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2006年12月25日 (月)

ミャンマーに行ってきます

夕方まで仕事をし、足りなそうに見えたドルを駅前のワールドカレンシー・ショップで購入。これで一つ目の用事は片づいた。

次は、愛車を出してガソリンを満タンに。成田まで約200kmくらい。夜明け前に家を出るため、ガソリンスタンドがやっているかどうかわからない。残量はかなり少なかった。2つ目を片づけた。

そして、旅で使いそうなものをクルマのまま買いに行く。主に電池類で、これがないとせっかく持って行ったものが動かない。これもなんとか済ます。

さあ、家に戻り、荷物を作る。こちらはあらかた終わったが、たぶん出発間際まであたふたするだろう。

…ということで、いよいよミャンマーです。10:45の便に乗るため、2時間前に空港集合。なので、ほとんど夜明け近くに家を出ることになります。駅の近くに住んでいないので、最近はそのままクルマで成田に向かうことが多くなりました。自分の利用している民間駐車場は6日以上30日未満の利用料金が据え置きで\4,800だったと思います。もっとかかるようだったら、交通機関を使うな。留守の自宅にクルマを置いていたずらされるのが一番困るし。

さて、ミャンマーには、今回もリバーサルを持参。Fujichrome Velvia 100(RPV100)を20本。少ないかな。これにしたのは、RMS粒状度が最高水準にある8を達成していることと、Velvia 100Fよりも少し安かったからですね。もちろん、E100VSよりもビビッドな色合いを求めたことも事実です。以前のISO50のVelviaは何故か使ったことがあるんですが、RPV100は初めてです。あと、有効期限が切れかかっているモノクロも2本予備で持って行きます。

持参カメラはもちろん、MZ-3とGR-D。レンズは、20mm、35mm、50mm、77mmの単焦点フルセットで勝負します。三脚はなし。GR-D用のミニ三脚はありますが。

数日前まで、椎名誠の「秘密のミャンマー」という本を読んでいました。ミャンマー料理はやはり油が多用されているようで。大丈夫かな。また、あちらには、「食べるお茶」とガイドブックに紹介されている、「ラペッ・トゥ」というものがありますが、椎名誠によれば、ビールのつまみにぴったりだそうで。さて、どうなることか。

なお、ミャンマーではインターネットの規制が行われているらしいです。できるだけアクセスしてみますが、あまり期待しないでください。とはいえ、最新情報では日本語フォントのあるネットカフェもあるとかで。とりあえず、この記事が、年内最後となるかも知れません。機会があったら、文字だけしかもすべてローマ字の現地レポートもやってみたいと思います。

なお、スパム対策として、帰国までの間、トラックバックは受け付けない設定にしてありますので、よろしく。コメントはOKですよ。んでは、そろそろ眠ります。

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2006年12月24日 (日)

Merry Christmas

かすてら音楽夜話Vol.6

クリスマス。本音を言うとどうでもいい。ま、それを言ってはみもふたもないので、クリスマスにまつわる楽曲をピックアップしてみました。

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・「クリスマス・イブ」山下達郎

アルバム『Melodies』収録。1983年にシングルカットされたが、実は火がついたのはJR東海のシンデレラ・エクスプレスに曲が使われてから。オリコンで1位も獲得したはずである。山下達郎というと、「夏」「海」のイメージが強かったのだが、この1曲で見事にクリスマス男に。この曲は再発を繰り返しながら、現在でも今頃になるとチャートに上がって来るという奇跡のような曲。

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2006年12月23日 (土)

モナコ

*カテゴリー上はフランスとしました。

イタリアからフランス入りして、ニースに宿を取る。本当はモナコに泊まりたかったのだが、宿の料金が気になり、ひとまずニースまで行ってしまい、翌日モナコを訪れた。イタリアの国境の町ヴェンティミリアから国際列車に乗る。この列車はイタリアの時刻表には載っていないので、ヴェンティミリアまで行ってみて、「ある」ということを確かめたものである。

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<モンテカルロ駅>by Ixy digital500

ニースからモナコまでは鉄道で小1時間くらい。モナコ・ニース・カンヌあたりには、鉄道乗り放題のチケットを売っているのでこれを利用。ニース~モナコ、モナコ~カンヌ、カンヌ~ニースと3回乗っただけだが、元は取れた。

