リバーサルが見つからない-ウブド市場とゴア・ガジャ
ペジェンのオダランと、バリ舞踊でフィルムをかなり使ってしまった。ウブドでも、ラボを扱う店が多く、KodakやFujiの看板を出している。今回メインカメラのMZ-3用に持ってきたフィルムはE100VSというリバーサルである。バリに限らず、東南アジアは原色が美しい。それは、冬に行ったラオスで現像を引き取ってきた時に、思わず息をのむ発色の良さに、今回もこのフィルムで撮ってやろうと決めていた。
とはいえ、このフィルムがあるかどうか。おそらくないだろうが、せめて、リバーサルと名の付く代物くらいはあるだろうと考えていた。
次の日は、天気が悪いこともあったが、あちこち回ることはやめて、ウブドの店を片っ端から調べていった。とはいえ、途中ネットカフェなどにも立ち寄る。バリでは「リバーサル」という言葉は一般的でないようで、「スライド」といわなくては通じなかった。だが、どこにもなかった。
ウブド市場に入る。
<野菜売り>by MZ-3/FA50mm F1.7(E100VS)
ここは、食材から衣類、土産物となんでもある。ないのは、フィルムくらいかなと思っていたら、フィルムを売っている店を見つけた。
フィルムをケースに入れて売っている。その中に緑のパッケージに濃紺の帯が入っているものを見つけた。プロビアかセンシアなんでもいいから、欲しいと思い、店の人に尋ねると、中身のない空き箱だという。がっかり。
<チャナン売り>by MZ-3/FA50mm F1.7(E100VS)
肩の力が抜けてしまった。その後、ある店で、デルタ・デワタというところにあるだろうという情報をつかむ。ここは、ウブド郊外にあるスーパー。
<Delta Dewata>by GR-D
しかし、ここにもない。この頃になると、なるべくGR-Dの方で撮し、節約に努める。バリ舞踊をあと1つは見るつもりだし、最終目的地のジンバランでは絶対に撮したいものがあるからだ。残り、3本程度。
翌日考えたのは、観光地に行けば、もしかしたら売っているのではないかということであった。そこで、自転車を借り、最も近い観光地の、ゴア・ガジャに遠征。ブサキツアーで最初に訪れたところである。
ゴア・ガジャの店を片っ端から見ていく。サロンを購入した店では、おばちゃんが、「あんた、覚えているよ。ねえ、この人うちでサロンを買ったんだよ」と、触れ回られた。
<ゴア・ガジャ>by MZ-3/FA35mm F2.0(E100VS)
ゴア・ガジャではかろうじて期限切れのリバーサルがあったが、外箱は変色しているし、日韓ワールドカップのロゴがあったりと、あまりにもひどすぎた。
結局、何も買わず、残りでなんとか済ましたのである。だが、考えてみれば、バリ舞踊はISO800くらいのネガで撮影しても良かったか。そのネガは、最終日に淡々と撮る。たぶん最後の方の記事に登場するだろうが、画質は悪い。
1日1.5本相当で持参したフィルムだが、現地調達は難しい。これからは、多めに持って行こうと思った。でも、ラオスにはあったんだけどなあ。
| 固定リンク | 0
「Camera」カテゴリの記事
- オリンパス、お前もか(2020.06.25)
- E-M10 MarkIII試し撮りしてみました(2019.03.24)
- 初のミラーレス(2019.03.17)
- タイフェスティバル2018報告(2018.05.14)
- 買いました(2017.07.07)
「200608 Bali & Lombok」カテゴリの記事
- ジンバランのビーチと夕陽(2006.10.18)
- バリ・ロンボクのソフトドリンクを一気に(2006.10.16)
- ジンバランのオダラン(2006.10.15)
- ジンバランの宿(2006.10.14)
- イカン・バカール・ジンバラン(2006.10.13)
コメント