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2006年10月31日 (火)

ボーイング747

ボーイング社の主力機材、ボーイング747の初期型が日本航空と全日空で徐々に姿を消していくという。それだけに止まらず、初期型以外の747も機種を切り替えられていくという。当分、この型に乗ることはまだあるだろうが、寂しい限りである。

すでにボーイング社ではボーイング777型機が主力となっている。747が多数を占めるJLとNHではあまりお目にかからないのだが。というか、格安航空券の関係で滅多にこの2社にはお世話になっていない。777に遭遇したのは、キャセイが初めてであった。

初めて飛行機に乗ったのが、なんとアエロフロートだったもので、初の747体験はずいぶん後になってからである。3-4-3の配列シート、通路が2つもあるなんてびっくりしたものである。

とはいえ、747はカウントしたことはないものの、おそらく一番利用した回数が多い機材。それなりに愛着はあるかも。最近、747に乗ると、古さが目立ってきている。航空会社もそれなりにサービスに力を入れ、パーソナルモニターの導入など頑張っているのだが。

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<北京首都空港にて>

747が嫌われてきているのは、コストの関係らしい。300座席クラスの777に変更するだけで、年間10数億ものコストダウンが図られるというから、それは当然だろう。

ボーイングだけでなく、エアバスも総二階建てのジャンボ機材を作っている最中。もうしばらくしたら、日本の空にもお目見えするかも知れない。

JLとNHの2社で引退しても、中古が他の航空会社で導入されるかどうか。このクラスは、日本の国内線でも飛んでいるものの、ヨーロッパやアメリカなどでの中距離路線は比較的小さな機材を使っている場合が多い。ましてや、アジアの短距離路線で、747が飛ぶというのは、コストの面と需要の関係から、たぶんあり得ない。そのまま見限られていくのだろうか。

ボーイング747に、あとどのくらい乗れるのか。ちょっと気になります。

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2006年10月30日 (月)

テオティワカン遺跡

メキシコ市郊外にある巨大遺跡テオティワカン。ここはアステカどころか、6世紀から10世紀にかけて、栄えた人口20万人を越える都市なのであった。それが、忽然と姿を消したことは理由がわかっていない。

アクセスはメキシコ市の北方面バスターミナルから、1時間程度。メキシコでの国内移動はバスが網羅されている。

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<太陽のピラミッド>by MZ-3/Sigma20mm F1.8(SRM)

テオティワカンに二つあるピラミッドのうち、大きい方。ピラミッドというと、エジプトを思い出すだろうが、底辺だけならば、ギザにあるピラミッドにも匹敵する大きさ。高さは65mだが、底辺は225mある。

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<中腹より>by MZ-3/Sigma20mm F1.8(SRM)

登ってみるとこんな感じ。下から見るとそれほどではないが、けっこう傾斜がきつい。アンコール遺跡群の傾斜ほどではないので、アンコール遺跡経験者にはなんてことはなかった。

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<頂上部>by MZ-3/Sigma20mm F1.8(SRM)

決して平坦ではない頂上部。石がごろごろしている。なんでも、この遺跡はメキシコオリンピックに合わせて整備されたものだそうで、その整備方法も急造的だったようだ。何となく世界遺産というものにもクエスチョンマークがついて回りそうであるが。しかし、ここで風に吹かれているとなかなか気持ちいい。

もう一つある、月のピラミッド。高さは45m。だが、こちらはロープが張ってあり、中腹までしか登ることができなかった。

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<月のピラミッド>by MZ-3/FA28-105mm F3.2-4.5(SRM)

この他、テオティワカンには蝶の宮殿、ジャガーの宮殿などにある、レリーフが見事。メキシコ市よりも高地になるため、遺跡内をすべて歩いて行動するには体力も必要かも知れない。

また、画像でわかるかも知れないが、この夏の時期は雨季にあたる。決して天気はピーカンとは行かない。

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2006年10月29日 (日)

メキシコ「市」

メキシコの首都は?ときかれて、「メキシコシティ」と答えるのが当たり前だろう。だが、スペイン語圏のメキシコでは、Ciudad de Mexico(メキシコ市)とか単にメキシコと呼ぶ。また、行政区分上ではMexico Distrito Federal(メキシコ連邦直轄地)、略称Mexico D.F.となる。

英語圏の国ならば、~Cityとついても違和感はないが、国内で使われない名前が対外的に通用しているということで、ちょっと注意して頂きたい。

そのメキシコ市の中心部にあるのが、ソカロ。憲法広場である。

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<ソカロとメトロポリタン・カテドラル>by MZ-3/FA28-105mm F3.2-4.5(SRM)

メキシコ市はかつてアステカ帝国の首都テノチティトランがあったところである。テノチティトランは巨大な湖に浮かぶ都市で、コンキスタドール(征服者)エルナン・コルテスがこの湖を埋め立て、現在のメキシコ市を建設した。メキシコ市の南にあるソチミルコの運河は湖を埋め立てられなかった部分の名残である。

メキシコ市の中心、ソカロにはいくつかの建物があるが、これらはテノチティトランにあった神殿を破壊してえられた石材などを利用して建てられたものだ。ソカロは一見平坦に見えるが、あちこちで傾斜している。ちょっと歩きにくい。地盤沈下の影響である。

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<ソカロの巨大なメキシコ国旗>by MZ-3/FA28-105mm F3.2-4.5(SRM)

ソカロの中心には巨大なメキシコ国旗が掲揚されている。こんな大きな旗は見たことがないくらいでかい。毎日朝と夕方には掲揚と降下が演奏と共に行われる。

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<先住民の踊り>by MZ-3/FA28-105mm F3.2-4.5(SRM)

広場ではアイデンティティを失わないようにメキシコ先住民による踊りが繰り広げられるが、現在ではほとんど観光の目玉のようになっている。

ソカロから少し入った場所にあるのが、テンプロ・マヨール。アステカ時代の遺跡で、たまたま工事中に発掘された。入口ではなぜかペットボトルを預ける必要がある。ペットボトルには名前を書いたシールを貼って預ける。

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<ケツァールコルトル>by MZ-3/FA28-105mm F3.2-4.5(SRM)

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<水路>by MZ-3/FA28-105mm F3.2-4.5(SRM)

文字は持たなかったものの、このように高度な文明を持ったアステカであるが、スペインのコンキスタドールの前には歯が立たず、征服されることになってしまう。その征服者たちの言葉なのか、業績をたたえたものなのか、テンプロ・マヨールに碑文が立っていた。

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<コルテスの碑文>by MZ-3/FA28-105mm F3.2-4.5(SRM)

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2006年10月28日 (土)

メキシコ入国

深夜便でようやくメキシコへ。近そうに見えるが、ロスからメキシコシティまでは4時間程度かかり、その上2時間の時差がある。をを、めでたく荷物とも生き別れにならず、対面できた。さて、メキシコ入国には、独特の荷物検査がある。すべての乗客がボタンを押して緑か赤のシグナルをつけるのである。赤が出たら、否応なしに荷物を検査される。自分の場合は緑であった。

ところで、2泊分日本でネット予約してきた宿があり、すでに1日は過ぎ去っているのだが、もったいないので行ってみることにした。その前にやることもある。両替だ。日本円のレートは悪く、20,000円のトラベラーズチェックで、1,800ヌエボ・ペソ(以下ペソと表記)にしかならない。対円レートは0.09。しかし、あとで為替相場を調べると、限りなく0.1に近いものであった。ドルでは1ドルが10ペソとなる。メキシコでは円が使えるのは一部の銀行とこのベニート・フアレス国際空港の両替所くらい。アメリカドル持参がベストである。