モンテカルロは地下駅。どの出口がメインとなるのかわからず、適当に出たらちょっと迷ってしまい、プレハブ作りの観光案内所で道を聞いた。このあたりまったく、高級リゾートのイメージはない。

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2006年12月21日 (木)

厳窟王の島

フランス、マルセイユ沖に浮かぶ島、イフ島。ここは、フランスの文豪、アレクサンドル・デュマ・ペールの「モンテ・クリスト伯」の舞台となったところである。

マルセイユの旧港から船でおよそ30分。島からはマルセイユ市街が手に取るようにわかる。けっこう近いものの、波は荒く、この航路はしばしばストップしてしまうことがあるらしい。

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<イフ城>by MZ-3/FA35mm F2.0(Fujicolor Super400)

上陸して目につくのはこのイフ城。かつては政治犯などを収容した監獄であったらしい。もちろん、「モンテ・クリスト伯」の主人公、エドモン・ダンテスも無実の罪のため、ここに収容された設定である。

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2006年12月20日 (水)

続・大道芸人

スペイン・ガリシア州、サンティアゴ・デ・コンポステーラ。聖ヤコブゆかりの聖地である。この小さな都市そのものが世界遺産だが、長くフランスから続くサンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼路もまた世界遺産。この道を巡礼者たちは、ホタテ貝のアクセサリーと、長い杖を頼りにやってくる。

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<幻想の大聖堂>by MZ-3/FA28-105mm F3.2-4.5(Konica Centuria 400)

ここに着いて夜、三脚を持ち出し、ライトアップされた大聖堂を撮す。リバーサルでもないのに、素晴らしい色が出た。我ながら会心の出来。

カトリックの聖地というと、ヴァチカン、ファティマ、ルルドなどがあると思うが、どこも宗教的な厳かさに包まれているだろう。だが、サンティアゴ・デ・コンポステーラの昼の顔は、至って開放的である。

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2006年12月18日 (月)

エッフェル塔を歩いて登る

高いものシリーズの締めは、昨年夏の旅のラスト、パリはエッフェル塔である。凱旋門から徒歩でエッフェル塔を目指した。地下鉄の1日乗車券を持っているというのに、わざわざ歩いたのは、凱旋門からエッフェル塔が見えたことと、ある程度の地理を把握しておきたかったということがある。だが、あいにく途中で雨に降られてしまった。

塔の前にはセーヌ川。このバトゥー・ビュス乗り場で雨宿り。30分くらいで止んでやがて青空に。エッフェル塔はもちろんエッフェルの設計。きちんと胸像もありました。

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<エッフェルの胸像>by MZ-3/FA35mm F2.0(Fujicolor Super400)

エッフェル塔の高さは324m。展望台は3つあり、低い方から57.6m、115.7m、276.1mとなっている。実は、エッフェル塔は徒歩で登ることが可能で、115.7mの第二展望台まで行くことができるのである。今回は、歩いて登ることにした。料金は3.8ユーロ。エレベーターを使うとその倍くらいの値段である。

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2006年12月16日 (土)

ピサの斜塔に登る

ピサを訪れるのは3度目のこと。初めて来たのは、1998年。ピサの斜塔は眺めるだけであった。次は、2001年でこの時は近くピサの斜塔が公開されるという話であったが、間に合わずに公開はその年の12月であった。

三度目の正直のピサ。斜塔のチケットは予約制で電話などで手に入れる。だが、直接行って余っているようだったら、手にはいるという。そのため、フィレンツェを早朝に出て、ピサで宿を探す。この日見ることができなくても、翌日でもOKというスタンスであった。

運良く駅に近いところにこざっぱりとしたホテルを見つけ、チェックイン。その足でドゥオモ広場を目指す。

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<ピサの斜塔とドゥオモ>by MZ-3/FA35mm F2.0(Fujicolor Super400)

以前斜塔を支えるようについていたつっかえ棒のような支柱が取り去られている。すかさず、ドゥオモ付属美術館のチケット販売所に並び、斜塔の入場券を申し込む。14:30分のチケットをゲット。やったぜ。料金は15ユーロと破格の値段。

