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2006年9月30日 (土)

ナシ・チャンプル各種

ナシ・チャンプル。それは、ご飯の周りに総菜を載せた料理。いつか紹介したイブ・オカのバビグリンもバビグリン主体のナシ・チャンプルといえよう。バリ人に限らず、インドネシア人はご飯が大好き。ウブドで泊まっていた宿に、ジャワのテレビ局の撮影クルーがほぼ同じ時期に滞在していたのだが、彼らは宿で出される、トーストまたはパンケーキに我慢できないのか、通りで売られているご飯を別注文して食べていたのを、何度も目撃している。

ご飯って、インディカ米じゃないかといわれるだろうが、その通り。だが、バリやインドネシアのご飯は、インドのようにぱさぱさではなく、日本人にとっても親しみやすい方ではなかろうか。それに、箸で食べるわけではなく、スプーンとフォークで食べるので、総菜と一緒に口に運ぶのが、適しているし、この食べ方がベストである。

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<Bambu Bali2のナシ・チャンプルBBQ>by GR-D

上の画像は、ウブドに到着して初めて入ったレストランで注文したもの。本日のスペシャルのところに黒板書きしてあった。ナシ・チャンプル・バーベキュー。ご飯が黄色い部分があるのは、ナシ・クニンという、ターメリックで色づけしてあるもの。バナナの葉が敷かれている。おかずは、ビーフとラムのスペアリブ、エビと魚を焼いたもの、生のキュウリとトマト、春雨とあえたピリ辛の野菜。32,000Rp。Bambu Bali2というレストラン。料理教室もやっていた。この値段でこの内容は、かなりお得かも。本店はウブド王宮近くにあった。この店は、宿の近く。モンキー・フォレスト通り東側、H.I.Sの向かいあたりだと思った。

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<カフェ・ワヤンのナシ・チャンプル>by GR-D

ウブドの人気レストラン、カフェ・ワヤン。ここはレゴンダンスを見たあとに入った。他が満員だったというのもある。夜遅くて、テーブルもムード満点に仕立ててあったので、その時は何を食べているのかまったくわからないという難点もあり。サテ、煮卵、肉を甘辛く味付けしたものなど。野菜類はピリ辛であった。また、手前のピーナッツみたいなものは、まさにピーナッツ。こんなものも具になるのである。料金は35,000Rpだが、15%の飲食税がかかる。

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<チャプチャイ>by GR-D

これは、カフェ・ワヤンでサイドメニューとして頼んだもの。インドネシア風の野菜炒めがCap Cai。もともとは中華料理だったらしいが、独特の進化を遂げている感じ。カフェ・ワヤンはガイドブックに載っている。こちらも宿の近くで、モンキー・フォレスト通り西側に面し、コマネカ・リゾートのあたり。

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<Lamakのシーフードメドレー>by GR-D

Lamakというのは、高級ムードのレストラン。メニューも高いです。入って失敗したなと思ったくらい。シーフードメドレーという名前は付いているものの、こちらもナシ・チャンプル。ただし、シーフードが散りばめられている。ご飯が黄色いのはやはりターメリックで色つけしてあるから。シーフードメドレー単体で驚くなかれの90.000Rp。スンギギで泊まった宿の料金よりも高い。場所はやはりモンキー・フォレスト通り東側に面し、ミナミ・クルタ・ホテルの向かいあたり。サッカー場にも近い。

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<Kafe Barbekyuのイカン・ダブダブ>by GR-D

Ikan Dabu-Dabuというのに興味を持って注文。イカンは魚だから、何が出てくるかなと思ったら、ご飯の周りに、魚と野菜を甘辛く味付けしたものがのったナシ・チャンプルだった。Lamakの料理がヨーロッパナイズドされたものだとしたら、こちらは、ローカル色が強いかも。わたしはこちらに軍配を上げます。45,000Rp。場所はやはりモンキー・フォレスト通りの西側に面し、Apa?情報センターの向かいあたりだった。ただし、ハッピーアワーで、ビンタン2本を注文しても1本分の料金だったのが嬉しい。

まだまだありますが、本命のナシ・チャンプルは単体でまた後日。

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2006年9月29日 (金)

Sari Laba Boga Cafe-ナシ・ゴレン・イカン

ウブドで食べた美味いもの紹介。まずは、B級グルメ編。

オダランを見た日、たまたま自転車だったので、ウブドを通り越して、プヌスタナン村まで行く。いつか散歩をした画家の多いあたりである。ここにあるのが、Sari Laba Boga Cafe。カフェと名乗っているが、食事の出るワルンである。散歩に出た日、ここに立ち寄ったのだが、あいにくと休業日。そのリベンジである。

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<店内>by GR-D

壁のない吹き抜けの構造。バリにはこういうところが非常に多く、冷房がいらない。

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<灰皿>by GR-D

ここは、「地球の歩き方」のレストラン紹介ページには掲載されていない。だが、コラム扱いの「安くておいしいお食事スポット」というページに他のいくつかのワルンとともに紹介されている。

さすがにウブドの外れ、田園地帯を徒歩やサイクリングで回る観光客をたまに見かける以外、喧噪とはかけ離れている。従って、客は入っていなかった。店内は素朴な作りで、キッチュな木製のオブジェが置かれていると思ったが、灰皿だった。

この店は、もともと魚屋を営んでいた人が始めたらしく、魚料理に定評あり。メニューには載っていない、Nasi Goreng Ikanを注文。イカンとは魚のこと。飲み物はマシンが壊れていて、生のジュースはできないというので、コーラを頼む。注文を取った女性はそのまま外へ行き、どこかでコーラを調達してきた模様。コーラをテーブルに置くと、そのまま調理場へ。

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<ナシ・ゴレン・イカン>by GR-D

ナシ・ゴレンの具が魚が主体。もちろん美味しい。

たまたま、これを注文したのだが、実はNasi Campur Ikanがお勧め。こちらは、エビや魚の衣揚げをご飯の周りに散らした、ナシ・チャンプル。これにガドガドもつくという一品。

ちょっとした飲み物・食べ物しばらくはこのシリーズでいってみます。

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2006年9月28日 (木)

収穫に感謝-ペジェンのオダラン(3)

*「ペジェンのオダラン(2)」よりの続き。

翌日も自転車でペジェンへ。上り坂にも慣れたのか、ノンストップで到達。入口で記帳し、サロンと帯を巻く。受付の女性とは顔なじみ。早く着いたのか、記帳の2番目であった。

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<イベントを待つ人々>by MZ-3/FA35mm F2.0(E100VS)

境内はぎっちり混雑している。本日の皆さんの衣装は、もちろんバリの正装だが、シンプルに白が基調のようである。それにしても何を待っているのだろうか。

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<舞台にて>by MZ-3/FA50mm F1.7(E100VS)

境内にある建物のひとつでは、その間も仮面劇(トペン)が演じられていた。きちんとガムランの楽隊もあるのだが、なぜかこれに見入っている人は皆無。

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<楽隊>by MZ-3/FA50mm F1.7(E100VS)

こうした踊り手や演奏者は村から選び抜かれた人たちだというが、なぜ誰も見ようとしないのか。ならば、自分が見させてもらおう。これは言葉がなくても何となくわかる仕組みになっている。

そのうち、傍らの人に肩を叩かれた。見ると、境内から人々が外に出て行く。何かが始まるようである。

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<開始前>by MZ-3/FA50mm F1.7(E100VS)

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<寺院の周りを回る>by MZ-3/FA50mm F1.7(E100VS)

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<行進1>by MZ-3/FA50mm F1.7(E100VS)

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<行進2>by MZ-3/FA50mm F1.7(E100VS)

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<行進3>by MZ-3/FA50mm F1.7(E100VS)

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<行進4>by MZ-3/FA50mm F1.7(E100VS)

先頭に武器のようなものを持った集団。続くのは、鎌や鋤などの農機具を持った集団。その次に、田畑で獲れる収穫物を下げた集団。そのあとには、動物を持った集団。いずれも食べるもののようで、どうやら収穫に感謝するような意味合いがあるようだ。

