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2006年10月12日 (木)

トヨタ・キジャン

バリに限らず、インドネシアの交通はクルマは日本と同じ左側通行である。もちろん、右ハンドル。そのためか日本車が多い。インドネシアの経済事情を繁栄してか、年代物のクルマはそうは多くないようだ。

その中に、日本では販売されていないトヨタの車種がある。その名をTOYOTA KIJANG(キジャン)。意味は「鹿」らしい。ご丁寧なことに、鹿のエンブレムまでついているのである。

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<TOYOTA KIJANG>by GR-D

これが現物。フロントは昔のクラウン風。調べてみたが、実はこのクルマは以降発展的に、TOYOTA KIJANG INNOVAとなったらしい。つまり、現在は生産されていない。それにしても、バリではよく見かける。

インドネシアで1977年に発売され、2004年まで6代のモデルがあるらしい。実はインドネシアだけでなく、ほかの地域でも生産されていたらしい。マレーシアではUNSER、台湾とベトナムではZACE、フィリピンではTAMARAW REVO、インドではQUALIS、南アフリカではCONDORと名乗り、販売されていたようだ。個人的にはこれらの国ではインドと台湾にしか行ったことがないし、見かけたことはなかったと思う。

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<キジャンの後ろ姿>by GR-D

画像から見ると、質実剛健、堅牢そうなタイプ。4WDと思われそうだが、実はそうではなく、FRの後輪駆動らしい。このクルマ、タナロットツアーとウブドからジンバランまでのトランスポート(送迎サービス)で乗ったことがある。まったく、パートタイム式四駆みたいだが、デフを直結する副変速機などもなかった。

ま、バリに悪路が多いとしても、四駆でなけりゃだめという状況は少なそうだ。

こういうケースは、タイなどにも日本で見ないカローラが走っていたりする。カローラよりも大きめで、タクシーに利用されていることが多い。これは、アジア版のCOROLLA ALTISという。だいぶイメージ違いますよ。

さ、この車でジンバランに移動。次回からはいよいよバリの最終宿泊地、ジンバランの話題がメインとなります。バリ・ロンボクの記事もいよいよカウントダウンかな。

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コメント

インドネシアでキジャンは多いですね。良く乗りました。
でも4駆じゃ無いので、山に行く時はパジェロを使ってました。
キジャンのほうが一回り大きいので荷物運びには便利でした。

投稿: 04mat | 2006年10月13日 (金) 23時27分

あ、やはり、インドネシアではキジャンはメジャーなんですね。
どうやらピックアップトラックは、まだ継続製産されているらしいです。
乗り心地も、商用車系のものなんでしょうが、美味く改良されているようで、そこはさすがにトヨタですね。

あまりバリではパジェロは見かけませんでした。

投稿: ヒョウちゃん | 2006年10月14日 (土) 13時06分

こんばんは、初めまして。

キジャンは、フィリピンではタマローという名前で売られており、ネット上の関連記事を探していた時にこのサイトに辿り着きました。

フィリピンでは、これをコピーしてブリキでボディを作って乗り合いタクシーとして活躍していますよ。

投稿: 烏龍茶HIDE | 2006年10月31日 (火) 19時27分

烏龍茶HIDEさん、こんにちは&初めまして。
検索してきて頂いたのですね。ありがとうございます。

キジャンですが、あまりにも見かけないトヨタ車なので、帰国して調べました。wikipediaに詳しいことが書いてありました。

なるほど、フィリピンでは、ジープニーなんですね。
インドじゃオートリキシャを手作りしてしまうという話は知っていましたが。
パキスタンなんかでも、ゴテゴテのバスがありますが。あれもかなり手を加えています。パキスタンのジープなんかは、メーターがあっても、ダミーのようで、パーツを組み合わせて作っているのかも知れません。

どうもありがとうございました。また来てくださいね。

投稿: ヒョウちゃん | 2006年10月31日 (火) 20時58分

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