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<メキシコ通貨>by GR1s

空港からは、プリペイドタクシー利用。掛け合ってみると、追加料金なしであっさりと2泊がOKとなり、すぐに部屋を利用。シャワーを浴びてしばらく横になろうとしたが、なぜか目がさえている。ただし、身体は明らかに疲れている。

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<Best Western Estorilの客室>by GR1s

予約してきた宿は、Best Western Estoril。1泊7,000円程度したか。それでも、アップルワールドなどで予約できる範囲で一番安いカテゴリーであった。部屋はだだっ広い。外出する前に、備え付けのコーヒー沸かしでコーヒーを飲んだ。なかなか気が利いている。

だが、手持ちのガイドブックにはこの宿の位置が明記されていない。フロントでもらった資料や備え付けの地図などを駆使して、なんとか最寄りの地下鉄駅を探し当てて、出かける気になってきた。

ちなみに、この旅では、デジカメを持参しなかった。

メインカメラに、お馴染みPentax MZ-3/FA28-105mm F3.2-4.5AL+Sigma FA20mm F1.8。

サブとして、Richo GR1s。

メインにはコニカミノルタSRM(Sinbi200)というリバーサル。サブにはカラーネガ。そんなフィルムなので、解像度は悪く、なおかつほとんどをズームで撮っているため、ピントも甘いことをお断りしておく。

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2006年10月27日 (金)

かすてら音楽夜話Vol1:日本シリーズと浜田省吾

今年の日本シリーズが終わりました。4勝1敗で日本ハムのシリーズ制覇。日本ハムは、東映時代以来44年ぶりの日本一。今シーズン限りで引退を表明している新庄選手が最後の打席に向かう時に見せた涙は、正直言って驚いた。

新庄は引退するが、中日に目を向けてみると、バント職人の名を持つ、川相昌弘選手も引退。この人の場合は、読売で引退を決めていたのに、原監督(前の時ね)が首脳陣から切られたのを期に、引退を撤回し、中日に移籍した。

ところで、バッターが打席に向かう時にかかるテーマソングがありますが、川相の場合は、浜田省吾の「Baseball Kid's Rock」。ちっとも下品じゃないですね。

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この曲は浜田省吾13作目のアルバム『誰がために鐘は鳴る』に収録されています。その2曲目がこれ。全盛期を過ぎたプロ野球選手をテーマにした曲ですが、浜田省吾自身も野球少年だったようです。ダウンタウンの「ごっつええ感じ」に良く出てくる、浜省だらけの野球大会ってのもわかる気がするな。

現在浜田省吾は全国をツアー中。On The Road2006-2007 My First Love Is Rock'n Rollと題し、ホール中心の公演です。今年いっぱいは地方都市をまわり、年が明けてからはいよいよ首都圏や京阪神にも登場予定。ああ、行きたい。

それにしても、中日はまた負けちゃいましたね。

ようやく、このブログでも音楽に関して語ることができましたが、こういう話大好きです。なので、たまには書きたいと思っています。

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2006年10月25日 (水)

乗り遅れたことはありますか?

ちょっと前の話になるが、2004年の夏メキシコを旅した。

利用したのはノースウエスト航空。ロスで乗り継ぎとなるが、成田ではその先を発券してくれず、ロスでやれとのこと。さて、無事ロス到着。だだっ広い空港である。しかし、乗り継ぐ前にあるのがなんと、アメリカへの入国手続き。これがまた長蛇の列で、なかなか流れない。

ようやく自分の番が来て、なんとかこれを通過。預けた荷物はここでまたピックアップし、預け直す。ここまでは順調。次のメキシコへの便を探す。ちょうどノースウエストのカウンターがあり、少し並んでチェックインしようとしたが、ここではなくデルタでやれとのこと。…ったく、これが提携会社なのかよ。

デルタのカウンターは、別のターミナルにある。連絡バスでそちらに行くが、またまた長蛇の列。なんかこのあたりで嫌な予感が。なんと、自分の便はすでに飛び立ったあとだという。目の前が真っ暗になる。係は再び並び直せというが。

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<混雑するデルタのカウンター>by GR1s

さてどうしたものか。そのうち別の係が出てきて、こちらの事情を聞く。上手く伝わったのかどうか。相手はクレジットカードで発券し直せとかいうのだが、ここは食い下がり、別の窓口の係に直訴。乗り遅れたことを話すと、この便は時刻変更になり、早く出発したのだという。ノースウエストのミスということになるが、夜の便で良ければ乗ることが可能だとのこと。しかも、18ドル分の食事チケットまでつけてくれた。

とりあえずメキシコまではなんとかなった。だが、預けた荷物はどうなったのか。これまた訴えると、見に行ってくれてこれまた搭乗機で運ばれることになった。

さて、ロス到着は午前中だが、次の便は深夜となるので、ここから時間つぶしが大変であった。食事券があるので、食の心配はないのだが、いつまでもそこにいるわけにも行かず、身の置き場に大変困った。ちょっと横になれるベンチを探し、文庫本などを読んで時間を潰す。時には眠くなり居眠りもしたくらいである。

それにしても、アメリカを経由してどこかへ行く場合も、アメリカの入国手続きをするとは。これは非常に時間がかかり、旅行者の都合を受け入れる余地などなさそうである。あの、9.11のテロ以来、アメリカ入国に際しての手続きが複雑になってきているようだし、不審者には目を光らせている模様。入国管理官の態度も非常に横柄だった。このあたりは覚悟が必要なので、乗り継ぎの場合は少なくとも4時間くらいの余裕がいると思った。

また、アメリカ系の航空会社の場合、乗り継ぎの利便を図ることもないとわかる。たぶん今はコードシェアしている便なら、便宜も図ってくれそうだが。ターミナルが今でも別ならば、いちいちそんなことに構っていられないかも。だが、そういう客が多いためか、格安チケットでも振替は簡単そうである。もっとも、そうあってはならないのだが。

さて、この時は、振り替えてもらった深夜の便も2時間ほどのディレイ。眠くて仕方がなかった。メキシコに到着したのは、その次の朝。なんと家を出てから35時間もかかったことになる。まったくお疲れである。

*この旅の模様は、「メキシコ南行き」と題して、本サイトに旅行記があります。興味ある方は、アクセスしてみてください。

このところちょっとネタ切れなので、このメキシコの旅のエピソードなどを紹介していきたいと思います。

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2006年10月22日 (日)

旅のヘタレ絵はがき

旅に出ると、たまには手紙を出したくなります。そこで絵はがきなんかを買う。たいていは、美しい風景や遺跡、建物などが普通でしょうが。自分で出す時には、やはりそんなものを求めて、できたら安くて印刷の美しいものを選びますね。

ところが世界にはとんでもないヘタレ絵はがきが売っていたりします。

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<フィレンツェにて購入>

上の画像の絵はがきは、フィレンツェで見つけた。元になったものは、かのミケランジェロ作、ダビデ像である。まったく、ミケランジェロも自分の作品がこんな風に使われるとは思ってもいなかったであろう。それにしても、イタリア人のエロ系センスが光ってしまうので、思わず購入してしまったではないか。

