ケーミンガ寺院
バガンで回った寺院やパヤーについては、すべて報告してしまうと、ヒョウちゃんの旅のページでの旅行記と変わらなくなってしまうので、ちょっと視点を変えて、「これ」というものを紹介していきたいと思います。
その日、まだ午前中に連れて行ってもらったのが、ケーミンガというところ。おそらく寺院である。ここは、「地球の歩き方」には載っていない。ロンリー・プラネットならば載っているかも知れないが。
<ケーミンガ寺院>MZ3/35mm/RVP100
この寺院は登ることができる。バガンの寺院やパヤーは、かなり高さがあり、もちろん登ることができるのだが、保存状態が悪かったり、危険なところでは登ることが禁止されている。現在では、登ることのできる箇所が大変少なくなっているのだが、ここは数少ない登れる場所なのだ。
ケーミンガの内部に入る。すぐに本尊の仏像があり、ふり返ると上へ続く階段があった。手招きしているのは、遺跡の係員なのか、土産物売りなのか。このあたりは不明。制服があるわけでもないし、何かを買えと迫られたわけでもない。懐中電灯を持っているような人もいた。まあ、自分も持って歩いていたのだが。
やはり階段は狭く、一段ごとの段差が大きい。中には、足の幅もないような崩れかけたものもあるので、注意が必要である。それでも、あっという間に登り切ってしまう。
<ケーミンガから見た仏塔群>MZ3/35mm/RVP100
名もない仏塔がこのあたりには集中している。あまり高くはないので、遠くを見渡すことはできないが、至近距離でこの眺めはなかなかのもの。
ただし、ここには土産物売りが待ちかまえていた。ほとんどは中学生にもなっていないような子供ばかり。ただし、この年代のミャンマー人は幼く見える。本当の年齢はわからない。彼らは営業用の英語を話し、中には日本語で話しかけることもある。まあ、たいていは名前と出身地をきくのであるが。
日本人だとわかると、たいていは、「お兄さん」とか「お姉さん」とか呼びかけてくる。年齢は関係なくである。このあたりは、アンコール遺跡群の物売りとよく似ている。それに続く言葉は、「かっこいい」とか「可愛い」である。ただ、機械的に覚えているらしく、「お姉さん可愛い」とかなら、頷けないこともないが、「お兄さん、可愛い(爆)」とは大人をおちょくっているなどとも思ってしまう。まあ、許してやろう。
<登頂記念>GRD
この時期は暑くもなく、実に爽やか。土産物売りの少年少女たちは、屈託がない。買わなくても、明るく振る舞っている。その日の夕刻、ケーミンガよりも少し奥にある夕陽を見ることのできるポイントに移動中、自分の名前を呼ぶものがいる。ふり返ると、ケーミンガの少年少女たちであった。なんと記憶のいいことか。でも、おじさんを捕まえて、「お兄さん、可愛い」はやめた方がいいと思うけどなあ。
また、ケーミンガも夕刻は夕陽を見る人がたくさん集まっていました。
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