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2007年5月12日 (土)

霧のヴィクトリア・ピーク

今回の旅行ではわざわざ三脚を持って行った。使うのは夜景を撮ろうと考えていたからである。そう、100万ドルの夜景を。香港の夜景といえば、いわずと知れた、ヴィクトリア・ピークからの眺めが有名。そのため、マカオから香港に移動した午後、三脚を携え、ビークに行くことにした。

ヴィクトリア・ピークとは扯旗山(554m)のことだが、実はこの山頂からは夜景は見ることができない。ピーク・トラム(山頂纜車)の山頂駅付近がこの名前で呼ばれている。アクセスは、中環からピーク・トラムの山麓行きバスに乗り、ピーク・トラム乗り換えまたは、中環から直接バスに乗る2種類。わたしは料金の安いバスで直接行くことにした。

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<バスの二階席最前列より>MZ3/35mm/RVP100

このほぼ正面がヴィクトリア・ピークということになる。上空は雲が覆っている。バス乗り場は中環のスターフェリーピア移転の影響を受けてか、変更になっていた。乗り込んだのは二階席最前列。夕刻の香港島は大渋滞。ハッピーバレー競馬場を過ぎるあたりで陽が落ちた。

バスは山道に入り、葛折りの道を進む。見るからに山林で人寂しいあたりだが、こういうところにも会社帰りの人がいる。案外大金持ちかも知れない。また、ここに住むらしい、欧米系の子供なども乗っていました。

自家用車やタクシー利用者にとっては、ピークに上がらずとも素晴らしい夜景を見るポイントがあるようで、バスはあっけなく通過。一瞬だが期待はふくらむ。だが、途中から霧に包まれてしまった。ピークのバス停は、ピーク・ギャレリアというビルの下にある。これじゃだめだなと思いつつ、ギャレリアの展望台に上がる。すっかり霧に包まれていました。

Hm387

<霧の展望台>GRD 3:2mode

なんも見えん。これじゃあしょうがないよなと思いつつ、ピーク・トラムの駅の上がピーク・タワーという展望台付きの店の集合体になっているのを思い出し、とりあえず立ち寄ることにする。

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<ブルース・リー>GR1s/28mm/EBX

ピーク・タワーにあるマダム・タッソーのろう人形館。客寄せのためかブルース・リーだけは自由に記念写真が撮れるように入口近くに置かれています。背後にはろう人形ではないものの、ヨン様やジャッキー・チェンの姿もありますね。これは中で見ろということかも。ロンドンに本拠があるマダム・タッソーですが、展示のろう人形はアジア版といったところですね。

さて、ピーク・タワーの内部探索をしようとエスカレーターにさしかかると、ここだけガラス張りになっていて、外が見えます。すると、夜景が見えた。しかし、展望台に登るとまたしても霧に包まれていました。これは、もしかすると、展望台レベル付近は霧がかかっているとしても、下に降りて場所を探せば夜景を見ることができるのではないかと考えました。

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<100万HKDの夜景>MZ3/77mm/RVP100

なんとか、小径に降りて三脚を立てて撮影。遠くは霞んでいます。100万ドルとは行かず、香港ドル換算くらいでしたが。あとで判明しましたが、もうちょっと歩いたポイントでもう少しよく見えたようです。

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<ピーク・トラム>GRD 3:2mode

帰りはさすがにピーク・トラムを利用しました。途中息を飲むような夜景を見ることができましたが、動く車内でガラス越しに撮影してもまともなものは撮れませんでした。

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コメント

おはようございます。

ピークトラムは市内観光ツアーで下りを乗ったことがあります。
地元も人も移動の足として使っているみたいですね。

この時参加した市内観光は買い物ツアーでした。
レパルスベイで大きな観音様をバックに記念写真を撮らされ
バスに乗ったらいつの間にか山の上にいました。
観光よりも土産物屋に居た時間方が長かったように思います。

投稿: のぶくん | 2007年5月12日 (土) 06時28分

アラックです。
ピークトラムに乗って感激しました。
公演のアトラクションを驚愕すると思いました。
また行きたい香港、乗りたいピークトラムです。
そして、食べたい、お粥&雲呑麺です。

投稿: アラック | 2007年5月12日 (土) 07時32分

2回行ったけど、うち1回はガラガラ、1回はすごい混雑で1時間くらい待ったかな。そのときは降りるときも待ちましたね。30分ほど。

ろう人形館、つまらないのではと思い、入ったことないけど、面白そうですね。自分も今度は入ろうかな、、

投稿: とんび | 2007年5月12日 (土) 11時11分

◇のぶくんさん

レパルス・ベイはピークに行く道と途中まで一緒ですね。
なので立ち寄ったのでしょう。
記事では触れませんでしたが、ピークにも有名ブランド店がけっこうあって、そのためにやってくる人もいるようですよ。
ピーク・トラムは座席がすべて登り方面を向いているので、下りの時には妙な感覚がありますね。

投稿: ヒョウちゃん | 2007年5月12日 (土) 12時46分

◇アラックさん

ピーク・トラムは料金がもう少し安ければと思います。
確かに面白いですけれど。
ピーク・タワーにはピーク・トラムのアトラクションもあったはずですが、今はどうなったかなあ。
2006年にピーク・タワーは改装されてます。
7年前に行った時よりも、大きくなっていて、より上の階まで利用できるようになっていました。

投稿: ヒョウちゃん | 2007年5月12日 (土) 12時51分

◇ とんびさん

ピークには登りをピーク・トラム、下りをバスという方がいいかも知れませんね。
マダム・タッソーのろう人形館ですが、本拠のロンドンでは凄い行列でした。
そちらはパスしましたが、同じくマダム・タッソーのやっている「ロック・サーカス」というロック博物館ではかなり楽しめました。ミック・ジャガーとかロッド・スチュワートなんかが等身大で展示されていましたけど、似ているんだけどどこか人形っぽいといった感じ。
こちらの、ブルース・リーの方がリアルな感じです。
ちなみに、ここは入口だけでパスしました。

投稿: ヒョウちゃん | 2007年5月12日 (土) 12時56分

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