ミケランジェロの「ダビデ」は本物がアカデミア美術館にあり、フィレンツェ市内を見下ろすことのできるミケランジェロ広場とシニョーリア広場にある「ダビデ」はコピーである。この絵はがきはいったいどれを使ったものかな。おそらく、シニョーリア広場のものだと推測しますが。

もう1枚のヘタレ系をご紹介します。こちらは、自分で購入したものではなく、当時インド在住のSUGARさんに送ってもらいました。そのまま載せるのは問題ありそうなので、モザイクかけてみました。

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<ヴァラナシーより>

ヴァラナシーというとインドを代表する聖地。特にガンガー(ガンジス川)ぞいのガートにはサドゥと呼ばれる修行者がいます。所有物を持たず、修行に明け暮れる…ことになっているのですが、中には観光客から巻き上げてやろうというサドゥもどきの「観光サドゥ」もいます。

さて、この絵はがき実は以前ヴァラナシーに行った際に、宿で売っていたものと似ています。それはさすがに出すことができず、持ち帰ることにしましたが、素っ裸のサドゥが局部丸出しで写っているものでした。しかしいいのか?インドは。

まだ手持ちにヘタレ系があるので、続編も考えますね。

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2006年10月21日 (土)

旅の小物・クリアブック

このところの旅行ではA5サイズのクリアブック(勝手に命名)を用意している。これは、A5サイズのクリアファイルが40枚くらいあるもので、綴じられて本のようになっている。

用途は、旅行で使う資料や、情報をコピーしたもの、もらったパンフレットや入場券、レシートなどを挟んでいく。使い始めは、薄っぺらだったものが、旅行の終盤ではもうぱんぱんにふくれあがってしまう。

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ところが、昨年の石油危機以来、A5サイズに限って、製産されなくなってしまったことがあった。サイズが近いB5もあるのだが、これはできたら、遠慮したい。クリアファイルは旅の行動中に使うので、サブのリュックに入れていくのである。できるだけ小さい方がよいが、極端に小さいのは使いづらい。ちょうど良いのがこのA5なのである。

クリアブックは100円ショップなどで売られている。このたびめでたくA5も復活したが、バリ・ロンボクの旅では、まだ発売されていなかったので、昔使ったものの中身を抜いて持参した。

これを見つけるまでは、透明のクリアケースなどを利用していたが、ただ放り込むだけなので、整理できない。クリアブックは1日1ファイルくらい使っていけばよいので、勝手に整理できてしまう。意外に便利ですよ。

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2006年10月18日 (水)

ジンバランのビーチと夕陽

(註)この項はできるだけリバーサルをアップするが、中にはカラーネガをスキャンしたものとデジも混じる。また、2泊し、時系列も前後しているので、そのつもりで。

ジンバランは、バリのバドゥン半島の西海岸にあたり、夕陽を見るには絶好のロケーションである。沖合には漁師の船も浮かぶ。

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<カニの仕事>by GR-D

これは翌日の朝撮影したもの。朝になると再び夜の間に潮が満ちて引き、たくさんの足跡や風紋が残る砂浜を奇麗に掃除していく。カニの巣穴ではたまった砂を懸命に掻き出した跡が残る。

ビーチのグラライ空港側には魚市場もある。

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<魚市場>by GR-D

ここには、普段はあまり見かけないムスリムの姿があった。バリではおそらくハラル食品はないのだろうか。それを補うために、魚介類を扱ったり、購入するのではないだろうかなどと勝手に思ってしまう。

ここには、簡素な市場に収めきれないものが、露天の中販売されていたりする。

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<魚を扱うムスリム女性たち>by MZ-3/FA35mm F2.0(Centuria Zoomsuper 800)

ビーチに目を転じると、やはり漁師の姿が。

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<貝の選別>by MZ-3/FA77mm F1.8(E100VS)

この人はもしかすると漁師じゃなくて、貝を選んでアクセサリーを作る人なのかも知れない。とはいえ、漁師の副業のような感じでもある。

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<投網>by MZ-3/FA77mm F1.8(E100VS)

網をたぐり寄せてタイミングを見計らって再び網を投げる。これの繰り返し。ほとんど獲物は捕れていないようである。

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<そろそろ夕刻>by MZ-3/FA35mm F2.0(E100VS)

日没が近づく。海岸沿いのレストランも、ビーチにテーブルと椅子を出し、テーブルクロスをかける。「イカン・バカール・ジンバラン」の準備中である。さあ、夕陽のポイントに移動。

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<だいぶ暮れてきた>by MZ-3/FA77mm F1.8(E100VS)

引き潮で流れていく水が作る模様が美しい。

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<ジンバランの夕陽>by MZ-3/FA77mm F1.8(E100VS)

やはりこの時期インド洋の水平線には雲がわき上がるようだ。偶然ながら沈む少し前の夕陽をなんとか撮ることができた。これでバリ・ロンボクの旅を終えることができる。

ということで、長らくやってきた夏のバリ・ロンボクの記事も(たぶん)終わりです。たくさんのコメント、ありがとうございました。…とはいえ、まだまだ受け付けますし、お待ちしています。

また、本サイト「ヒョウちゃんの旅のページ」では、「バリ・ロンボクの海と山と芸能と」と題して、旅行記を制作中(公開中)です。こちらもお気軽に覗いていってください。

(ああ、それにしても次から何を記事にしようかな。)

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2006年10月16日 (月)

バリ・ロンボクのソフトドリンクを一気に

なんといっても、熱帯に属するバリ島である。喉は渇く。一般的には宿で供えられているミネラルウォーターを飲むか、購入してきたものを外で飲みます。とはいえ、たまにはノンアルコールの清涼飲料水を飲みたいなんてことも。こちらじゃ滅多に飲まないですけどね。

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<Aqua>by GR-D

ダノンが製造しているアクア。右は宿で出される瓶のヴァージョン。少なからずバリにも他のブランドのミネラルウォーターはあるものの、「アクア」がミネラルウォーターの代名詞となってます。

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<ブランド不明のボトル入りのお茶>by GR-G

屋台にて。「エス・テ」(冷たいお茶)と頼んで出てきたのがこれ。量は少ないです。

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<Green Sand>by GR-D

よくわからないながら購入したもの。注ぐとビールのように泡が出ました。ルートビアの一種かも。

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<A&Wルートビア>by GR-D

ルートビアというのは、ちょっと癖のある飲み物。台湾では沙士と呼ばれる。Dr. Pepperというものが日本でも販売されていた(いる?)が、これがルートビアである。

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<Pepsi Blue>by GR-D

なんか身体に悪そうな色をしてますが、ペプシです。

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<砂糖の入ったお茶>by GR-D

どことなく紅茶の色みたいですが、これは光の関係で。本体にはGreen Teaと表記されてます。緑茶に砂糖というのは、ま、アジアでは普通ですね。

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<カルピス・ソーダ>by GR-D

アジアではカルピスではなく、カルピコなんでしょうか。左はグァバ味。右が普通のもの。

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<Fanta Strawberry>by GR-D

イチゴ味のファンタ。

まあ、いろいろありますね。ジンバランの夕陽はもう少しお待ち下さい。

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2006年10月15日 (日)

ジンバランのオダラン

ジンバランの街中を歩いていると、バリ正装の人たちの行列に遭遇する。

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<かなりラフな感じで歩く>by MZ-3/FA35mm F2.0(E100VS)

