« ウブド本物のグルメ | トップページ | ケチャ・トランスダンス »

2006年10月 5日 (木)

アンコール遺跡群での注意事項

「アンコール遺跡行くんでしょ。地雷とかまだあるんでしょ?」というのが、心ない人の反応かも知れません。

自分のことからいうと、最初はあまり興味がなかった。だが、初めてタイを訪れて、ワット・プラケーオでアンコール・ワットの模型(原題のではなくて昔の精密な作り物です)を見て、やや興味を持ち、アユタヤやその周辺のクメール様式の遺跡を巡っているうちに、行きたくなってきた。自分にしては珍しく、早い段階でチケットを押さえたものである。

遺跡巡りやシェムリアップ市街での注意事項はこれから記述する。

Ak253

<アンコール・ワット中央祠堂>by MZ-3/FA28-105mm F3.2-4.5(Fuji Supre400)

遺跡はサンダルでも構わないものの、滑りにくいものが必須。遺跡の石段は段差が大きく、ところにより摩耗している箇所もあります。上り下りとも、手と足を使って三点支持で注意深く行動することです。

遺跡を巡るには、共通チケットが必要です。これははっきりいってかなりの値段ですが、それに見合うフィードバックがあります。チケットチェックをされない箇所もあるかも知れませんが、基本的に24時間持っている必要があります。わたしは、アンコール・ワットの日の出を見ようと夜明けに出向きましたが、ちゃんと係がいました。

移動については信用のおけるバイクタクシーまたはタクシーを利用すること。わたしは、特に手配していきませんでしたが、空港で乗ったタクシーのドライバーを結局最後まで使いました。料金はそれなりですが、効率よく回るのは、彼らの方が詳しいです。

季節にもよりますが、タイよりも暑いです。水は常に携帯必須。

Ak615

<地雷注意の標識>by MZ-3/FA28-105mm F3.2-4.5(Fuji Super400)

アンコール・ワットやバイヨン付近ではまずお目にかかることはないと思いますが。クバール・スピアンあたりでは、これがあります。もっとも、フェンスやロープで仕切られているので、それを乗り越えなければ大丈夫。とはいえ、遺跡ではない畑とか、藪の中などに立ち入らないことです。

Ak323

<盲目の演奏者たち>by MZ-3/FA28-105mm F3.2-4.5(Fuji Super400)

この人たちは直接内戦とは関係ないと思いますが。とにかく、カンボジアには戦争の犠牲になった人が多く、今でも地雷被害があります。実にたくさん腕や足を損失した人を見かけますね。わたしは、この写真を撮るのに、演奏料を払っています。

Ak196

<遺跡での食事>by Coolpix880

シェムリアップにはたくさんのレストランや食堂がありますが、いったん遺跡巡りに出てしまうと、食べられるところは限定されます。ほとんどバラックみたいな作りのもので、ご飯か麺と飲み物という組み合わせ。値段がドル表示ですが、リエルでも支払い可能。ドル建てだと、0.5ドルという端数が必ず出てきて、このお釣りはもちろんリエルでもらうことになるので、両替は必要ないといっていいです。

なので、ドルの小額紙幣が多めに必要になるかも。また、現地では手数料が必要ですが、クレジットカードでドルのキャッシングもできる銀行もありますよ。

Ak609

<バイクタクシーの運転手>by MZ-3/FA28-105mm F3.2-4.5(Fuji Super400)

Ak666

<物売りの少女>by MZ-3/FA28-105mm F3.2-4.5(Fuji Super 400)

Ak697

<トンレサップ湖>by MZ-3/FA28-105mm F3.2-4.5(Fuji Super400)

ここは、遺跡も魅力的ですが、人々の笑顔も忘れられません。この時は、リバーサルを使っていなかったんだよなあ。ちょっぴり、コントラスト不足だな。また、いつか、リバーサルでアンコール遺跡群を撮してみたいな。

では、お気をつけて。

| |

« ウブド本物のグルメ | トップページ | ケチャ・トランスダンス »

02b Cambodia」カテゴリの記事

コメント

ヒョウちゃん、weblog 好調ですね。
「アンコール」適切なアドバイスだと思います。
どこかで読んだのですが「遺跡を見るならアンコールは最後が良い。最初に見ると他がつまらなくなる。」と言った趣旨の文ありました。
言っていることは理解できるけど、アンコールを見て遺跡の素晴らしさを感じる人もいると思うのですが。
世界遺産制覇などは絶対不可能ですが、3大仏教遺跡「アンコール」「ボロブドゥール」「バガン」は残りがバガンとなりました。
ヒョウちゃんは。ミャンマーへ行くなら「バガン」は決定ですね。私は「バガン」とピィという街の「眼鏡をかけた仏像」が見たくてうまく日程が組めないでいます。

