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2007年1月29日 (月)

バガンの夕陽

バガン初日の夕刻、夕陽を見るポイントに移動する。コウモトにはあらかじめ夕陽が見たいと告げておいたので、どこに連れて行ってもらえるのか楽しみでもあった。

馬車はニャンウーに向けて走っている。途中南側へ右折。ここは見覚えがあるなあと思ったら、午前中に訪れたケーミンガ寺院だった。土産物売りの子供から名前を呼ばれる。良く覚えているものだと感心。

だが、馬車はさらに進み、荒れ果てた僧院の前で降りることになる。ここは、すでに使われていないため、サンダルのまま内部へ。狭い階段はなかなかストレートに上り詰めることができない。ひとつ上がると、しばらくその階を進み、次の階段を探すことになる。懐中電灯を出したほどであった。

フラットなテラスに出る。先客は数名。コウモトによれば、夕陽を見るポイントとして有名なシュエサンドーなどは旅行者で鈴なりになっているとのことである。こんなところにも、土産物売りがいて、この場所の名前を聞くと、「オーチョウンヂー」とのこと。ふり返ると、ティーローミィンロー寺院が見える。

Mh0234

<ティーロミィンロー寺院と熱気球>MZ3/50mm/RVP100

バガンでは、熱気球による空中散歩というものを行っている。たまたまその出発時間となったらしいが、なんというタイミングだろうか。

Mh0236

<オーチョウンヂーで夕陽待ち>GRD

そのうち続々と観光客が集まってきた。だが、すでに場所は確保済み。夕陽の落ちる方向も確認済みで、南西の方向にある角に陣取った。当初は夕陽を50mmで狙おうかと思っていたのだが、エーヤワディ川の方向にレンズを向けて確認すると、まだワイドすぎるので、77mmに変更。

Mh0237

<ケーミンガと熱気球>MZ3/77mm/RVP100

目の前を熱気球が横切る。思わずシャッターを切る。だが、この方向に夕陽が沈むわけではない。見えているのはケーミンガ寺院。

Mh0243

<バガンの夕陽>MZ3/77mm/RVP100

待つこと、1時間半くらい。ようやく陽が沈もうとしている。シルエットになっているのは、アーナンダ寺院とタビィニュ寺院だろうか。この時肉眼ではそれほど空が焼けているようには感じなかったのだが、現像してみるといい感じです。さすがは、RVP100。

Mh0247

<別角度より>MZ3/77mm/RVP100

夕陽を見た観光客は先を争うようにして帰っていく。だが、夕陽の醍醐味はトワイライトになってからでもある。空が染まるのだ。

翌日もバガンの夕陽を別の場所で見ています。また、インレー湖でも夕陽を撮ってきました。こちらはまたあとでご報告します。

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コメント

 夕陽の色がほんとうにきれいですねー。やはり腕とカメラ・フィルムでしょうか。私のデジカメではこうはいかない。
 熱気球も夕方の空の感じと似合ってますね。以前、ケニアで乗った時のことを思い出しました。
 しばらく海外に行けそうも無いので、ここで風景を楽しませてもらっています。

投稿: マサエ。 | 2007年1月30日 (火) 16時07分

マサエ。さん、こんにちは。
そちらにご無沙汰してしまってすみません。
また、機会を設けて行きますね。
この状況、ちょっと日没地点まで遠くて、せいぜい遺跡がシルエットになるくらいだったので、いまいちかなあと思っていたんです。
ヴィエンチャンのメコン川の夕陽などだったら、対岸の建物はもっと大きく見えるし、バガンでは肉眼で見る限り、ちょっとなあという感じでした。
場合によっては、翌日場所を変えて、再トライも考慮したほどです。
褒めて頂いて、ありがとうございます。
テクニックは相変わらずです。
そうそう上手にはなりません。
カメラは一眼レフとはいえ、ボディ単体でコンパクトカメラのRicho GR-1とか、デジタルコンパクトのGR-Digitalにも及ばない価格のものです。決して高級機ではありません。
ですが、フィルムは今回いいものを使いました。
フジのベルビア100というものですが、ラオスやバリ&ロンボクで使ったものよりも、色がくっきり出る感じです。
その分露出が難しく、逆光だったり、直射日光が照りつけるようなところでは、かえってぼやけてしまったり、色が過剰に出てしまうようなこともありました。今回は失敗率も多いですよ。
熱気球、乗られたのですね。僕はありません。
ちなみに、バガンで乗ると数100ドルするそうです。
まだ、夕陽は出てきますので、また来てくださいね。

投稿: ヒョウちゃん | 2007年1月30日 (火) 20時56分

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