交通整理も出て、行列優先。とはいえ、それほどの緊張感がなく、サロンと帯、男性が頭に巻く、ウドゥンはつけているものの、サファリというシャツではなく、Tシャツだったりするので、オダランの準備に向かうというところか。そのままあとをついていった。

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<ピックアップトラックで乗り付ける人たち>by MZ-3/FA50mm F1.7(E100VS)

歩いてくる人たちだけでなく、車に分乗して到着する人たちも。ここは海岸沿いにある寺であった。

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<寺に向かう人たち>by MZ-3/FA35mm F2.0(E100VS)

どこまでも続きそう。ちなみに寺にはちょっとした飾り付けがしてあり、この行事の日程表もありました。この時は、あとで夕陽を撮ろうと思っていたのですが、オダランで時間を食ってしまい、慌ててビューポイントを探すはめに。しかも、靴を履いていたので、サンダルに履き替える時間がありませんでした。お陰で濡らしてしまったけど。

このあと、いよいよジンバランの夕陽を。

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2006年10月14日 (土)

ジンバランの宿

ジンバランで2泊。今回はその宿の紹介。

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<Hotel Puri Bambu>by MZ-3/FA35mm F2.0(E100VS)

ここは日本でネット予約していった。部屋は、コテージと建物に別れる。自分の部屋はコテージ風であったが。

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<部屋脇のオブジェ>by GR-D

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<ウェルカム・ドリンク>by GR-D

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<シンプルな造り>by GR-D

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<朝食>by GR-D

もちろん朝食付き。これが美味かったです。最後に向かったのは、グラライ国際空港。とても近く、トランスポートを頼むほどじゃないと思っていたが、25,000Rpでクルマを出すとのことで、頼んじゃいました。

ただ、ジンバランのはずれの方にあって、面した通りは車が疾走する抜け道でした。明かりも少ないので、懐中電灯持参で食事に出たり。

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2006年10月13日 (金)

イカン・バカール・ジンバラン

帰国の2日前ジンバランに移動する。ここは、日本でネット予約してきた宿にチェックイン。ジンバランにしたのは、特に意味はなく、単に空港に近いという理由である。出発が早いために、ウブドから直接空港に行くには、ちょっときつい。

ジンバランは、漁村の雰囲気を残したところ。最近はリゾートホテルもできているというが、海岸に向かうと、たくさんのシーフードレストランが建ち並ぶ。ウブドから直接やって来て、いい加減に腹が空く。適当な1軒に入り、ナシチャンプルでもと思ったが、店の若い衆が素材を選べと迫るので、エビ半キロで手を打った。

エビはもちろん美味かった。だが、2日あるので、宿の近くに適当なレストランがあるか街を歩く。あるにはあったが、いささか遠い。やはり海岸の店か。

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<海岸沿いに並ぶシーフード専門店>by MZ-3/FA35mm F2.0(E100VS)

店の向こうは、ジンバランの海岸。泳ぐ人もいるが、数は少ない。ここも観光客が減少しているようだ。その合間に、網を打つ漁師、一本釣りの漁師が混じる。

ところで、ジンバランは夕方から、名物のシーフード屋台が海岸に現れるといわれている。だが、これはすべて海岸沿いの店が引き潮と共に、店の前の砂浜に、テーブルと椅子を並べ、店を拡張したものなのである。決して屋台ではない。中には、店同様クレジットカードの使えるところもある。わたしゃ、ルピアの残金が心許なかったので、あらかじめカードの使える店を選んで入った。

ジンバランは西向きの海岸で、夕陽が美しい。夕陽についてはまた後ほど。その夕陽を眺めながら、美味しいシーフードを味わうということが受けているのか、いわゆるシーフード屋台は大変繁盛しているようだ。中には、送迎もする店もあり、遠くからわざわざ訪れる人たちもいるようである。

ここでは、素材を選ぶとご飯、空心菜炒め、デザートが付くことになっている。ご飯は竹籠に山盛り。空心菜もひとりでは食べくれないくらいある。

素材は店の入り口付近にある生け簀、冷凍処理されたトロ箱などから選ぶ。主に英語表記なのだが、店の人が魚の和名を知っている場合もある。

この日選んだのは、フエダイ、ハマグリ。翌日はハマグリと、中型のエビ、イカとした。フエダイというのは、Snapperと表記される。赤と白があり、味は変わらないらしい。ハマグリはかなりの大型である。イカは日本のものと変わらない。どれも、キロあたりいくらで、値段が決まっている。フエダイは2キロ近くあったが、焼くと小さくなった。

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<いただきます>by GR-D

奥の左がハマグリを焼いたもの。右がフエダイ。手前はサンバルと空心菜。ハマグリは半キロ選ぶが、2個おまけしてくれた。合計8個になったので、半分を焼いてもらい、半分を蒸してもらう。焼くと身が小さくなるが、焼いた方が各段に美味い。ちなみに、焼くことはBakarという。イカン・バカールとは魚を焼くこと。フエダイも身もさることながら、皮が美味しい。炭火焼きなのかなと思ったが、それだけではなさそう。焼くところを観察していたが、椰子の実の殻を使っているようで、独特の香ばしさが出る。

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<焼いたフエダイ>by GR-D

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<焼いたイカ>by GR-D

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<焼きハマグリ>by GR-D

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<King Prawn>by GR-D

いやあ、美味すぎ。魚介類はシンプルに焼いた方が美味しい。この味は普通のレストランでは出ないな。「漁師」の刺身や寿司よりも、美味かったですよ。ビールが進む。

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2006年10月12日 (木)

トヨタ・キジャン

バリに限らず、インドネシアの交通はクルマは日本と同じ左側通行である。もちろん、右ハンドル。そのためか日本車が多い。インドネシアの経済事情を繁栄してか、年代物のクルマはそうは多くないようだ。

その中に、日本では販売されていないトヨタの車種がある。その名をTOYOTA KIJANG(キジャン)。意味は「鹿」らしい。ご丁寧なことに、鹿のエンブレムまでついているのである。

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<TOYOTA KIJANG>by GR-D

これが現物。フロントは昔のクラウン風。調べてみたが、実はこのクルマは以降発展的に、TOYOTA KIJANG INNOVAとなったらしい。つまり、現在は生産されていない。それにしても、バリではよく見かける。

インドネシアで1977年に発売され、2004年まで6代のモデルがあるらしい。実はインドネシアだけでなく、ほかの地域でも生産されていたらしい。マレーシアではUNSER、台湾とベトナムではZACE、フィリピンではTAMARAW REVO、インドではQUALIS、南アフリカではCONDORと名乗り、販売されていたようだ。個人的にはこれらの国ではインドと台湾にしか行ったことがないし、見かけたことはなかったと思う。

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<キジャンの後ろ姿>by GR-D

画像から見ると、質実剛健、堅牢そうなタイプ。4WDと思われそうだが、実はそうではなく、FRの後輪駆動らしい。このクルマ、タナロットツアーとウブドからジンバランまでのトランスポート(送迎サービス)で乗ったことがある。まったく、パートタイム式四駆みたいだが、デフを直結する副変速機などもなかった。

ま、バリに悪路が多いとしても、四駆でなけりゃだめという状況は少なそうだ。

こういうケースは、タイなどにも日本で見ないカローラが走っていたりする。カローラよりも大きめで、タクシーに利用されていることが多い。これは、アジア版のCOROLLA ALTISという。だいぶイメージ違いますよ。

