ポッパ山のジェームス・ブラウン…もしくは根津甚八
タウン・カラッに到着し、無限とも思える階段を登りはじめる。だが、途中の祠にはナッ神などを祀る祠もある。ここで休みながら行けば、大したことはない。
<直接札を挟む>MZ3/35mm/RVP100
ナッというのは精霊のことらしく、ミャンマーに仏教が伝わる前から信仰されていた。ナッは悲劇の死を遂げた一般人が精霊となったものらしい。我々にはなんだかよくわからないが、ミャンマーの人だったら、ナッの姿を見てどのナッなのかすぐにわかるのだろう。たとえは悪いが、我々が浦島太郎や桃太郎の絵を見てわかるように。
それにしても、直接お金かよ。にしても、この厳つい顔つき、ナッなんだろうか。あとで判明したのだが、この像はボー・ミン・ガウンという、タウン・カラッで修行し、数々の奇跡を起こす力を身につけたスーパー僧侶らしい。このボー・ミン・ガウンがタウン・カラッには至るところにあるのだ。
<ナッとボー・ミン・ガウン>GRD
あっここにも。ボー・ミン・ガウンはタバコが大好きらしい。手を口元にやっているのは、その仕草か。ちなみに、ミャンマーでは戒律が緩いのかタバコを吸う僧侶も見かけました。
<またまたボー・ミン・ガウン>MZ3/35mm/RVP100
また札を挟んでますね。もうちょっとアップで迫ってみましょうか。
<ジェームス・ブラウン>GRD
合掌、年末に亡くなったJames Brownみたいだな。
<をを、根津甚八>GRD
後ろの絵がボー・ミン・ガウン。どうやら手前もご本人っぽい。
<ボー・ミン・ガウンだらけ>MZ3/35mm/RVP100
凄いですねえ。後ろにある絵なんて、とても修行者って感じじゃなく、70年代のぶっ飛んだミュージシャンみたいでしょ。
とにかく、ミャンマーでは、ボー・ミン・ガウンはとても人気があって、ヤンゴンのシュエダゴォン・パヤーではやはり、ボー・ミン・ガウンの像があるそうだ。数日前訪れた時にはチェックしてなかった。…というか、タウン・カラッに来てこの異様さに気づいたのである。そのヤンゴンのボー・ミン・ガウン像にはタバコをくわえさせると成功が約束されるという。ということなので、またミャンマーに行く口実ができたかも。
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コメント
私は【美味しんぼ】の海原雄山に似ていると思いました。w
ほんと、このおじさん大人気でしたね。
私はここで彼の置物を買いましたよ。w
投稿: ヒカリン | 2007年2月11日 (日) 22時25分
ヒカリンさん、どうもです。
海原雄山かあ(笑)。それもありですね。
わたしゃ、アップした画像のラスト3枚くらいで、こわもてオヤジの存在に気づいたんです。つまり、タウン・カラッの頂上に入ってからですね。
ふもとや途中のところのは、戻って現像したりしてから気づきました。
金ぴかのジェームス・ブラウン、なんだこりゃ。
をを、根津甚八じゃんという具合で。
ところで、「ドコデモドア」のボー・ミン・ガウン、早く工事終わらせてください。見たいよ~。
投稿: ヒョウちゃん | 2007年2月12日 (月) 00時32分
ミャンマーはナッ神も色々あって見所ですね。
ホッパ山は面白そう。
投稿: 04mat | 2007年2月13日 (火) 22時55分
04matさん、書き込みありがとうございます。
ボー・ミン・ガウンはナッではなく、実在した人物だったのですが。
ミャンマーの寺院に行くと、たいていナッ神もあるんですよ。
人々は仏像などとともに、ナッも同じくらい、あがめているみたいです。
ポッパ山は、というか、タウン・カラッは行くまではあまり期待していなかったんです。登り始めても、裸足の上に猿のブツがあるので、これまたブルーでした。
でも、ボー・ミン・ガウンの像を見つけてからは、楽しくなってきました。
やはり、ここはバガンとセットで訪れるべき場所ですね。
投稿: ヒョウちゃん | 2007年2月13日 (火) 23時40分