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2006年12月15日 (金)

マンジャの塔に登る

高いところシリーズ第3弾。

トスカーナ中部にある小都市シエナ。アクセスはフィレンツェからバスで1時間。ちなみに、このバスはフィレンツェ市内を走るバスとは違い、おそらく「バス」または「アウトブス」と発音しても通じない。都市間を結ぶバスのことをプルマンと呼ぶ。ちなみに車体は水色か青。沢木耕太郎が、イタリア南部のプリンディシに上陸し、「ローマまでバスで行きたい」と聞いたところ答えは「鉄道で行け」といわれたのも、プルマンという言葉を知らなかったからかも知れない。

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<ブルマン>by MZ-3/FA35mm F2.0(Fujicolor Super400)

ちなみに、この画像はフィレンツェとシエナを結ぶものではなく、ローマとティヴォリを結ぶもの。

シエナは世界遺産に指定されたところ。中心部にある扇形のカンポ広場へ。ここは、7月2日と8月16日に「パリオ」と呼ばれるシエナの地区対抗の裸馬による競馬が行われる。

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<プップリコ宮>by MZ-3/Sigma20mm F1.8(Fujicolor Super400)

カンポ広場に立つ現在は市庁舎のプップリコ宮。時計台のようなものはマンジャの塔。ここに登ろうと思う。

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2006年12月12日 (火)

ボローニャの斜塔に登る

ボローニャはエミリア・ロマーニャ州の州都。豊かな食の都であるとともに、イタリア最古ともいわれるボローニャ大学のある学園都市である(ちなみに、パドヴァ大学とかエヴォラ大学もヨーロッパ最古といわれますが)。

アクセスはフィレンツェからミラノ・ヴェネツィア方面へ鉄道で1時間である。目玉となる名物がそれほどなく、観光地としては今ひとつか。観光客はフィレンツェからボローニャを通り越して、ミラノかヴェネツィアに向かってしまうことの方が多いだろう。

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<ネプチューンの噴水>by MZ-3/FA35mm F2.0(Fujicolor Super400)

ボローニャの中心部まではfsのボローニャ中央駅から徒歩で20分程度。そのマッジョーレ広場には、市庁舎であるコムナーレ宮、ポデスタ館、エンツォ王宮殿、身廊が未完成のままのサン・ペトロニオ聖堂などがある。コムナーレ宮の前にある大噴水は、ネプチューンの噴水と呼ばれ、半人半鳥の海の精が4体。この噴水は、その海の精の乳房からも水が噴出していて、けっこうグロい。

もう少し奥へ行くと、ボローニャ大学の旧館があり、アカデミックな香りを体験することもできる。だが、ボローニャのもう一つの名所は、斜塔である。

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2006年12月11日 (月)

ジョットの鐘楼

高いところに登ることは、決して嫌いじゃない。フィレンツェで高い場所といえば、ドゥオモのクーポラである。ところが、昨年の夏に訪れた時には、クーポラはともかく、ドゥオモ自体に入るのにも、大変な時間がかかりそうなほどの混雑ぶりであった。ドゥオモもクーポラも入ったことがあるので、こちらはあっさり諦め、ドゥオモの付属施設であると思われる、ジョットの鐘楼に登ることにした。こちらは初めてだ。

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<ドゥオモと鐘楼>by MZ-3/FA35mm F2.0(Fujicolor Super400)

ジョットの鐘楼は高さ84m。鐘楼の設計はもちろんジョットの手によるもので、ダンテが
「神曲」の中で、この鐘楼の美しさを褒め称えたことがある。ここに登ると、地上からは見えなかったドゥオモの姿も明らかになってくる。

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2006年12月10日 (日)

大道芸人

ヨーロッパの街中には芸人が多い。ちょっとした手品などを見せて小銭を稼ぐというものだが、果たしてこれで生活しているのだろうか。

一番多いタイプが、何かに扮して微動だにせず、自分の前の箱に金が投げ入れられると、機械仕掛けのようにして動くというもの。

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<スフィンクス?>by MZ-3/FA35mm F2.0(Fujicolor Super400)