さ、この車でジンバランに移動。次回からはいよいよバリの最終宿泊地、ジンバランの話題がメインとなります。バリ・ロンボクの記事もいよいよカウントダウンかな。

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2006年10月11日 (水)

バロン・ダンス

ウブド滞在最終日、王宮にてバロン・ダンスを鑑賞する。本日の歌舞団はサダ・ブダヤ(Sadha Budaya)。王宮専属の歌舞団である。チケットは、路上で購入した。

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<路上のチケット売り>by GR-D

どのようなシステムになっているのかわからないが、路上の売り子は、毎日チケットを売り歩く。夕方が近づくと、このようなバリの正装姿で、通りに立って旅行者に声をかける。ウブド王宮では歌舞団の入れ替わりはあるものの、毎日公演があるので彼らも毎日勝負なんだろう。ちなみに、上の画像は購入した売り子ではないが。

前回も前々回も早めに席を確保したが、この日もそうする。ただし、今回は観客の頭が入らない、ステージ横の席にする。これなら幾分ステージにも近く、ストロボの光が十分に届くと判断した。念のため、50mmレンズも用意したが、狙いは77mmの中望遠で踊り手を追い切ってみようと思った。

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<ガムラン奏者に聖水を>by MZ-3/FA77mm F1.8(E100VS)

この聖水をかける儀式、どうも前にジャヤ・スワラのレゴンを見た時と同じ人物が行っているようである。王族の関係者かなあ。

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<レゴン・クラトン>by MZ-3/FA77mm F1.8(E100VS)

女性3人によるレゴン。特に手を激しく動かすが、その中でも動きが止まる瞬間を。

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<バロンと猿の競演>by MZ-3/FA77mm F1.8(E100VS)

バロンというのは、獅子のようである。もちろん、頭を担当するものと後ろ足担当2人1組でセット。まるで獅子舞であるが、バロンは聖獣と位置づけられている。猿はもちろん人間が演じる。猿の面をつけ、白い斑点のある衣装を身につけている。この猿役はバナナなどを持ち、バロンにちょっかいを出すが、バナナはステージ上で食べてしまったりする。会場からは笑いも漏れたりする。わかりやすい。

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<善の象徴>by MZ-3/FA77mm F1.8(E100VS)

白の面は「美」または善の象徴のようである。5人の白面が踊り、悪の象徴と戦う。

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<黒魔術を学ぶ女性たち>by MZ-3/FA77mm F1.8(E100VS)

ここからは、チャロナランという、寺院の祭礼で演じられる物語のダイジェスト版となる。まずは黒魔術を持った女性登場。ランダの元で黒魔術を学ぶという設定らしい。

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<白魔術vs黒魔術>by MZ-3/FA77mm F1.8(E100VS)

左の人物はランダという魔女。バロンに対する邪悪な存在のようだ。右は、白魔術のマスター(プログラムには「グル」と書いてあった)。真ん中は、狂言回しのようだ。

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<ランダに立ち向かう>by MZ-3/FA77mm F1.8(E100VS)

ランダの邪悪な力を押さえようと、白魔術のグルはいろいろ手を尽くす。ランダは変身。取り囲むグルの手勢を黒魔術ではねのける。最後は自分たちの持っていた槍で、自分を突いてしまう。

その後、グルはバロンに変身し、ランダの魔術を解放するというもの。

(註)何となく見ていたのですが、プログラムの英語表記からつたない訳で起こしました。一部、見たままの(プログラムに説明のなかった)表現も入れました。

この公演は、日本語解説はなし。ですが、踊りというよりも、狂言、歌舞伎のような物語性でした。とにかく、1時間半の間、飽きさせません。途中休憩もありませんでした。この日も、リバーサルを消費してしまい、残り1本半。翌日、ジンバランに向かいました。

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2006年10月10日 (火)

リバーサルが見つからない-ウブド市場とゴア・ガジャ

ペジェンのオダランと、バリ舞踊でフィルムをかなり使ってしまった。ウブドでも、ラボを扱う店が多く、KodakやFujiの看板を出している。今回メインカメラのMZ-3用に持ってきたフィルムはE100VSというリバーサルである。バリに限らず、東南アジアは原色が美しい。それは、冬に行ったラオスで現像を引き取ってきた時に、思わず息をのむ発色の良さに、今回もこのフィルムで撮ってやろうと決めていた。

とはいえ、このフィルムがあるかどうか。おそらくないだろうが、せめて、リバーサルと名の付く代物くらいはあるだろうと考えていた。

次の日は、天気が悪いこともあったが、あちこち回ることはやめて、ウブドの店を片っ端から調べていった。とはいえ、途中ネットカフェなどにも立ち寄る。バリでは「リバーサル」という言葉は一般的でないようで、「スライド」といわなくては通じなかった。だが、どこにもなかった。

ウブド市場に入る。

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<野菜売り>by MZ-3/FA50mm F1.7(E100VS)

ここは、食材から衣類、土産物となんでもある。ないのは、フィルムくらいかなと思っていたら、フィルムを売っている店を見つけた。

フィルムをケースに入れて売っている。その中に緑のパッケージに濃紺の帯が入っているものを見つけた。プロビアかセンシアなんでもいいから、欲しいと思い、店の人に尋ねると、中身のない空き箱だという。がっかり。

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<チャナン売り>by MZ-3/FA50mm F1.7(E100VS)

肩の力が抜けてしまった。その後、ある店で、デルタ・デワタというところにあるだろうという情報をつかむ。ここは、ウブド郊外にあるスーパー。

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<Delta Dewata>by GR-D

しかし、ここにもない。この頃になると、なるべくGR-Dの方で撮し、節約に努める。バリ舞踊をあと1つは見るつもりだし、最終目的地のジンバランでは絶対に撮したいものがあるからだ。残り、3本程度。

翌日考えたのは、観光地に行けば、もしかしたら売っているのではないかということであった。そこで、自転車を借り、最も近い観光地の、ゴア・ガジャに遠征。ブサキツアーで最初に訪れたところである。

ゴア・ガジャの店を片っ端から見ていく。サロンを購入した店では、おばちゃんが、「あんた、覚えているよ。ねえ、この人うちでサロンを買ったんだよ」と、触れ回られた。

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<ゴア・ガジャ>by MZ-3/FA35mm F2.0(E100VS)

ゴア・ガジャではかろうじて期限切れのリバーサルがあったが、外箱は変色しているし、日韓ワールドカップのロゴがあったりと、あまりにもひどすぎた。

結局、何も買わず、残りでなんとか済ましたのである。だが、考えてみれば、バリ舞踊はISO800くらいのネガで撮影しても良かったか。そのネガは、最終日に淡々と撮る。たぶん最後の方の記事に登場するだろうが、画質は悪い。

1日1.5本相当で持参したフィルムだが、現地調達は難しい。これからは、多めに持って行こうと思った。でも、ラオスにはあったんだけどなあ。

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2006年10月 9日 (月)

バリの石像

ウブドを歩くと目につくのが何気ない石像。日本あたりでは、地蔵みたいなものに相当するか。

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<カジェン通り入口の石像>by MZ-3/FA35mm F2.0(E100VS)

迫力あるが、どこかユーモラス。

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<花を耳に>by MZ-3/FA35mm F2.0(E100VS)

花を耳に挿すのは、ダンサーやケチャの合唱隊もやっている。バリの人はけっこう粋なことをやりますね。

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<イエ・プルのレリーフ>by MZ-3/FA35mm F2.0(E100VS)

