ、振る舞われる料理。それを、このイブ・オカでは手軽に食べさせてくれるのである。

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<頭部の解体に成功>by MZ-3/FA35mm F2.0(E100VS)

やあ、見ているうちに食べたくなってきました。といっても、まだ11:00。イブ・オカには後日来るつもりだったのですが、まあ、いいや。でも、我慢できないなあ。

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<Nasi Babi Guling Special>by GR-D

座敷に上がりました。座っていると、注文が来て、スペシャルを頼む。すでにショーケースにいくつもナシ・チャンプルの形で並んでいたので、先ほど解体したものではなさそう。Es Jeruk(氷入りのオレンジジュース)とともに、頂きます。

隣では地元の人が、スプーンもフォークも使わず手で食べています。こちらもそう行きたいものだけど、外国人と見てか、スプーンとフォークのセットも運ばれる。バリ人たちには、食後手を洗う小さなボウルが用意されていました。

皮がパリパリ、内部の肉はこれまた肉汁がたっぷり。バビグリンに隠れて、ピリ辛の野菜も入っています。あ、隣はご飯のお代わりか。こんなにがっついて食べるバリ人を初めて見たような。やはり食べ慣れていると行っても、美味しいんだろうなあ。

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<店内>by GR-D

ということで、お勘定は自己申告制。飲み物と合わせて、20,000Rp。安い!座敷の他に、オープンのテーブルもあります。

そそ、メインサイトでは今回の旅行記をアップ中。そちらもどうぞ。ブログの方のコメントも随時受付中です。

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コメント


どもども、SUGARです。

バビクリンってフィリピンのレチョンに似てますね。
こちらでは、単なる丸焼きだけど。単純だからか、
お店によって味が全然違うんですよね。シンプルに
時間を掛けて丹念に焼き上げた丸焼きのなんと美味
しいことか・・・。

あ、ちなみに子豚の丸焼きはレチョン・デ・レチェ
といいます。

投稿: SUGAR | 2006年9月19日 (火) 10時00分

SUGARさん、どうもです。
おそらく、この話題には食いついてくるだろうなあと思っていました。まだまだ、食べ物ネタはありますので、今後ともよろしくです。

レチョンってもともとは何語だろうか。レチョン・デ・レチェって、後半がスペイン語だと思うんですけどね。レチェは牛乳のことだけど。乳を飲んでいる子豚という意味かな。子豚のスペイン語はCochinilloっていいますが。

でも、豚を食べることのできるアジアはいいですよね。あ、こんなにスペイン語にこだわるのは、スペインのセゴビアにも、名物料理のコチニーリョ・アサードという子豚の丸焼きがあるからです。でも、バビグリンの方が絶対に美味かったです。
ちなみに、インドネシアでは炭火焼きというわけではありませんが、椰子の実の殻を燃料にするようです。これが意外に美味しい。

投稿: ヒョウちゃん | 2006年9月19日 (火) 20時37分

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受信: 2006年9月21日 (木) 12時05分

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