動物は、豚、山羊、仔牛、アヒル、鶏など。それにしても驚いたのは、こんな内陸にあるところなのに、海亀を抱きかかえる男がいたこと。これも食べちゃうんだろうなあ。

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<海亀を抱く男性>by MZ-3/FA50mm F1.7(E100VS)

この行列は寺院の周りを3周して、境内に戻る。内部では、バラモンによって祈りが捧げられる。こちらもそのエリアに立ち入ったが、座って聞くように諭されたので、舞台前に行き、トペンの続きを見る。なんと、トペンは周回前から延々と演じられていたのであった。

ようやく、終わったらしい。動物たちは、その場で処理されるわけではないらしく、血を見ることはなかった。人々が吐き出されていく。この日のイベントはどうやら終了。後日また訪れたが、その時の様子は割愛させて頂く。また、アパのマデさんは後日夜のイベントを見に来たらしい。

次回よりは食べ物シリーズなどをやろうかと。

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2006年9月26日 (火)

ペジェンのオダラン(2)

ペジェンでは、周りにいるだけでオダランを感じることができればいいかくらいに、思っていた。きらびやかな衣装の列を、被写体として追っているうちに、寺院の入り口近くに来ていた。ここは正門ではなかったが、受付のようなものがあり、そこにいた女性が手招き。この寺院でも記帳をして、サロンと帯を巻けば寺院に出入りできることがわかる。

記帳をして、10,000Rpを寄進。すでに数名の外国人の名前が書かれている。リュックからツアーで購入した自分のサロンを出し、受付の女性に巻いてもらった。すると、また別の民族衣装の人たちが集合して、寺院の周囲を回り出した。

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<男性の行進>by MZ-3/FA50mm F1.7 (E100VS)

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<女性の行進>by MZ-3/FA50mm F1.7(E100VS)

先ほど目にしたきらびやかな衣装の人たちである。あの時は、集まって寺院の内部で清めを受けていたようである。この行列は寺院の周囲をぐるぐると回るのであった。なんの儀式かはわからない。

行進も一段落する。サロンをつけた数名の外国人観光客も境内には見かける。その中に、タナロットツアーでご一緒したM夫妻の姿を見つける。彼らも、マデさんの情報だろう。サロンはウブドで購入したらしい。

境内にはたくさんの飾り物があり、やって来る人たちに向けて無料の食べ物や、飲み物が用意されていた。

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<飾り物>by MZ-3/FA35mm F2.0(E100VS)

よく見ると、これは食べ物で作られている。

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<飾り物拡大>by GR-D

豚のラードや豚の皮、中にはお菓子を使っているものもある。収穫の一部みたいな考えなんだろうか。

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<イベントもそろそろ終わり>by MZ-3/FA35mm F2.0(E100VS)

入口近くには、オダランの予定表のようなものが貼り出されていた。この日が2日目か3日目のようで、あと1週間は続く模様。本日の内容がよくわからなかったものの、これはまた、明日来てみることにしようか。何があるかわからないし。続きます。

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2006年9月25日 (月)

自転車でGO-ペジェンのオダラン(1)

Apa?のマデさんからオダランの情報をつかむ。ペジェンで50年に1回規模のオダランが行われているという。ところで、ペジェンって?ペジェンは、ウブドの東5kmくらいに位置する。プナタラン・サシ寺院の銅鼓「ペジェンの月」、クボ・エダン寺院のビマ像「ペジェンの巨人」のあるところ。地図を見ると、ツアーで訪れたゴア・ガジャから少し北上すればよい。

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<レンタサイクル>by GR-D

ということで、出かけることにするが、宿の近くで自転車を借りる。見た目は、ママチャリだが、前後にギアがあり、けっこう楽であった。オダランは数日にも渡って行われるというので、自転車は2日レンタルする。

宿からモンキー・フォレスト通り、ハノマン通りと快調に飛ばす。モンキー・フォレストのあたりにちょっとした上り坂があるが、これは楽にこなす。ハノマン通りを下り、ガソリンスタンドを左折。ここからも下り坂。だが、通り過ぎる車には要注意。なんといっても、バリは道が狭くできている。

さらに下り坂は続く。だが、ゴア・ガジャの上り坂で力尽きた。飛ばしすぎに注意。ひいこらいって、ペジェンの坂を登っていくと。

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<オダランの飾り付け>by MZ-3/FA35mm F2.0(E100VS)

ようやく到着しました。自転車は歩道の脇にひっそり止めておく。

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<きらびやかな衣装>by MZ-3/FA35mm F2.0(E100VS)

をを、凄いではありませんか。これから何が始まるのか。続きます。

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2006年9月24日 (日)

さらばドンムアン国際空港

タイの玄関口バンコク・ドンムアン国際空港。今までは、バンコクに行くのにここを使うのが当たり前。数年前から新空港の話が出ていたが、いよいよ今月、28日にスワンナブーム空港がオープンするようだ。

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<免税店>by Coolpix880

ここはよく使った。古い話で恐縮だが、トルコ航空がまだ南回りでイスタンブルまで飛んでいた時、ドンムアンとドバイに燃料補給で止まった時が初めての利用。また、アルコールの出ない、パキスタン航空やエジプト航空もここに止まり、その都度わざわざビールを飲みに広大なロビーを歩き回ったものである。

到着・出発を各1回とカウントすると、ドンムアンの利用回数は、20数回にも上り、成田を除くと自分の中では一番利用回数が多いことになる。凄いものだ。

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<バンコク・エアウェイズ>by Ixy Digital500

国際線ばかりではなく、国内線も使いました。上の画像は、チェンマイまで飛んだ時のもの。バンコク・エアウェイズはバンコクを中心としたフライトを持ち、シェムリアップなどにも便があるが、ATR-72という双発プロペラ機が主要な機材。

ドンムアンに到着し、タイバーツに両替。宿が決まっていない場合は、ホテル紹介所で1泊1,000バーツ程度の宿を予約する。宿も決まって外に出ると、熱帯特有のむんむんした空気が流れている。エアポートバスが運行している場合はそれを使い、ない場合はタクシー利用。これはブースで申し込む。

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<客待ちのメータータクシー>by Ixy Digital500

バンコクまで渋滞さえなければ、あっという間に到着する。ただし、高速代や空港使用の上乗せなどで、メータープラスいくらかの料金が発生するが。

この空港内には、いろいろなブースがあり、マッサージも受けることができるらしい。

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<ここで飲食したもの>by Coolpix880/Ixy Digital500

早朝の出発では、宿の朝食を犠牲にして、空港で食べることになる。左の画像は、KFCのセット。ポテトにつけるソースにはきちんと唐辛子入りでけっこう辛い。真ん中は、味千ラーメン。一応、日本の味。これは深夜発の夕食替わり。右は、濃厚なマンゴージュース。街で頼めば格安だが、空港内のためけっこう高かった。手持ちのバーツ減らしということで。

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<チェックインカウンター>by Coolpix880

使い慣れただけに、今度の新空港いったいどうなることか。間違いなく、今度のミャンマーでは行き帰りに利用することになるはずなのだが。ちょっと不安でもある。

追記:ヤブさんのWorld Asian blogで、やはり「さよならドンムアン空港…アマリホテルは…」という記事がアップされました。タイのウォッチャーも気になるところですね。TBさせて頂きます。(2006/09/25)

追記2:ogawaさんの大人の「遊び」を楽しみましょうにも、「タイ・バンコクに新空港オープン」という記事を見つけました。こちらにもTB。(2006/09/28)

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2006年9月23日 (土)

凧揚げ

バリには高層の建物がなく、空が身近に感じられる。空を見上げると、必ず凧が揚がっているといっていい。

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<凧で遊ぶ>by MZ-3/FA35mm F2.0(E100VS)

これは、サヌールで初めて見かけた凧。どうやら手作りらしい。

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<ウブドのサッカー場>by MZ-3/FA35mm F2.0(E100VS)

ウブドにはサッカー場がいくつかあるが、これは王宮に最も近いところのサッカー場。遙か高いところに凧が上がっている。

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<凧揚げ大会>by MZ-3/FA35mm F2.0(E100VS)

凧の形は様々。土産物店に行けばいくつかは置いてあると思うが。果たして日本に持ち帰って、凧揚げをする余裕と空き地と広い空があるかどうか。

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2006年9月22日 (金)