上の画像は、イエ・プルという遺跡。料金を払って見に行きます。入口にはガイドがいて、レリーフの歴史を教えてやるとか、いろいろ行ってきますが、必要ないでしょう。また、このレリーフのあるところには、婆さんがいて、いろいろ説明してくれるが、結局最後はお金を請求するようです。

わたしゃ、写真を撮っていればいいと、逃げましたが。

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<ウブド三叉路にある巨大石像>by MZ-3/FA35mm F2.0(E100VS)

ウブドからプリアタン方面に向かう三叉路。ここに巨大な石像がありました。この手のものはけっこうあります。だいたいは、町の境目あたりで。

バリの石像はやはりユニーク。動かないから、被写体にもなるし。

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2006年10月 8日 (日)

ウブドのカフェ

ウブド滞在中お世話になったカフェをざっと紹介します。

◆Kafe Padi◆

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<涼風麺>by GR-D

プラマ社からすぐ。店員さんは簡単な日本語が話せるようです。もちろん日本語メニューあり。店内には、バリ島を紹介する日本語のポスターなどが貼ってあります。この時は、昼食時で、ジャワ・ティ・ジンジャー(8,500Rp)と涼風麺(28,500Rp)を頼みました。10%の飲食税がつきます。

★Tropical★

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<Vender Mint>by GR-D

ネカ美術館から少し北上したところにある、カフェ兼ベーカリー。以前紹介したTropical View Cafeとコンセプトが似てます。外に目をやると、田園風景。このベンダー・ミントはもちろんミント味で、タピオカ入り。そのためか太いストローです。ちょっと値段が高くて、24,200Rpプラス、20%の飲食税。

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<トロピカルからの眺め>by MZ-3/FA50mm F1.7

こうしてみると、それほどはお世話になってませんね。むしろ、コンビニで購入してきた缶飲料などを部屋で飲む方が多かったかも。

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2006年10月 7日 (土)

モロッコの歩き方

「モロッコって、非常にあくどいガイドが寄ってきてまともに歩けないんだって?」というのが、今までのイメージである。果たしてそうなのか。

モロッコに限らず、アラブ・中東地域では人々は基本的に親切である。だが、モロッコのマラケシュやフェズの旧市街は迷路のようになっていることもあって、私設ガイドがたくさん多いというのは、少し前の話だろう。特に、マラケシュでは警察が私設ガイドを一掃したようである。

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<フナ広場のオレンジジュース屋台>by MZ-3/FA28-105mm F3.2-4.5(Kodak Super Gold400)

マラケシュはカサブランカから鉄道やバスで半日ほどの距離。おそらくモロッコを目指す人は必ず立ち寄るのではなかろうか。その中心が、ジャマ・エル・フナという広場。昼間は蛇遣いや、水売り、猿回し、素人ボクシングなどの大道芸とジュース屋台などが建ち並ぶだけだが、夕刻からは、おびただしい食べ物の屋台が出現する。

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<屋台にて>by MZ-3/FA28-105mm F3.2-4.5(Kodak Super Gold400)

この屋台では、小腹の空いた時から本格的に食事をしたい時まで対応できる。値段は、まあまあ安いのではないか。ただ、きちんと確認しないと多めに支払うことになるかも。値段表があるので、きちんと意志を伝えること。

モロッコは暑いと思われているが、冬は寒いです。フナの屋台も風が吹きまくり、料理がたちまち冷たくなります。また、宿には基本的に暖房はありません。あったら、奇跡かも。わたしは、星つきの宿で凍えそうになったことがあります。部屋でさえ、吐く息が白かった。

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<宿の中庭>by MZ-3/FA28-105mm F3.2-4.5(Kodak Super Gold400)

そんな宿も、こんな風に美しいです。中にはお湯のでない場合もあるようですが、近くを探せばハマムもあるので、こちらでどうぞ。ちなみに、ここではシャワー付きの部屋を取ったものの、トイレは共同でした。

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<タジン>by Ixy Digital500

上の画像がモロッコの基本的な食事セット。パンは無料。これが美味いです。飲み物はアルコールなしの場合が多い。サラダとメインはタジン。このタジンはどこでも食べることができる。この場合は、キョフテと卵の煮込み。タジンはタジン鍋で煮込んだ料理。肉や魚などと野菜を煮込みます。

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<アイト・ベン・ハッドゥ前の小川>by MZ-3/FA28-105mm F3.2-4.5(Kodak Super Gold400)

世界遺産アイト・ベン・ハッドゥはワルザザードからアクセスがいまいち。そこでガイドを雇った。アイト・ベン・ハッドゥにはこの小川を渡るが、夏はそのまま歩けるらしい。そこでガイドと共にこのロバに3人乗り。それだけでもチップが必要だ。

ガイドはアイト・ベン・ハッドゥの他ベルベル人の暮らす村にも連れて行ってくれた。

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<ベルベルの男性>by MZ-3/FA28-105mm F3.2-4.5(Kodak Super Gold 400)

男性が手にしているのは砂糖の塊。今はミントティを作っている最中。ミント茶はモロッコでは国民的飲料。砂糖は初めから入っていてもの凄く甘い。

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<陶器作り>by MZ-3/FA28-105mm F3.2-4.5(Kodak Supre Gold400)

この村では陶器作りも行っていた。モロッコでは陶器作りもひとつの産業である。特にフェズではフェズ焼きという素朴なものがある。タジン鍋や皿いろいろあります。

こんな風に紹介してきましたが、ガイドがいたからこそ撮れた写真もあったりします。少数民族は写真が嫌いだし。とにかく、群がるガイドや物売りなどという定評を聞いていたあとに、出かけてみると、思いのほか旅行はしやすかったところ。ただ、フェズについては、この時に訪れていないので、どうなっていることか。ガイドの規制も話には聞いていないし。

とにかく面白いところですよ。

さて、3回にわたって、ガイドブック的な紹介をしてきましたが、このシリーズも終わりです。次回よりは通常に戻ります。バリ・ロンボクのネタもそろそろお終いかもね。

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2006年10月 6日 (金)

ケチャ・トランスダンス

ウブドで2度目の舞踊を見たのは、ケチャとトランスダンスである。場所は、ウブドの隣村に当たる、パダン・トゥガルの集会所である。この日は自転車で遠征したので、その足で集会所に立ち寄り、チケット売りのおばちゃんから購入。こちらも、50,000Rpである。

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<ケチャ>by MZ-3/FA77mm F1.8(E100VS)

ケチャはもともとバリでトラディショナルダンスを外国人の手によって、観光用に仕立て上げられたものである。現在は、ラーマヤーナの物語をベースに展開されるが、灯明による照明や人間が猿を真似た鳴き声などで構成される。鳴き声を担当するのはすべて男性で、その数は100人近くにのぼる。

その中をラーマヤーナの登場人物が現れ、物語を展開していく。踊りはやや間延びした感じであるが、鳴き声担当の男性軍は、上半身裸で白と黒の市松模様のサロンを身につけ、手を挙げたり、折り重なり合ったりし、なかなか迫力があった。

ケチャだけで30分以上かかる。このあとに休憩があり、出演者との記念撮影も可能。

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<トランスダンス、入場>by MZ-3/FA77mm F1.8(E100VS)