まあ、こんな感じだ。この場所はフィレンツェのウフィツィ美術館前。ここは、美術館がぐるりと取り囲む中庭のような感じで、大変に大道芸人が多い。

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2006年12月 9日 (土)

かすてら音楽夜話Vol5:ジョンに捧ぐ

1980年12月8日。今から26年前、ニューヨークのダコタハウス前で、ジョン・レノンが凶弾に倒れた。

ここでは、ジョンをトリビュートした日本の楽曲を取り上げていこうと思う。

自分はビートルズを実際には知らないことになる。つまりは、「僕の見たビートルズはテレビの中」ということになる。このタイトル曲は斉藤和義のデビューシングルである。

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左がデビューミニアルバムの『青い空の下』収録。斉藤和義は一見無骨な感じだが、ギターの他、ピアノやドラムもでき、ひとりで多重録音して曲を作ってしまうこともできる。また、ギターの演奏スタイルだが、アコースティックもエレクトリックもこなせてしまう。とにかく演奏が上手く、バンドを従えてもリードギターを弾けるし、たったひとりの弾き語りでも満員のホールをうならせてしまう。この人のライヴは、楽しいですよ。ステージに用意したワインをちびりちびりとやりながら、客のリクエストに猥談を交えながら応えていく。また、右の『Wonderful Fish』には、「レノンの夢も」という曲もあります。

そんな斉藤和義も今年不惑となる。最近彼のライヴには行っていないが、またいつか行きたいと思っている。最近パワーが落ちたような感じもするが、デビューアルバムから6作目のアルバム『Because』までは、ロックスピリットあふれる作品が並びます。「歩いて帰ろう」なんて曲を知っている人もいるかな。

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2006年12月 7日 (木)

イタリア人は坂がお好き

さてようやくココログのメンテナンスが終わりました。とはいえ、十分に機能が強化されていません。今までと同じやん。ま、気を取り直して本題行きます。

ウンブリア州には、丘の上にある都市が多い。サン・フランチェスコ聖堂のあるアッシジ。中田英寿のセリエA移籍で一挙に有名になった感のあるペルージャ。そして、さほど有名ではないが落ち着いた小都市オルヴィエート。2005年の夏、ローマから日帰りでオルヴィエートを訪れた。

ローマ・テルミニ駅からフィレンツェ行きのレッジョナーレ(Reg)に乗る。Regは、各駅停車みたいなもので、もちろん一番料金が安い。さらに長距離を走るRegは、インターレッジョナーレ(IR)という名称になる。ちなみに、レッジョナーレでローマ・テルミニから1時間20分程度。料金は6.3ユーロであった。この、ローマ-フィレンツェ間はイタリア鉄道(Trenitaliaまたはfs)の優等列車であるエウロスター・イタリア(Eurostar Italia/ES)が運航される幹線で、ES専用線もある。残念ながら、オルヴィエートにESは停車しない。また、自分が利用した時間帯には、ちょうどいい急行に相当するインターシティ(Intercity/IC)が走っていなかった。それでもこのRegは、途中駅をすっ飛ばすし、IC並のスピードと所要時間である。文句なし。

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<刻印機>by Ixy Digital 500

そそ、イタリアでは、列車に乗る前にチケットをこの機械に通さなくては、罰金です。fsの車内検札はけっこう頻繁です。ま、車掌さんたちは明らかに東洋から来た旅行者には優しく接してくれて、1回目は注意程度で許されますが。また、刻印機ですが、fsに限らず、市内バス、プルマン(都市間のバス)、地下鉄、私鉄などほとんどすべての交通機関に設置されています。

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2006年12月 4日 (月)

運転免許の更新に行ってきました

お知らせです。明日より、ココログのメンテナンスのため、ブログの閲覧は可能ですが、トラックバックとコメントが7日までつけられなくなります。もちろん、記事のアップもできないです。…ということなので、自分にとってもいい休養になるかな。

今日はつらつらと書きます。昨日記事をアップしたのですが、1日で2件ということになってしまいました。実はあれは、自分が眠っている間に上げておこうと、予約を入れたつもりなんですが、操作を間違えました。

