臭豆腐
台湾の街中でほのかに漂う、匂いが必ずある。はっきりいって臭い。これはなんだと、匂いの元を探っていくと、臭豆腐にたどり着くのである。臭豆腐とは発酵食品のひとつ。発酵させた漬け汁に豆腐を一晩ほど漬け込んだものだという。
台湾ではスナックのような感じで気軽に食べられている。屋台やスタンド形式の店などがある。どこも、かなりの人気で、最初見た時には「ええ、マジかよ」と思った。だが、これだけ普通に食べられているということは、やはり美味しいんじゃないかと思い直し、意を決して挑戦することにしてみた。
<揚げた臭豆腐>GR1s/28mm/Fujicolor Supre400
淡水という台北郊外の屋台街。臭豆腐の屋台もあり、頼むと出てきたのがこれ。臭豆腐を油で揚げてあり、たれと香辛料のようなものをかけて串に刺されて出てきました。匂いはあるものの、それほど強くありません。揚げてあるからかも。では、一口。…普通の豆腐ですね。
次は中級編。街中の店に挑戦。士林まで出かけました。店内は狭いものの、簡単な椅子とテーブルがあり、注文すると使い捨ての容器に盛られて出てきます。こちらは箸を使って食べます。調理場ではもうもうとした湯気とともに、かなりの臭気が漂います。
<臭豆腐煮込み>Coolpix880
この臭豆腐も揚げてありますが、これをさらに煮込み白菜などを加えてできあがりです。確かに臭みはあります。食べてみるとある程度の刺激があり、やがて身体が温まってきました。匂いはあるものの、美味しいと思いました。
これ以上の臭豆腐体験はないのですが、街中ではさらに強烈な匂いの臭豆腐もあります。これは、漬け込んだ臭豆腐そのものを煮込んだものだと推測します。台湾料理レストランで台湾人の宴会のようなものがあったのですが、とんでもない臭気が漂ってきたことがあります。これも、臭豆腐を使った鍋料理でもやっているのではないかと思いました。
今回紹介した臭豆腐だったら、決して不味くないし、それほど匂いも気にならないと思います。是非挑戦してみて下さい。
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コメント
チョットご無沙汰してました。
RSSは使っているのでブログが更新されたら、すぐにひっそりと来てましたが、当方も最近HD壊れでごたごたしていて、やっと落ち着きました。
「臭豆腐」挑戦は勇気ですね。匂いはマダ知りませんが。
「クサヤ」もまだ未体験なんです。
北欧の「すごい缶詰」もありますね。
投稿: 04mat | 2007年7月 5日 (木) 23時25分
臭豆腐、台湾で臭いだけはかいだような。しかし、食べる勇気は無かったです。さすがヒョウちゃん、えらい!。
投稿: マサエ。 | 2007年7月 6日 (金) 15時38分
◇04matさん、こんにちは。
これと思うものには、いつでも食いついて下さいませ。
匂いは場合によっては、排泄物のように感じることもあります。
北欧のはシュールストレミングでしたっけ。
缶詰の中で発酵させた魚ですね。
未体験です。
投稿: ヒョウちゃん | 2007年7月 6日 (金) 20時20分
◇マサエ。さん、こんにちは。
匂い嗅ぎましたか。
食品の屋台が近くにある場合、臭豆腐もあると考えていいと思います。
それにしても、「臭」と「腐」が同居している単語ですから、凄いものです。
まあ、実物はそれほどでもないと思いますけど。
投稿: ヒョウちゃん | 2007年7月 6日 (金) 20時22分
シュウちゃん、こんにちは。臭豆腐の匂いが漂っていたのでここにも来てしまいました。昨年の発言なのにまだ匂っているとはすごいですねぇ(笑)。
食べちゃったんですか。すごいですねぇ。でも、癖になる危険がありますね。
投稿: 伊 謄 | 2008年3月15日 (土) 01時39分
匂い漂っていますか。それはどうもです。
食べました。それでも、比較的軽いやつです。
また行っても、食べられると思いますが、夢にまで見て、食べたいとは思っていません。
投稿: ヒョウちゃん | 2008年3月15日 (土) 12時33分