サラダというより野菜フルコース＋クスクス

フェズのメディナ歩きに疲れ、レストランへ。食後もメディナにいるつもりだったので、メディナの中にあるレストランにする。Dar Saadaという屋敷のようなレストラン。150DHのセットメニューとし、メインはクスクスとする。

＜アンティークなソファ＞MZ3/35mm/E100VS

Dar Saadaの内部。やはり高級レストラン風。とはいえ、客はほとんど入っていなかった。なので、勝手に撮影してみる。自分の案内された席は、これほど豪華ではなく、やや実用的ではあるものの、サロン風であり、低くかなり大きな丸テーブルなのであった。ちなみに、前の日の夕方からフィルムをKodak Ektachrome E100VS(E100VS)に換えた。

＜店の内装＞GRD 3:2mode

Dar Saadaの内装。GR-DigitalのISO感度を800くらいに上げてのノーフラッシュ撮影。内装も手がかかっていますね。

まずはサラダが運ばれる。いつものモロカンサラダかと思っていたら、みるみるうちに皿数が増えて、こんな状態に。

＜野菜フルコース＞GRD

全８皿。全部食べてしまうとあとのクスクスが入らないような感じである。少しずつつまむことにするが。以下画像が多くなります。

＜赤カブと米のサラダ＞GRD

やや酸っぱい。予想通りの味。米まで赤く染まってます。

＜キャベツサラダ＞GRD

白く見えているもののキャベツです。まわりにズッキーニ。ミントの葉がのせられてます。ドレッシングなしなので、あっさりしていた。右に見えるグラスはビール。飲んじゃいました。

＜トマトペースト＞GRD

柔らかく、まろやか。もっと酸っぱいかと思ったものの、そんなことはなく文句なしに美味しい。丸いのはオリーブの実。

＜アボガドサラダ＞GRD

アボガドはモロッコでは比較的良く食べられる。単品で頼んでも美味しいはず。

＜モロカンサラダ＞GRD

トマトとキュウリを賽の目に切ってドレッシングで和えたもの。ツーリストが一番モロッコで食べているサラダですな。ちょっと酸っぱいかも。

＜モロカンサラダその２＞GRD

普通のモロカンサラダの形を崩さない程度にペースト状にしたものと判断しました。酸味は強くなります。ちなみに、モロッコの市場で売られているトマトは、真っ赤な完熟物です。イタリアなどとともに、トマト類を多用するお国柄かも知れません。

＜なすのペースト＞GRD

出されたサラダ類の中で最も美味しかったものがこれ。なすの皮は取り除かれて、なすとトマトをペーストにしているものと思う。本格的アラブ料理でも各種ペーストが出ます。ますますパンが進む。

＜豆の煮込み＞GRD

これが一番量が多かった。インドやネパールのダールにも似た味。やや自重してサラダ類をつまむものの、果たしてクスクスは食べきれるかどうか。

＜クスクス＞GRD

世界最小のパスタ。小麦粉から作ったスムールがパスタ。要するに黄色い粒で、見えてますね。スムールと野菜や肉を炊き込んだもの。クスクスはけっこう腹にたまる。また、冷めてしまうとそれ以上はいらなくなる気がするので、前回は結局食べずに済ませてしまったのだが、これじゃいけないと思い、今回チャレンジしてみました。やはり美味しいです。

＜クスクスをマクロで＞GRD

鶏肉、ひよこ豆が見えてます。他にはレーズンなども使っていました。先ほど美味しいと書きましたが、やはり量が多く、悪戦苦闘しているうちに冷めてしまうため、結局食べ切れませんでした。そうしたところが、クスクス苦手なのですね。どうしてもタジンに走ってしまう。これ以降クスクスは食べなかったので、唯一のクスクスレポです。

＜デザート＞GRD

Dar Saadaの最も安いセット、150DHで、ラストには果物（オレンジとぶどう）とクッキー、ミント茶まで付きます。メインはタジンも選べると思いますが。ミント茶は小ぶりのグラス１杯とあまり豪華さは感じられませんが、野菜フルコースをいただくだけでも行ってみる価値はあるかと。

場所は、ブー・ジュルード門からタラア・ケビーラ通り（左側のメインストリート、ブー・イナニア・マドラサのある方）をまっすぐ行き、アッタリーン・スーク（香辛料スーク）の中ほど左側。「地球の歩き方」には記述はないものの、地図には載っています。また、「ロンリー・プラネット」にも解説があります。ちなみに、セットのコースはランチタイムのみらしい。会計時にTAX付きます。アルコール類はちょっと高い。でも、お勧めです。