ヴィクトリア港と香港の交通機関
尖沙咀からスターフェリー乗り場へ。途中、香港でもっとも格式のあるペニンシュラ・ホテル(半島酒店)前を通る。やって来たのは名物ダブルデッカーのバス。
<ダブルデッカーのバス>GR1s/28mm/EBX
今や、どのバスでもオクトパスを利用できるようです。香港のバスは、九龍と新界が九龍巴士(KMB)、香港島が城巴(City Bus)と新世紀第一巴士(First Bus/新巴)によって運行されています。冷房・非冷房などにより微妙に料金が異なりますが、一見の旅行者には複雑なので、オクトパス利用がいいでしょう。とはいえ、九龍のエリアだけなら、あまり使う機会はないかも。ちなみに、二階席は座ることが義務づけられています。
そうしているうちに、スターフェリー乗り場へ。ここにはかつて、九廣鐵路(KCR)のターミナルがあり、香港まで客船を利用し、ここで乗り換えてヨーロッパまで行くこともできた、ターミナル駅がありました。
<クロックタワー>MZ3/35mm/RVP100
この時計塔は当時の駅にあったもの。これだけが、当時を示す名残です。KCRのターミナルは、紅磡に移転しましたが、2004年に再び尖沙咀まで延長され、尖東駅が誕生しました。
だが、かつての大陸横断のために作られたターミナルという役割はなくなっています。KCRですが、2003年にMTR南昌駅と新界の屯門を結ぶ九廣西鐵(KCR West Rail)が誕生し、尖東から広州までを結ぶ路線は九廣東鐵(KCR East Rail)と呼ばれるようになりました。
<ヴィクトリア港>MZ3/35mm/RVP100
またまた色被り。空に露出が合ってしまった失敗作です。この日も天気いまいち。スターフェリー乗り場に隣接する、大型客船のターミナルが、ヴィクトリア港。オーシャンターミナルと呼ばれています。年に何回か超大型客船が入港します。ちなみに、香港島サイドには大きな船着き場がなく、大型客船は必ず、ここに入港することになっています。
<スターフェリーの船員>MZ3/35mm/RVP100
九龍サイドと香港サイドを結ぶ水上交通がスターフェリー(天星小輪)。フェリーにはすべて「星/Star」の名前がつきます。船体は前後の区別がほとんどなく、向きを変えることなく往復します。乗客は可動式の椅子の背もたれを進行方向に向くように倒し、いつものことのように乗り込んでいます。
中心となるルートは、尖沙咀と中環がメインですが、今回は灣仔へ。尖沙咀・中環ルートには1等と2等がありますが、こちらは均一料金。乗った船は「暁星/Morning Star」でした。
灣仔で長い接続路を歩き、メインストリートへ。香港島の名物のひとつ、トラム(市電)に乗り込みます。どこまで乗っても均一料金の2.0HKD。相当な年代物の車両が走っていますが、近年冷房付きの新型車両も投入されたとか。
<トラム>GR1s/28mm/EBX
ダブルデッカーのトラムは、世界でもここだけだとか。もちろん、二階席に。かなり混雑していましたが、やがて座ることができました。
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コメント
アラックです。
乗り物写真大好きです、でも下手です。
メチャクチャです。
船の雨の降りそうな写真がバグースです、これは凄いです。
投稿: アラック | 2007年5月 7日 (月) 22時45分
◇アラックさん
毎度どうもです。
オーシャンターミナルの写真ですね。
実際は、これほどではなかったのですが、怪しげな雲は出ていました。
ここは、時刻によって大型船舶が入れ替わっているので、翌日も写真を撮っています。
個人的には、そちらの方がいいと思っていますけど。
これは、またアップしますね。
投稿: ヒョウちゃん | 2007年5月 8日 (火) 20時59分