次の演目はトランスダンス。トランス状態になった少女二人が、目をつぶったまま踊り続け、倒れるまで踊り、聖水をかけられると正気に返るというもの。

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<トランス状態というが>by MZ-3/FA77mm F1.8(E100VS)

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<正気に返る>by MZ-3/FA77mm F1.8(E100VS)

どうも本当のこととは思えない。かなり演技が入っているのではなかろうか。

最後の演目は、サンヒャン・ジャラン。木製の馬に見立てたものにまたがった成人男性が、火の中を歩く。この男性もトランス状態で、自分のことを馬だと思っているという設定らしい。ラストに、聖水をかけられて正気に戻るというのも、同じパターン。

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<サンヒャン・ジャラン>by MZ-3/FA77mm F1.8(E100VS)

これまたトランス状態の疑問は残るものの、椰子の実に油を注いで作った火の中を素足で歩くのは事実である。迫力は満点。残念ながら、演技場所からやや遠いために、はっきり写らなかったのではあるが。

この演技集団は、Trena Jenggala(トレナ・ジェンガラ)。水、土、日の週3日、19:00~パダン・トゥガル集会所で定期公演がある。電気の照明を使わず、松明だけなので雰囲気は抜群である。ここも、あらかじめ早く来て最前列の席をキープしたのだが、演技場所の遠さと、暗さがあり、ISO100のリバーサルでは無理があったようである。

ウブドの舞踊はもうひとつ見ているので、後日続編を。

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2006年10月 5日 (木)

アンコール遺跡群での注意事項

「アンコール遺跡行くんでしょ。地雷とかまだあるんでしょ?」というのが、心ない人の反応かも知れません。

自分のことからいうと、最初はあまり興味がなかった。だが、初めてタイを訪れて、ワット・プラケーオでアンコール・ワットの模型(原題のではなくて昔の精密な作り物です)を見て、やや興味を持ち、アユタヤやその周辺のクメール様式の遺跡を巡っているうちに、行きたくなってきた。自分にしては珍しく、早い段階でチケットを押さえたものである。

遺跡巡りやシェムリアップ市街での注意事項はこれから記述する。

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<アンコール・ワット中央祠堂>by MZ-3/FA28-105mm F3.2-4.5(Fuji Supre400)

遺跡はサンダルでも構わないものの、滑りにくいものが必須。遺跡の石段は段差が大きく、ところにより摩耗している箇所もあります。上り下りとも、手と足を使って三点支持で注意深く行動することです。

遺跡を巡るには、共通チケットが必要です。これははっきりいってかなりの値段ですが、それに見合うフィードバックがあります。チケットチェックをされない箇所もあるかも知れませんが、基本的に24時間持っている必要があります。わたしは、アンコール・ワットの日の出を見ようと夜明けに出向きましたが、ちゃんと係がいました。

移動については信用のおけるバイクタクシーまたはタクシーを利用すること。わたしは、特に手配していきませんでしたが、空港で乗ったタクシーのドライバーを結局最後まで使いました。料金はそれなりですが、効率よく回るのは、彼らの方が詳しいです。

季節にもよりますが、タイよりも暑いです。水は常に携帯必須。

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<地雷注意の標識>by MZ-3/FA28-105mm F3.2-4.5(Fuji Super400)

アンコール・ワットやバイヨン付近ではまずお目にかかることはないと思いますが。クバール・スピアンあたりでは、これがあります。もっとも、フェンスやロープで仕切られているので、それを乗り越えなければ大丈夫。とはいえ、遺跡ではない畑とか、藪の中などに立ち入らないことです。

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<盲目の演奏者たち>by MZ-3/FA28-105mm F3.2-4.5(Fuji Super400)

この人たちは直接内戦とは関係ないと思いますが。とにかく、カンボジアには戦争の犠牲になった人が多く、今でも地雷被害があります。実にたくさん腕や足を損失した人を見かけますね。わたしは、この写真を撮るのに、演奏料を払っています。

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<遺跡での食事>by Coolpix880

シェムリアップにはたくさんのレストランや食堂がありますが、いったん遺跡巡りに出てしまうと、食べられるところは限定されます。ほとんどバラックみたいな作りのもので、ご飯か麺と飲み物という組み合わせ。値段がドル表示ですが、リエルでも支払い可能。ドル建てだと、0.5ドルという端数が必ず出てきて、このお釣りはもちろんリエルでもらうことになるので、両替は必要ないといっていいです。

なので、ドルの小額紙幣が多めに必要になるかも。また、現地では手数料が必要ですが、クレジットカードでドルのキャッシングもできる銀行もありますよ。

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<バイクタクシーの運転手>by MZ-3/FA28-105mm F3.2-4.5(Fuji Super400)

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<物売りの少女>by MZ-3/FA28-105mm F3.2-4.5(Fuji Super 400)

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<トンレサップ湖>by MZ-3/FA28-105mm F3.2-4.5(Fuji Super400)

ここは、遺跡も魅力的ですが、人々の笑顔も忘れられません。この時は、リバーサルを使っていなかったんだよなあ。ちょっぴり、コントラスト不足だな。また、いつか、リバーサルでアンコール遺跡群を撮してみたいな。

では、お気をつけて。

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2006年10月 4日 (水)

ウブド本物のグルメ

物価の安いバリ島だが、時には値のはるものを食べたくなってしまう時もあったりして。個人的に好きなものは、イタリア料理とワイン。それがウブドにはあります。

◆Terazo◆

ウブド王宮近くにある、レストラン。ガイドブックにはエスニック料理とあるのだが、基本はイタリア料理なのではなかろうか。何たって、イタリア語の店名だし。ここにあるワインはオーストラリアからのもの。なので、比較的安いかも。わたしはグラスで頼みました。

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<Crispy Duck>by GR-D

頼んだら出てきたのが、上の画像。食べてみるとこの味はまさしく、北京ダックでございます。こりゃ、中華だけど、皿にソースでデコレーションしているのがまさに、イタリア。

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<フェトチーネ>by GR-D

味は本場には及ばない。なかなか雰囲気のいいところなんですが、惜しむらくは店員の数が多くなくて、なかなか呼んでも会計してくれなかったな。そういうところは、イタリア的でもあるが。このあと、エスプレッソなども頼んだが、飲食税が加算されて、インドネシアの最高紙幣2枚を必要とした。カードでの精算を望んだが、「マシンが不調」とのことで、泣く泣く現金払いしました。こんなところも、イタリアっぽいけど。

▲Green House▲

宿のAdi Cottageと対面する白い外観の建物。モンキー・フォレスト通り西側のお店。カフェ・ワヤンの隣です。

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<オーストラリア・ワイン>by GR-D

テラッツォもここも、メニューに載っている料金が下3桁がカットされてます。このワイン、フルボトルで、宿に2泊できちゃう。でも美味かった。イタリアのリストランテなどでは決して行わない(ところが多い)テイスティングなどの儀式もあります。

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<Monkfish Carpaccio>by GR-D

イタリアン・シーフードっぽいですねえ。これアンコウのことでしょ。適度なコリコリ感があって、美味かった。こちらは、30,000Rpとお安い。

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<パンと食間のデザート>by GR-D

ウブドのパンはこんなに小さい。これはテラッツォでも同じタイプだったような。右は、セコンドの前に持ってきた頼んでもいないシャーベット状の一品。もちろん、料金には含まれていません。

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<Deep Fried Crispy Duck>by GR-D

