メクネス観光
食事を終えてまずはメディナへ。メクネスのメディナは、グランモスクが中心。だが、ここは外からは見えないような作りである。その点はフェズに似ている。メディナの中には、ブー・イナニア・マドラサがあり、ここは非ムスリムでも入ることができる。入場料10DH。
<グランモスクのミナレット>MZ3/35mm/RVP F
マドラサとは神学校のこと。実はフェズにも同名のマドラサがある。入ると、見事なパティオがあり、その周りには学生たちの部屋が並ぶが、窓もなくとても狭いスペース。メクネスのブー・イナニア・マドラサは上の階に上がることができた。そこも、学生たちの部屋があるのだが、さらに上へ通じる階段があり、登ってみると屋上に出た。
緑のミナレットがある。これこそ、グランモスクのミナレットである。決してメディナの路上ではお目にかかれないミナレットである。
メディナからエディム広場に戻り、マンスール門の中へ。マンスール門付近では、観光用の馬車が客待ちをしている。
<観光馬車>MZ3/35mm/RVP F
次は、ムーレイ・イスマイル廟へ。昼は長い休み時間があるので注意。入場料は無料。ちょうど午後の開始時間のためか、ほとんど人がいなかったのがありがたい。
<ムーレイ・イスマイル廟の水盤>GRD 3:2mode
ここはイスラム圏に来ているなあという感じにさせてくれる。見事なタイルのモザイク。この背後には、ムーレイ・イスマイル王の廟があり、メッカ方面に頭を向けて王族の墓が並ぶ。ここの管理人らしきおじさんは、「フォト、フォト」といい、どんどん写真を撮ってくれというニュアンスで観光客に接していた。
<風の道>MZ3/50mm/RVP F
ムーレイ・イスマイル廟からまっすぐ行き、リフ門をくぐるとここに出る。まったく何もない直線道路だが、壁に囲まれ、ここを本当に強い風が吹き抜けていく。長さは500m以上あるのではないか。ちなみに右側が王宮で、入ることはできません。
<アグダルの貯水池>MZ3/50mm/RVP F
風の道をどんどん進み、王宮脇を直進。どん詰まりにあるのが、アグダルの貯水池。現在では憩いの場みたいです。
帰りはプチタクシーを使おうと思っていたものの、まったくつかまらずに元の道をマンスール門まで。そこからようやくタクシーを拾い、鉄道でフェズに戻ったのであった。メクネスは、観光ポイントがあまり集まっていないので、ある程度コースを決めて回った方がいいでしょう。
ムーレイ・イドリス、ヴォルビリス、メクネスと1日で済ませたためか、帰りの列車のコンパートメントでは疲労困憊でございました。
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