供え物-チャナン

バリ島はもちろん、バリ・ヒンドゥの地域。様々な精霊に対しての供え物が、チャナンと呼ばれるものである。

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<ビーチのチャナン>by MZ-3/FA35mm F2.0(E100VS)

これは、サヌールの海岸に供えてあったもの。初めてカメラで撮ったチャナン。だが、チャナンに初めて遭遇したのはその前夜。空港から乗ったエアポート・タクシーの中でである。運転席のフロントグラスの前とシフトノブのところにチャナンが供えられていた。

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<路傍のチャナン>by MZ-3/FA35mm F2.0(E100VS)

こちらは、玄関前に供えられたチャナン。このように、観光客などに簡単に蹴散らされてしまうような場所に供えるのは、低い場所が不浄と考えられているからである。また、海と山では海の方が不浄なのだそうだ。

高い場所があがめられた場所でここに、もっとも重要なチャナンが供えられる。従って、家屋の中でも数カ所に渡って、チャナンを供え、不浄を消していき、精霊を高い場所に導くのではなかろうか。これを1日に3回行う。ということは、チャナンを供えるシーンもおのずと観光客が目にするチャンスが多くなる。

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<ウブド市場隣の祠>by MZ-3/FA50mm F1.7(E100VS)

ここでは、チャナンが山と積まれていた。チャナンには、きちんと、ご飯、おかず、飲み物、デザートが入れられている。これは、ブサキのガイドが実物を手に取り教えてくれた。確かに、人間の食べるご飯とおかずの一部が入り、水などの入った小皿と、ビスケットのかけらなどがあった。

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<チャナンを供える>by MZ-3/FA35mm F2.0(E100VS)

こうした、供え物は同じくヒンドゥであっても、インドやネパールではあまり見かけなかった気がする。インドやネパールでは花やろうそくなどの供え物というものはあったが。むしろ、タイなどでやはり地神に対して、供え物をする習慣があり、こちらもよく目にすることができる。

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2006年9月21日 (木)

夕陽のタナロット

ウブド滞在中2回目のツアーは、タナロット寺院で夕陽を見るサンセットツアー。当初、エントリーは自分ひとりだけだったが、申し込んだ夕方連絡があり、ツアーが成立したという。ドライバーはアパで対応した、マデさん。同乗者は横浜から来ているという、夫婦であった。今度は日本人だ。

巡ったルートはサヤン→タマン・アユン寺院→アラス・クダトゥン(モンキー・フォレスト)→タナロット寺院。こちらは、14:00からの出発である。

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<サヤン>by MZ-3/FA35mm F2.0(E100VS)

本当ならば、ここで棚田が見えるというが。木々が生い茂りすぎていて、見えない。季節がよくないのか。また、この下には、アユン川が流れ、ラフティングなどが行われるという。

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<タマン・アユン寺院>by MZ-3/FA35mm F2.0(E100VS)

ここ、メングウィからは、天気が回復。ただし、タマン・アユン寺院は修復中で、内部には入れなかった。外の回廊から覗く。それでもここは、メルがたくさんある寺院。

モンキー・フォレスト経由で、タナロットへ。高速の料金所のようなところで入場チケットを購入。そのすぐ先が駐車場。

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<タナロット寺院>by MZ-3/FA50mm F1.7(E100VS)

まだ陽が高い。タナロット寺院はインド洋に面した寺院。近くまでは行けるものの、寺院自体がのっている岩礁には異教徒は立ち入ることはできない。折しも、満潮になりかけたところで、どんどん潮が満ちていく。

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<インド洋の荒波>by MZ-3/FA50mm F1.7(E100VS)

ここは、オーストラリアからの風に乗って、かなりの荒波である。さすがにサーファーはいない。足を滑らせたら、かなり危ないだろう。

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<タナロットのシルエット>by MZ-3/FA50mm F1.7(E100VS)

オープンのカフェで夕陽待ち。しかし、インド洋の水平線あたりには、雲がかかり、はっきりと夕陽を見ることはできなかった。しばらく待ったが、やはり同じ。同行の夫妻と相談して帰ることにする。ひとりだったら、もうちょっと粘って、空が染まるまで、待っていたと思うが。

さて、夕陽は、もう1箇所撮ってきたところがあります。まだスキャンしていないので、何ともいえませんが、こちらも後日アップすることにします。

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2006年9月20日 (水)

タイ国軍クーデター

今回はバリ・ロンボクを離れて、時事ネタです。

タイに行ったことは4回ある。いずれも、タクシン政権になってからである。今日の未明、バンコクでタイ国軍が首相府などを占拠し、無血クーデターが起きた。なんと、15年ぶり。

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<王宮警備の国軍兵士>by MZ-3/FA35mm F2.0(Neopan 400 Presto)

この画像は、1月のもの。ワット・プラケーオから王宮に出たところにいる門番のような兵士。王宮といっても、現在ここにはラーマ9世=プミポン国王の一族は住んでいない。タイの国軍も国王派と首相派に勢力が二分されているとか。この兵士はどちらに与していることか。

無血クーデターとはいえ、混乱を極めているかも。ネット上の知り合いもバンコクにいることがBBSで判明している。

野党ボイコットによる、下院選挙という茶番を受け、いったんは辞意を表明していたタクシン首相だが、まだ居座っていたのですね。当分は、軍部が政権を維持するのでしょうが、早く落ち着いて欲しいです。1月に行くし。

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<ワット・プラケーオ>by MZ-3/FA77mm F1.8(Neopan 400 Presto)

タイは微笑みの国といわれるが、祈りの国でもあります。ワット・プラケーオではたくさんの捧げものが毎日供えられ、線香の煙が充満してます。その数だけの祈りがあります。

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<エラワン・プーム>by MZ-3/FA35mm F2.0(Elitechrome100)

都心部でも祈りは日常。このエラワン・プームでは、こんな普通の兄ちゃんまでが、祈る祈る。

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<女子大生>by MZ-3/FA35mm F2.0(Neopan 400 Presto)

ま、これは祈りとは関係ありませんが、タイの女子大生。女子大じゃないかも知れないけど、女子学生は白のブラウスと黒のスカート、大学の徽章入りバッヂじゃなくては授業も受けられないらしい。その3人組にアンケートを受けた。

日本語科の学生で、きちんと日本語で話しかけられ、日本語が印刷された質問用紙を手渡される。「タイは好きですか?」「またタイに来たいですか?」「タイを再訪するとして、その理由は?」などといったもの。最後の質問には「また、アンコール遺跡やミャンマーにも行きたいので、必ずタイも立ち寄る」というようなことを書いた。

今回のクーデター、タイと周辺諸国が気になる人にとっては、人ごとではないだろうなあ。自分もそのひとり。早く落ち着くといいです。

追記:ヤブさんのWORLD ASIAN blogの記事「タイでクーデーターか、首都に非常事態宣言発令」にインスパイアされました。

追記2:メリメリさんのbugunku renk メリ色ブログの記事「友人を思う」の中でもクーデター関連の記事を見つけたので、TBさせてもらいます。

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2006年9月19日 (火)

バリの動物

ウブドでは通りの名前にさえなっているのが、モンキー・フォレスト。もちろん猿がいます。入場料10,000Rp。猿はもちろん放し飼いで、入口では餌付け用のバナナを販売してます。

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<モンキー・フォレスト>by MZ-3/FA35mm F2.0(E100VS)

バリに限らず、ヒンドゥでは猿は神聖な動物なので、やりたい放題かも。インドでもそうですね。ということで、ウブドのモンキー・フォレスト以外にも猿が生息している場所があったり、保護されているところもあります。

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<タバナンのアラス・クダトゥンの猿>by MZ-3/FA35mm F2.0(E100VS)

こちらは、サンセットツアーの途中に訪れたところ。アラス・クダトゥンとはおそらく寺の名前か。括弧書きでここも、モンキー・フォレストとある。ウブドのモンキー・フォレストも内部に寺院があるが、ここも同じ。こちらは、ウブドの猿より少し大きかった。

