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2007年10月13日 (土)

ジブラルタル海峡を渡る

アルヘシラスの安宿で1泊。バスターミナルのバルで朝食を食べて、チェックアウト。フェリーターミナルまでは意外に近く徒歩5分程度。そこに面した旅行代理店でタンジェ行きのチケットを購入。35ユーロで、カード払い可能。

Im0624

<フェリー内>MZ3/50mm/RVP F

フェリーターミナルは、タンジェ行きとセウタ(モロッコ領内のスペイン飛び地)行きに別れている。チケットは10:00発となっていた。まずは、港内のイミグレーションのある建物へ。ここでフェリーへのチェックインがある。ここで搭乗券が渡される。それによると11:00発となっていた。ん?どうなっているのかな。

このあと、簡単に荷物検査があり、すぐにイミグレーション。ここではパスポートをざっと見たのみである。スタンプさえ押されない。搭乗券を見せて船内へ。結局、10:00発のフェリーであった。入ってすぐに、税関申告書と入国カードが渡される。居場所は、バーのあるラウンジみたいなところにする。VIPルーム以外はどこにいてもいいようである。

フェリーは、普通船と高速フェリーがある。「地球の歩き方」によると高速フェリー35ユーロとあり、高速フェリーなのかと思っていたが、普通船できっちり2時間半かかった。どうやら値上げしたらしい。ちなみに、普通船は夏なら1時間に1本ある。

席について一息。入国カード類を記入していると、アナウンスがあった。何かと思ったら、モロッコへの入国審査であった。

Im0628

<入国審査>GRD 3:2mode

その間に出港。入国審査はかなりの順番待ちで、きっかり1時間かかった。パスポートにスタンプを押す係がひとりと、その脇で入国カードを見ながら、パソコンに入力をしている係がひとり。もう1箇所で同じことが行われていたが、効率が良くない。高速フェリーだったら、とっくに到着していることになる。

これを済ませて、ようやく船内探索。フェリーはレベル5くらいまであり、1と2が車載スペース。その上が乗客のスペースである。船内には免税品店と銀行があったが、銀行はいっこうに開く様子がなく、タンジェで両替することになった。上の階からはデッキに出ることができた。

Im0636

<ジブラルタル海峡>MZ3/50mm/RVP F

よく晴れているが風が心地よい。画像で見える陸地はスペイン。

Im0638

<船尾>MZ3/50mm/RVP F

モロッコの国旗とともに。アルヘシラスとタンジェの間はジブラルタル海峡の最短部ではなく、斜行するように進む。そのため、2時間半かかるのだが、スペインとモロッコの間には2時間の時差がある。そのため、タンジェ到着はまだ10:30という有様。ちなみに、スペインでサマータイムが終わると時差は1時間となりますが。

Im0643

<タンジェ港>MZ3/50mm/RVP F

定刻にタンジェ到着。再び荷物を持って桟橋から出る。途中荷物チェックあり。それにしても、日射しがまるでイベリア半島と違い強烈である。

本日より、モロッコ編を始めます。いろいろなエピソードがあると思いますが、またよろしくです。

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コメント

 すごいー。フェリーで入国なんだー。海を渡って行くなんていいなー。いかにも旅行という感じですねー。
 モロッコ、私はツァーだったけど、個人で回るとどんな感じになるのか、自分のと比較して、とても楽しみです。

投稿: マサエ。 | 2007年10月13日 (土) 16時32分

2時間半の内1時間入国審査は効率悪いですね。といっても到着してからするよりは、どうせ暇な時間だから歓迎ですね。
船内入国審査でふと思い出したのですが、もうズーット以前の話ですがガルーダでジャカルタへ行った時機内で入国審査をやっていました。
自分のシートに座ったままなので楽でした。

投稿: 04mat | 2007年10月13日 (土) 16時55分

◇マサエ。さん、こんにちは。
そして、ラマダンのモロッコより無事お帰りなさい。
モロッコ良かったでしょう。
今回は、リスボンから入り、カサブランカから出る航空券を作ってもらいました。
途中の航空券購入はないので、もちろん船で行くことになります。これが目的のひとつでもありました。

モロッコを個人で回るのは、それほどほかの地域と変わらないと思いますが、特に必要なのは、相手の話すフランス語をいかに理解するかかも知れません。
基本となる外国語がフランス語なので。
なので、数字くらいは理解できた方がいいかも知れませんね。かなり付け焼き刃でしたけど。

投稿: ヒョウちゃん | 2007年10月13日 (土) 17時55分

☆04matさん、こんにちは。
いや、実に時間のかかる入国審査でした。
ま、アナウンスを理解したわけではなくて、ガイドブックの入国の項を見たら、船内で行われるということで、ようやく重い腰を上げたところなのです。
時間はかかったものの、タンジェで余計な手続きがなくて幸いだったかも知れません。

なるほど、以前のインドネシアは機内で入国審査をしていたのですね。
今はビザがいるので、これでかなりの時間がかかりますね。

投稿: ヒョウちゃん | 2007年10月13日 (土) 17時57分

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