シャウエンの子供たち
モロッコ人というのは、写真好きなんだろうか。それとも、単に観光ズレしているのだろうか。ともかく、カメラを構えて人物を撮ろうとする時、モロッコでは比較的被写体になってくれるケースは多いと思う。
これが、ポルトガルあたりだったら、よほど運がよかったり、仲良くなる努力が必要だろう。事実として、ポルトガルでは人物のポートレートやスナップは皆無に等しい。
とはいえ、モロッコで「フォト、フォト」と行ってくる連中は何かの見返りを期待していることも多いので、そのあたりを見極める必要はあるが、まあ、ガードは緩いだろう。それでも、撮りやすいのは男性であり、子供や老人。撮りにくいのは女性、特に年配者である。風景として撮っているつもりでも、「自分を撮った」と騒がれることも。
さて、シャウエンのメディナでは子供たちがなかなか人なつっこい。いくつかスナップを撮ってきたので掲載してみる。
<メディナの少年>MZ3/35mm/RVP F
メディナの裏門、マルーク門あたりで、放牧されていた羊やロバを撮って帰る途中に話しかけてきた少年。写真を撮らせてくれとお願いするとOKしてくれた。小学校高学年くらいかな。撮ったあとに、カメラの裏蓋を見せろという。もちろん、デジカメじゃないので、映像は見ることができない。じゃあということで、GRDでも撮らせてもらった。
<やんちゃな2人組>MZ3/35mm/RVP F
上の写真のあとに、メディナを降りてきて出会った2人組。最初はこちらも撮る気はなかったのだが、「フォト、フォト」とあまりにもうるさいので、そこまでいうなら撮らせてもらおうと、2人並ばせたら、シャッターを切る瞬間こんなポーズを取ってくれた。このあとが大変。「1DH!キャンディ!△◇!」
ちょうど、フィルムが1本終わったところ。とてもフィルム交換なんてできやしない。GRDもGR1sも持っていたが、あまりにしつこくて、アイン門から逃げ出した。その後は追ってくることはなかったけど。メディナの中だけだったらいつまでも追いかけてきそうな雰囲気ではあった。
<パン運びの少女たち>MZ3/35mm/RVP F
こちらは、やんちゃな2人にまとわりつかれている途中でのスナップ。家の手伝いだろうが、パンを運びながらも、こちらをちらちら見ているので、まあ大丈夫だろうと撮ってみた。35mmじゃなくて、50mmだったらもっと大きく写っているだろうけど。シャッターチャンスはそうは多くないので、仕方ないことかも。
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