どちらも、猿に対応するエキスパートがいて、ガイドと名乗る。間違って、鞄の中から何かだそうとすると、猿は餌だと勘違いして、まとわりつきます。そんな時このガイドが追い払ってくれます。

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<モンキー・フォレストの注意書き>by GR-D

(画像を大きくしてみましたが、わからない時は、画像をクリックすると拡大します。)英語、日本語、中国語の注意書き。そのうちハングルも追加されるかも知れない。とにかく、見学の際には気をつけて。自分の場合ですが、モンキー・フォレストでフィルムが終わってしまい、この時はフィルムの装填ができませんでした。なので、GR Digitalで。

アラス・クダトゥンの近くの森にはコウモリが生息しています。かなり高い木の上にいて、写真も撮りましたが、とても小さく写っている。ここの見学後、タナロット寺院へ。すると。

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<フルーツ・バット>by MZ-3/FA50mm F1.7(E100VS)

参道の売店にちゃんと飼われていました。でかいですよ。それにしてもよく逃げないものだ。繋がれているのかな。

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<聖なる海蛇を守る行者>by MZ-3/FA50mm F1.7(E100VS)

タナロット寺院の岩礁には海蛇が住むといわれる。その"Holy Snake"を見せる男。蛇はたぶん籠の中である。バリには珍しく、サドゥのような雰囲気。

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<ニシキヘビ>by MZ-3/FA50mm F1.7(E100VS)

そのかわり、こんな人たちも今した。ニシキヘビを首巻きさせる商売の人。ところで、バリにはニシキヘビはいないと思うんだけど。輸入品ですかねえ。

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2006年9月18日 (月)

お米の大地を歩く

バリを歩くと至るところで田園風景に遭遇する。バリは、Rice Islandといってもいいくらいたくさんの田んぼがある。

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<ブキッ・ジャンブルの棚田>by MZ-3/FA35mm F2.0(E100VS)

上の画像は、ブサキツアーで立ち寄ったブキッ・ジャンブルというところのライス・テラス。残念ながら、何も植えてなかったのだが。ちなみに、バリは三期作も可能だが、土壌によろしくないとのことで、1回はトウモロコシを作るのだそうだ。

ウブド滞在中酔狂にも徒歩で郊外のプヌスタナン村からカティッ・ランタン村へと向かう。そこからプンゴカセン経由でウブドに戻るが、7~8km近くあったのではないか。

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<プヌスタナンの田んぼ>by MZ-3/FA35mm F2.0(E100VS)

歩いていると、バイクのおじさんが田んぼのあるところを教えてくれる。小さな崖を登ると、田園が展開。青々としていますね。下の画像は、元の道に戻って歩き出してしばらくすると出てきた。この日は天気がよく、アグン山がよく見えている。(画像には写っていません)

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<手入れ中>by MZ-3/FA50mm F1.7(E100VS)

のどかな田園風景。ここからは、ずっと田んぼと画家のギャラリーばかり。

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<簡素な祠>by MZ-3/FA50mm F1.7(E100VS)

ここに精霊たちに備えるチャナンを捧げるのだと思う。道路に面した側にありました。

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<天日干し>by MZ-3/FA50mm F1.7(E100VS)

しばらく歩くと収穫した米を干している風景にであう。これは、小径だが、中にはメインストリートに広げてあるものも。これは脱穀前かな。

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<石畳>by MZ-3/FA35mm F2.0(E100VS)

翌日、サッティ村方面へ。Jl. Kajeng(カジェン通り)を北へ。はじめのうちはこんな石畳。地元の店や観光客までが作ったもののようである。もちろん日本人の名前も。

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<農道>by MZ-3/FA35mm F2.0(E100VS)

途中からはこんな風にワイルドになっていく。すれ違う農作業中の人も多い。彼らは必ず挨拶を返してくれた。ここで、インドネシア語の「スマラン・パギッ」(おはようございます)を覚えた。

用水路を越え、崖を登りウブド方面へ引き返す。残念ながら、天気が今ひとつ。

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<サッティ村>by MZ-3/FA35mm F2.0(E100VS)

2日合わせて10数km歩いた。ただし、その後足がかなり痛くなってしまった。これだけ田んぼがあれば、食べることには困らないだろうなあと感じた次第。

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2006年9月17日 (日)

Ibu Okaのバビグリン

ウブド郊外の散歩から戻ってきて、王宮付近でたたずんでいると。こんな光景を見かけた。

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<何かを運ぶ男>by MZ-3/FA35mm F2.0(E100VS)

それにしてもいい匂いが漂っている。あ、男性が近づいてくる。頭上に掲げているのは、子豚の丸焼き。このウブド王宮のあたりには、子豚の丸焼き(バビグリン)を食べさせる、Ibu Okaという店がある。男性は、そのイブ・オカに消えていく。

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<焼きたてに包丁をふるう>by MZ-3/FA35mm F2.0(E100VS)

豚料理はムスリムの多いインドネシアでは普通あり得ないが、ヒンドゥ教徒が大多数を占める、バリ島ではなんてことのない食材。それでも、このバビグリンは祭事などに家庭でご馳走として作られ、振る舞われる料理。それを、このイブ・オカでは手軽に食べさせてくれるのである。

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<頭部の解体に成功>by MZ-3/FA35mm F2.0(E100VS)

やあ、見ているうちに食べたくなってきました。といっても、まだ11:00。イブ・オカには後日来るつもりだったのですが、まあ、いいや。でも、我慢できないなあ。

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<Nasi Babi Guling Special>by GR-D

座敷に上がりました。座っていると、注文が来て、スペシャルを頼む。すでにショーケースにいくつもナシ・チャンプルの形で並んでいたので、先ほど解体したものではなさそう。Es Jeruk(氷入りのオレンジジュース)とともに、頂きます。

隣では地元の人が、スプーンもフォークも使わず手で食べています。こちらもそう行きたいものだけど、外国人と見てか、スプーンとフォークのセットも運ばれる。バリ人たちには、食後手を洗う小さなボウルが用意されていました。

皮がパリパリ、内部の肉はこれまた肉汁がたっぷり。バビグリンに隠れて、ピリ辛の野菜も入っています。あ、隣はご飯のお代わりか。こんなにがっついて食べるバリ人を初めて見たような。やはり食べ慣れていると行っても、美味しいんだろうなあ。

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<店内>by GR-D

ということで、お勘定は自己申告制。飲み物と合わせて、20,000Rp。安い!座敷の他に、オープンのテーブルもあります。

そそ、メインサイトでは今回の旅行記をアップ中。そちらもどうぞ。ブログの方のコメントも随時受付中です。

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2006年9月16日 (土)

次の行き先

今回は画像なし。お知らせ的ですので。

今度は年末年始となりますが、ミャンマーに行ってきます。今日H.I.S.に行って、チケット押さえました。んー、これで、昨年のタイ・ラオスから始まって、今回までで、東南アジア3連発となります。

まだ、ミャンマー国内の手配が済んでいませんが、とりあえずお知らせということで。

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2006年9月15日 (金)

バリ舞踊を見る

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<王宮の割れ門夜ヴァージョン>by MZ-3/FA35mm F2.0(E100VS)

ウブド王宮でバリ舞踊を見る。ウブドの王宮では、毎日このパフォーマンスがある。この日は日曜日。ジャヤ・スワラという歌舞団のマハーバラータ・バレー。マハーバラータ叙事詩からストーリーを得た新作のレゴンダンスである。

チケットは、路上で購入。ウブドで舞踊のチケットは観光案内所やホテルなどの他に、路上の売り子からも購入できる。料金はどこでも50,000Rp。安いでしょ。

ちなみに、ウブド王宮の定期公演であるが、曜日によって演じる歌舞団や内容が異なる。気が向いた時に、見ることができるので魅力的である。19:30~21:00が公演時間。やや早かったが、18:30くらいには会場入りして、プラスチック製の椅子の最前席をゲット。割れ門の前がステージで、出演者は全員割れ門から登場する。

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<観客に花びらを>by MZ-3/FA50mm F1.7(E100VS)

歌舞団は観客席の後ろから全員が入場。歓迎の踊りの最中に、3人の女性ダンサーが観客の耳に花びらを挟んでいく。ダンスに音楽はつきもので、総勢30人くらいのガムラン奏者がステージの左右に分かれる。

