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2006年11月28日 (火)

メキシコ:5つの遺跡巡り

旅の終盤ユカタン州の州都メリダを拠点に遺跡巡りをした。ユカタンのマヤの遺跡で有名なものは、チチェン・イッザとウシュマルであるが、前者はメリダとカンクンを結ぶ幹線の間にある。ここはどちらかの都市から1日がかりで回るのが通常。ちなみに、チチェン・イッザの入口には荷物預かりもあるので、移動の途上で見学することも可能である。

さて、メリダ周辺の遺跡には、世界遺産ウシュマルの他、カバー、サイル、シュラパック、ラブナという遺跡がある。これらはマヤ・プウク様式の遺跡であり、都合がいいことに、このすべてを回るツアーバスがあるのだ。これは、メリダの2等バスターミナルからATS社のTour a la Ruta Puucという周遊バス。当時の料金113ペソ。基本的に2等バスなので、都市間を移動する1等バスよりは乗り心地が劣るかも。

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<ATS社の周遊バス>by MZ-3/FA28-105mm F3.2-4.5(SRM)

さて、このバスはバスターミナルを8:00に出発。まずはウシュマルへ。だが、慌ててはいけない。このバスはメリダ-ウシュマルだけの客も乗せるのである。降りようとした自分は、スペイン語のわかるイスラエルから来た夫婦者に制された。ツアー参加者は、ウシュマルでは降りずに、一番奥にある、ラブナ遺跡に向かうのだ。その次は、シュラパック、サイル、カバーとまわり、最後にまたウシュマルにやってくるようになっている。ちなみに、ツアーとはいえ、バスが遺跡の入口まで連れて行ってくれるだけなので、入場料は各自が払う。

また、遺跡の見学時間はだいたい運転手の判断で決められる。運転手はほぼスペイン語しか話さないので、良く時間を確かめておく必要がある。だいたい、時計を指さしたり、数字を口にする。まあ、ブロークンな英語しか話せない自分がなんとかなったので、だいたい判断できるはずだ。

また、このツアーでは基本的に昼食時間はないと思った方がいいので、簡単な食料を持参した方がいいかも知れない。ただし、あまり食べている時間はない。もちろん、ウシュマルにはレストランもあるが。ちなみに、自分はミネラルウォーターと売店で購入したクラッカーを用意したものの、ウシュマルの最後でようやく口にできたくらいであった。

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<ラブナ遺跡>by MZ-3/FA28-105mm F3.2-4.5(SRM)

ラブナ遺跡30分。シュラパック遺跡30分。サイル遺跡45分。カバー遺跡30分。ウシュマル遺跡90分。これは、参加者が多く、集合が次第に遅れをきたすようになったためで、カバーとウシュマルの時間設定はかなりきつい。

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<シュラパック遺跡/チャック>by MZ-3/FA28-105mm F3.2-4.5(SRM)

チャックというのは、雨の神。これが、たくさんくっついているのがプウク様式(やや強引だが)。

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<ウシュマル遺跡/魔法使いのピラミッド>by MZ-3/FA28-105mm F3.2-4.5(SRM)

このツアー、相当暑いと考えて、短パンとサンダルで参加したのだが、途中で虫に食われてしまった。どうもありらしいのだがとても痛かったことを覚えている。また、イグアナも相当います。

結局、カバーとウシュマルはすべて見ることができず、ちょっと悔しかった。このツアーの賢い利用法は、ウシュマルで帰りのバスに乗らず、ここから自力でメリダに帰るのが一番かも知れない。でも、効率的に見るなら、この手が一番である。

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