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2007年9月29日 (土)

サグレスという名のビールと岬

ユーラシア大陸最西端はシントラのロカ岬です。ここでは到達証明書も有料で発行されますが、もう一つの地の果てがサグレスです。

サグレスは、「深夜特急」の沢木耕太郎が、リスボンで地回りのような男性に出会い、その時に料理とともに飲んだビール(Cerveja)の名前で、沢木氏はその男性に尋ねて、サグレスに行くことにした場所です。また、ここにはかつてエンリケ航海王子が航海学校を建てた地でもあります。

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<サグレス缶ビール>GRD

どうせならば、サグレスで生を飲みたかったのですが、時間がなくて、ラーゴスに戻ってスーパーで購入してきたものを宿で飲みました。ポルトガルにはSuper Bockなどもありますが、やはりナンバーワンはサグレスでしょう。

ラーゴス滞在2日目、サグレスへ出かけます。昨日到着したバスターミナルからローカルバスで約1時間あまり。通しで乗ったのは自分だけでした。途中の村落でかなり乗り降りがあります。

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<南国のムード>MZ3/35mm/RVP F

到着してみるとかなりホテルがあります。沢木氏はシーズンオフにやって来て、ラーゴスに戻るバスを見送り、ここで要塞に向けて歩き出すのですが、野犬と向かい合い、途方に暮れてしまう描写が出てきますが。これだったら、ここに泊まってもよかった気がしました。

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<サグレス要塞へ>MZ3/35mm/RVP F

このサグレス要塞には、エンリケ航海王子の航海学校があったとされるところです。中には、サグレス岬の灯台や教会跡などのある広いエリアです。入場料3.0ユーロのはずですが、何故か特別ディスカウント価格の1.5ユーロでした。

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<風向盤>MZ3/35mm/RVP F

入口を入ると現れるのが、巨大な風向盤。直径43mだそうです。

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<海を臨む大砲>MZ3/35mm/RVP F

この要塞の周りには大砲が海を向いています。ポルトガルにとっての重要な拠点だったサグレスなので、これは当然。海は奇麗でした。海は大西洋から吹き付ける風でかなり荒れています。

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<サグレス灯台>MZ3/35mm/RVP F

無人の灯台。ポルトガル大航海時代にとっては、この灯台がなくてはならないものだったでしょう。

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<波音の聞こえるクレバス>GRD 3:2mode

ここに立つと、波の音が聞こえます。サグレスの要塞は断崖の上にありますが、ここだけは、海と繋がっています。落ちたら大変だ。

サグレス要塞はかなり広く、ただ歩いただけでもかなり時間がかかりました。また、サグレスにはもう一つ岬がありますが、それはまたあとで。

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コメント

ポルトガルはなかなか良さそうですね。
ところでビールのお味はいかがでしたか?

投稿: ito-ani | 2007年9月30日 (日) 23時18分

◇ito-aniさん、こんにちは。
ポルトガル、なかなかいいでしょ。
とはいえ、ユーロが高いので、気軽には行けませんね。
自分も、かなり意を決して行ったんです。

そそ、ビールはサグレスが有名なんですが、フランス、イタリア、スペイン、ポルトガルって、もろワインを大量に飲む国ですよね。
ビールはとびきり美味しいわけではありません。
個人的には、アジアのビールよりも下に位置するかな。
なんかまったりとして、パンチに欠けるかも知れません。
今回あまりビールは飲んでいないので(ワインはアルヘシラスまで飲んでいました)、もう次のビールレポはないかも。
でも、料理のレポはありますので、また来てくださいね。

投稿: ヒョウちゃん | 2007年10月 1日 (月) 00時19分

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