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<聖水をかける老婆>by MZ-3/FA50mm F1.7(E100VS)

そして、本プログラムに入る前、老婆が登場して、楽団に聖水をかけていく。どうもこの老婆は、昼間王宮でくつろいでいた人に見えてしまう。ちなみに、後日、別の公演も見たが、この儀式は行われていた。

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<テドゥン・アグン>by MZ-3/FA50mm F1.7(E100VS)

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<パリス>by MZ-3/FA50mm F1.7(E100VS)

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<レゴン>by MZ-3/FA50mm F1.7(E100VS)

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<トペン>by MZ-3/FA77mm F1.8(E100VS)

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<タルナ・ジャヤ>by MZ-3/FA77mm F1.8(E100VS)

次々に繰り出される、ダンスの数々。特に、ラストのタルナ・ジャヤはひとりの女性ダンサーによって演じられ、緩急をつけた手の動きと、視線を切り替える早さに訴えるものがあった。でも、どことなく水前寺清子を思い出してしまったのは、わたしです。(^^;

最後は、英語と日本語で挨拶をされました。絶対に別の公演も見に行こうとこの時思ったのである。ということで、続編ありです。

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2006年9月14日 (木)

ウブド王宮

バリ島は東京都の2.5倍ほどの面積だが、いくつもの王朝があった。それがいくつもの王宮や離宮を持ち、現存するものも数多い。ウブドの王宮は、ウブドの中心にあり、入場は無料である。

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<ウブド王宮の割れ門>by MZ-3/FA35mm F2.0(E100VS)

入口からはいると迎えてくれるのがこの割れ門。割れ門には歓迎の意味があるという。

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<ガムランに使用する楽器>by MZ-3/FA35mm F2.0(E100VS)

このあたりには、このような楽器が置いてある。ウブド王宮では、夜になるとバリ・ダンスの公演があり、この時に使うもののようである。そのたびに持ってくるというのも重そうだし。

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<聖獣バロン>by MZ-3/FA50mm F1.7(E100VS)

こんなものも見つけた。やはり夜の公演で使うものであろう。

割れ門を抜けると、王族たちが使っていた部屋などがある。だが、奥の方は立ち入り禁止になっていて、まだまだ奥が深そうだ。

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<王族たちの部屋>by MZ-3/FA35mm F2.0(E100VS)

ここを訪れていた、日本人のツアーのガイドの話が聞こえてきた。「今でも王族の人たちがここに住んでいます」そういえば、一般に公開されている部屋で、くつろいで過ごしている人の姿があった。

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<元王族たち?>by MZ-3/FA77mm F1.8(E100VS)

手前の子供たちは何か習い事をやっているらしい。奥で籐椅子に座りくつろぐ、婆さんは何かを指導しているようでもある。

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<さらに奥の部屋>by MZ-3/FA35mm F2.0(E100VS)

別のスペースに行くと、生活臭が強くなった。鳥かごがぶら下がり、もちろん中には小鳥が飼われていた。

ウブド王宮には、なんとゲストハウスもあり、泊まることもできるそうだ。このように、王宮が人々に解放されているなんて、ステキだと思いませんか。

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インドネシア独立記念日

8月17日はインドネシアの独立記念日。そんなことを知らない間は、街中にやけに紅白の旗(インドネシア国旗)が目立つなと思っていた。

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<国旗>by MZ-3/FA35mm F2.0(E100VS)

これは、マタラムで見かけたもの。国旗が売られているようである。この時は何でだろうと、漠然と思っていただけ。

ブサキツアーの最後の訪問地、スマラプラ王宮で軍隊風のかけ声が聞こえる。なんだと思って、塀越しに覗いてみると。

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<小学生の行進の練習>by MZ-3/FA35mm F2.0(E100VS)

ドライバーによると、独立記念日に備えてのパレードの練習らしい。このあと、クルマはウブドに戻るのだが、この練習のためにしばし渋滞する。ちなみに、インドネシアの小学校には制服があるようです。オランダの支配、日本の占領を経て、再び、オランダとの独立戦争に勝利したインドネシア。8月17日は日本の敗戦を受けて、スカルノたちが2日後の独立宣言を発表した日である。

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<ウブドでのパレードの練習>by MZ-3/FA35mm F2.0(E100VS)

数日後、ウブドで目撃したのは、高校生くらいのパレード練習。交通を遮断して、ちゃんとインドネシア国旗を掲げていますね。こちらは、おそろいのトレーナーを着用しています。身体も大きくなって、動作もきびきびしている。迫力ありましたよ。

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<選ばれた連中かも>by MZ-3/FA35mm F2.0(E100VS)

インドネシアの独立は、独立宣言から5年後の1950年になってからとなった。その間に、国連の介入、オランダの反撃、ハーグ円卓会議があり、長い時間がかかったことになる。その、8月17日には、自分はすでに帰国していた。

それにしても、今回の旅行では、偶然が重なっていろいろなものを見聞することができたと思う。

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2006年9月13日 (水)

ブサキ寺院-ブサキツアー(5)

ブサキ寺院はバリ・ヒンドゥの総本山。本日のハイライトである。だが、ここは、悪質なガイドがいることでも有名。

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<ブサキ寺院参道の入口>by MZ-3/FA35mm F2.0(E100VS)

いつもは、丁寧な助言をくれるドライバーだが、ここブサキに関しては、冷淡になった。「見学時間は1時間、何かあっても、私に言ってこないように」という一言は、どういう意味か。

サロンを巻き、入口で記帳。ここにガイドがたむろっていた。「いらないよ」といったが、なぜか先に立って歩き出すバリ正装の男。先ほどのガイドと同じ格好である。

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<アグン山>by MZ-3/FA35mm F2.0(E100VS)

参道は長い。寺院の入り口まで500mくらいはありそうだ。もうばっちりマンマークされている。やがて寺院の一角で地元の人によるガムラン演奏を聴く。ここまで来ると、逃げ場もなく、逃げおおせたとしても、肝心の見所を何も見れなくなってしまう。しょうがないので、よほどひどい行為以外は拒否することをやめ、ガイドの言葉に従うことにする。それにしても、アグン山が奇麗。

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<バリ正装の人々>by MZ-3/FA35mm F2.0(E100VS)

「今日は、特別な日で寺院のお祭りだ。寺の内部には入れないが、私と一緒ならば、寺院が見えるところを歩いて奥まで行くことができる」とガイド。確かに、捧げものを持ったバリ正装の人が多数出入りしている。

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<一番奥の寺院>by MZ-3/FA35mm F2.0(E100VS)

結局、このガイドはお布施を強要するなどの不当行為はなく、きわめて紳士的であった。まあ、それなりにガイド料を払ったのだが、ふんだくられたという感じではなく、こちらの渡す額に一応の満足を見せていた。

でも、油断ならないですよね。ガイドがいると、好き勝手に見ることができないし。とはいえ、ブサキで自由に見学できたとしても、3時間以上はかかったと思います。結局所要時間は、1時間半くらいかかりました。

まだ、ツアーは続きますが、あとのことはエピソード風にして、時間があったら、また書きます。

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2006年9月12日 (火)

オダラン:サヌール

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<集まる女性>by MZ-3/FA50mm F1.7(E100VS)

バリ・ヒンドゥではウク暦に従って、寺院の創設に関わるイベントが210日ごとに行われる。それがオダランと呼ばれるもので、バリには数万ともいわれる寺院があるため、探せばどこかしらでオダランをやっていることになる。少なくとも、ひとつのコミュニティで3つの寺院があるといわれているので、バリの中を移動していると、見かけることもよくあるのである。

たまたま、到着翌日、サヌールのビーチを歩いていたら、バリの正装をしている男女が増えてきたエリアがあり、近づいてみると、寺院であった。準備も何もなく、入口付近でたたずんでいると、人が集まり出す。

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<捧げものを持つ男女>by MZ-3/FA50mm F1.7(E100VS)

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<女性の列>by MZ-3/FA50mm F1.7(E100VS)