投稿: 04mat | 2006年10月 6日 (金) 02時21分

04matさん、こんにちは。
誰がそんなことをいったのか、自分もそうは思いません。
そんなことを実践していたら、アンコール遺跡に行けなくなってしまいます。
三大仏教遺跡、わたしゃ、ミャンマーに行き、バガンも訪れる予定ですが、バガンとボロブドゥールが未踏の地です。
ミャンマーではほとんどすべてを現地の旅行社に任せたので、宿泊地のすべてと移動手段が決まっています。
不意にどこかを訪れるのは今回は不可能です。

さて、アンコール遺跡のアドバイス、前のラオスもそうですが、これは、ネット上の知り合いが行くに当たってお節介をしたくなったものなんですね。
まだ続編があるかも知れません。

投稿: ヒョウちゃん | 2006年10月 6日 (金) 20時22分

ひょうちゃん、こんにちは。

アンコール遺跡群の注意事項、とても参考になります。しかし、アンコール・ワットの中央祠堂の階段、上から見ると勾配のきつさが分かりますね。最も、女性でも下りているのですから、何とかなると信じています。(やっぱり、怖いですが。)

先日、シェムリアップの宿をネットで予約しました。その返信メールの中で、タクシー等の手配と日本語ガイドの手配も賜っていますということが書かれていました。

タクシーは1日25ドル。日本語ガイドは1日20ドル。8月にギリシャのメテオラをタクシーで巡った時は、3時間で60ユーロ(日本円で9000円)でしたから、安いと思います。

物売りの子どもたちが多そうですね。子どもたちから物を買うことは賛否両論ありますが、私は旅先では買うことが多いです。職業柄子どもたちには弱いということもありますが。

トンレサップ湖も行きたいですね。水上生活者には昔から憧れていましたから。でも、魚料理は苦手ですが。

アンコール遺跡群、どんな調査でも世界遺産ベスト5には必ず入ってくる遺産です。特に日本人は、「ギザのピラミッド」「マチュピチュ」「アンコール遺跡群」は、死ぬまでには一度は見ておきべき遺産のようです。私は2つは見ていますので、アンコール遺跡群を見れば、思い残すことはないという心境になるのでしょうか。(イグアスも死ぬ前に見たいです。)

投稿: arima | 2006年10月 8日 (日) 20時41分

arimaさん、こんにちは。
参考になったかどうか、とはいえ、個人旅行なので、いつでもオウン・リスクで行動してくださいね。
アンコール・ワットの中央祠堂に限らず、遺跡の上り下りかなり段差が大きいです。念のために、滑り止め付きの軍手も用意していったのですが、数回使ったのみで、あとは慣れてしまいました。
このあと、メキシコに行った時など、チチェン・イッザも急勾配かと思っていましたが、アンコールで鍛えられて楽勝だったくらいです。

宿予約されたのですね。
宿は街の中心たとえば、オールド・マーケット付近であれば、外のレストランに食べに行くという楽しみがありますが、わたしゃ、中心から外れたところだったので、ほとんどホテルのレストランで食べることになりました。
タクシーのチャーター料はそんなものでしょう。当時は20ドルでしたが。ただし、この料金は、クバール・スピアンなどには適用されませんので、気をつけてください。遠いのと悪路なので、料金がアップします。
日本語ガイドは必要ないと思いますけどね。いた場合、わたしゃ自由に写真が撮れません。

物売りは多いです。ですが、あまり購入してません。
市場に行けば同じものが売ってます。とはいえ、物売りだけしか売っていないものもあって、このあたりの兼ね合いが難しいです。
ま、単純に遺跡を見ている途中で荷物を増やしたくないというのがその理由なんですが。

トンレサップ湖いいですよ。
今回単独行動だと思いますが、場所によっては女性故に気をつけた方がよい場所もありますので、ガイドブックなどを参考にしてください。
大げさすぎると思いますが、実態は書いてある通りかも知れませんので。

そそ、カンボジア料理は魚もよく使います。
魚のアモックはけっこう美味しかったです。

では、お気をつけて。

投稿: ヒョウちゃん | 2006年10月 8日 (日) 22時42分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: アンコール遺跡群での注意事項:

« ウブド本物のグルメ | トップページ | ケチャ・トランスダンス »