さて、金曜日に自動車免許の更新に行ってきました。わざわざ平日に出かけるのだから、それはゴールド免許を地元警察署で更新したというものですね。なんでも、新しい免許には、ICチップが埋め込まれ、本籍の表示がなくなるということでしたが、これが適用されるのは、東京などの一部の地域で、新年あけて1月4日からのものらしいです。ICチップが入ると、免許に少し厚みが出てくるらしいです。ちょっと気になっていただけに残念。また、新方式の免許証には自分で設定した暗証番号が2つ必要となるらしいですよ。

また、年賀状を購入してきました。まだデザインは考えていませんが、今年撮った写真を使おうかなあと思っています。こちらこそ、元旦にアップ、もちろん予約機能を使って、ここで公開してしまおうかと画策中。その時期、ミャンマーにいるはずですからね。

では、そろそろタイムリミットが近づいてきたので、8日にまたお会いしましょう。

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2006年12月 3日 (日)

ヴァチカンの人々

ヴァチカンはローマ・カトリックの総本山なので、様々な人が働いている。ちなみに、人口は1,000人足らずで、ほとんどが聖職者などである。日本人も数名の枢機卿がいるはずで、ヴァチカンのパスポートを所有しているらしい。

ヴァチカンの人々で代表格なのが、スイス人衛兵。だんだら模様の中世風の衣装を着用している。普段は、サン・ピエトロ寺院に向かって左側の詰め所で警備を担当している。

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<スイス人衛兵>by MZ-3/FA77mm F1.8(Fujicolor Super400)

この時は、ちょうど衛兵交代の時間なのだが、門の向こう側からどっと人々が出てきて混沌状態となってしまったもの。スイス人衛兵は、1505年に教皇ユリウス2世により採用が決まり、それ以降脈々とスイス人だけが警備に当たっている。なんだか、伝統職みたいですね。

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天使の輪、聖人の右足

イタリアは4回訪れている。わたしはキリスト教徒ではないが、ローマを訪れるたびに、ヴァチカン参りを欠かさない。イタリアの中の小さな独立国だが、パスポートは不要である。そのヴァチカンの中心にあるのが、サン・ピエトロ寺院。ローマ・カトリックの総本山である。

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<サン・ピエトロ寺院>by MZ-3/FA35mm F2.0(Fujicolor Super400)

ここに入場するには服装チェックを受けなくてはならない。極端に肌を露出したもの、サンダル履きは不可。もっとも、タンクトップや、短パンの場合、その部分を何かで覆えば大丈夫である。ところが、前回訪れた2005年の夏には、持ち物検査まで実施されていた。単に空港にあるようなX線装置に持ち物を入れるだけだが、ISO1600のフィルムを持参していた身としては、これを申告して機械を通さないように述べる必要があった。これは間違いなく、テロの影響である。

以前は、寺院の両脇にあるところで、服装チェックが行われたが、持ち物検査が入ったことでか、右側が入口専用となっていた。左側は出口となる。

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2006年12月 2日 (土)

かすてら音楽夜話Vol.4:林哲司

2000年初頭の香港。今となってはなんだったのかの2000年問題が危惧された頃の話である。この時、職場の同僚と香港を訪れた。そいつは海外が初めてだったので、手頃な香港を選んだのだが、町歩きにはいささか飽きていたというのも事実。やつを地元百貨店やデューティーフリーなどに案内し、ふと賑やかな街を見ると、HMVとかタワーレコードがあった。

をを、今度は自分の買い物の番。店に入ると、その頃は安室奈美恵とかTRFなどが香港でコンサートを行った直後だったらしく、やたらとポスターが貼ってあった。探すと、日本のRock/Popsのコーナーもある。とりあえず眺めていく。結局、次の日もわざわざ香港サイドまで渡り、掘り出し物を見ていった。

収穫は数枚。アジアには当時ソニーなどがジャケット内部などを現地版に置き換えたものを発売していたので、まあ有名どころは一通り揃っていた。とはいえ、そんなものは、日本で黙っていても手にはいる。自分が探していたのは、レアものである。

そんな中に見つけたのが、『Bruges』林哲司。(ちなみに、『』内はアルバムタイトル、「」内は曲タイトルとさせて頂く。)

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若かりし頃の林哲司氏が写っているジャケット。

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