同じく、捧げものを頭に乗せた女性の列が続く。やがて、賑やかなリズムが聞こえ出す。

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<楽団>by MZ-3/FA50mm F1.7(E100VS)

何とも迫力満点でした。それにしても、たまたまそこにいただけだというのに、ラッキー。その後、ロンボクへの移動途中で、凄い渋滞に巻き込まれ、バリ正装の人たちが鈴なりになった、クルマの列をやり過ごすのを待ったことも。これもオダランなんでしょう。

また、ウブド滞在中にはオダランの情報をつかみ、3日も通ったこともありました。こちらは後述します。ブサキツアー編は、また後日。

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2006年9月11日 (月)

バリ・コピを飲む子供~ブサキ・ツアー(4)

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<豆を煎る>by MZ-3/FA35mm F2.0(E100VS)

ツアー車がなんでもない空き地のようなところに止まると、それはコーヒー農園であった。バリではコーヒーを産出する。こんな人たちがお出迎え。

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<農園の奥さん>by MZ-3/FA35mm F2.0(E100VS)

案内されたのは、ちょっとした広場みたいなところで、東屋がありここで、仕事をしていた。説明したのは、男性でおそらく社長。この奥さん風は豆の選別をしていたが、おみやげ担当であった。きちんとした英語が話せる。

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<親戚の娘かなあ>by MZ-3/FA35mm F2.0(E100VS)

ま、そんな感じで、バリ・コピを振る舞われる。ちなみに、バリでは、トルコ・コーヒーのようにフィルターを使わず、直接カップに粉を投入し、お湯をそのまま注ぐ。粉が沈殿したら飲み頃。トルコ・アラブではコーヒーと砂糖はあらかじめ入っていると思うが、ここではあとで入れる。味は、ちょっぴりワイルドかな。個人的には、エスプレッソ用の粉をフィルターを通してドリップで飲むのが好きなので(要するにマシンを持っていない(^^;)、やや物足りない。

ここでは、コーヒーの他にカカオ豆も作っている。カカオからできるのは、チョコレート。コーヒーとチョコレートのミックスというものもあったが、こちらは試さず。

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<豆を煎る爺さん>by MZ-3/FA35mm F2.0(E100VS)

いい顔してました。爺さん写真を撮られるのを、まったく嫌がらない。

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<バリ・コピはおやつ替わり>by MZ-3/FA35mm F2.0(E100VS)

仕事場でちょろちょろしていたこの子供は、まだ2歳だというが、コーヒーを日常的に飲んでいるらしい。

さて、ツアーなので、最後には販売所に案内されますが、わたしゃ何も買わず。スーパーなどでは、かなりの低価格でバリ・コピを買うことができます。

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2006年9月10日 (日)

沐浴~ブサキ・ツアー(3)

次に向かったのは、タンパシリン。ここにあるのが、ティルタ・エンプルという聖なる泉の湧く古い寺院である。入口ではこんな光景に出会う。

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<新車にお供え>by MZ-3/FA35mm F2.0(E100VS)

ずらりと並ぶクルマはいずれも新車らしい。事故に遭わないように、乗っていて怪我のないようにという、祈りだという。バリ・ヒンドゥは穏やかである。インドやネパールでは、こんなもの見たことがない。

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<沐浴>by MZ-3/FA35mm F2.0(E100VS)

一応、男女別の沐浴場。でも、男女で混浴(?)しているところもあったな。

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<聖なる泉>by MZ-3/FA35mm F2.0(E100VS)

沐浴場を通り過ぎて、寺院にはいると、こんこんと湧く泉が。こちらには誰も沐浴していない。というか、本来、ここにあった聖なる石碑を洗うのがこの泉の役割らしい。ちなみに、寺院の中は、サロン着用。入口でも帯とサロンが用意されていますが、自分たちは先ほど購入したものを使用する。

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<再び沐浴場>MZ-3/FA77mm F1.8(E100VS)

今度はレンズを付け替えてぐっと人物に迫ってみました。「地球の歩き方」にはみだりにカメラを向けた人がいたため、祭礼の時以外は無人になってしまったと記述がありますが、賑わっていました。特別な日だったのかな。

続きます。

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2006年9月 9日 (土)

サロン着用~ブサキ・ツアー(2)

いちお、ツアー報告ですが、観光地についてはメインサイトで行いますので、ブログではさらっとエピソードを小出しにしていこうかと…。

最初に訪れたのは、ゴア・ガジャという11世紀頃の遺跡。ドライバーによると、ここではサロンの着用が必要といわれる。サロンとは、バリの男女が着用する布で、これをスカートのように穿きこなす。一足早く到着した別のツアーの客も、着用していた。

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<ゴア・ガジャでサロンを着る>by GR-D

ドライバーによると、駐車場にある売店で安く売っているというので、店を覗く。わらわらと群がるおばちゃんたち。いずれも自分の店に連れて行こうと虎視眈々。その中で、ブルーの地の無難なやつを選ぶ。40,000Rp。巻き方がわからず、おばちゃんにやってもらう。

そのまま入場。観光客はほとんどサロン着用だが、地元の人を見ると、つけていない人もいる。なくてもよかったか?だが、このあと回るところでも、サロンの着用が必要なところもあり、また、後日訪れたオダランを行っていた寺でも、このサロンがあることで、入場が可能になったところもあるくらいなので、購入は正解であった。

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<ゴア・ガジャの洞窟入口>by MZ-3/FA35mm F2.0(E100VS)

しかし、歩きにくく、暑い。本来、ズボン替わりに穿くものなので、ジーンズ着用のままその上にサロンを巻き付けていると、もの凄く暑さを感じる。バリ人みたいに、下着の上にそのままサロンを巻いているなら、快適なんだろうが。

クルマに戻ると汗がどっと噴き出した。サロンは取り去った。しかし、ドアハンドルに手をかけると、取れかけてしまい、慌てて元に戻す。セラとともに大笑い。「これ、日本車なんだけどね」

続きます。

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2006年9月 8日 (金)

ブサキ・キンタマーニツアー(1)

ウブド2日目。この日はブサキ・キンタマーニ方面へのツアーへ参加した。前日、宿に近いApa?情報センターという日本語OKの観光案内所で、申し込んでおいたのである。ツアーだから、ひとり参加の場合は他に参加者がいない時は、ツアーが催行されないか、倍額払ってのどちらかとなるが、幸い、アパの職員が、電話をかけるとすぐに成立となったのである。

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<いすゞBighorn>by GR-D

自分は宿に近いためか、ピックアップではなく、アパの前に集合し、白のビッグホーンの後部座席に座る。英語も話せるドライバーによれば、もうひとりピックアップだという。ウブドは一方通行が多く、そのためにぐるぐると回っていき、もうひとりを連れてきてもらうと、ニュージーランド人女性、セラがこの日の相棒となる。ニュージーランド人だが、韓国で働いているとのこと。

セラは陽気でこちらのつたない英語にもきちんと合わせてくれる。しかし、この日は慣れない英語によるコミュニケーションだけで、終わったらどっと疲れた。

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<ブサキ寺院でのツーショット>by GR-D

左が自分。右がセラ。ガイドのオヤジが一緒に撮れとそそのかす。ああ、アップしちゃったよ。(^^;

コースは、行きながら確認した感じだが、ゴア・ガジャ、ティルタ・エンプル、コーヒー農園、ペネロカン、(昼食を挟む)ブサキ寺院、ブキッ・ジャンブル、スマラプラ王宮というルート。

まずは、ゴア・ガジャへ。続きます。

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2006年9月 7日 (木)

ウブドのカフェ-Tropical View Cafe

ウブドはなんといっても、バリ中央部の観光拠点。ホテルはたくさんあるし、観光客もたくさん歩いている。観光するところは、ウブド王宮にモンキー・フォレストくらいだが、やはり落ち着くんでしょうね。ウブド。

そんなところでも、やはりいろいろなお誘いの声がかかり、ちょっとうざったくなることもあります。そんな時は、お茶でもしよう。…ということで、雰囲気のいいカフェに避難。

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<Tropical View Cafe>by GR-D

ここは、「地球の歩き方」には地図上は掲載されているが、詳細なコメントはない。ここを知ったのは、あづま川さんのKanochi Blog。他にも、バリ・ロンボクで参考になることがたくさんありました。

