イカン・バカール・ジンバラン
帰国の2日前ジンバランに移動する。ここは、日本でネット予約してきた宿にチェックイン。ジンバランにしたのは、特に意味はなく、単に空港に近いという理由である。出発が早いために、ウブドから直接空港に行くには、ちょっときつい。
ジンバランは、漁村の雰囲気を残したところ。最近はリゾートホテルもできているというが、海岸に向かうと、たくさんのシーフードレストランが建ち並ぶ。ウブドから直接やって来て、いい加減に腹が空く。適当な1軒に入り、ナシチャンプルでもと思ったが、店の若い衆が素材を選べと迫るので、エビ半キロで手を打った。
エビはもちろん美味かった。だが、2日あるので、宿の近くに適当なレストランがあるか街を歩く。あるにはあったが、いささか遠い。やはり海岸の店か。
<海岸沿いに並ぶシーフード専門店>by MZ-3/FA35mm F2.0(E100VS)
店の向こうは、ジンバランの海岸。泳ぐ人もいるが、数は少ない。ここも観光客が減少しているようだ。その合間に、網を打つ漁師、一本釣りの漁師が混じる。
ところで、ジンバランは夕方から、名物のシーフード屋台が海岸に現れるといわれている。だが、これはすべて海岸沿いの店が引き潮と共に、店の前の砂浜に、テーブルと椅子を並べ、店を拡張したものなのである。決して屋台ではない。中には、店同様クレジットカードの使えるところもある。わたしゃ、ルピアの残金が心許なかったので、あらかじめカードの使える店を選んで入った。
ジンバランは西向きの海岸で、夕陽が美しい。夕陽についてはまた後ほど。その夕陽を眺めながら、美味しいシーフードを味わうということが受けているのか、いわゆるシーフード屋台は大変繁盛しているようだ。中には、送迎もする店もあり、遠くからわざわざ訪れる人たちもいるようである。
ここでは、素材を選ぶとご飯、空心菜炒め、デザートが付くことになっている。ご飯は竹籠に山盛り。空心菜もひとりでは食べくれないくらいある。
素材は店の入り口付近にある生け簀、冷凍処理されたトロ箱などから選ぶ。主に英語表記なのだが、店の人が魚の和名を知っている場合もある。
この日選んだのは、フエダイ、ハマグリ。翌日はハマグリと、中型のエビ、イカとした。フエダイというのは、Snapperと表記される。赤と白があり、味は変わらないらしい。ハマグリはかなりの大型である。イカは日本のものと変わらない。どれも、キロあたりいくらで、値段が決まっている。フエダイは2キロ近くあったが、焼くと小さくなった。
<いただきます>by GR-D
奥の左がハマグリを焼いたもの。右がフエダイ。手前はサンバルと空心菜。ハマグリは半キロ選ぶが、2個おまけしてくれた。合計8個になったので、半分を焼いてもらい、半分を蒸してもらう。焼くと身が小さくなるが、焼いた方が各段に美味い。ちなみに、焼くことはBakarという。イカン・バカールとは魚を焼くこと。フエダイも身もさることながら、皮が美味しい。炭火焼きなのかなと思ったが、それだけではなさそう。焼くところを観察していたが、椰子の実の殻を使っているようで、独特の香ばしさが出る。
<焼いたフエダイ>by GR-D
<焼いたイカ>by GR-D
<焼きハマグリ>by GR-D
<King Prawn>by GR-D
いやあ、美味すぎ。魚介類はシンプルに焼いた方が美味しい。この味は普通のレストランでは出ないな。「漁師」の刺身や寿司よりも、美味かったですよ。ビールが進む。
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コメント
美味しそう!。シーフードは、日本食と同じ感覚で食べられるからいいですねー。
味付けは?。焼き蛤は、醤油をたらしたような色をしているけど。
投稿: マサエ。 | 2006年10月14日 (土) 09時37分
こんにちは。
味付け、シンプルに焼いているだけではないようですね。
色はほんのりと茶色っぽいので、何か表面に塗っているような感じです。でも、醤油じゃありません。
ここはお勧めですよ。夕陽を見ながらというシチュエーションにも最適です。
投稿: ヒョウちゃん | 2006年10月14日 (土) 13時11分