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2006年12月20日 (水)

続・大道芸人

スペイン・ガリシア州、サンティアゴ・デ・コンポステーラ。聖ヤコブゆかりの聖地である。この小さな都市そのものが世界遺産だが、長くフランスから続くサンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼路もまた世界遺産。この道を巡礼者たちは、ホタテ貝のアクセサリーと、長い杖を頼りにやってくる。

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<幻想の大聖堂>by MZ-3/FA28-105mm F3.2-4.5(Konica Centuria 400)

ここに着いて夜、三脚を持ち出し、ライトアップされた大聖堂を撮す。リバーサルでもないのに、素晴らしい色が出た。我ながら会心の出来。

カトリックの聖地というと、ヴァチカン、ファティマ、ルルドなどがあると思うが、どこも宗教的な厳かさに包まれているだろう。だが、サンティアゴ・デ・コンポステーラの昼の顔は、至って開放的である。

もちろん、大聖堂では厳かに式典が執り行われていたりもする。しかし、街に出ると、絵描きや大道芸人、ミュージシャンたちがその技を競い合う場でもあるのだ。

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<静物を演じる少年>by MZ-3/FA28-105mm F3.2-4.5(Konica Centuria400)

まずは定番の機械仕掛けの動きを見せる少年。お金が入れられると数秒間動いてみせる。ヨーロッパの他のところと違ってやや宗教がかっているが。

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<似顔絵描き>by MZ-3/FA28-105mm F3.2-4.5(Konica Centuria400)

これまた、ヨーロッパには多いですな。

また、この時期サンティアゴ・デ・コンポステーラでは、ジャズ・フェスティバルが行われていて、大変にミュージシャンも多い。ストリート・ミュージシャンに身をやつしているものの、実は高名な演奏家かも知れないギター弾きなどが覆面で出没する。

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<ストリート・ミュージシャン>by MZ-3/FA28-105mm F3.2-4.5(Konica Centuria400)

黒いものを被ってアフリカ系に扮しているが。口元には火のついていないタバコまであるという凝りよう。

極めつけだったのは、次の画像。

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<ほうきにまたがる魔女>by MZ-3/FA28-105mm F3.2-4.5(Konica Centuria400)

通りがかりの観光客に声をかけて一緒に空を飛ぶ真似。事前にああしろこうしろとけっこう指示が飛び、声が小さいとやり直しだったりする。

サンティアゴ・デ・コンポステーラ、楽しそうでしょ。ここはお勧めです。

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コメント

こんばんは。
サンティアゴ、冬なのにしっとりと石造りの町なのに暖かく、明るい町でしたね。98年の冬の記憶ですが。またもう一度、行ってみたい町の一つです。

投稿: ハナミズキ | 2006年12月20日 (水) 01時21分

 大聖堂のライトアップ、きれーい。さすがです。
 ほうきにまたがる魔女は、私もやってみたいな。見物人参加の大道芸も楽しそうですね。

投稿: マサエ。 | 2006年12月20日 (水) 15時06分

ハナミズキさん、こんにちは。ようこそいらっしゃいませ。
あ、行かれたことあるんですね。
冬も良さそうですね。ガリシアは冬暖かいらしいし。
僕もまた行きたい場所のひとつです。
よろしかったら、またいらしてくださいね。

投稿: ヒョウちゃん | 2006年12月20日 (水) 21時06分

まさえ。さん。
アップした画像ではありませんが、大聖堂の中心がもっと中心部に写っているやつ、ワールドフォーラムのフォトコンテストでいちお1位を取った作品です。本サイトのギャラリーにあります。良かったら、覗いてみてください。
ホントにサンティアゴ・デ・コンポステーラの大道芸人たちは楽しそうでした。見ていても、楽しいです。
こういうところにまた行きたいですね。

投稿: ヒョウちゃん | 2006年12月20日 (水) 21時10分

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