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<店内>by GR-D

店の中はこんな感じです。大きな屋根が覆い、壁のない吹き抜け。バリのスタイルはこれが基本かも。吹き抜ける風が心地よい。しかし、一番奥の席をキープして、視線を外に転じてみると…。

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<田園風景>by MZ-3/FA50mm F1.7(E100VS)

一面の田圃。癒されますね。ここでは、絵はがきを書いたなあ。

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<パパイヤ・ラッシー>by GR-D

なぜかラッシーがあったので、頼んでみました。9,500Rp。飲食税10%がかかります。テーブル上で、紙ナプキンが倒れているのが確認できるでしょうか。眺めはいいんですが、いかんせん風が強く、あらかじめこの席ではそうなっています。

ここには、再び通って、マンゴー・ジュースを頼みました。もちろん、絵はがきも書いたな。ジュース類も充実してます。軽食も頼めますよ。また、田圃に一番近い席ではありませんが、一段上がった、巨大なベッドのような席もあります。ここには、靴を脱いで上がり、くつろぐのが一番な過ごし方。残念なことに、行った時にはいつも占拠されていました。

ネカ美術館の近くにも、Tropicalという名前のカフェがありますが、姉妹店ではありません。コンセプトはよく似ています。そちらにも行きましたが、レポートはまた後日。

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2006年9月 6日 (水)

ウブドの拠点

ロンボクからひとっ飛びでバリに戻ってきた。空港のホテル紹介所で、ウブド中心部の宿を紹介してもらう。今回はそれが正解。観光案内所は近く、夜の舞踏鑑賞などにも、歩いていける距離。

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<Adi Cottages>by MZ-3/FA35mm F2.0(E100VS)

空港からは、プリペイドタクシーを利用した。地域が一緒ならば、料金に違いは出ない。ウブドまでは、ちょっと高くて、175,000Rp。ウブドには宿がきら星のように存在する。従って、タクシーのドライバーもすべてを把握しているわけではなく、道でしばらく行き先を訊いていた。だが、この宿は、モンキーフォレスト通りにすぐ面していて、ロケーションは抜群。

部屋は、2階建てのコテージが3棟。ここに、4室ずつ部屋がある。案内されたのは、フロントすぐの1階の部屋。

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<客室>by GR-D

必要なものはだいたい揃っていた。ダブルベッドのシングルユース。テレビはあったものの、やや映りが悪かったか。そして、毎日取り替えてくれる、2本のミネラルウォーター。

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<シャワールーム>by GR-D

きちんとお湯の出るシャワー。ある時、事情があって深夜にシャワーを浴びたが、この時はお湯がぬるかった。どうやら、ソーラーシステムらしい。トイレは、きちんとトイレットペーパーをもらえます。流すことも大丈夫。

この宿を拠点に、ウブドでは8泊しました。別に何をどうするという計画的なものは特になくて、帰国前の2泊を空港に近いジンバランで予約してあるので、ウブドを短くして他に行くという考えは、この時点でなくなっていました。

ウブドには、海のバリにはない、芸能という側面があり、美味しいものも数多い。それに、ことのほか、日本人に配慮されている場所だと感じたのは、美術館の説明文に英語と並んで日本語の表記があるということ。

ウブドは過ごしやすいです。そそ、本サイトでも、旅行記を始めましたので、そちらもよろしくです。まだ、冒頭部分だけですが。

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2006年9月 5日 (火)

ベモにチドモに…etc

インドネシアといえば、ベモ。とはいえ、きちんと乗ったのは、マタラムだけですが。

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<マタラムのベモ>by GR-D

ベモというのは、ある一定のルートを巡回する乗り物。公共バスのないところでも、これはあるのではないだろうか。距離によって料金が決まっているのだが、どこにも料金表があるわけでもなく、旅行者にとっては使いにくい。

とはいえ、マタラムのベモは「地球の歩き方」によれば、1,500Rpの均一料金とのこと。マタラム郊外のマンダリカ・バスターミナルに行くために利用したのだが、乗客は様々。その中のビジネスマン風の乗客は、2,000Rp払っていた。こちらも、そのつもりで料金を聞くと、3,000Rpとなってしまった。

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<ベモの内部>by GR-D

マタラムの黄色いベモは、小型のワゴン車で、運転席の後ろは少し改造してあった。日本ならば、軽自動車かも知れないが、エンジンは乗せ換えているかも。座席はベンチシートが、取り囲むようになっている。一応、エアコンもついていた。

スラナディの帰り、やはりベモが止まったのだが、こちらは黒い車体。マタラムのものではない。これで、いったん、ナルマダまで出たのだが、あとはマタラムまで貸し切り。40,000Rpであった。

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<チドモ>by MZ-3/FA35mm F2.0(E100VS)

ロンボクを走る小型の馬車をチドモという。これには乗ることはなかったが、ギリ三島では、チドモが陸上のほぼ唯一の交通機関という。スンギギではあまりその姿を見ることはなかったが、マタラムにはたくさん走っていた。

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<プラマのシャトルボート>by MZ-3/FA35mm F2.0(E100VS)

パタンバイからロンボクまではプラマ社のシャトルボートを利用。画像でわかるかどうか。大きく写っているのが、レンバル港まで行くフェリーで、その手前の漁船みたいなものが、プラマのシャトルボート。プラマ社のHPで調べてみたが、定員50名くらい。沖合に停泊しているため、荷物と人はエンジン付きの小型ボートでピストン輸送である。

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<小型ボートで本船に向かう>by MZ-3/FA35mm F2.0(E100VS)

荷物2回、人間2回くらい。本船の様子は、こんな感じである。

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<アッパーデッキ>by MZ-3/FA35mm F2.0(E100VS)

乗客は欧米人ばかり。わたしゃ、唯一のアジア系(乗組員を除く)。この白い柱のところに、ベンチがあり、ここに陣取った。西日が暑い。欧米人たちは、とても安定性があるとは思えない、デッキの前部にシートを敷き、諸肌脱いで日焼けにいそしんでいる。右側の壁の内部は、操舵室。少しばかり船室もあったが、これはもっぱら、乗組員が使用していた。トイレは、下のデッキに3つくらいあり。

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<ウィングス航空機>by MZ-3/FA35mm F2.0(E100VS)

ロンボクからバリに戻るのには、もうプラマを再び使う元気もなく、航空券を購入した。マタラム・セラバラン国際空港から搭乗したのは、ウィングス航空。どこの機体だろう、双発のプロペラ機。アテンダントは、赤の上下をまとっていた。こんな飛行機でも、グラライ空港まではわずかに20分程度。あっという間でした。

さて、これで、ロンボク関連のレポートは終了。続きは、ウブドとなります。

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2006年9月 4日 (月)

今使っているカメラ

詳しいものは、本家のサイトの自己紹介を参照してもらうことにして、カメラについて説明しておきましょう。

・メインカメラ

Pentax MZ-3

135フィルムを使用する、いわゆる銀塩の一眼レフです。最近メインで使っているのは、次のレンズ群。

広角 Sigma 20mm F1.8 EX DG RF Pentax FA35mm F2.0

20mmのシグマは、アンコール遺跡に行った時に購入。あのでかい遺跡を一気に撮してしまおうという意図もありました。とはいえ、これは重い。ヨーロッパあたりでは重宝するんですが、今回のバリ・ロンボクではそれほどのことはなかろうと、留守番でした。

35mmは街歩きには最適。被写体が小さい時には寄って、でかい時には離れる。ある程度自分が動ける状況だったら、つけっぱなしにしていてもいいレンズかも。

標準 Pentax FA50mm F1.7

これは、MZ-3を購入した時に、同時購入。暗くても撮れるのが魅力。とはいえ、あまり出番がなかったのですが、今回のバリ・ロンボクではかなり使いました。ウブドの舞踏とか。

中望遠 Pentax FA77mm limited F1.8

昨年購入。そんな画角使いこなせるかどうかわからなかったのですが、昨年単焦点だけで、イタリアとフランスに行き、使いこなせるようになったような。とはいえ、このレンズ購入とともに、単焦点だけでやっていこうと思ったもの事実で、夕陽を撮ったり、ちょっとした人物撮影に威力を発揮します。

