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2006年11月25日 (土)

メキシコ:野性の呼び声・ラ・ベンタ遺跡公園

ベラクルスからビジャエルモッサへ移動。ビジャエルモッサはタバスコ州の州都だが、その規模は小さい。そのまま、バスを乗り換えてマヤの遺跡のあるパレンケまで行こうとしたが、力尽きそのままバスターミナルに隣接する宿へ。

翌朝、あらためてパレンケを目指そうとしたが、あいにくとバスが満員で午後の便しか取れなかった。それまでの時間つぶしに市内にあるラ・ベンタ遺跡公園へ行く。ここはオルメカ文明と呼ばれる、アフリカからの影響の残る遺跡を集めたもの。公園内には動物園も併設されている。

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<オルメカ・ヘッド>by MZ-3/FA28-105mm F3.2-4.5(SRM)

オルメカ文明とは、紀元前12世紀頃にメキシコ湾岸に栄えた文明で、マヤやアステカ以前の古い文明である。この公園には出土品を整備してジャングルの中で公開してある。

動物園エリアは遺跡とは別にあるのだが、何故かジャガーやワニだけは遺跡エリアにいたりして。

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<ジャガー>by MZ-3/FA28-105mm F3.2-4.5(SRM)

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<ワニ>by MZ-3/FA28-105mm F3.2-4.5(SRM)

野性味たっぷりに見てもらいたいからか。ちなみに、メキシコに限らず北米大陸ではジャガーも稀少動物である。珍種の黒いジャガーもいたけどね。

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<建築物の遺構>by MZ-3/FA28-105mm F3.2-4.5(SRM)

一応、遺跡エリアには順路もあり、それに沿って歩くとざっと見ても30分くらいはかかることになる。さて、遺跡エリアを進んでいくとどこからともなく低い動物のうなり声がしていた。このあたりに隣接して黒いジャガーの檻があるのだが、それにしてもやけに近くで聞こえる。だが、姿は見えない。

いささか不気味。ここは素早く立ち去ろうと思っていたら、小型の哺乳類が姿を見せた。だが、吠える声はこの動物じゃない。

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<姿を見せた小型哺乳類>by MZ-3/FA28-105mm F3.2-4.5(SRM)

とにかく野性味一杯。このあとパレンケを日帰りで訪れたが、そこでも森に響き渡る鳴き声を聞いた。子供は泣き叫ぶわ、森からジャガーでも出てきたかと思ったが。

あとで調べてみたが、ホエザルという猿がメキシコから南米にかけて森の中に生息しているらしい。喉のあたりに共鳴する袋があって、犬にも似た声を出すという。その声は森の中で共鳴するというのだが、もしかしたら公園の樹木の上にホエザルがいたのかも知れない。そういえば、長く伸びた木の上が揺れていたような気もする。

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