ラオスの年代物タクシー
ラオス入国はチェンマイから空路でルアンパバンへというルートであった。アライバルビザを取り、宿を予約。ルアンパバン中心への交通手段として、プリペイドタクシーを利用。やって来たのが、年代物のクラウンだった。
タイから来てみると、スピードを出さない。クルマが古いのとはまったく違っている。のんびりしているのだ。なんといっても、前を走るおばさんの運転する二人乗りのバイクなんかも、あえて抜こうとはしないように見える。
やはりラオスはクルマがこんなものしかないのかと思っていると、中心部では最新型のメルセデスなども目撃してしまう。ラオスもフランスの影響からクルマは左ハンドルの右側通行。カンボジアのように、右ハンドル車を強引に使うというケースはなかった。あの古いクラウンも、左ハンドルでタイから流れてきた中古ではなかったようである。
その後、首都ヴィエンチャンに飛んだ。ここも、プリペイドタクシーだったが、クルマはコロナに変わる。
<Toyota Coronaのタクシー>by MZ-3/FA35mm F2.0(E100VS)
タクシードライバーは、英語が恐ろしく下手であった(特に発音)。だが、タイなどで英語を話すドライバーはほとんどいないことを考えれば、まだマシな方である。ぽつりぽつりと伝えられる内容は、本業がエンジニアでドライバーは副業のようである。モスクワに留学経験がありそこでエンジニアの学習をしたとのこと。理解するのに時間がかかるが、ちゃんとコミュニケーション取れるじゃん。
希望の宿は満室で、ドライバーお勧めの宿へ連れて行かれる。ここにチェックイン。ドライバーは、翌々日の空港への足に自分を使って欲しいと希望。言い値は3ドル。これははっきりいって安いので時間を伝える。すると、宿の紙ナプキンを出してきて、名前と時間を書くようにいわれた。ジョークのような世界である。
もちろん、空港へも彼のタクシーを利用した。そんなオンボロのコロナだが、300ドルし、とても危ないクルマだといっていた。30年前のクルマ。ルアンパバンで乗ったクラウンもそのくらいの年代物である。ヴィエンチャンのコロナもちゃんと左ハンドルで、トヨタ自動車はその頃から輸出に力を入れていたのだなとわかる。
タイに戻ったら、タクシーは最新型のカローラであった。
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