ズーム Pentax FA28-105mm F3.2-4.5 AL[IF]

2004年一杯まで海外持ち出し率100%だったのですが、もう、それもないかも。

このうち、旅にはズームを除く4本を持参することが多いです。単焦点ばかり。きっかけになったのは、ある人の単焦点+リバーサルの組み合わせが、抜群にピントが合うとの一言。その人もMZ-3を使っているんですよね。

ズームを持たなくなると、撮す画角を考えるようになり、自分の中では少し進歩したような感覚があります。作例としてヴィエンチャンで撮してきた夕陽を貼っておきます。

Sunset

<メコンの夕陽>by MZ-3/FA77mm F1.8(E100VS)

・サブカメラ

Richo GR-Digital

説明いらずかも。もともとGR-1sを使用していたので、購入に踏み切りました。決め手は、銀塩と同じ3:2のアスペクト比を選べることですか。MZ-3の単焦点でリバーサルを使った場合と比べると、色彩があまり出ない感じですね。でも、携帯には便利です。ただ、ファインダーがないので、まぶしいところではモニターを確認しづらいのが弱点かも。

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2006年9月 3日 (日)

バリ・ロンボクで飲んだもの

・ミネラルウォーター

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<Aqua/ウィングス航空機内>by GR-D

ロンボクからバリへ戻る時に出た機内飲料。食事は出なかった。Aquaとは、インドネシアで最も高いシェアを占めているのではないかと思われる、ミネラルウォーター。よくよく調べてみると、ダノンが作っていました。「アクア」といえば、ミネラルウォーターの代名詞みたいになっていて、別のブランドだろうが、ミネラルウォーターを指すことにもなります。コンビニでは600mlのが1500Rpで売ってます。スーパーではもうちょっと安い。雑貨店や屋台で買うと、2000Rpくらいになります。

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<Vit>by GR-D

スーパーのあるところでは、ミネラルウォーターの種類も多数。その中で最も安いのが、これ。エビアンなどを初めとする、外国製ブランドは8000Rpとかしますが、これは1100Rpくらい。

・炭酸飲料

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<Kopi Krimsoda>by GR-D

Kopiというのが、コーヒーのことで、なかなか可愛い言葉だとひとり思ってます。インドネシア語はローマ字読みそのままなので、コーヒーにクリームとソーダが入っていると気づく。確かに、炭酸入りでほのかに甘い。ちょっと不思議な飲み物。マタラムのスーパーにて購入。あ、冷えていないと飲めないとも思います。

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<Pepsi Gold>by GR-D

こちらもマタラムのスーパーで購入。ペプシ・コーラの色つき。ラベルには、ベッカムが描かれていた。味は普通のペプシなんじゃないかなあ(自信なし)。旅に出るとたまにはこういう炭酸を頂きますが、日常生活ではまず飲まないので。ペプシには別ヴァージョンの色つきもあったので、その他を含めてまた続編をいきますね。

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2006年9月 2日 (土)

マタラムで食べたもの

メル寺院とマユラ・ウォーター・パレスに行く前、メインストリートの屋台に入って食べたものがこれ。

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<Mie Ayam>by GR-D

鶏ガラベースのスープと、鶏肉、肉団子などが具の麺。学生風が多く賑わっていました。量は少ないです。中央にのっているものは、小麦粉をカリカリに揚げたものではないかと。学生たちはこれを囓りながら、麺も味わっていました。こちらの麺、やはりフォークとレンゲで味わいますが、わたしには箸とレンゲを持ってきました。わかってんじゃん。そして、どんぶりの向こうに見えるのが、デザートのプリンかな。これは自己申告制です。麺の料金は4,000Rpでした。

泊まっている宿の近くには大衆食堂風のところくらいしかなかったです。それが、ムスリム食堂のDirugahayu 1。アルコール類ありませんよ。女性の従業員は、すべてスカーフを被っていました。ここには、2晩通いました。

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<Ayam Bakar/鶏丸焼き>by GR-D

ここは、鶏料理がお勧め。アヤン・バカールは鶏を焼いたもの。サテとは違い骨付きで豪快に。とはいっても、ロンボクの鶏は小さかったな。小骨も多いです。これを、スプーンとフォークで肉を外すのがなかなか難しく、結局手づかみで食べました。禁断の左手も使ってしまったのですが、観察したところ、現地の人もそれほど厳密ではなかったようで、安心して使いました。

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<Nasi Campur & Sate Ayam>by GR-D

翌日の夕食。ナシ・チャンプル初登場かも。チャンプルは混ぜるという意味。非常にわかりやすい。インドネシア人の食事は、ご飯が基本で結局はナシ・チャンプルの形にして食べてしまうようですが。それにしても、ここのナシ・チャンプルはシンプルですね。

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<ナルマダでの昼食>by GR-D

ナルマダ離宮の中で、いくつかあった掘っ立て小屋のような食堂のひとつに入る。Soto Ayamの文字があって、オウム返しにそれを発音。出てきたものがこれ。Soto Ayamとは鶏のスープだが、それとは違う。たぶん、そのスープをベースに麺を入れてアレンジしたものだろう。具は鶏肉とゆで卵がのる。あまり味が濃くない。小皿にのっているのは、料理に欠かせない小型のライムのようなもの。これをぎゅっと絞ってふりかけます。でも、ライムとは違うと思うけど。赤い方は、サンバル。こちらも、インドネシア料理には欠かせません。色合いと一緒で辛い。

左の皿にあるものは、結局正体不明でした。少しモチモチしているが、味がなく、サンバルで食べたような記憶が。

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<Hotel Lombok Rayaの朝食>by GR-D

ビュフェ形式。とりわけ美味しかったのが、右のお粥。中国みたいにさらさらしてなくて、ドロドロ状態。腹にたまります。外で食べるとさらに美味しそうですが。

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2006年9月 1日 (金)

マタラム郊外でバリ・ヒンドゥ

んでは、続編行きます。

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<ナルマダ離宮>by MZ-3/FA35mm F2.0(E100VS)

マタラム郊外にもバリ・ヒンドゥの離宮や寺がある。マタラムから10kmほど離れたナルマダには、離宮があるが、1805年やはりカラガスン王朝によって建てられたものである。なんでも、高齢の王がロンボクのリンジャニ山に詣でることができなかったため、山とスガラ・アナッ湖を模して作らせたというもの。リンジャニ山はロンボクの最高峰で、バリだったらアグン山に相当するか。スガラ・アナッ湖もリンジャニ山の近くにあり、バリではバトゥール湖あたりになるかも。

ナルマダ離宮には豊富な湧き水が出る。これを利用して、広大な池とプールがある。

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<ナルマダ離宮内の寺院>by MZ-3/FA35mm F2.0(E100VS)

寺院もあるが、建物の中には入ることができなかった。境内は大丈夫。

そのあと、ナルマダから7kmほど離れた、スラナディというところへ移動。ベモがあるはずだが、客がなく、バイクタクシーを利用。

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<スラナディの寺院>by MZ-3/FA35mm F2.0(E100VS)

スラナディも湧き水が豊富。こちらはナルマダよりもさらに奇麗。寺院に入るには、やはりドネーションが必要。ここでも帯を巻くことに。受付の男性がガイドもしたそうだったが、こちらは断る。英語がわからないふりをして、韓国人のイ・スンヨプと署名してきたのはわたしです(^^;。ペ・ヨンジュンとかイ・ビョンホンの方がよかったか。

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<寺院内の湧き水>by MZ-3/FA50mm F1.7(E100VS)

この寺院は、ロンボク島で最も古いヒンドゥ寺院。さらに、もう少し離れたリンサル寺院というところでは、バリ人のヒンドゥとロンボクにもともと住んでいたササッ人が信仰するイスラム教を同時に祭りあげたところもあるという。だが、スラナディからはバイクタクシーの姿はなくなっていて、諦める。

帰りは、7kmの道のりを歩くことにしたが、少し歩いたところで、ベモが止まり、ナルマダ経由でマタラムまで行ってもらった。

これで、ロンボクの観光はすべて終了。だが、続編まだあります。

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