バリ料理ではアヒルの素揚げというのがありますが、これですね。それほどはしつこくなかったかな。でも、量が多い。65,000Rp。このあと、デザート、エスプレッソと進みましたが、そのあたりは割愛。結果的にテラッツォよりも高くつきましたけど(ワインが80%くらいの値を占めてる)、Green Houseの方が好感持てました。

番外日本料理

★漁師★

ジャラン・ラヤ・ウブドの西外れ、プリ・ルキサン美術館の手前あたりにあります。店の下に川が流れてます。ここは、英語のコミュニケーション疲れでツアーの帰りに立ち寄りました。あまりにも疲れたので、元気を出そうと思って。

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<カツ丼>by GR-D

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<ネギトロ丼>by GR-D

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<刺身盛り合わせ>by GR-D

これ、説明いらんでしょ。どんぶりものが2つもあるのは、2回通ったから。カツ丼が34,000Rp。ネギトロ丼が38,000Rp。刺身は安い方のハイビスカスで35,000Rp。意外に手頃。

オーナーの姿はなかったものの、日本人のマネージャーが常駐してます。簡単な日本語で注文できます。もちろん、メニューも日本語表記。生ものでしたが、大丈夫でした。

ちなみに、ウブドでは、日本料理店は、「金太郎」というお店が、サッカー場の近く、「影武者」というお店が、プラマ社のターミナル近くにあります。日本料理に限らず、ウブドでは質の高い食事が楽しみですね。

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2006年10月 3日 (火)

Biah Biahの日替わりナシ・チャンプル

では、本命のナシ・チャンプルを紹介しましょう。まずは、お店の紹介から。Biah Biah(ビア・ビア)はウブド市場からジャラン・ラヤ・ウブドを下っていき、レストラン、ノマドの角の通りを南下します。このあたりは、安宿やクリーニング店などがありますが、至って普通の民家があるようなところ。

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<店内>by GR-D

全体的に木で作られた感じ。素朴です。

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<店内>by GR-D

このあたりのコーナーには、日本語の雑誌や本があります。また、ウブドのイラストマップしかも、日本語表記でフリーという嬉しいものも置いてありました。

まずは、飲み物を注文。

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<バリ風アイスコーヒー>by GR-D

ウブドは内陸にあるといっても、日中は暑いですからね。これは、4,500Rp。

続いて、スープをば。

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<Soto Ayam>by GR-D

溶き卵のスープ。鶏肉と春雨入り。これは食が進みますね。こちらは、7,000Rpです。

ふと、壁に目をやると。

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<壁のプレート>by GR-D

おそらくお客さんだった人たちによる、記念のプレート。大多数が日本人のもの。ここは、メニューも日本語表記だし、店員さんたちもある程度日本語を理解するようです。さて、本日のメイン、Nasi Campur of the Dayが運ばれてきました。

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<日替わりナシ・チャンプル>by GR-D

バナナの葉に盛られていますね。手前は、野菜と肉を甘辛くあえたもの。エビせんべいものっているし、肉と魚もあります。もちろん美味しい。料金は13,500Rp。まあこれだけならば、そこらのナシ・チャンプルと変わらないはずですが。違いはここにあります。

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<巨大なお櫃>by GR-D

竹籠の中はすべてご飯。バナナの葉に盛られているご飯の4~5杯分はあるのではないでしょうか。せっかくなので、お代わりしましたとも。

食べていると、店員さんがチャナンを取り替えに来ました。

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<供え物>by GR-D

店内には、あちこちにチャナンを供える場所があるようでした。すべてを供え終わるまで、15分程度はかかったようです。あまりよい写真は撮れませんでしたが、そんな場面を間近で見ることができて良かったです。

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2006年10月 2日 (月)

何もない国

「え?ラオス行くんですか。あそこは何もない国だからなあ」というのが、経験者の言葉である。本当に何もないのかどうか。

ラオスはびっくりするほど美味しいビールがある。その名はビアラオ。これには、瓶と缶があり、なおかつ、黒ビールもあったりする。また、ちょっと大きな店では、ビアラオから直接搬入される、生ビールもあるという。残念ながら、生にお目にかかるチャンスがなかったのだが、それは、行って確かめてもらいたい。絶対美味しいはず。

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<ビアラオ、右がブラックタイプ>by Ixy Digital 500

また、食べ物がこれまた美味しい。ラオスの主食はカオニャオと呼ばれる、餅米。これをちょっとつまんで、おかずと共に口に放り込む。このコンビネーションが絶妙。カオニャオは特に味付けがしてあるとも思えないのに、まるでおこわのような感じ。癖になる味です。

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<カオニャオとタムマークフン>by Ixy Digital 500

タムマークフンはタイのソムタムと同じもの。ソムタムはタイのイサーン地方ではとびきり辛いらしいが、ラオスではややマイルドかな。

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<揚げ春巻き>by Ixy Digital 500

どうです。このプリプリの春巻き。肉がぎっしり詰まっているんですね。これはビールのつまみにぴったり。わたしが断言します。

ね、ラオスいいでしょ。あ、でも、食べているだけ?という声も聞こえてきそうですが。こんなものもありますよ。

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<托鉢>by MZ-3/FA77mm F1.8(E100VS)

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<メコン>by MZ-3/FA35mm F2.0(E100VS)

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<メコンの夕陽>by MZ-3/FA77mm F1.8(E100VS)

夕陽とビールがあれば、それだけでいいじゃないかと思わせてしまうラオスです。ああ、また行きたい。

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2006年10月 1日 (日)

ウブドB級グルメ

ウブドには評価の高いレストランも多いが、知る人ぞ知る隠れた料理もある。今回はその紹介をいってみよう。

◇バッソ・ソロのバッソ・アヤン◇

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<Bakso Ayam>by GR-D

バッソとは肉または魚の団子のこと。Bakso Soloは、プリアタン王宮近くにあるバッソ専門店。プリアタンまでは自転車を利用したが、まあ歩いてもウブドから20分程度ではなかろうか。プリアタンにはバンヤン樹の大木があり、その向かいあたりにある。3,000Rp。

ぷりぷりの肉団子は鶏肉からできている。一応麺料理だが、麺じたいはあまりコシがない。どちらかというとシャキシャキした食感でありました。

△サッカー場屋台のバッソ・イカン△

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<Bakso Ikan>by GR-D

この時期ウブドのサッカー場はイベント広場の様相を呈していた。その一角に屋台のフードコートのようなものがあり、ここでバッソと麺を頼む。この団子は魚のつみれ。麺は春雨みたいな感じである。料金は5,000Rpとちょい高め。

○ワルン・マドゥラのサテ・カンピン○

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<サテだけ頼んだつもりが…>by GR-D

サテ・カンピンとは山羊肉のサテである。サテだけ頼んだつもりだったが、きっちりご飯とグレというスープまで付いた。

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<サテ・カンピン>by GR-D

山羊肉はさぞかし癖があるだろうと思っていた。しかし、食べてみるとまったくそんなことはなく、美味しく頂けた。特に香辛料は使っていないようだったが、どこにそんなマジックが隠されているのだろうか。ワルン・マドゥラはジャラン・ラヤ・ウブドのネカ・ギャラリー近くにあるちょっぴりあか抜けない店舗。店内もお世辞にも奇麗とはいえないが。入口に肉がぶら下がっていて、その下で焼いている。グレはこれまた癖がなく、美味しいスープであった。料金は20,000Rp。

食べ物シリーズ続きます。

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