イタリア人は坂がお好き
さてようやくココログのメンテナンスが終わりました。とはいえ、十分に機能が強化されていません。今までと同じやん。ま、気を取り直して本題行きます。
ウンブリア州には、丘の上にある都市が多い。サン・フランチェスコ聖堂のあるアッシジ。中田英寿のセリエA移籍で一挙に有名になった感のあるペルージャ。そして、さほど有名ではないが落ち着いた小都市オルヴィエート。2005年の夏、ローマから日帰りでオルヴィエートを訪れた。
ローマ・テルミニ駅からフィレンツェ行きのレッジョナーレ(Reg)に乗る。Regは、各駅停車みたいなもので、もちろん一番料金が安い。さらに長距離を走るRegは、インターレッジョナーレ(IR)という名称になる。ちなみに、レッジョナーレでローマ・テルミニから1時間20分程度。料金は6.3ユーロであった。この、ローマ-フィレンツェ間はイタリア鉄道(Trenitaliaまたはfs)の優等列車であるエウロスター・イタリア(Eurostar Italia/ES)が運航される幹線で、ES専用線もある。残念ながら、オルヴィエートにESは停車しない。また、自分が利用した時間帯には、ちょうどいい急行に相当するインターシティ(Intercity/IC)が走っていなかった。それでもこのRegは、途中駅をすっ飛ばすし、IC並のスピードと所要時間である。文句なし。
<刻印機>by Ixy Digital 500
そそ、イタリアでは、列車に乗る前にチケットをこの機械に通さなくては、罰金です。fsの車内検札はけっこう頻繁です。ま、車掌さんたちは明らかに東洋から来た旅行者には優しく接してくれて、1回目は注意程度で許されますが。また、刻印機ですが、fsに限らず、市内バス、プルマン(都市間のバス)、地下鉄、私鉄などほとんどすべての交通機関に設置されています。
さて、オルヴィエート中心部は丘の上にあるので、駅を出たらケーブルカー(フニコラーレ)に乗ります。バスもありますが、同じ料金。ここはちょっとした情緒を求めて、是非ともフニコラーレへ。
<オルヴィエートのフニコラーレ>by MZ-3/FA35mm F2.0(Fujicolor Super400)
オルヴィエートは人口2万の小都市。その中心にあるのが、ドゥオモ(大聖堂)。オルヴィエートは、白ワインの産地で、酒屋で2本パックにされて売られていたりします。途中のそぞろ歩きも楽しい。
<イノシシの剥製>by MZ-3/FA35mm F2.0(Fujicolor Super400)
こんなものもお出迎え。ウンブリアはトスカーナ同様ジビエの産地。こんな店には、おそらくイノシシの肉が置いてあるはず。ジビエの生ハムもあるかな。
<オルヴィエートのドゥオモ>by MZ-3/Sigma20mm F1.8(Fujicolor Super400)
正面のファサードの絵はすべてフレスコ画。ファサードの下部には大理石の細かい装飾も。ここは、ファサードの前が狭く、なかなかドゥオモの全容をカメラに収め切れません。見入ってしまう美しさです。
ローマやフィレンツェからだと、ほぼ中間点にあるオルヴィエート。アッシジやペルージャは、途中の乗り換えが必要で、ややアクセスが悪いです。日帰りに最適なオルヴィエート。名物ワインやジビエもありますよ。また、ウンブリアにはポルチーニ茸という、キノコもあるので、これまた楽しみ。
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