ネパール:チベット難民キャンプ
ネパールのポカラに滞在中、チベット難民キャンプを訪れた。チベット難民とは、1959年のチベット動乱に伴い、チベットを脱出してきた人たちが住むエリアである。この動乱で、ダライ・ラマ14世もインドに亡命し、ダラムサラで亡命政権を樹立している。
ネパールはヒンドゥ世界であるものの、チベット系の住民もかなり多く、チベット仏教(ラマ教)の文化や習慣もかなりよく目にすることができる。首都のカトマンズではどちらかというとインドに近い感じがするが、ポカラでは頻繁にチベット人たちを目撃する。街にはチベット人女性の物売りも数多いが、彼女たちは難民キャンプからやって来るようである。
<チベット難民キャンプ>Eos1000s/28-105mm/SRS
キャンプの中心にはチベットの村落と同じように、石で囲まれた守り神のようなものがある。人々はこの周りを右回りに歩いて経文を呟くのである。その人たちは携帯用のマニ車を手にしている。マニ車の中にはやはり経文が書かれているものが入り、マニ車を右に回転させながら経文を呟くのが普通である。
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